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見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
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Posted by Ru Na - 2017.12.12,Tue
寒波到来。
晩秋の早い時期からすでに真冬の寒さになったり、悪天候続き。
ここ近年としては、冬になるのがとても早まった感じ。
昨日から荒れに荒れて、庭の池を覆う波板の上に、雪が薄っすら積もった。

それでも、近所の川に来る冬の水鳥の常連はまだ揃っていない。
下流の方は徐々に増えているとはいうものの、冬の水鳥の本格的な季節は
特別早まってはいないようだ。
キンクロハジロが顔を見せたのは、まだ二回のみ。
ホオジロガモも一度来ただけ。
川の環境は年々悪化している。落ち着かないので鳥たちが来なくなったのか、
地球全体で野鳥が激減しているのか分からないが、
例年、年末年始あたりにメンバーが揃い始めるので、もう少し待ってみよう。







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Posted by Ru Na - 2017.11.30,Thu
昨日の午後、河岸でしばらく行っていない場所に足を伸ばした。
川に来ている冬の水鳥はまだ少ないようだが、ここも賑わいがいまひとつ。
その中で一箇所、カルガモ、コガモ、カワアイサが集まっている浅瀬があった。
水を撥ね上げて水浴びしたり、追いかけっこで求愛しそうな様子だったり、
皆活発に活動している。

ふと周りを見渡すと、堤防の上の住宅街の電柱に猛禽がとまっていた。
トビにしては色が薄い。
カメラでズームしてみると。ハヤブサの若鳥だった!
ほっぺには立派なハヤブサらしい紋があるのだが、なんだかとても
幼い感じで、どうも今年生まれたまだほんの子供のようだ。

私がじりじりと少しづつ近づいて行ってもてんで平気で、
目の前の川の中のカモたちを眺めている。おそらくコガモを狙っている
のだろうが、どうやって捕っていいか分からずに、ただ眺めているようにも
見えた。

「コガモやヒヨを捕らないでね。ネズミを狙いなさいよ。」と思わず話しかけて
しまった私を、首をかしげて可愛い顔でただ見つめるだけ。
猛禽とはいえ、人の側にこんな無防備にしていていいものだろうか?
まだ獲物の捕り方をちゃんと知っているのだろうか?
コガモやヒヨは捕ってほしくないけれど、この子だって何か食べられなければ
冬を越せずに餓死してしまう。
様子があまりにも頼り無げで、心配になった。

先に進んで橋を渡り、今度は対岸を通って帰る時、
やっぱりハヤブサの子は同じ電柱にとまっていた。が、
先ほどから両岸を行き来していた、この辺りが縄張りのハシボソ一家が、
ハヤブサの子がずっと同じ所から動かないのに業を煮やしたのか、
皆でこの子を追い出してしまった。
とまどったハヤブサの子は、1ブロックほど離れた電柱までよろよろ飛んで、
そこに又ちょこんととまった。

私は馴染みのサギに会いに行かねばならないので、その場を離れたが、
その後この子がどうなったか気になっている。






Posted by Ru Na - 2017.11.11,Sat
秋の里山を舞台にした第25回「内川・鎮守の森ギャラリー」は、
11月2日~5日に開催され、今回で25年の歴史に幕を降ろした。

私は初回から連続参加。
最終回の今年は、実行委員とのコラボ作品を展開した。

第1回目、当時この地区に持ち上がった産業廃棄物処理場建設計画に、
反対する内川の住民やその反対運動の賛同者が集まって、
このアートイベントの企画を立ち上げた。

初回の私の作品も、実行委員や地元の皆さんの協力の下で設置。
いわば地域の方々とのコラボ作品だった。刈り入れが終わった水田に
作品の芯になる竹を何本も立ててもらった。
広域の会場の道標になる“移動野外ワーク”の黄色い三角形を、
実行委員の車で道を移動しながらポイントの場所を見つけ、
道沿いの竹林や杉、柿畑、はさなどに設置していった。

今回は、長年の制作で溜まっていった作品のきれっぱしや
染めたロープの塊などを、息を吹き込んだビニール袋に入れて、
竹林に張ったロープに縁日の屋台に並んだ玩具の様に吊り下げる、
という作品。
最初は、それぞれが美術作家でもある実行委員や、毎年参加している他の作家
10名位でコラボができないか、計画を練っていたのだが、少しづつ変更。
最終的に、実行委員でプロの折り紙作家であるKさん、それに
陶芸家で空間感覚が優れた実行委員のNさんとのコラボに落ち着いた。

