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見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
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Posted by Ru Na - 2017.08.21,Mon
最近よくヨーロッパの街のことを思い出していた。
そこかしこに思い出深い場所があり、ずい分昔のこととはいえ
ここのざわめき、そこで出会った人との会話内容、
かしこの風の匂い、光の色・・脳裏に刻まれた風景は
時と共に変容はしているだろうが、
今でも鮮やかに蘇らせるシーンを無数に抱えている。

その懐かしい場所のひとつで、ショッキングなテロ事件が起きた!
スペインはバルセロナ、ランブラス通りである。

バルセロナはカタルーニャの古都。
まさしく古都の名にふさわしい、古びて黒っぽく厳めしい石の街で、
街のそこかしこに散りばめられた史跡に加え、現代の文化も
風景にうまく溶け込んでいて、ピカソやミロ、タピエスなどの作品にも
その時々の最先端のアーチスト作品にも簡単に出会える。
私のお気に入りは、ピレネー山中のロマネスク寺院から来た宗教美術の宝庫、
あの魅力的なカタルーニャ美術館。そして青年時代の作品を多く収蔵している
ピカソ美術館。(美術館の古いゴシック建築を見るだけでも価値がある。)
少年たちがサッカーに興じていた小さな広場は、実は昔王宮の一部で、
コロンブスがフェルナンド王・イザベル女王に謁見した広間だった!

バルセロナは丘も多いが、海岸線に沿って長い平らな土地も続く。
ひときわ高い記念柱が目を惹く。
柱の上には、海を指差すコロンブスの像。
港には、コロンブスが乗ったサンタマリア号を復元した船が泊まっていて、
ここに来て初めて、コロンブスという人が実際にいたのだなあと実感した
のだった。(彼の為した事みな肯定するつもりはないけれど。)

ランブラス通り。白いピエトン(遊歩道)。
バルセロナでどこに行くにも、ついここを通ってしまう中心通りである。
初めてスペインに来た時、それはマルセイユの留学生仲間と車にテントを
積んで、プロヴァンスからラングドック・・キャンプをしながら
南仏の主要な美術館、寺院を巡る旅の終点がバルセロナだった。
当時スペインは、スリかっぱらいなど泥棒が横行する国(今もそうかしら?)。
バルセロナに着いたその日、ランブラス通り脇の路地に車を停めて、
ミロ美術館に行っている間に、車上荒しに遭って、
一人が車中にうっかりおいて置いたパスポートを盗られてしまった。
当時はEU統合前、国境を越えるのにパスポートが必要だった。
フランスの身分証で、何とかフランスに戻ることはできたが、
警察に行ったり、土日で領事館が休みだったり、
がっかりして泊まった町中の安ホテルは、どうも泥棒グループの
溜り場だったらしく、夜中に盗品を山分けしているらしい声が聞こえたり、
等々、何とも苦労が多い印象的な第1回バルセロナ行きだった。

その後も何度もこの町を訪れ、その都度ランブラス通りを通って、
大道のアクセサリー売りから、貧乏学生でも手が出るちょっとした
きれいなもの、七宝のブローチや陶器の小マスクなど買ったりしていた。
(それらは今でも大切に私の宝箱に納まっている。)

テロリストたちは、サグラダファミリアの爆破も計画していたという。
宗教や思想に関わらず、人が作り上げてきた美しい労作を
一瞬で無にしようという感覚は、私にはどうしても理解できない。










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Posted by Ru Na - 2017.08.17,Thu
TV番組、イギリス鉄道の旅は、エジンバラの後インバネスへ。
私はスコットランドはエジンバラまでで、その北には行ったことがない。
しかしTV画面で、途中のハイランドの野の風景を見た時、
胸がざわついた。
ヨークシャー・ムーア(荒野)より、更に繊細で淡い色彩ながら、
強い風で焼けた草地の野性。
行ったことがないのに、懐かしい想いがする。

昔、ヨークシャーの叔母の家に遊びに行くと、
北イングランドを中心とした観光パンフレットを、叔母はよく私のために、
集めて取っておいてくれていた。
イギリスのいろんなパンフレット(雑誌も)の紙質は独特で、
その手触りや匂いや印刷の発色に、子供の頃から馴染んできた。
観光パンフレットは主に、田園風景の中の城など歴史遺産や、
トレッキングコースを紹介する写真が沢山載っていて、
それを眺めているだけで、英国の田舎を満喫できるような気さえして
きたのである。

