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Posted by - 2024.04.26,Fri
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Posted by Ru Na - 2011.11.24,Thu
日本列島を覆った2日ばかりの寒波で、金沢も12月中旬並みの気温になり、
夜中にあられが積もったりもした。
この急な寒波のせいか、庭のモミジがたちどころに紅葉し始めた。

ほんの数日前にはまだ緑色をしていたのに。

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色づくと同時に、片側の葉はもう散りかけている。

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 庭の隅の、
 同じ木に紅白の花をつける
 古い山茶花は、
 咲いては雨で散り
 また花を開かせるをくり返し、
 晩秋の庭に彩りを添え、
 これからしばらく
 目を楽しませてくれるだろう。












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Posted by Ru Na - 2011.10.25,Tue
内川鎮守の森ギャラリーⅡ 2011 の作品搬入まであと少し。
まだ色んな作業が沢山残っている。
毎年、冬から布の地塗りを始めて、けっこう早めに制作に取りかかっているつもりなのに、
いつもギリギリ間際まで時間に追われてしまう。
特に今年は大小合わせて6つの展覧会のため、あの震災前からずっと
〆切を気にしている状態続き。

そうしている間も季節は廻っていて、庭の植物たちの様子も移ってゆく。
庭の三軒隣の大きな柿の木には、毎日ムクドリが群れで来ては騒いでいる。
ヒヨドリも時々姿を見せるようになった。もうじきツグミもやって来るだろう。


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秋海棠の鮮やかなピンク色が散ってしまうと、秋明菊が清楚な白い花を開かせ始めた。


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前庭の植え込みでは、コスモスが風に優しく揺れている。

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Posted by Ru Na - 2011.10.18,Tue
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父が借りている家庭菜園でとれた巨大なサツマイモ。
バナナと比べても、こんなに大きい。
ふかして食べてみたら、甘さはいま一つだけれど、ホクホクした食感がなかなかのものだった。


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 庭の小さな柿の木。
 おととし枝を切りすぎて
 去年はひとつも実を
 付けなかったけれど、
 今年はたわわに
 実っている。












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色づいた葉が散り始めて、池のほとりに秋の彩りを添えている。

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Posted by Ru Na - 2011.10.08,Sat
プチトマトの枝にしがみついていた黄色いイモムシたちの、姿が見えなくなって、もう一週間。
どこに行ってしまったのか気になっていた。
今日、小さい池にいる金魚の仔たちにおやつをあげようと見たら、
水底に一匹沈んでいた。慌てて網ですくったが、動かない。
しかたがないので地面の小石の上に置いておいたら、いつの間にかいなくなっていた。
よかった、息を吹き返したようだ。

このイモムシたちは、最初はアサガオに付いていたらしい。
アサガオに虫が付いたと、プランターごと片付けられてしまった翌日、
少し離れた鉢植えのプチトマトの枝に、四匹現れた。
大きくて黄色くて、どんな蝶になるのやらと、虫に詳しい友人に聞いてみたら、
どうも蝶ではなく、スズメガの幼虫らしいとのこと。

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蝶でもスリムなスズメガでもいい。とにかく大切にしてあげようと、
毎日気にかけては眺め、
「あっちの方が美味しかったなあ。」といったふうに、アサガオのプランターが
あった辺のテラスのコンクリートの上を歩いているのを発見したら、
隙を付いて庭に侵入してくる野良猫に採られぬよう、トマトの木に戻したりしていた。

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食欲旺盛で、プチトマトの葉を抱え込んで食べる様子が、なかなか可愛らしかった。
そのうち一匹が緑色っぽくなってきた。

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土に潜ったり、蛹になる場所を探しに行ったりするのか、日によって数が減ったりまた戻ったり、
そのうち一番小さかった一匹が、鉢の土の上で動かなくなっていて、ついには
亡くなってしまった。かわいそうに、野良猫におもちゃにされて衰弱したのかもしれない。
それから誰も居なくなったが、今日一匹が池に落ちていたのを掬い上げたのである。
あとの二匹は一体どこに行ってしまったのかしら。
どうか皆無事にどこかで蛹になって、無事に冬越しが出来ますように。






Posted by Ru Na - 2011.10.03,Mon
二人展が始まった頃は、日中26〜27℃の夏日が続いていたが、
会期後半は、急に気温が下がって、朝夕が寒いくらいになった。