25年に及ぶ鎮守の森ギャラリーの前半、作品設置時はいつも
Kさんがお手伝いしてくださっていたので、
最終回にまたKさんと共同作業ができたのは、嬉しかった。
そして私は・・・・折り紙にすっかりはまってしまったのだった。

折り紙のことなど、また今回の作品や会場の様子など、
また後日に。






Posted by Ru Na - 2017.10.25,Wed
先日、今年は台風が少ないと書いたその後、22-23日に大型の台風21号の
ありがたくない訪問があった。
風は思ったほどではなかった。夜中・未明の雨も覚悟していたほどでは
なかったが、川がひどく増水した。山の方で大量に降ったのである。
我が川では氾濫も堤防決壊も浸水もなかったが、一時、消防団待機準備の
水準を超えていた。

22日の午後、降り続く雨に川は既に水位が高く、水は濁って浅瀬や中州が
水没しかかっていた。
水鳥たちはどこに潜り込んだかほとんど姿がない。
夕方風が出てくると、河口の森でも小鳥たちはどこかに避難して、
情報交換か、ヒヨドリだけが鳴き交わしていた。
近頃日中コロニー近くの浅瀬で過ごしているサギたちの姿も少なく、
ダイサギが10羽ほど、川中の浅瀬があった場所で心細げに
身を寄せ合っていた。

23日の未明、雨量が最も多かったらしいが、睡眠中で覚えていない。
朝、強い雨風は収まったが、一日雨が降り続き、
川の様子を見に行ったのは、ようやく24日の午後になってから。
水位情報を見て、23日未明の水位の上昇にぎょっとして、
(野鳥の子育て時期が終わっていて良かった!)
水位が下がったのを確認してから出かけたのだが、
実際の川は濁流が渦巻き、堰の段差は水没、浅瀬は水没。
中州・寄り州は浸水。草木がなぎ倒されて、流木やゴミが
あちらこちらに引っ掛かっていたりした。

遊歩道の方々に、泥や小枝や枯葉などが散乱していて、
ここまで泥水が被ったということが分かる。
この川近くの高台の下で、崖崩れもあったらしい。
ここは人的被害がなくて良かったのだが、何と水っぽい国なのだろう。
いつもその水の恩恵を受けているが、ひとたび何かあると
土がすぐ脆くなる、何と脆い国土であるか。
(どさくさまぎれの大儀なき解散劇の衆院選の結果なども、こんな国土の
気候風土が国民の気質に相当影響していると思う。)







Posted by Ru Na - 2017.10.20,Fri
我が家の庭の金木犀は、毎年律儀に10月1日にいきなり香るが、
今年は咲き始めが大幅に遅れ、ほとんど香らず散ってしまった。
近所の金木犀も、同じような状況。
家からさほど離れていない高台の地区では、日当たりのせいか
毎年秋分の頃に金木犀が咲くという。
今年こちらの方は二度咲きをし、数日間とても良い香りを放っていた。

金木犀が咲く日がずれるのは、異常気象が取り沙汰される猛暑の夏の
年に時々起こるが、今年は特に変だった。
8月前半までの猛暑、後半の天候不順。8月後半から9月の台風は
例年より少なく、9月後半から10月初めの高温。
1日で10℃ほど気温が上下するのである。
こちら28℃あった日は、リスボンで33℃まで気温が上昇したというから、
この極端な天候は世界規模らしい。

小さなオレンジ色の花邑が、地球温暖化など環境の色んな変化を
考えさせてくれる。
その花をゴキゲンにつつくのはスズメ。
花に寄って来る虫がお目当てのシジュウカラやエナガの群。
鳥たちには、このくらいの日にちのずれは、
かれらの秋の食生活にあまり影響していないようだ。



Posted by Ru Na - 2017.09.30,Sat
その小さな男の子は、にこにこ笑いでうるんだ目を天井に向けたまま、
8畳間の真ん中で、嬉しくってし様がないといった様子で、
小走りのぐるぐる回りをずっと続けていた。
回りすぎて目が回ったのか、最後はぱたっと畳の上に倒れこんで、
それからやっと少し落ち着いた。
幼稚園で仲良しだった男の子が、初めて家に遊びに来た時のこと。
今は亡き幼なじみの彼を思い出す度、何故かこの光景が浮かぶ。

