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見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
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Posted by Ru Na - 2017.06.26,Mon
6月に入っても雨は少なく、一日中降り続いたのは1日だけ。
暑い日があっても最低気温が低く、朝方は涼しいので過ごし易かった。
遅い梅雨入りだが、川は例年のこの時期ほどの渇水状態でもない。

ずっと毎日サギコロニー通いをして、日々が飛ぶように過ぎていき
コロニーのサギの数を数えるカウント調査日がやって来た。
少雨なのによりによって雨の予報、それも、朝だけ雨、午後一時雨、など
刻々変わるので、また、荒天の場合の代替日も雨の予報。
日中巣に残っている親鳥やヒナの数、種類は、毎日見ている私が
大体把握しているし、夕方餌取りから戻って来るサギの数と種類とを
しっかり数えられればいい、ひどい降りなら近くの橋の下に入って数えようと、
チーフと話し合って決行を決定。

 

しかしここまで降り続くとは思わなかった。
用意した調査記入用紙が濡れてしまうし、視界もあまり良くない。

  

天気が悪いので、まさか今日調査を行っているとは思わなかったのか、
参加者も少なかった。が、しっかり数えられる人、きちんと記録できる人
さえ数人揃っていれば、こういう悪天候の時はかえって
少人数がやり易いのである。

後半、雨がかからない橋の下から、戻って来るサギを皆で数える合間に、
コアジサシやヒナ連れのコチドリなど、いろんな鳥が現れ、盛り上った。

雨の合間にヒナに給餌するチュウサギ。

  

どうも冬の大ダイサギに見えるダイサギ。

  

さて、これから集計と、カウントの重複部分を割り出して引いていく
という、気の遠くなるような作業が待っている。







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Posted by Ru Na - 2017.06.11,Sun
少し前のことになるが、コウノトリが誤射されたニュースはショックだった。
誤射したハンターは、駆除中のサギと間違えたという。
多くの人がコウノトリが舞う空を再生しようと努力している中の事件。
撃たれたのがコウノトリの母鳥であるというのも、やりきれないが、
「サギを駆除中」ということが、ショッキングである。
ニュースでは、単に「サギ」と書いてあったが、アオサギのことだろう。

狩猟対象になっていないアオサギが、実は全国で駆除されていて、
その主な理由が、「田の稲を踏んだから」であることは、
知りたくない、考えたくない知識として知っていたが、
その現実を突きつけられたようなニュースだった。
春浅いこの時期にも、水田に入るというだけで、
ヒトの都合で、こうも簡単に殺生ができるものだろうか。
アオサギも丁度子育て真っ最中の時期。
これまでどれほどのヒナが、巣の中で親鳥の帰りを待ち侘びて、
待っても待っても帰らない親鳥を呼んで鳴き続けて、餓死していっただろう。

希少種もありふれた鳥も、命の重さは同じである。
(自然や野鳥保護団体でもそう考えない者もいるが。)
みなそれぞれの想いを持ってそれそれの生を生きている。

5月上旬、動物園で最近飼育の様子が公開されたトキ夫婦に会った。

 

左が♂で、1羽で巣をせっせと作っていた。

 

右の♀は、その様子を見ているだけ。

 

それでも巣作りの様子が、やはりサギと共通していて、
実際に会うのは初めてのトキだが、とても親近感を覚えていたら、
スペースの奥にいた♂のトキが、すぐ近くまで飛んで来てくれた。

説明員さんの話では、この時期に巣作りはもう遅いそうだ。
トキもアオサギのように、営巣は早目らしい。
その後、先に産んだ卵を人工孵化して生まれたヒナを、
このペアは育てているらしい。

それにしても、棚田や木立など、それなりの工夫がされていて、
飛び回るスペースもある施設だが、3方の壁は透明で、トキの方からも
人が見ているのが分かる造りになっている。
私がトキなら落ち着かないだろう。

同じ動物園で、話題になっていたコビトカバとその子供。

  