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 今日の空。
 爽やかな空気と光に
 季節は確実に秋に入った
 と感じられる。













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毎年10月1日の石浦神社の祭りに合わせるように香り出す金木犀が、
今年は3日早く甘い香りを庭に放った。

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Posted by Ru Na - 2011.09.10,Sat
この夏ほどゴーヤが日常のおなじみ野菜になったことはなかっただろう。
節電の夏。街の至る処に緑のカーテンが現れ、我が家の近所では
それこそ三軒に一軒位の割合で、家の前に蔓もの植物を這わせている。
アサガオに次いで多く見かけるのがゴーヤ。

何年も前、父が庭や畑にゴーヤを植え始めた頃は、まだ珍しく、
なりすぎる実をご近所におすそわけすると、とても喜ばれたものだった。
確か沖縄の役所の建物をゴーヤの蔓で被ったら、冷房が要らなくなったという
事から、ゴーヤのエコ効果が注目され始め、花も葉もきれい、実がなったら
美味しく食べられて健康にも良いと、しだいに全国的に広まり、
去年などは苗を無料配布する自治体まで出てきた。

例年庭に地植えしていたが、他の庭木にまで伸びてきて、ボサボサに覆い、
葉には虫が付きやすく、ついには池のほとりの大切なもみじの幹の中にまで
虫が入ったしまったので、今年はプランターに、アサガオやフウセンカズラと共に
グリーンカーテンとして植えた。

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 あっという間に勢い良く成長し、
 黄色いかわいい花が開くと、
 蜂たちが大喜びで
 寄ってきた。















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日を追って、
緑のイボイボの実が
いくつもぶら下がり
大きくなってゆく。









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収穫時期をうっかり逃すと、実は黄色から橙色になってしまう。
そうなると、種を取るにはいいが、もう外皮は食べられない。


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色づいたゴーヤの実もなかなかきれいである。
さらに放っておくと、そのうち破裂してしまって種が剥き出しになる。

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南国の果実らしい鮮やかな色。この種の周りが甘くて美味しい。
目をつむって口に入れると、まるでアケビのようなほのかな甘味がする。





Posted by Ru Na - 2011.09.07,Wed
フウセンカズラの緑の茶巾絞りのような実が、乾いて茶色になってきた。
ぽんと膨らんだ袋の中では、種子が熟している。

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三方に筋がある紙風船
のように軽い実の
外殻を開くと、
薄い膜で三つの部屋に
分かれていて、
それぞれの部屋の根元に
一粒づつ種が入っていて
面白い。







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 白黒の種は
 お猿の顔のようで、
 母が子供の頃
 よくこの種を頭部分
 にした人形を作って
 遊んだのだという。









縁側の日差しを遮るグリーンカーテンが伸び始めた頃。
勢いのよい朝顔とゴーヤに挟まれて、控えめにしているのがフウセンカズラ。


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 いつの間にか葉陰に、
 このような涼やかな緑色の

 実を沢山下げていた。


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 実がなる前は、
 隣の朝顔の花が
 開くより先に、
 小さな白い花を
 いくつも咲かせ、
 それが緑の上の
 星屑みたいに
 見えた。
 それがいつしか
 緑の風船になる。

 繊細な巻蔓と
 細い柄の先の
 可憐な小花。
 この絶妙な
 造化のバランスには
 どんな宝飾細工師の
 熟練した技でも
 到底及ばないだろう。
 










Posted by Ru Na - 2011.09.01,Thu
この夏の金沢は去年ほどの猛暑ではないが、カラッとした日が少なく、
元々湿度の高い土地柄に加え、天候不順続き。接近する台風が更に蒸し暑さを
増大させている。
6月に植えた朝顔が、8月に入ってぽつぽつ開いたが、
庭に出て写真を撮ろうとする度、カメラのレンズが白く曇る。

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はじめの頃は、上の方ばかりに花が付いていた。
そのうち中程の花も開き始めたが、どうも蔓の先端辺りに咲くのが好きらしい。
それに、この緑のカーテンの左端に植えたゴーヤが、真ん中のフウセンカズラを乗り越えて、
だいぶ進出し始めている。