S君は家も近所だったし、共に通っていた幼稚園も近所だったし、
高校を除いて大学までずっと同じ学校だった。
同年代の子供の中でも小柄で幼く見えたが、実は頭がとても良くて
成績が優秀なだけでなく手先がとても器用で、小さい頃から
なんだか色んなものを作っていて、それがあまりに創意工夫に富んで
上手に出来ていたので、よく大人を驚かせていた。

中学生の頃は理科人間になっていて、何でもカエルの心臓移植を
試みたとか、色んな実験に夢中になっているという噂になっていた。
高校は当然県で一番の進学校に行くかと周囲は思っていたが、
ほどほどの進学校へ。それから美大へ。
(まあ私も高校は楽に入れるところを選んだので、当時の美大志願者は
いかに学科の勉強をしたがらなかったかの傾向が、これでちょっと
見えてくるかもしれない。)
この頃、美大入試のための予備校ー美術研究所では、学校の試験で
0点を何枚取ったかが手柄話だった。

高校生のS君はすっかりニヒルになって、ショーペンハウエルなど
読みふけり、社会を斜から鋭い目で見ているようだった。
美術研究所には浪人生が多かった。(当時、美大の油・彫刻に
現役で入るのは至難だった。)
この時分のS君は、実社会を見てきた浪人生たちと一緒になって、
ずい分鋭い社会批判や皮肉っぽい人生論を展開させていて、
ちょっと近寄りがたい雰囲気になっていた。

科は違うが同じ美大に同時期に入った訳だが、いつの間にか疎遠に
なって、気がついたらS君は日展に出品するようになっていた。
何でまた日展!!??
今はどうか知らないが、当時の純美の美大生の大半が、
(というより、私の周囲にいた人たちが)、既成の権威やアカデミズム
(後で考えれば、本当の意味のアカデミズムでは無かったのだが。)に
批判的で、公募展美術団体や元官製の展覧会である日展、
特に「日展なんか・・」と、その権威を頭から否定していたものだ。
だから教授に言われるままに日展に出品している学生との間に、
何か見えない線が引かれているように感じることすらあった。

S君は、本質的に非常に真面目だった。生真面目すぎるくらいだった
かもしれない。

そのS君がまだ園児だった頃に私にくれたのが、
お手本なしで自分で工夫して作ったスズメの折り紙だった。




 ー 続く -









Posted by Ru Na - 2017.09.17,Sun
実は私、学生時代に、“すずめ”とあだ名が付いていた頃がある。
小柄で丸顔で、ぴーちくぱーちくと、ひとりでしょっちゅう囀っていたので、
スズメに似ている、いやスズメそのもの、と周りから見られていたらしい。

私は美大の油絵科だったが、同期の彫刻科の連中とよく集まって、
喧々囂々と青臭い芸術談議をしたものだった。
家のごく近所の傾いた古い長屋に、彫刻科が二人下宿していて、
路地に面した2階の部屋が主なたまり場になっていた。
(1階は、彼らは勝手に床をコンクリートで固めて、制作場にしていた。)
皆夢中で夜通し、芸術論、人生論をまくしたてていたものだ。
それがその頃一番楽しかった。
だから、普通大学の学生が集まって、恋愛やファッションの話をするのを
聞くと、まるで別世界のように感じたものだった。

近所とはいえ、自宅生の私はいい加減に帰らなければならない。
「わたしもう帰るね。」と一人引き上げる時、
「すずめ帰るってよ。・・・さあここから飛んで行きなよ。」と
誰かが必ず窓を開けた。
「すずめは鳥目なので、地上を歩いて帰ります。」
(さすがに2階の窓から出入りしたことはなかった。)

当時(高校時代から)私は漫画家のY.S.さんの同人会に所属し、
同人誌に漫画も載せていたが、その頃の作品に、
自分と自分の周りの美大生の何気ない日常を描いた「わたしはスズメ」
なんてタイトルを付けたものまである。

高校時代、美術部の部室があった古い記念館横は、
どういう地形的条件なのか、鳥の声がよく反響した。
四方全てではなく、南側の木造の外壁近くに立つと、小鳥の声が
天から星が降るように、それでいて空気に白く溶けていくように
不思議な色彩と響きを帯びて聞こえた。(今でもそうだろうか?)

