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Posted by - 2024.04.19,Fri
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Posted by Ru Na - 2012.08.16,Thu
この夏はひどく暑い。この先どうなることかと思うくらい猛暑と熱帯夜続き。
あまりの暑さに、ノウゼンカズラの蕾はみんな落ちてしまい、
花はついに一つしか咲かなかった。
そんな猛暑の中で、今年は鉢植えのブルーベリーも葡萄も、実をぎっしり付けた。


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ブルーベリーの白っぽい実が端から黒くなって、熟したものは簡単に枝から離れる。

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毎日黒い実を少しづつ摘んでも、結構な収穫量になる。

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このくらいの量で、
ジャムだって作れる。











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 時々シジュウカラが
 近くで鳴くのだけれど
 実をついばんでいる
 様子はない。
 オナガの鳴き声もするが、
 ブルーベリーはパス。
 彼らの目的は
 どうも槇の木の実らしく
 様子見に来ているらしい。









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去年は虫にみんな
食べられてしまった葡萄も、
今年は房を多く付け、
順調に育っている。









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緑色のままでも既に食べられるくらい甘いのだが、
もうしばらくするとうっすらと紫がかってきて、食べ頃になるのを楽しみにしている。

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Posted by Ru Na - 2012.07.06,Fri
毎年春に東南アジアから渡ってきて、日本各地で賑やかに囀りながら
子育てをするオオヨシキリ。
名に「オオ」が付いてもスズメ大位で、こんな小さな身体のどこから
こんな大きな声が出るのかと思うくらい、全身を震わせて声を張り上げ、
水辺のヨシや潅木にとまって、縄張り宣言の囀りをし続けている。
初夏の水辺の素敵な風物詩である。

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口を開けると、中は鮮やかな赤色。
ふと口をつぐんだ時の顔は、えも言われず可愛い。

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私はこんなオオヨシキリが大好きで、毎年初夏に近所の川原の
立柳に来るのを楽しみにしている。
しかし今年は、河川敷工事のため木も草もすっかり刈られてしまい、
この小さな鳥たちが、遠路はるばる渡ってきても、居場所を見つけられない
のではと心配していたが、
5月、川をずっと下って行くと、まだ木も草も中洲も手が付けられていない一帯で、
彼らは密集して囀っていて、とても幸せな気持ちになれたのだった。

「ギョ、ギョ、ギョギョシ、ギョギョシ」という声に囲まれたくて、
幾度も川の下流まで自転車を走らせた。

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6月27日、自転車道の両側に、人の背丈より高く生い茂って緑の回廊を作っていた草が、
ことごとく刈られ、風景が一変していた!

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  近くには
  除草作業中の
  看板が。











6月も後半に入ると、草の中で営巣していたオオヨシキリのヒナが巣立てば、
その周囲を飛び回って、巣を守るため囀る父鳥も、あまり鳴かなくなるのだが、
少し前に来た時は、まだ方々で囀っている子たちがいた。
巣もろとも刈られてしまったのではと、ショックを受け、3日後また見に行くと
除草の範囲が上流に向かって、さらに広がっていた。

草刈をせめて後一週間待ってくれれば、大方巣立ってしまうだろうに。
梅雨入りしても、まだ雨はそんなに降っていないが、
雨が降れば作業はできないから、雨が降って欲しい。などと、うつうつ考え、
いつも暑さを避けて、作業が終わっている夕方に出かけるので、
いっそ朝早く行って、「オオヨシキリの巣に気を付けて下さい。」の看板でも
置いてこようかとも考えた。

次に少し早い時間に外出できた時、ちょうど草刈中の作業員に会えたので、
オオヨシキリの話をし、気を付けて下さいねとお願いした。
県の委託で除草作業にあたっている業者は、それぞれの受け持ち範囲の
作業をしているらしく、私が話できた人たちは、自転車道のすぐ脇の草しか
刈らない予定ですと言っていたので、少し安心できた。

resize5948.jpgしかし、そこより下流域は、
既に作業が終わっていて、
後のまつり。
水際まですっかり
緑が無くなっていた。

少なく見積もっても、
10以上の巣が
壊されてしまっただろう。
巣を守るため、
なぜもっと早く行動しなかったか
が悔やまれる。



草むらが無くなって戸惑っているような、キジの夫婦がうろついていた。
彼らも居場所がなくなっただけではなく、
子育て中の巣が壊されてしまったのかもしれなかった。

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Posted by Ru Na - 2012.05.05,Sat
越後七浦の海岸を出て、角田山麓の海沿いの道を弥彦山方向に進み、
弥彦山の周囲を回るように内陸の道に入る。