私がこの世で最も好きな場所のひとつであるヨークシャー・ムーアの
(再び訪れることができるかどうか分からないが。)ハワース郊外、
あの小説の舞台になった“嵐が丘”の、湿気を含んだ寒風にさらされ、
羊のシルエットが、ヘンリ・ムーアの彫刻のように灰色の空を背景に
そびえるような丘の草のにおいと、パンフレットの中の北イングランドや
スコットランドの草地の写真から想起された広がりが、そのまま
イメージの中のハイランドに繋がっているのかもしれない。






Posted by Ru Na - 2017.08.15,Tue
暑さは一応ピークを超えたのだろうか?まだ油断はできないけれど。

何かと気ぜわしく、予定がびしっり詰まった毎日。
そんな中で、何気なく鉄道の再放送番組をTVで観た。
NHK-BSのイギリス鉄道の旅である。

ふっと見ると、なつかしいマンチェスター、リバプール。
に続いて、ウィンダミア。北イングランドの湖沼地帯である。
ここには、リーズから地元の観光バスに乗って日帰りした。
バスに乗っていたのは、地元の年配の方がほとんどで、
外国人は私と、オーストラリアから来た女の子二人組のみだった。

道中の野や小川や滝などの自然風景、耕作地の緑も美しかったが、
湖に着いて、私は皆が行くのとは逆方向に行きたくなったので、
湖畔の森の散策時間が無くなってしまった。
で、いつまでもウィンダミアの一番美しい風景を見逃した、と
心残りを引きずっている。
番組のの中で旅をしている関口知宏さんは、車まで借りて
この湖沼地帯の美しい森の中へ。
本当は私もこんな場所に行きたかったのである。

番組はウィンダミアからスコットランドのエジンバラへ。
エジンバラを訪ねたのは、仏留学時代のごく早い時期で、
一度きりなのだが、特に印象深く、また思い入れもある
町のひとつである。
TV の映像を見ても、この町の空気や街角のにおいを思い出す。

だいたいイギリスは独特のにおいがある。
無論それぞれの国、それぞれの町には独自のにおいがあって、
風景を思い出す時、一緒に想起されることが多い。
においが時の中の風景を呼び起こすのか、
風景が香りを呼び込むのか、そのどちらもありうるだろう。

私が特にイギリスの風景をにおいと共に思い出すのは何故だろう。
ロンドンのヴィクトリア駅にしても、その名を聞いただけで
駅周辺の雰囲気、構内の様子をにおいと共に思い出し、
決して平面的なイメージで終わるということがないのである。








Posted by Ru Na - 2017.08.10,Thu
台風5号は、さほどの強風にならなかったがかなりの雨。
川は増水し、濁流が渦巻いている。
中州、寄り州はことごとく水没。

サギコロニーでは、7月初めの増水時でも、水位2m超えは
ほんの一瞬だったのに、今回は数時間に渡って2m以上になっていた。

9日も1.5m。サギたちが集う浅瀬は完全に水没。
遅く営巣したチュウサギの巣を探す。
周囲の草木は水でなぎ倒されている・・・。駄目だったか・・・?
かろうじて残っている木の塊の中に、抱卵中の姿を見つけ、ホッ。

小さなヒナが3羽いた別のチュウサギの巣。
ここも水を被ったかもしれない。ヒナが2羽になっていた。





Posted by Ru Na - 2017.07.29,Sat
ようやく大雨洪水土砂災害の、警報やニュースが一区切り。
それにしても毎年この時期、日本列島は水浸しで泥だらけになっている
ような観がある。
私の住む地域では、幸い水害らしい水害はなかったが、
同じ市内では土砂崩れによる避難勧告、浸水や道路の冠水等もあった。

九州北部や秋田を考えるとかわいらしいものかもしれないが、
7月初めには1時間に61.5mmという、観測史上最高の降雨があった。
その時のサギコロニー近くの川の水位は、一時日頃の倍になっていた。
しかし数日後の豪雨による増水の方がより深刻で、
後で水位グラフを見ると、一瞬だが日頃の3倍の水位に増水していた!