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 四種類植えた中で、
 白花はたまにしか咲かない。















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家の前では
絞りの花が
沢山咲いた。













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玄関脇の夕顔は、8月20日にようやく最初の花が開いた。

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夕方薄暗くなる頃に開いて、夜中にはもうしぼんでいるので、
次々と咲く花を見逃してしまうことも多い。

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夕闇にぼんやりと白いこの花を、皆夕顔と呼んでいるが、実は正確には夜顔なのだそうだ。




Posted by Ru Na - 2011.08.10,Wed

友人と車でいろんな用事を済ませてから、普正寺の森に行った。
金沢は今日も猛暑。夕暮れどきになっても街は熱風の中。

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 さすがに川の河口と
 海の間にある森は、
 幾分涼しい。
 友人は、野鳥の会の
 観察小屋の掃除当番。
 皮膚炎で指先が
 腫れている私は、
 ろくに掃除を手伝わず、
 川岸を少し歩いた。








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川面にカモたちの姿はない。
この暑さで他の鳥も
どこかにもぐりこんでいるよう。
ヒヨとキジの鳴き声がした。
あとは茶色の蝶が、
梢の上でひらひら舞うのを
見るばかり。






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 友人と森の中の池を
 一周する。
 暑さで木々も、
 何となくしなっとしている。


 池の縁に亀がいた!




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木漏れ日を見ながら散策すると、
爽やかな心地がする。




海への小道を行くと、
ハマゴウの紫の花。



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日没が始まっている。

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荘厳なシンフォニーの
終楽章の最後の音のように
水平線に陽が落ちてゆく。


反対側の空には、名残の赤光が、
中空にかかる月の下で
雲を不思議な色に染めていた。



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Posted by Ru Na - 2011.08.05,Fri
8月3日の蒸し暑い夕方、川べりを自転車で走って、そこかしこでカルガモの群れを見た。
室生犀星碑の近くには、水底をつついている2羽。

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桜橋と下菊橋の
中間には、15羽。
先日の12羽から
また増えていた。












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 下菊橋近くでは、
 2羽が泳いでいた。











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川の中程にアオサギも。
雨があまり降らないので、
水底は浅そう。










下菊橋の下をくぐる。
少し前まで、この辺は見事な中州があって、キジがいたり、
冬にはムクドリの集会場になっていた。シギ類も沢山いたらしいが、無残に削られてしまった。

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 しかし、水害対策といっても
 何故か大きな石を
 ごろごろ残しているので、
 自然の力は素晴らしい、
 もう草が生え始めていて、
 石の間は、カモたちの
 楽しい遊び場に
 なっているよう。
 ここには3羽。






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セグロセキレイのカップルも
石や草の間を
飛び回っていた。

上菊橋をすぎて
上流に向かうと、
中洲が残っていて、
葛が今を盛りと茂っている。



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城南―大桑の堰の上。
ここはいつでも、カモたちの溜まり場だけれど、ずいぶん数が多い。

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数えてみたら、何と20羽もいた!

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散歩がてらの近所の人達が近くで眺めていても、てんで気にするふうもなく、
それどころか、何かもらえると思うのか、私が撮影しながら傍を移動していると、
ぞろぞろ従いてくる。

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日没の陽を受けて
川面は金に染まり、
水を渡る風が涼しい。





30分あまりで
40羽以上に会った、
カルガモづくしの
日だった。



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Posted by Ru Na - 2011.08.01,Mon
先日、仕事で韓国の慶州に行って来たつれあいが撮ったビデオ映像から、
鳥の写真を切り出してみた。

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逆光でよく分からないけれど、ホオジロかもしれない。

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まごうことなくカササギ。
日本では主に九州地方に生息するカササギは、秀吉の朝鮮出兵の時に
連れてこられたという説がある。元々日本にはいなかったらしい鳥。
朝鮮半島にはこのように普通にいて、さすが本家本元。

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この可愛い小鳥は誰?
ベニマシコの♀じゃないよね。ヒワ類のような嘴をしている。
誰か分かる方がいたら、教えて下さい。

      -後に、ダルマエナガと判明。-

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韓国にも雀はちゃんといる。

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おなじみ、シジュウカラ。
何だか痩せていて、弱々しく鳴いていたらしい。
その他にも、ヒヨドリの声がよく聞こえたという。
ヒヨドリは、日本や韓国など東アジアにしかいないというけれど、
韓国でのヒヨの大活躍を聞くと、ヒヨドリ大好きの私は嬉しい。