直江兼続の実弟、大国実頼がその城主だった天神山城址や彌彦神社の前を通り、
おなじみ、ラムサール条約の湿地・佐潟を目指した。
途中立ち寄ったコンビニの店内では、さすが新潟、野鳥の写真展をやっていて、
トキの写真も展示されていた。


佐潟の周囲の桜並木には、まだ少し花が残っていた。満開の時はさぞきれいだっただろう。

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冬の水鳥たちはほとんど旅立った後のようである。

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コガモが数羽。

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留鳥のオオバンは、広々と静かになった湖面をのんびり滑る。

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佐潟の野鳥観察舎はとても充実していて、佐潟で見られる鳥や植物のきれいなカードや
ポスターになるカレンダーの無料配布もあって、この一帯の自然の情報が満載。
湖に住む魚たちが泳ぐ水槽も見ることができる。

観察舎から左手の湖畔の小道を行くと、ちょっとした芝の広場があって、
家族連れがお弁当を食べていたりする。
さらに進むと、半分水に浸かった平底舟が置かれている。
何故かいつも心惹かれる場所。

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湿原の上を渡る木の遊歩道。ウシガエルの声が賑やか。
なつかしい声もきこえる。あのオオヨシキリの「ギョギョシ」という囀りを、
今年初めて聞いた。可愛い小さな夏鳥はどこにいるのだろうか。

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木の上に
カラスの巣があった。
抱卵しているのか、
じっと動かない
親鳥の尾が見えた。












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         緑の葉に濃い赤の花を咲かせている
         蔓性の植物。




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 木から木へと
 飛び回りながら
 鳴いていた
 ヒヨドリ。













エナガが潅木の細い枝の間を忙しげに動き回っていたので、撮影を試みて
やっと姿を捉えたと思ったら、写っていたのは一緒にいたらしいシジュウカラだった。

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白い桜が風に揺れていた。これは何という種類だろう。

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その近くのヨシ原で、ついにオオヨシキリの姿を見つけた。

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口を開けると中が真っ赤だけれど、ウグイスに似た可愛い顔。
それもそのはず、オオヨシキリはウグイス科の鳥。

木製の二階建ての野鳥観察小屋の周囲のヨシ田の水路には、散った桜の花びらが
沢山浮いて、とてもきれい。

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オオヨシキリの声が方々聞こえるが、まだ渡ってきて間もないせいか
ヨシに潜り込んでいて、あまり上の方まで登って来ていない。

やっと姿を見つけた2羽目のオオヨシキリ。

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もうじき佐潟はオオヨシキリの声で埋めつくされるだろう。

引き返す道の途中、湖に隣接した畑の上方の梢にいた鳥。

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どう見てもツグミのようだが、
近くにいたヒヨドリに比べて、ひと回り大きく見えた。
こんな大きいツグミがいるのだろうか。

散り敷く桜の花びらと、菜の花畑の黄色が、素敵な風景を作り出していた。

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Posted by Ru Na - 2012.05.05,Sat
翌29日は、角田山麓へ。
どこまでも広がる平らな新潟平野の海側の端に、突然せり上がる三角形の山塊。
角田山と弥彦山である。
戦時中この地に疎開した、歌謡曲「くちなしの花」「北国の春」などで知られる作曲家、
遠藤実の音楽には、この強烈で印象的な風景が色濃く反映されていると言われている。
その遠藤実記念館のある林を抜けて、角田岬の灯台の麓に着いた。

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 今日も6月並みの暑さ。
 日差しが強い。

 角田山には
 幾つもの登山ルート
 があるが、
 お目当ては登山ではなく
 海側の遊歩道。

 でも、灯台にも
 登ってみたい。







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 先に灯台に登ろうかと
 辺りを見回すと、
 岬の下に岩を穿った
 トンネルがあった。

 こんなものが
 目の前にあったら
 くぐらないわけには
 いかないでしょ。







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そのトンネルが
岩場の遊歩道への入口だった。

そこを抜けると
岩に入り込んだ細長い入江の奥に
二つの洞窟が見えてきた。
奥は相当深そうである。

立看板に、義経が奥州に逃れるとき
舟を隠した所、とあった。




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義経の船隠しの洞窟は、七尾湾にも氷見の雨晴にもあるが、
確かに隠れるにはもってこいの場所である。