立地条件がいい場所にある高校なので、今思えばかなり多くの種類の
野鳥が行き来していたはずだが、
その頃は鳥の種類に興味はなく、ただスズメの声だけは聞き分けられた。
記念館横の、天から降ってくる銀の響きのようなスズメの声が、
今でも耳の底に残っている。
建物に激突して脳震盪を起こし、私の手の中で亡くなったスズメを
埋葬したのも、この場所。
多感な時代、スズメと共に確かに私の心の何かを埋葬した。
あれは何だったのだろう。

スズメは四十数種類の声音で鳴くという。
とある公園で野鳥調査をしていた山階鳥類研究所の人に、そう聞いた。
それら全てを聞き分けられるのは、よほどのベテランだとも。
でもやはり、幼い頃からなじんだスズメの鳴き方の多くは、
野鳥に特別関心がなかった頃でも、他の鳥とは違う、と聞き分けて
きたような気がする。















Posted by Ru Na - 2017.09.09,Sat
先日新聞に、スズメの写真集が売れているという記事が載っていた。
スズメ関連の本も人気らしい。スズメ人気は上昇中。
さる野鳥紙の「カワイイ鳥特集」でも、意外なこと(?)に
スズメが人気投票の上位に入っている、とある。

ヘビーなバードウォッチャーと、鳥には特別凝っていない、所謂普通人
(変な表現だが、バードウォッチャーはちょっと変人、と考えて。)
との間には、確かに乖離がある。

日本で見られるありとある種類の野鳥を見、海外の野鳥も相当見てきた
鳥見のベテラン中のベテランが、スズメやカラスに回帰して、
熱心に観察したり研究を始めたり、のケースが割と多いような気がするが、
一般的なバードウォッチャーは、珍しい鳥ばかり追いかけてる人が多く、
良いカメラさえ持っていれば、今は誰でもそれ相当の鳥写真が撮れ、
「こんな鳥を見た。」「こんな写真が撮れた。」と、
鳥写真コレクション自慢の人が増え続けている。
写真を撮るのに熱中してばかりでは、大切な一瞬を肉眼で見なかったり
見逃したり、失うものの方が多い気がする。

そして、自慢にならない身近な鳥に関心を持たず、サギの識別さえできない。
スズメの巣立ちビナが足元で可愛らしい様子を見せていても、
「なーんだスズメか。」と無視。
近年激減しているドバトの数をチェックしている人も、私の周囲にはいない。
バードウォッチャーに無視されているといえば、ムクドリもカラスも
(ヒナがいない時期の)カルガモも同様である。

で、世間のスズメ人気。
茶色の大きな頭、ほっぺと喉もとの黒い班がチャームポイント。
短くてしっかりした嘴で、ちゅんちゅんとかしましくおしゃべりし、
楽しげに群れる姿を間近で見られるのだから、その可愛らしさを
認識する人が大勢いても不思議ではない。

でも野の鳥なのだから、大人のスズメの目は野性味にあふれ、
ツバメの巣を乗っ取る事もあるらしく、したたかな逞しさを
持っている。
見慣れているはずの羽の色も模様も、しげしげ見つめれば、
なかなか綺麗な鳥だということも分かる。












Posted by Ru Na - 2017.09.03,Sun
最近ハシボソがラスが気になる。
元々私は、珍しい鳥の種類を沢山見るより、
身近な鳥の行動を観察しているのが好きである。

野鳥に関心を持ち始めた頃は(まだ10年足らず前のこと)、
普通にそこいらにいるカラスに二種類いるとは知らなかった。
わが町では一番多い、ガァーと濁った声で鳴くハシボソガラス、
おでこで優しい目をしていて、でもその実けっこう肉食度が強い、
カァーと澄んだ声で鳴くハシブトがラスである。
ハシブトがラスは都会派のカラスと謂われるが、
なぜかわが県では、人里はずれた野や海岸などにいたりする。

さてそのお馴染みのハシボソガラス。
いつも川原で出会うつがいには挨拶し、ヒナがいればそっと見守り、
何か面白いことをしていないかと、ついつい見てしまうので、
かれらも私を烏畜無害の存在にみなしているようで、警戒しない。