今年は、例年に比べ、木立の比較的高い位置に営巣していたコサギだが、
一番低い位置にあり、ヒナがまだ小さい巣が、完全に水没したらしい。
親鳥がヒナを連れてどこかに避難してはいないかと、その後いくら探しても
小さなヒナ3羽が見つからない。

渇水の夏も困る。雨が降らなくても高温多湿。
ハダニなどが発生してヤナギがボロボロになる。
雨は降ったら降ったで、その辺りを泥水の海にする。土が崩れる。
カビや害虫が大量発生。
近年、温暖化による異常気象が拍車をかけているとはいえ、
元々自然災害が多い脆い列島。
暑くて水っぽいこの季節、ことさらプロヴァンスのカラッとした気候が
懐かしくなって、還りたくなるのである。










Posted by Ru Na - 2017.07.11,Tue
つき、ひ、ほし、ホイホイホイ と鳴くのは、サンコウチョウ。
目の周りに水色のリングがあり、尾羽がとても長い黒っぽい小さな鳥。

サンコウチョウは、バードウォッチャーが会いたい人気の鳥である。
しかし、特に怖がりなのか、滅多に間近で会えないが、
ただ、その可愛らしい声で、近くにいると分かる。
近くにいると分かっても、決して探したり追いかけたりはしたくない。

オオルリなど人懐っこい鳥は、わざわざ近くの枝までやって来て、
こちらをしげしげと観察していたり、何故かこちらの気を惹く素振りをする
ことがあるが、(近くに人の注意をそらしたい巣があるとは思えない場所でも)
それでも近頃は、あえて写真を撮ろうという気は失せている。
ただ、互いに敵意がないよと合図しあって、しばしの時間を共有できる方が
よっぽど素晴らしい。

この春、怖がりのサンコウチョウが、ヒラヒラと天女の舞いのように飛ぶ姿を
遠くからだがゆっくり見ることができた。
そして最近、サンコウチョウの繁殖を注意深く見守ってきた友人が、
その抱卵する姿を、垣間見せてくれた。
あまりにも小さくて、この貴重なこわれもののような姿を遠くから見るだけで、
何だか申し訳ないことをしているように胸が苦しくなった。

どうかこの小さな鳥の巣に気付く人が、他にいませんように。
カメラを持って追いかける人が来ませんように。
ヒナが無事育って、月、日、星の歌が、多く森に響くことを願って。









Posted by Ru Na - 2017.06.30,Fri
6月は水の無い月。
長く雨らしい雨は降らなかった。ここに来て梅雨らしくなった。
何かと気ぜわしく、ずい分いろんな事があったように思えるのに、
やはりサギコロニー観察が生活のかなりの時間を占めて、この月も過ぎる。

メモ―
    そこに所属しているという意識から、
    そこを自分が所有しているという意識に変わったとき、
    共同性は排他性に変質する。

部屋の整理をしていて、小さな新聞の切抜きが出てきた。
朝日新聞の、「折々のことば」である。

共謀罪が強行採決された。暗雲を感じてしまう。

こんな言い訳、通用するはずもないのに、説明にならない説明で、
本来もっと追求されるべき事がごまかされ、世間は“忖度”が蔓延し、
なるべく当たり障りのないことを話し、当たり障りのないように
生活していく。

自分達がある社会なり組織なりを所有しているかの如き幻想を抱けば、
(たいていの場合、幻想にすぎないのだが)
傲慢で目が曇っていることにも気付かなくなり、
違う意見を受け入れる心の余裕も無くなり、
“仲間”ではないものへの排除にひた走るようになる。
国家のレベルから、市井の小さなサークルに至るまで、
何かそんな空気がこの世界を覆っているような気がする。

ものごとを違う角度から見て、批判したりパロディー化したりする事が
そんなに“窮屈な考え”のように見えますか?
いろんな社会問題を、自分の問題として考え、真面目に語る事が、
そんなに“今ここで話してもしようがない事”ですか?