Posted by Ru Na - 2011.07.19,Tue
接近している台風6号のおかげで久しぶりに雨の一日となった。

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 予報では、この週明けは
 35〜6℃超えの
 猛暑日になると、
 一週間くらい前から
 さかんに言うので
 覚悟をしていたが、
 昨日は33℃くらい。
 そして今日は、
 静かに降り続く雨の
 おかげで、
 久々に少し涼しくなった。



実をつけ始めたブルーベリーにも恵みの雨。

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道端のネコジャラシも水浴している。

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夕方用事で出かけると、
熱を貯め込んでいた道路も
建物も、ようやく冷やされて、
こんなに息するのが楽なのは
何週間ぶりかしら。










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川原の葛の葉の水滴もすがすがしい。

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 台風に直撃されている所は
 それどころではないだろうけれど、
 連日猛暑の金沢には
 暑さの中の息抜きの日になった。



 今夜は月下美人の花が
 ひとつ開いて、よい香り。













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Posted by Ru Na - 2011.07.09,Sat
昨日に続き夜も冷えぬまま、今日も猛暑。
夕方小立野台地を自転車で登って降りて、浅野川の向こうのホームセンターへ行った。
日中時折陽が翳ったりもしていたのに、5時を回っても気温は依然32℃。
仕方がない、他に出られる日が近々なさそうなので、そのうち少しは涼しくなるかと
出かけてみたけれど、陽はぎらぎら照りつけて真昼と変わりがない。

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 坂の途中でヤマモモを発見。
 赤く実っておいしそうだけれど、
 小さな木なので実も僅か。
 多分近所の人たちが
 楽しみに眺めているのだろうと
 試食はせずに通り過ごす。








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浅野川沿いの遊歩道は
木立に囲まれ
いつ来ても気持ちが良い。
そして幾分涼しい。
対岸の台地を覆う
木々からは、
ヒヨドリやシジュウカラの
さえずりが聞こえる。
皆涼しい場所を
よく知っている。

買い物をすませても
まだ日差しは強い。
夕方から雨の予報だった
はずなのに。



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浅野川を再び渡る橋の上、山の方角に虹の端っこが現れた!

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山の方では多分雨が降っている。
しばらく眺めていたけれど、弧を描かぬままに虹は大気に溶けていった。
むせ返るような熱風の中、ほんの一瞬でも暑さを忘れる天からの贈り物だった。

  虹を見れば心おどる           My heart leaps up when I behold
   幼い頃はそうだった                      A rainbow in the sky
  大人の今もそうである                  So was it when my life began
  老いた時にもそうでありたい           So is it now I am a man
  さもなくば死んでしまいたい            So be it when I shall grow old
  子供は大人の父親だ                     Or let me die! 
  願わくば私の各々の日々が           The Child is father of Man
  自然への敬意と結ばれますように     And I could wish my days to be     
                                             Bound each to each by natural piety

        - ワーズワース -


今日の空は何だか異様な感じがする。

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日没とともに、日の沈む方の海側の空は、まるで溶岩の流れのような
様相になった。


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Posted by Ru Na - 2011.07.01,Fri
用事で出かけると、帰りはなるべく川ベリを通るようにし、川の様子を見ている。
6月半ばにいきなり30℃を超えてから、ずっと夏日が続いて夜も気温があまり下がらない。
梅雨入りしてからも、そうまとまった雨が降っていないが、
それでも水量は増えて、汚染が問題化した頃に比べ水が水らしくなっている。
「流れる水は生きている。」

57f7b9ea.jpeg アオサギが
 対岸の草むらにいた。
 最近は、アオサギも
 普通に見られる
 ようになった。

 夕方、下流に向かう
 サギの姿を
 幾つも見る日もある。
 やはり夜は
 河北潟辺りに
 帰るのだろうか。

 川の中程には
 ゴイサギが。




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今年はオオヨシキリを間近であまり見ていないので、欲求不満がたまっている。
もうそろそろ鳴かなくなるので、ますます見つけにくくなってしまう。
と思っていたら、今日は久々に賑やかな鳴き声がした。