赤ちゃんは、怖そうに隅っこにうずくまったまま。
親が庇う様にその前に不動の姿勢で立っていた。

古い動物園がこの場所に移転してからかなりになる。
当初、動物たちが広々とした所に移れて良かった、と思ったが、
日本では動物園という施設は、動物たちの幸せより、やはり人に観せるのが
優先されているように感じられる。
それでも傷病の野鳥が保護されて、ここで安全に暮らしているのを見ると、
この動物園があって良かった、とも思うのである。

屋外で飼育されているコウノトリ。

 

飛び去らないように羽を切ってあるのかもしれないが、
コウノトリにも親近感を抱く私に、美しいポーズで羽を広げてくれた。

トキもコウノトリも、サギも、ムクドリも、スズメも、
みんなみんな大切な愛おしい存在である。















Posted by Ru Na - 2017.05.31,Wed
桜が咲いて散っても、連休の時期になっても、まだのんびり川に残っている
冬の水鳥がいる。

  
   「キンクロハジロですが、なにか?」

  
   「天気が良いので、羽づくろいに熱が入ります。」

  

     
      「ホシハジロです。ワタシも羽づくろいします。」

      

      



 「カワアイサですが、春の陽気はいいものですね。」



  
     
      「オオバンもお忘れなきよう。」

水田のアオサギカップル。美しい光景である。
古来から田園に彩りを添え、彩りだけではなく、土壌を豊かにするのに
貢献してきたサギたち。
稲を踏むからと、他の方法も試みず簡単に駆除してしまおうというのは、
何と身勝手で貧しい心なのだろう。

  

一時的な滞在のシマアジ。小さいけれど、遠くからでもとても目立つ。

  

  

  

2年前にこのシマアジがやって来た時は、たった2日間の滞在で、
会えたのはどうも私だけだったみたいだが、
今回はわりと長くいて、多くの人の目を楽しませてくれた。

     





Posted by Ru Na - 2017.05.30,Tue
4月下旬、河岸では早くもセグロセキレイの巣立ちビナが見られた。

  

2羽のヒナを連れて歩く親鳥。

  

・・なものだから、29日の城庭園での早朝探鳥会で、
羽を振るわせるヤマガラを見た時、てっきり親鳥に餌をねだるヒナと
一瞬思ってしまったのだが、

  

ヒナには見えない。口いっぱいに緑色のもの(イモムシか?)を
くわえたまま、もう1羽に向かって羽を震わせている。
もう1羽の口に入れてあげた?・・と思えたが、

  

口の緑色はそのまま、もう1羽は知らん顔して行ってしまった。

  

それを追いかける羽震わせヤマガラ。
これは、♂が♀に求愛しているシーンだった!!
いわゆる、求愛給餌というもの。
ヤマガラが、求愛するのにこんなに羽を震わせると、初めて知った。

          

この時期の城庭園探鳥会は、大抵冬鳥と夏鳥に同時に会えるのだが、
この日は鳥が少なかった。
あまりにも鳥が少なかったものだから、池のほとりに舞い降りたアオサギに
皆殺到。
日頃、「何だ、アオサギか。」と言っているくせに、
大勢で、じっと水面を見つめるアオサギを取り囲んでしまった。

  

いくらこの庭園のアイドルとして、人馴れしている子だとしても
皆アオサギに近づきすぎ。
私は皆の中で一番遠くから、上の写真を撮っているのだが、
極力離れても、ズームを効かせれば、このくらいは撮れる。
野鳥はなるべく遠くから見る、といった基本を忘れては困るよ。

セキレイの巣立ちビナが頻繁に見られるようになり、
庭のスズメにも、ほよほよしたヒナが混じるようになった。
草陰のカワラヒワも何だか幼鳥っぽく見えるのだが・・・、

  

羽色を見ると成鳥らしい。
何かくわえているのは、ヒナに運ぶ餌か?
巣立ちビナがいないかと、目を凝らして川原を見ていて、
足の不自由なムクドリ発見。

  