もう何年も前から、留学生が日本人学生と色々真剣に討論しようとしても、
すぐはぐらかされてしまう、と嘆いていると聞かされてきた。
一体何時からこのような雰囲気になったのか。
梅雨時のうっとおしさより、世間を覆う不快指数が気になる。





Posted by Ru Na - 2017.06.26,Mon
6月に入っても雨は少なく、一日中降り続いたのは1日だけ。
暑い日があっても最低気温が低く、朝方は涼しいので過ごし易かった。
遅い梅雨入りだが、川は例年のこの時期ほどの渇水状態でもない。

ずっと毎日サギコロニー通いをして、日々が飛ぶように過ぎていき
コロニーのサギの数を数えるカウント調査日がやって来た。
少雨なのによりによって雨の予報、それも、朝だけ雨、午後一時雨、など
刻々変わるので、また、荒天の場合の代替日も雨の予報。
日中巣に残っている親鳥やヒナの数、種類は、毎日見ている私が
大体把握しているし、夕方餌取りから戻って来るサギの数と種類とを
しっかり数えられればいい、ひどい降りなら近くの橋の下に入って数えようと、
チーフと話し合って決行を決定。

 

しかしここまで降り続くとは思わなかった。
用意した調査記入用紙が濡れてしまうし、視界もあまり良くない。

  

天気が悪いので、まさか今日調査を行っているとは思わなかったのか、
参加者も少なかった。が、しっかり数えられる人、きちんと記録できる人
さえ数人揃っていれば、こういう悪天候の時はかえって
少人数がやり易いのである。

後半、雨がかからない橋の下から、戻って来るサギを皆で数える合間に、
コアジサシやヒナ連れのコチドリなど、いろんな鳥が現れ、盛り上った。

雨の合間にヒナに給餌するチュウサギ。

  

どうも冬の大ダイサギに見えるダイサギ。

  

さて、これから集計と、カウントの重複部分を割り出して引いていく
という、気の遠くなるような作業が待っている。







Posted by Ru Na - 2017.06.11,Sun
少し前のことになるが、コウノトリが誤射されたニュースはショックだった。
誤射したハンターは、駆除中のサギと間違えたという。
多くの人がコウノトリが舞う空を再生しようと努力している中の事件。
撃たれたのがコウノトリの母鳥であるというのも、やりきれないが、
「サギを駆除中」ということが、ショッキングである。
ニュースでは、単に「サギ」と書いてあったが、アオサギのことだろう。

狩猟対象になっていないアオサギが、実は全国で駆除されていて、
その主な理由が、「田の稲を踏んだから」であることは、
知りたくない、考えたくない知識として知っていたが、
その現実を突きつけられたようなニュースだった。
春浅いこの時期にも、水田に入るというだけで、
ヒトの都合で、こうも簡単に殺生ができるものだろうか。
アオサギも丁度子育て真っ最中の時期。
これまでどれほどのヒナが、巣の中で親鳥の帰りを待ち侘びて、
待っても待っても帰らない親鳥を呼んで鳴き続けて、餓死していっただろう。

希少種もありふれた鳥も、命の重さは同じである。
(自然や野鳥保護団体でもそう考えない者もいるが。)
みなそれぞれの想いを持ってそれそれの生を生きている。

5月上旬、動物園で最近飼育の様子が公開されたトキ夫婦に会った。

 

左が♂で、1羽で巣をせっせと作っていた。

 

右の♀は、その様子を見ているだけ。

 

それでも巣作りの様子が、やはりサギと共通していて、
実際に会うのは初めてのトキだが、とても親近感を覚えていたら、
スペースの奥にいた♂のトキが、すぐ近くまで飛んで来てくれた。

説明員さんの話では、この時期に巣作りはもう遅いそうだ。
トキもアオサギのように、営巣は早目らしい。
その後、先に産んだ卵を人工孵化して生まれたヒナを、
このペアは育てているらしい。

それにしても、棚田や木立など、それなりの工夫がされていて、
飛び回るスペースもある施設だが、3方の壁は透明で、トキの方からも
人が見ているのが分かる造りになっている。
私がトキなら落ち着かないだろう。

同じ動物園で、話題になっていたコビトカバとその子供。

  

赤ちゃんは、怖そうに隅っこにうずくまったまま。
親が庇う様にその前に不動の姿勢で立っていた。

古い動物園がこの場所に移転してからかなりになる。
当初、動物たちが広々とした所に移れて良かった、と思ったが、
日本では動物園という施設は、動物たちの幸せより、やはり人に観せるのが
優先されているように感じられる。
それでも傷病の野鳥が保護されて、ここで安全に暮らしているのを見ると、
この動物園があって良かった、とも思うのである。

屋外で飼育されているコウノトリ。

 