わが町は2本の川が流れていて、川に挟まれた大地の先端に
城と城の庭園がある。
この辺りが市内のカラスたちの一番大きいねぐらで、
夕方になると、二つの川の対岸から三々五々、
ここを目指してカラスたちが群で飛んで行く。

城の丘の下周辺は、市庁舎などがある街の中心であるが、
ねぐらに木に入る前、カラスたちはその辺りの高い建物の
屋上に集まってずらりと並んでみたり騒いでみたりしている。
黒くて大きくて群で騒ぐので、カラス嫌いの人間は気味悪がって
眉をひそめる。(本当はかわいい鳥なのだけれどね。)

最近気が付いた光景。
朝餌取りに出かけたサギたちが、まだそんなに戻っていない
夕方の早い時間、ねぐら近くの一時休憩所になっているビルの上に
パラパラとボソ数羽が飛来する。
それも風に乗った優雅な美しい飛び方で屋上に舞い降りようとしたり、
また上昇して数羽で円舞するようだったり、思わず見とれてしまう。

そして彼らは、屋上に立っている高い棒の細い先端に次々ととまりたがる。
この棒は避雷針である。
うまくとまれても先端が細いので、1分ととどまれないのだが、
避雷針の先端近くの宙に、まるでホバリングするみたいに
(カラスはホバリングしない。)集まった2~3羽が、
空中で順番待ちしていて、「次ボクの番。」「次はわたしよ。」と
いったふうに、飽きずに避雷針にとまる“遊び”をしているのである。

この子たちは遊びたい盛りの若鳥だろうか、あるいは兄弟だろうか。
ごきげんで楽しそうな様子。
この避雷針を目指して、いそいそと嬉しそうに飛んで来るボソたちの、
優雅な動作を見ていると、ハシボソガラスはこんなにも美しい飛び方を
する鳥だったのかと、改めて興味を引かれるのだった。

  ー 最近なぜか画像が入れづらくなりました。
    そのうちまとめて入れるかもしれません。-






Posted by Ru Na - 2017.08.21,Mon
最近よくヨーロッパの街のことを思い出していた。
そこかしこに思い出深い場所があり、ずい分昔のこととはいえ
ここのざわめき、そこで出会った人との会話内容、
かしこの風の匂い、光の色・・脳裏に刻まれた風景は
時と共に変容はしているだろうが、
今でも鮮やかに蘇らせるシーンを無数に抱えている。

その懐かしい場所のひとつで、ショッキングなテロ事件が起きた!
スペインはバルセロナ、ランブラス通りである。

バルセロナはカタルーニャの古都。
まさしく古都の名にふさわしい、古びて黒っぽく厳めしい石の街で、
街のそこかしこに散りばめられた史跡に加え、現代の文化も
風景にうまく溶け込んでいて、ピカソやミロ、タピエスなどの作品にも
その時々の最先端のアーチスト作品にも簡単に出会える。
私のお気に入りは、ピレネー山中のロマネスク寺院から来た宗教美術の宝庫、
あの魅力的なカタルーニャ美術館。そして青年時代の作品を多く収蔵している
ピカソ美術館。(美術館の古いゴシック建築を見るだけでも価値がある。)
少年たちがサッカーに興じていた小さな広場は、実は昔王宮の一部で、
コロンブスがフェルナンド王・イザベル女王に謁見した広間だった!

バルセロナは丘も多いが、海岸線に沿って長い平らな土地も続く。
ひときわ高い記念柱が目を惹く。
柱の上には、海を指差すコロンブスの像。
港には、コロンブスが乗ったサンタマリア号を復元した船が泊まっていて、
ここに来て初めて、コロンブスという人が実際にいたのだなあと実感した
のだった。(彼の為した事みな肯定するつもりはないけれど。)