片脚をどうかしたらしいが、餌を普通に食べ、普通に飛んで行った。
数日後にまた出会った。どうかずっと元気で無事でいてほしい。

ヒナがいるかと思うと、これから子育てしようと求愛している鳥もいる。
橋の下のドバト。仲睦まじい様子に見とれてしまった。

  

サギコロニーでは、サギが巣作りを始めていた。










Posted by Ru Na - 2017.05.21,Sun
記憶にとどめたい「鳥のいる風景」が溜まっている。
ソメイヨシノが散りかけた頃、農作業が始まって土起こししている水田に、
ケリがやって来た。

  

  
無事に安全な場所に営巣できるだろうか?
田植え前の水が張られた田んぼで、何か小さい鳥が小刻みに動いていた。
コチドリかと思ったが、イソシギだった。

  

  

イソシギもコチドリと同じように足を泥の中で震わせて、
餌になる虫などを追い出すと知った。
イソシギやムクドリ。ツグミにケリ、セグロセキレイ、カルガモ・・と
田植え前後の田んぼは色んな鳥の餌場になる。
期間限定なので、皆忙しそうである。
ふと見ると、遠くの方に見覚えのある足の長い白い鳥。

  

セイタカシギである!!

  

まさかこんな所で会えるとは! 一瞬目を疑った。
息をつめて、そっと遠くからズームで撮影していたが、
ちらりとこちらを見たセイタカシギ。飛んで行ってしまうのかと
思ったが、「あたしをもっとよく見てね」と言わんばかりに
かえって近くまで来てくれた。

  

  

セイタカシギには何か格別な気品と可愛らしさがある、と、
撮影するよりも見とれていたら、遠くでそれを見ていたケリの
癪に障ったらしく、ケリがセイタカシギに「あっち行け!」といった
ふうに、飛んで来てキックの攻撃。
セイタカシギは驚いて、また遠くの田んぼへ退散してしまった。
その間イソシギは、我関せずとばかり、尾を上下させながらひたすら採餌。

セイタカシギはまた優雅にのんびり、水田の中を歩き始めた。
それを遠くから見て、そっとその場を離れた。
セイタカシギが来たのは、この一日だけだった。

別の日、今度はコチドリがこの田の畦を歩いていた。

  

  


  



  





Posted by Ru Na - 2017.05.11,Thu
桜花には、ぱっと咲いてサッと潔く散るイメージが付いてまわるが、
なかなかどうして、この時期必ずやって来る風の強い雨の日にもめげず、
イメージよりは長く咲き続ける花である。
月下美人などは一晩でしぼんでしまうし、ヤブコウジの可憐な花は、
ほぼ1日で姿を消す。

風に吹かれて舞い上がる花吹雪、風も無いのにはらはらと散り続ける花びらの雨。
「しづこころなくはなのちるらむ」
ところが、古来詩歌に詠われたのはソメイヨシノではない。
秀吉の醍醐の花見の桜も枝垂桜で、現在の花の風景とは違っていた。

近世、桜は散り際の潔さが軍国主義にずい分利用されたわけだが、
今一度実際の桜を、割りとしぶとく粘り強いものとして
捉え直せないものだろうか。

4月12日、雨風で結構散ったと思いきや、まだ満開の様相をしていた。

  

散った花びらが、ピンクの絨毯を作りかけている。

  

枝垂桜はこれからである。ソメイヨシノに混じる濃い赤がそれ。

  

今を盛りの花の枝。

  


4月13日、花びらの吹き溜まり。

     

     


4月14日、すっかり芽吹いたタチヤナギの緑と。

  

4月15日、さすがに花がかなり散り、入れ替わりに緑の葉が芽づ。

  

柳が青めいた川原で飛行訓練をしていたオナガの仲良し兄弟。
一寸休憩。

   

アオジもまだいる。

   

ソメイヨシノが大方散ると、今度は街路樹の八重桜の出番。

      