飛び去らないように羽を切ってあるのかもしれないが、
コウノトリにも親近感を抱く私に、美しいポーズで羽を広げてくれた。

トキもコウノトリも、サギも、ムクドリも、スズメも、
みんなみんな大切な愛おしい存在である。















Posted by Ru Na - 2017.05.31,Wed
桜が咲いて散っても、連休の時期になっても、まだのんびり川に残っている
冬の水鳥がいる。

  
   「キンクロハジロですが、なにか?」

  
   「天気が良いので、羽づくろいに熱が入ります。」

  

     
      「ホシハジロです。ワタシも羽づくろいします。」

      

      



 「カワアイサですが、春の陽気はいいものですね。」



  
     
      「オオバンもお忘れなきよう。」

水田のアオサギカップル。美しい光景である。
古来から田園に彩りを添え、彩りだけではなく、土壌を豊かにするのに
貢献してきたサギたち。
稲を踏むからと、他の方法も試みず簡単に駆除してしまおうというのは、
何と身勝手で貧しい心なのだろう。

  

一時的な滞在のシマアジ。小さいけれど、遠くからでもとても目立つ。

  

  

  

2年前にこのシマアジがやって来た時は、たった2日間の滞在で、
会えたのはどうも私だけだったみたいだが、
今回はわりと長くいて、多くの人の目を楽しませてくれた。

     





Posted by Ru Na - 2017.05.30,Tue
4月下旬、河岸では早くもセグロセキレイの巣立ちビナが見られた。

  

2羽のヒナを連れて歩く親鳥。

  

・・なものだから、29日の城庭園での早朝探鳥会で、
羽を振るわせるヤマガラを見た時、てっきり親鳥に餌をねだるヒナと
一瞬思ってしまったのだが、

  

ヒナには見えない。口いっぱいに緑色のもの(イモムシか?)を
くわえたまま、もう1羽に向かって羽を震わせている。
もう1羽の口に入れてあげた?・・と思えたが、

  

口の緑色はそのまま、もう1羽は知らん顔して行ってしまった。

  

それを追いかける羽震わせヤマガラ。
これは、♂が♀に求愛しているシーンだった!!
いわゆる、求愛給餌というもの。
ヤマガラが、求愛するのにこんなに羽を震わせると、初めて知った。

          

この時期の城庭園探鳥会は、大抵冬鳥と夏鳥に同時に会えるのだが、
この日は鳥が少なかった。
あまりにも鳥が少なかったものだから、池のほとりに舞い降りたアオサギに
皆殺到。
日頃、「何だ、アオサギか。」と言っているくせに、
大勢で、じっと水面を見つめるアオサギを取り囲んでしまった。

  

いくらこの庭園のアイドルとして、人馴れしている子だとしても
皆アオサギに近づきすぎ。
私は皆の中で一番遠くから、上の写真を撮っているのだが、
極力離れても、ズームを効かせれば、このくらいは撮れる。
野鳥はなるべく遠くから見る、といった基本を忘れては困るよ。

セキレイの巣立ちビナが頻繁に見られるようになり、
庭のスズメにも、ほよほよしたヒナが混じるようになった。
草陰のカワラヒワも何だか幼鳥っぽく見えるのだが・・・、

  

羽色を見ると成鳥らしい。
何かくわえているのは、ヒナに運ぶ餌か?
巣立ちビナがいないかと、目を凝らして川原を見ていて、
足の不自由なムクドリ発見。

  

片脚をどうかしたらしいが、餌を普通に食べ、普通に飛んで行った。
数日後にまた出会った。どうかずっと元気で無事でいてほしい。

ヒナがいるかと思うと、これから子育てしようと求愛している鳥もいる。
橋の下のドバト。仲睦まじい様子に見とれてしまった。

  

サギコロニーでは、サギが巣作りを始めていた。










Posted by Ru Na - 2017.05.21,Sun
記憶にとどめたい「鳥のいる風景」が溜まっている。
ソメイヨシノが散りかけた頃、農作業が始まって土起こししている水田に、
ケリがやって来た。

  

  
無事に安全な場所に営巣できるだろうか?
田植え前の水が張られた田んぼで、何か小さい鳥が小刻みに動いていた。
コチドリかと思ったが、イソシギだった。

  

  

イソシギもコチドリと同じように足を泥の中で震わせて、
餌になる虫などを追い出すと知った。
イソシギやムクドリ。ツグミにケリ、セグロセキレイ、カルガモ・・と
田植え前後の田んぼは色んな鳥の餌場になる。
期間限定なので、皆忙しそうである。
ふと見ると、遠くの方に見覚えのある足の長い白い鳥。

  

セイタカシギである!!