ランブラス通り。白いピエトン(遊歩道)。
バルセロナでどこに行くにも、ついここを通ってしまう中心通りである。
初めてスペインに来た時、それはマルセイユの留学生仲間と車にテントを
積んで、プロヴァンスからラングドック・・キャンプをしながら
南仏の主要な美術館、寺院を巡る旅の終点がバルセロナだった。
当時スペインは、スリかっぱらいなど泥棒が横行する国(今もそうかしら?)。
バルセロナに着いたその日、ランブラス通り脇の路地に車を停めて、
ミロ美術館に行っている間に、車上荒しに遭って、
一人が車中にうっかりおいて置いたパスポートを盗られてしまった。
当時はEU統合前、国境を越えるのにパスポートが必要だった。
フランスの身分証で、何とかフランスに戻ることはできたが、
警察に行ったり、土日で領事館が休みだったり、
がっかりして泊まった町中の安ホテルは、どうも泥棒グループの
溜り場だったらしく、夜中に盗品を山分けしているらしい声が聞こえたり、
等々、何とも苦労が多い印象的な第1回バルセロナ行きだった。

その後も何度もこの町を訪れ、その都度ランブラス通りを通って、
大道のアクセサリー売りから、貧乏学生でも手が出るちょっとした
きれいなもの、七宝のブローチや陶器の小マスクなど買ったりしていた。
(それらは今でも大切に私の宝箱に納まっている。)

テロリストたちは、サグラダファミリアの爆破も計画していたという。
宗教や思想に関わらず、人が作り上げてきた美しい労作を
一瞬で無にしようという感覚は、私にはどうしても理解できない。










Posted by Ru Na - 2017.08.17,Thu
TV番組、イギリス鉄道の旅は、エジンバラの後インバネスへ。
私はスコットランドはエジンバラまでで、その北には行ったことがない。
しかしTV画面で、途中のハイランドの野の風景を見た時、
胸がざわついた。
ヨークシャー・ムーア(荒野)より、更に繊細で淡い色彩ながら、
強い風で焼けた草地の野性。
行ったことがないのに、懐かしい想いがする。

昔、ヨークシャーの叔母の家に遊びに行くと、
北イングランドを中心とした観光パンフレットを、叔母はよく私のために、
集めて取っておいてくれていた。
イギリスのいろんなパンフレット(雑誌も)の紙質は独特で、
その手触りや匂いや印刷の発色に、子供の頃から馴染んできた。
観光パンフレットは主に、田園風景の中の城など歴史遺産や、
トレッキングコースを紹介する写真が沢山載っていて、
それを眺めているだけで、英国の田舎を満喫できるような気さえして
きたのである。

私がこの世で最も好きな場所のひとつであるヨークシャー・ムーアの
(再び訪れることができるかどうか分からないが。)ハワース郊外、
あの小説の舞台になった“嵐が丘”の、湿気を含んだ寒風にさらされ、
羊のシルエットが、ヘンリ・ムーアの彫刻のように灰色の空を背景に
そびえるような丘の草のにおいと、パンフレットの中の北イングランドや
スコットランドの草地の写真から想起された広がりが、そのまま
イメージの中のハイランドに繋がっているのかもしれない。






Posted by Ru Na - 2017.08.15,Tue
暑さは一応ピークを超えたのだろうか?まだ油断はできないけれど。

何かと気ぜわしく、予定がびしっり詰まった毎日。
そんな中で、何気なく鉄道の再放送番組をTVで観た。
NHK-BSのイギリス鉄道の旅である。

ふっと見ると、なつかしいマンチェスター、リバプール。
に続いて、ウィンダミア。北イングランドの湖沼地帯である。
ここには、リーズから地元の観光バスに乗って日帰りした。
バスに乗っていたのは、地元の年配の方がほとんどで、
外国人は私と、オーストラリアから来た女の子二人組のみだった。

道中の野や小川や滝などの自然風景、耕作地の緑も美しかったが、
湖に着いて、私は皆が行くのとは逆方向に行きたくなったので、
湖畔の森の散策時間が無くなってしまった。
で、いつまでもウィンダミアの一番美しい風景を見逃した、と
心残りを引きずっている。
番組のの中で旅をしている関口知宏さんは、車まで借りて
この湖沼地帯の美しい森の中へ。
本当は私もこんな場所に行きたかったのである。

番組はウィンダミアからスコットランドのエジンバラへ。
エジンバラを訪ねたのは、仏留学時代のごく早い時期で、
一度きりなのだが、特に印象深く、また思い入れもある
町のひとつである。
TV の映像を見ても、この町の空気や街角のにおいを思い出す。

だいたいイギリスは独特のにおいがある。
無論それぞれの国、それぞれの町には独自のにおいがあって、
風景を思い出す時、一緒に想起されることが多い。
においが時の中の風景を呼び起こすのか、
風景が香りを呼び込むのか、そのどちらもありうるだろう。