4月24日、すっかり葉が枝を覆うようになった大橋の袂の桜。

     

この日この木で、このエリアでは初認であるコムクドリに出会った。

     









Posted by Ru Na - 2017.05.09,Tue
4月9日、ほぼ満開。

  


4月10日、文句なし満開。

    

    

           

高齢の三本桜は更に年取ったが、多少枝を切られても見事な花を付けている。

  

            


 

             

 

ソメイヨシノが満開の頃まで、川原でいつも待っていてくれたジョウビタキ。

  

オオジュリンもそこかしこで活動。

  

遊歩道に散り敷く花。

  

これはスズメの仕業である。
蜜を吸うのに、いちいち花をちぎらないとならないようだ。

息が詰まるほど密集した花邑の向うに、春の陽が落ちる。

  










Posted by Ru Na - 2017.04.27,Thu
桜はもう7、8分咲きのように見えた4月7日。

  


  

今年は雪が少なかったけれど、川の水はそれなりに春の増水をしていて、
護岸下の僅かな草地は水没している所が多い。

  

この時期の草むらによくいるのがオオジュリン。茎をむしってお食事中。

  


4月8日 うす晴れ、気候は暖。

  

満開に近い。

  


  


枝垂桜も咲き始めた。

   



  


先日からコロニーに時々様子見に来ていたサギたち。
この日は、コサギ、チュウサギ、ゴイサギの16羽がコロニーの木立に、
夕方暗くなってもそのままとまっていた。
いよいよ今年のサギコロニーの始まりかと思われたのだが・・・

  

翌日コロニーに来ていたサギは、夕方になると
皆どこかに飛び去ってしまった。







Posted by Ru Na - 2017.04.26,Wed
― 西方に住む友へ。―

日々と季節の過ぎる速さといったら、ミルクを飲んだ猫のヒゲが
乾く間もないくらい。
夕暮れの風が冷たい川原で、冬鳥である大ダイサギと一緒に過ごすのを
楽しい日課としていたのが、つい先ごろのような気がするのに、
いつの間にか柳も芽吹き、白い桜花はすっかり散ってしまった。

一冬共に過ごして親しくなったダイは、シベリアに旅立つ前、
私をじっと長く見つめていたのだった。

   

4月3日、柳は青めいてきたけれど、ソメイヨシノの蕾はまだ開かない。

    

近年川原に増えてきた外来の黄色い花が、いち早く咲いている。

    


4月5日、桜の蕾がかなり赤い。

   

ところどころ蕾がほどけて白い花びらが見え始めた。

    

    


4月6日、雨もよい。枝々が開花に向けてスタンバイの様子。

   


4月7日、気候も暖かい。油断すると一気に咲いてしまいそうな勢い。

   


     


     


     



     












Posted by Ru Na - 2017.04.17,Mon
先の記事の前日のことであるが、河口の森での探鳥会の話。
朝方まで雨。曇り空の森は、若葉の緑がいっそう鮮やかである。

      

川には冬の水鳥キンクロハジロ。

   

森の中の池にはオナガガモ。

  

所によっては大勢で群れている冬のカモだが、この近辺では珍しく、
久しぶりに会った。

桜にはやはりヒヨドリ。

     

冬鳥がまだ見られると同時に、渡って来たばかりの夏鳥もいた。
黄色いキビタキと青いオオルリに会えたが、写真に取れなくて残念。 

その代わり、ヒヨがキヅタの実をついばむ爽やかな光景。
 
 


     斜面ではスミレが群生していた。

       


探鳥会の後、この森に来ていると先日から話題になっている
アリスイを探しに行った。
キツツキの仲間で、私はまだ見たことがない。

アリスイがよく出没するらしい場所に、やはりバードウォッチャーが2,3人。
みな根気よく静かに待っていたが、小雨が降りだした。
冬に逆戻りしたような寒い日である。
カメラが濡れるからと、残った一人が退散したが、せっかくだからと私は、
傘をさして、ダルマさんがころんだ式に草むらを走っては餌取りするツグミを
飽きずに見ていた。

     


しばらく後、向うの林の枝に、白い小さい鳥が飛んで来てとまった。
件のアリスイだった!