  

まさかこんな所で会えるとは! 一瞬目を疑った。
息をつめて、そっと遠くからズームで撮影していたが、
ちらりとこちらを見たセイタカシギ。飛んで行ってしまうのかと
思ったが、「あたしをもっとよく見てね」と言わんばかりに
かえって近くまで来てくれた。

  

  

セイタカシギには何か格別な気品と可愛らしさがある、と、
撮影するよりも見とれていたら、遠くでそれを見ていたケリの
癪に障ったらしく、ケリがセイタカシギに「あっち行け!」といった
ふうに、飛んで来てキックの攻撃。
セイタカシギは驚いて、また遠くの田んぼへ退散してしまった。
その間イソシギは、我関せずとばかり、尾を上下させながらひたすら採餌。

セイタカシギはまた優雅にのんびり、水田の中を歩き始めた。
それを遠くから見て、そっとその場を離れた。
セイタカシギが来たのは、この一日だけだった。

別の日、今度はコチドリがこの田の畦を歩いていた。

  

  


  



  





Posted by Ru Na - 2017.05.11,Thu
桜花には、ぱっと咲いてサッと潔く散るイメージが付いてまわるが、
なかなかどうして、この時期必ずやって来る風の強い雨の日にもめげず、
イメージよりは長く咲き続ける花である。
月下美人などは一晩でしぼんでしまうし、ヤブコウジの可憐な花は、
ほぼ1日で姿を消す。

風に吹かれて舞い上がる花吹雪、風も無いのにはらはらと散り続ける花びらの雨。
「しづこころなくはなのちるらむ」
ところが、古来詩歌に詠われたのはソメイヨシノではない。
秀吉の醍醐の花見の桜も枝垂桜で、現在の花の風景とは違っていた。

近世、桜は散り際の潔さが軍国主義にずい分利用されたわけだが、
今一度実際の桜を、割りとしぶとく粘り強いものとして
捉え直せないものだろうか。

4月12日、雨風で結構散ったと思いきや、まだ満開の様相をしていた。

  

散った花びらが、ピンクの絨毯を作りかけている。

  

枝垂桜はこれからである。ソメイヨシノに混じる濃い赤がそれ。

  

今を盛りの花の枝。

  


4月13日、花びらの吹き溜まり。

     

     


4月14日、すっかり芽吹いたタチヤナギの緑と。

  

4月15日、さすがに花がかなり散り、入れ替わりに緑の葉が芽づ。

  

柳が青めいた川原で飛行訓練をしていたオナガの仲良し兄弟。
一寸休憩。

   

アオジもまだいる。

   

ソメイヨシノが大方散ると、今度は街路樹の八重桜の出番。

      


4月24日、すっかり葉が枝を覆うようになった大橋の袂の桜。

     

この日この木で、このエリアでは初認であるコムクドリに出会った。

     









Posted by Ru Na - 2017.05.09,Tue
4月9日、ほぼ満開。

  


4月10日、文句なし満開。

    

    

           

高齢の三本桜は更に年取ったが、多少枝を切られても見事な花を付けている。

  

            


 

             

 

ソメイヨシノが満開の頃まで、川原でいつも待っていてくれたジョウビタキ。

  

オオジュリンもそこかしこで活動。

  

遊歩道に散り敷く花。

  

これはスズメの仕業である。
蜜を吸うのに、いちいち花をちぎらないとならないようだ。

息が詰まるほど密集した花邑の向うに、春の陽が落ちる。

  










Posted by Ru Na - 2017.04.27,Thu
桜はもう7、8分咲きのように見えた4月7日。

  


  

今年は雪が少なかったけれど、川の水はそれなりに春の増水をしていて、
護岸下の僅かな草地は水没している所が多い。

  

この時期の草むらによくいるのがオオジュリン。茎をむしってお食事中。

  


4月8日 うす晴れ、気候は暖。

  

満開に近い。

  


  


枝垂桜も咲き始めた。

   



  


先日からコロニーに時々様子見に来ていたサギたち。
この日は、コサギ、チュウサギ、ゴイサギの16羽がコロニーの木立に、
夕方暗くなってもそのままとまっていた。
いよいよ今年のサギコロニーの始まりかと思われたのだが・・・

  

翌日コロニーに来ていたサギは、夕方になると
皆どこかに飛び去ってしまった。







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