私が特にイギリスの風景をにおいと共に思い出すのは何故だろう。
ロンドンのヴィクトリア駅にしても、その名を聞いただけで
駅周辺の雰囲気、構内の様子をにおいと共に思い出し、
決して平面的なイメージで終わるということがないのである。








Posted by Ru Na - 2017.08.10,Thu
台風5号は、さほどの強風にならなかったがかなりの雨。
川は増水し、濁流が渦巻いている。
中州、寄り州はことごとく水没。

サギコロニーでは、7月初めの増水時でも、水位2m超えは
ほんの一瞬だったのに、今回は数時間に渡って2m以上になっていた。

9日も1.5m。サギたちが集う浅瀬は完全に水没。
遅く営巣したチュウサギの巣を探す。
周囲の草木は水でなぎ倒されている・・・。駄目だったか・・・?
かろうじて残っている木の塊の中に、抱卵中の姿を見つけ、ホッ。

小さなヒナが3羽いた別のチュウサギの巣。
ここも水を被ったかもしれない。ヒナが2羽になっていた。





Posted by Ru Na - 2017.07.29,Sat
ようやく大雨洪水土砂災害の、警報やニュースが一区切り。
それにしても毎年この時期、日本列島は水浸しで泥だらけになっている
ような観がある。
私の住む地域では、幸い水害らしい水害はなかったが、
同じ市内では土砂崩れによる避難勧告、浸水や道路の冠水等もあった。

九州北部や秋田を考えるとかわいらしいものかもしれないが、
7月初めには1時間に61.5mmという、観測史上最高の降雨があった。
その時のサギコロニー近くの川の水位は、一時日頃の倍になっていた。
しかし数日後の豪雨による増水の方がより深刻で、
後で水位グラフを見ると、一瞬だが日頃の3倍の水位に増水していた!

今年は、例年に比べ、木立の比較的高い位置に営巣していたコサギだが、
一番低い位置にあり、ヒナがまだ小さい巣が、完全に水没したらしい。
親鳥がヒナを連れてどこかに避難してはいないかと、その後いくら探しても
小さなヒナ3羽が見つからない。

渇水の夏も困る。雨が降らなくても高温多湿。
ハダニなどが発生してヤナギがボロボロになる。
雨は降ったら降ったで、その辺りを泥水の海にする。土が崩れる。
カビや害虫が大量発生。
近年、温暖化による異常気象が拍車をかけているとはいえ、
元々自然災害が多い脆い列島。
暑くて水っぽいこの季節、ことさらプロヴァンスのカラッとした気候が
懐かしくなって、還りたくなるのである。










Posted by Ru Na - 2017.07.11,Tue
つき、ひ、ほし、ホイホイホイ と鳴くのは、サンコウチョウ。
目の周りに水色のリングがあり、尾羽がとても長い黒っぽい小さな鳥。

サンコウチョウは、バードウォッチャーが会いたい人気の鳥である。
しかし、特に怖がりなのか、滅多に間近で会えないが、
ただ、その可愛らしい声で、近くにいると分かる。
近くにいると分かっても、決して探したり追いかけたりはしたくない。

オオルリなど人懐っこい鳥は、わざわざ近くの枝までやって来て、
こちらをしげしげと観察していたり、何故かこちらの気を惹く素振りをする
ことがあるが、(近くに人の注意をそらしたい巣があるとは思えない場所でも)
それでも近頃は、あえて写真を撮ろうという気は失せている。
ただ、互いに敵意がないよと合図しあって、しばしの時間を共有できる方が
よっぽど素晴らしい。

この春、怖がりのサンコウチョウが、ヒラヒラと天女の舞いのように飛ぶ姿を
遠くからだがゆっくり見ることができた。
そして最近、サンコウチョウの繁殖を注意深く見守ってきた友人が、
その抱卵する姿を、垣間見せてくれた。
あまりにも小さくて、この貴重なこわれもののような姿を遠くから見るだけで、
何だか申し訳ないことをしているように胸が苦しくなった。

どうかこの小さな鳥の巣に気付く人が、他にいませんように。
カメラを持って追いかける人が来ませんように。
ヒナが無事育って、月、日、星の歌が、多く森に響くことを願って。









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