    

小止みない雨の中、羽を振るわせて水滴を払った。
私はかなり遠くからそれを見て撮影している。

人馴れした様子で近寄ってくる子とは聞いていたが、
枝にとまってじっとしている様子を見ると、あまりにも小さくて
いたいけで、たった1羽で普段大勢の人間に注目されているのが
可哀相になって、なるべくそっとしておいてあげたかった。

 

それにしても、白くてふわふわで、どこに目があるか分からないもたもたさ。
可愛いのか、みっともないのか・・・・うん、やっぱり可愛い!

ふわふわちゃんは、地面に降りて草に埋もれて食事を始めた。
雨で退散した人が戻って来た。居場所を教えて私は場を離れた。



    


  



Posted by Ru Na - 2017.04.14,Fri
4月10日、日が落ちて間もない東の方の空に丸い月が架かった。
満月? その下に輝く星。月とほぼ垂直に並んでいる。

      


折しも満開の桜。
堤防の上の道を縁取って、白い花の腕(かいな)を伸ばしているのが
夜目にも分かる。

  

下流から上流に向かって自転車を走らせる私の前方に、
タテに並んだ月と星が、時には花に隠れ時には街の灯の上空に点る
春の宵の灯明のような空の道標。

              


 
    




ゴイサギの声。岸辺に降り立った。

  



川沿いのソメイヨシノは、花見のスポットであるが、
格別のライトアップもされていないので、街灯の側だけが照らされて、
こういうひっそりとした夜桜も趣がある。


   



   



月齢14の月に接近していたのは木星だったと、後で知った。


      






Posted by Ru Na - 2017.04.08,Sat
中流域の鳥調査は、野鳥の会支部の活動としては、3月で終了した。
終了、といっても、単に支部会報に案内が載らなくなるだけで、
調査メンバーはみな同じ、月に1度行う方法もそのまま存続である。
ただ、今まで第3土曜日の午前に行っていたのを、第1日曜の午前に
実施に変わった。
ので、3月18日の後は4月2日、と、今回ばかりは日程の間隔が詰まった。

両日とも快晴。 まず3月18日。

      

久しぶりに会ったカワガラス。

      

すっかり春めいて、近頃あまりまとまった群をなしていないカワアイサが
かなり上流で、冬の大ダイサギと共にいた。
川原に人が増えて落ち着かなくなる季節、いい場所を見つけたものだ。

   

4月2日。私は用事で前半だけ参加。

        

この橋(雪見橋)から下流をのぞむ。
ここがかって草木が茂って緑豊かな自然郷だったなんて、
工事後のこの風景しか知らない者には想像できないだろう。

     

河岸沿いの緑地公園も大分木が少なくなったが、
鳥はまだぽつぽついる。

     

カルガモのカップルは曲水の外れで求愛していたが、
そのうち食事を始めた。色気より食い気? 下が♂。

  

もうじきいなくなるジョウビタキ♀。

  

冬の間あまり姿を見せなかったキジが、活動を始めている。

  

月に1度、同じコースを歩いて、区間ごとに鳥の数と種類を記録。
そのデーターの蓄積は、大規模な河川工事後の鳥の生息状況の変化を
記している。
調査メンバーはみなこの川が好きで、川の自然が失われていく事を憂い、
日常的に川の方々を観察し続け、各自が独自にデーターを採ったりしている。
その一環としてのこの調査を地道に行ってきた。
これこそ野鳥の会の活動らしい活動ではないだろうか?






