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見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
Posted by Ru Na - 2016.07.09,Sat
アッバス・キアロスタミ監督が亡くなった。
まだ70代。
この先も珠玉の作品がもっと見られるものと思っていたのだが・・。

近頃イラン映画はTVでほとんど放映していないが、
一時期イラン映画ブームが起こっていて、
この地方都市でも独立系小劇場でイラン映画祭が何度も催され、
色んな監督作品を観ることができた。

昔NHKがアジア映画をよく放映していた時、
偶然見た「バシュー 小さな異邦人」にすっかり魅せられ、
イラン映画に関心を持ち始めた私が、同監督(バフラム・ベイザーイ)による
他の作品も劇場で観ることができたし、巨匠マフマルハルバフ監督作品や
その娘さんが監督した「りんご」(何と!17才の時の作品らしい。)でも、
イラン映画の特徴とも云える、どう展開していくかの分からなさ、
物事がはかどらなくてやきもきさせる、を堪能したものだ。

物事が思うようにはかどらない、といえば、キアロスタミ作品が圧巻。
町のその辺にいる子供(役者でない)を使って、日常の些細な出来事を
描いているが、何か画面にとても大きなスケールを感じていた。
「友達の家はどこ?」「そして人生はつづく」「オリーブの林をぬけて」の
ジグザグの道三部作や、「桜桃の味」など、
映画の様々なシーンを今でも脳内再生できるほど、繰り返し観たものだ。
「パンと裏通り」「トラベラー」といった初期作品も、
劇場で観られたのは、映画祭ならでは。

監督しなくても制作に関わった作品、「鍵」「白い風船」も
とても好きで何度でも観たい映画である。


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Posted by Ru Na - 2010.11.25,Thu
今夜、県立音楽堂の邦楽ホールで、桂米團治の “おぺらくご” フィガロの結婚 
の公演があった。

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 音楽堂のエントランスには、
 こんなツリーが。








米團治といえば、桂米朝のご子息で元の小米朝。
2年前に襲名したが、今でもつい小米朝と呼んでしまう。

かなり前、もらったチケットでオーケストラ・アンサンブル金沢の公演に行ったら、
小米朝がモーツァルトの格好で出てきて、-私はモーツァルトと申します。-などと
ドイツ語で話して、司会をし、指揮をし、はてにはピアノでモーツァルトのソナタを
弾き、ずいぶん面白い人だと思っていたら、
本当に、自分はモーツァルトの生まれ変わり、だと公言していると、後で知った。
ドイツにも留学していたらしく、NHKの独語講座の生徒役になっていたこともある。
新聞で、小米朝がモーツアルトのオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」をもじって、
京都の老舗和菓子屋が舞台の「こしあん取って」という劇を作って上演したとの
ニュースを読んで、「み、見たいっ・・!」とずっと思っていた。

今回この公演を、新聞の折込チラシで見たその日すぐ、
音楽堂に電話して、チケットの予約をしてしまった。

前半は、枝雀の弟子紅雀と、米團治が落語を一席づつ。
(長屋の泥棒の噺と師走の借金取りをかわす噺)
そして後半がいよいよ「フィガロの結婚」落語版。

OEKのメンバー4人による序曲の演奏から始まり、
米團治が進行役と何役もこなし、途中地元出身の声楽家が、
ケルビーノとスザンナのアリアを歌ったが、米團治もなかなかすばらしい声で、
フィガロのアリア「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」を歌って、
このややこしいドタバタ喜劇を、30分でやってしまった。
上等の和菓子を上等のお茶で頂いたような、楽しい宵になった。

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 邦楽ホールの入り口の陶板。










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  音楽堂には様々な楽器のほか
  文楽人形も飾られている。
















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金沢市在住の美術家
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