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Posted by - 2024.04.19,Fri
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Posted by Ru Na - 2019.04.18,Thu
パリのノートルダム寺院が燃えていた。
このショッキングなニュースを知った時は
もうほぼ鎮火していて、TVを点けても
丁度その様子を放映している局もなく、気を揉んだ。
こういう時はネットニュース。
日頃スマホは電源オフで、部屋の隅で埃を被っているだけなので、
PCの前に座ってようやくその映像を見て、火災が部分的と分かり、
ひとまずホッと胸をなで下ろす。

フランスの代表的なゴシック寺院には、破壊から再建された過去を
持つものも少なくない。
アミアンやランスの大聖堂を訪れれば、堂内で、あるいは売店で、
先の大戦時に瓦礫の山になった様子の写真が見られるだろう。
シャルトルに至っては、中世の建設中に大火災で焼け落ちて、
当時としては猛烈なスピードで急きょ再建。その時に救い出された
聖母子像のステンドグラスを再び嵌め込んだ部分が、この伽藍の
ステンドグラスの中で最も古い。
火の勢いで聖母の顔が少し傾いたのが、かえってチャーミングな表情を
醸していて、秋篠寺の伎芸天を髣髴とさせる。

さて我らのパリ・ノートルダム(と呼んでも許されると思う。何せパリは
私の第3の故郷だから。)の、ステンドグラスは大丈夫だろうか。
とくにあの薔薇窓は・・・・。

次々入ってくるニュースで、ステンドグラスの損傷は少なそう、という
ことが分かった。
風見鶏もその姿のままで落ちていたという。

ドイツの話になるが、最初訪れた時単なる石の山だったドレスデンの聖堂も、
その後ちゃんと再建されたことだし、ゲーテハウスの復元の仕方をみていても、
欧州人が文化財の修復や再建にかける情熱や技術や努力は、
並大抵のものではない。
何年かかったって、きっとパリ・ノートルダムは元通りの美しい姿を
見せてくれるだろう。












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金沢市在住の美術家
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