Posted by Ru Na - 2017.03.19,Sun
三寒四温とは良く言ったもの。(・・と毎年書いているような気がするが。)
暖かなうす晴れの日が数日続くかと思うと、薄っすら雪が積もる朝。
横殴りの雨風。北陸とは思えないような青空の日もある。

何かと用事が多くて相変わらず気ぜわしいのだが、一日一度は近くの川原の
ダイサギと過ごす時間を作る毎日。
気が付くと桜の蕾もほんの少し赤味がかっている。

先週日曜日、河口の森での定例探鳥会はすっきりと晴れ上がった。

   

探鳥会では、久しぶりに会うミヤマホオジロが小川で水浴びする様子が
しっかり見られた。
海岸に出ると、沖合いにアビかオオハムか識別できなかったが、
波間に浮き沈みする海鳥の白い頭部がよく見え、大満足。

探鳥会後、サギ研の仲間とアオサギの巣を見に行く途中の林道。
道の脇からポロリと飛び出したのは、やはりミヤマホオジロ。

 

冠羽の黄色が魅力的なこの小さな子は、どこかに移動中に、
この森に渡って来たばかりなのか、熱心に道の上で採餌。
よっぽどお腹が空いているらしい、ひたすら食べ続けていた。

我々は先に進みたいが、ミヤマホオジロの食事が終わるまで
そこで足を止めて待ち続けるしかない。
林の後方から来た人たちにも声をかけ、立ち止まってもらう。
ミヤマホオジロ、ギャラリーにお構いなしに食べ続ける。
その間、たいていのバードウォッチャーが会えたら喜ぶこの小鳥を
間近でゆっくり、じっくり観察できたのだから、贅沢といえば贅沢。

 
20分くらいそうしていたかもしれない。
林道を通る森の管理用車両におどろいて、この空腹の小さな子は飛び去った。

川に出て橋を渡る。
この時間帯、アオサギの巣にアオサギの姿はなかったが、
川の浅瀬でヨシガモたちが、緑色の頭を陽に輝かせていたし、
水際の藪に飛び込むハチジョウツグミにも会えた。

  

 


  

美しいモズのお嬢さん。

  







Posted by Ru Na - 2017.03.16,Thu
ロンドン古楽コンソートを主宰したデヴィッド・マンロウは、
元々音楽学校出身の演奏家だったわけではないらしい。
ケンブリッジで英語学を学んでいる間に音楽学者との出会いがあり、
独学で管楽器を習得したという。

同じケンブリッジで学んでいたホグウッド等とロンドン古楽コンソートを
設立。
英国の音楽家には、音大ではなく普通大学出身者が割りと多いような
気がする。学問的な興味を実践に移しやすい土壌があるのだろうか?
マンロウはケンブリッジの前に1年ペルーで英語教師をし、
その間に南米の民謡の収集をしたり、ケンブリッジ後はバーミンガム大で
17世紀の俗謡の研究をしたという。
ホグウッドも初めから音楽をやっていたのではないらしい。

   

マンロウ自身は33歳という若さで急逝したが、ロンドン古楽コンソートに
関わった演奏家は、その後の古楽界の中心的な存在になっている。
それまで忘れられていた古楽演奏の普及に大きな役割を果たしたマンロウ。
もっと聴きたいと、以前探した時はなかなか見つからなかったCDが、
最近手に入りやすくなっているような気がする。
(ホグウッドのCDも同様である。)

1977年に打ち上げられた宇宙探査機ボイジャー1号。
2012年に太陽系を脱出して、更に遠くへ旅し続けている。
いつか太陽系外の知的生物に遭遇することを期待して、その船内には
地球の様々な言語や文化を記録したゴールデンレコードが乗せられている。
各国が選んだ音楽も収録されていて、以前書いたようにカナダからは
グレン・グールドによるバッハの平均律、アメリカはチャック・ベリー
日本は山口五郎の琴古流尺八、
そして英国からはこのデビッド・マンロウの演奏が選ばれていた。

  