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桜橋のオオヨシキリの木が無残に伐採されてから、2〜3mの至近距離で見る、
という訳にはいかなくなったが、今日は対岸のヨシの見易い場所にいた。

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雀たちも
この暑さにめげず、
川岸とヨシの間を
行ったり来たり。
楽しそうに
遊んでいるよう。
時々ヨシに
横向きにとまったり
している。

気がつくともう、
立葵の花が
かなり開いている。





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 立葵は私にとって、
 子供の頃から
 夏を告げる花である。
 丈高い茎の
 下から咲いていって
 上の花が開くと
 夏休みが来た。









 
んん たちあおいの
うす紅色の
しわしわ紙の
花びらの
下の方から
順々に
天をさして
開いていって
いちばん上まで
咲いたなら
ああ夏が来る





16才の頃、こんな詩を作っていた。
あの頃は今ほど暑くはなかったし、
夏は大好きな季節だった。
よく早朝や夕方の川辺で、
葛の甘い香りを胸いっぱい
吸い込みながら、散策していた。

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 それから今日は、長らく
 一つがいしか見かけなかった
 カルガモたちが、
 こんなに大勢集まっていた。

 カルガモのいない川は
 気の抜けたソーダー水のよう。
 水量が増えたので
 戻ってきてくれたのかな。
 これからもよろしくね。





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Posted by Ru Na - 2011.06.16,Thu
金沢市を流れる二つの川のうち、女川とも呼ばれる浅野川で、
鮎が謎の大量死しているのが発見された、と報道された日の夕方、
男川と呼ばれるもう一つの川、家の近所の犀川を通った。

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 下流から上流まで
 至るところで河川工事をし
 木は切られ、中洲はことごとく
 削られているが、
 室生犀星碑の辺はまだ
 中洲や潅木が残っている。

 いつもは川面近くを
 行き来している
 セグロセキレイが、
 桜の梢の高い所で
 さかんに囀っていた。



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姿は見えなかったけれど
オオヨシキリの声もした。
オオヨシキリは
6月いっぱいは鳴くとのこと。
ただ、例年のように
数は多くないし、
鳴き方も少ないようだ。







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 桜橋をくぐって
 上流に向かうと
 草や潅木が少なくなる。
 それでも季節がら
 草は生い茂っているが、
 近頃ひとつがいしか
 見かけないカルガモも
 いなかった。

 岸近くに鯉が一匹、
 人が近づいても 
 元気なさそうに
 ぼんやりしているだけ。


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一体どうしたことか、なんだか様子がおかしいと思いながら土手に上がると、
川岸の3階建てのマンションの上にアオサギがとまっていた。

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時々物憂げに辺りを見回して、すぐ羽に頭をつっ込んでしまう。
こんな所で寝てしまうつもりなの?こころなしか、その目にいつものような元気がない。

帰宅してから、犀川の河口で水質検査をしたら高濃度の汚染が見つかったらしいと、
家族が言うので調べてみたら、地元紙にこんな記事が。

  犀川汚染、全国平均6倍超の化学物質 河口で検出、原因不明
 
  金沢市の犀川河口の水から、国際条約で製造と使用が原則禁止された化学物質
 「ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)」が高濃度で検出されていたことが、
 13日までの環境省と石川県保健環境センターなどの調査で分かった。
 全国平均の6倍超、日本海側では最高値だが、なぜ犀川が高いのかは不明。
 PFOSは、健康に悪影響を与える可能性が指摘され、
 専門家は「環境に長期間残留するため、継続的な監視が必要だ」としている。

    <中略>


  同時に調査したPFOSの類似物質「ペルフルオロオクタン酸(PFOA)」の濃度は、
 犀川河口2万6千ピコグラムで堺市(3万1千ピコグラム)に次いで全国2番目、
 平均値の16・25倍に達した。

上流に工場などない犀川で、この高濃度汚染は信じ難い。
日本海側は大陸からの大気汚染の直撃を受けているけれど、
それにしても全国2番目の汚染とは、一体全体何がどうなっているのか。
鯉や鳥たちの様子が何だかいつもと違うようだったのは、このせい?
夕陽に照らされたアオサギは、まるで終末を見ているような目をしていた。

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今日鮎漁が解禁になって、浅野川を避けた釣り人達が犀川に殺到したというが、
皆この水質汚染をどう捉えているのだろうか。

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