最近、太陽系外惑星に知的生物が存在している可能性が高い、
という話題がまた盛んになってきている。
マンロウのリコーダー曲を聴いていると、
漆黒で広大無辺な宇宙空間に、このような可憐な響きが
リボンのように軽やかな曲線を描いて流れていき、
不思議な存在が星ぼしの間からそれを拾い上げて驚嘆する、
そんな時が実際に在る様な、ふとそのような想像が
脳裏をかすめていくのである。


  







Posted by Ru Na - 2017.03.09,Thu
英国の音楽家で、私が気になっているもう一人のDavidがいる。
デヴィッド・マンロウ。ロンドン古楽コンソートを主宰した
古楽研究家で管楽器奏者。
デビッド・ボウイと同じDavidの名であるが、日本語表記はなぜか
デイヴィッドとなっている事が多い。
1942年生まれだから、ボウイの5歳年上。(J.レノンの2歳年下。)

デヴィッド・マンロウを知ったのは、全くの偶然、
たまたま手にしたCDの奏者だった。

かって我が町には、中心街にクラシック音楽専門のCD店があった。
この町の規模にしては大きく品揃えも良く、どうも全国的にも
知られた店だったらしい。
家からも割りと近く、便利のいい場所だったので、しょっ中入り浸っていた。

昔は廉価版Boxセットなどは少なく、ほぼいつも金欠だったので(今も)、
定価2~3千円のCDを1枚買うにあたっては、しばしの黙考と決断が必要
だったが(今も)、掘り出し物ワゴンセールが大好きで(今も)、
その店にいる半分くらいの時間は、何か面白いものがないかと、
ワゴンの中のCDを1枚づつ引っ張り出しては眺めていた。
そして定価の半額くらいになっていると、有名作曲家、有名曲、有名演奏家
以外のちょっと変わったものでも手が出しやすかった。
お陰で、古代ギリシア音楽、ロシア正教の鐘の音、ルネサンス時代の俗謡、
ポーランド現代音楽・・・等々、幅広いタイプのコレクションができた。

その中で特に気に入ったのは、ゴシック期の音楽という1枚。

    

中世写本のジャケットに心惹かれてつい買ってしまったCD。
聴いてびっくり、涼やかなポリフォニーの声楽と鐘の音、
ノリのいいリズム。さわやかな風に吹かれているような美しさで、
何時いかなる時でも聴いていたい1枚になった。

それまで、J.S.バッハなどバロック期以前の教会音楽といえば
グレゴリオ聖歌しか知らなかった。
このノートルダム楽派の音楽は、私の古楽に対する興味に火を点けた。
もっと色々聴いてみたいと思い、他の演奏家によるCDも入手したが、
先のこの1枚のような魅力に乏しかった。
このアルヒーフというレーベルから出ているCDの演奏家こそ
デヴィット・マンロウとロンドン古楽コンソートである。

デビット・マンロウの他のCDも探してみたが、当時は見つけられず、
ネットで検索、なんてこともしない時代だったので、
気になりながらも年月が過ぎた。
ようやく大阪の、やはり今は無きクラシックCD専門店で
マンロウの別のCDを見つけた。「十字軍の音楽」。

もうこの頃になると、音楽史の本も何冊か読んでいて、
例として載っているバロック以前の曲の楽譜も拾い読みしたりしていた。
やれ、南仏トルバドゥールの曲だ、北仏トルヴェールはないかしら?
楽譜で読んだ曲をプロの演奏家の実際の演奏で聴きたい。
ベルナール・ド・ヴァンタドゥールはどの演奏家がいいかしら?
イベリア半島のユダヤ音楽? 赤い写本の音楽もあるね、
ギョーム・ド・マショーはやっぱりいいね・・・など、目移りするものが
あまりにも多いCDの山の中で、古典派ほどポピュラーではないので、
ただでさえ単独では値の張る古楽の輸入CD、演奏家にも色々こだわりが
できていたので、どの1枚を買おうか、いつも決めかねていて
マンロウのCDが最優先という訳でもなかった。
そして、この演奏家がどのような人であったかを知ったのは
もっと後のことである。










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