トンネルを抜けるとそこは岩国だった。この辺は越後七浦という海岸。

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海は何故か緑白色。写真には写っていないが、佐渡の島影もよく見えた。

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振り返って灯台を望むと、すぐ下の岩に猛禽類がとまって辺りを見回している。

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ハヤブサらしい。
とても綺麗な声のさえずりが聞こえてきた。最初はイカルの声かと思った。
見渡す岩の上に、イソヒヨドリが!

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ここに来ればイソヒヨ君に会えるような気がしていた。早速の出会い。
少しとまって囀っては、岩から斜面へと飛び回っている。なかなかカメラが追いつかない。

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遊歩道は海に落ち込む岩の脇腹にあって、結構スリリング。

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頭上に岩がせり出していたり、足元の岩の割れ目から遥か下方の海水が見えたりする。

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そろそろと進んでいくと、あちらこちらでイソヒヨドリが飛んだり囀ったり、みんな忙しそう。

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前方の遠くの崖にはウミウが1羽。

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青と赤のきれいな色をしたイソヒヨドリはツグミの仲間。

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こんな多くのイソヒヨ君に一時に会えるなんて、とすっかり嬉しくなって
ふと足元の崖下を見ると・・

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何かくわえたイソヒヨドリの♀が。 乾いた海草かしら。

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「ねえ、何もってるの?」 「これいいでしょ。あたしのよ。」

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食べ物なのか巣作りの材料なのか、イソヒヨ子さんは獲物をくわえて嬉しそうに飛び去った。

さらに先に進むと、見覚えのある岩が見えてきた。

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5年前、つれあいが新潟の職場に移った最初の年に訪ねた弥彦山から
海岸道路に降りた時見つけた岩場。
黒々とした岩と緑のコントラストが美しく、またここに来たいと思っていたのである。

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遊歩道は海岸道路の下あたりで壊れていて、先に進むことができなかった。
元来た道を引き返して、今度は灯台に登る。

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この角田灯台は
地図で見る新潟の
真っ直ぐな海岸線が、
ちょっと出っ張って
いるところにある。

角田山の山頂は、
背後に見える山の
さらに奥にあるらしい。

ここを分岐に、
左手は岩の海岸、
右手には
白い砂浜が
どこまでも続いている。
この極端な変わり様に
驚いてしまう。


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灯台の周囲の電柱にも、イソヒヨドリがとまっていた。

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Posted by Ru Na - 2012.05.04,Fri
撒かれた餌をひとしきり食べて、お腹いっぱいになった水鳥たちは、
思い思いに水面に散らばったり、人工島で羽づくろいしたり、のんびりくつろいでいる。
ハシビロガモも♀の後を追いかけたり楽しそうにしている。

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冬鳥の本格的な繁殖は、シベリアなどに帰ってからだけれど、
予行練習なのか、カモたちはよく仲良さそうな求愛の仕草をしている。
ほのぼのと眺めていたら、水鳥達が浮いている遠くの湖面に何か違和感が。

最初はマガモが2羽、直列つなぎで泳いでいるのだと思った。
しかしどう見ても、異様に身体が長い1羽の水鳥。

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周囲のカモたちの倍近くある。

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その水鳥は次第に近づいて来て、目の前を横切って、また遠ざかって行った。

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この大きさはマガンのもの。ガンの仲間にこんな鳥がいたっけ?

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振り向いた顔は、マガモそのもの。
何かいけないものを見てしまったような気分が残った。

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セイタカシギを見つけた島陰に、こんな鳥が1羽休んでいた。

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とっさにガチョウかアヒルかの区別がつかなかったが、
先の不思議な水鳥は、この子に何か関係があるような気がしてきた。

セイタカシギを撮影していると、謎の水鳥もすぐ近くに来ていて、
この辺が自分専用の場所、といった様子でくつろいでいた。

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せっかく鳥に詳しいおじさんに出会ったのに、何の鳥か聞きそびれてしまった。

湖の周囲を回る。島の反対側ではマガモの♂が休んでいた。
こちらは正真正銘のマガモ。

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前回来た時は、湖の対岸は湿地と田畑が広がっているような気がしていたが、
実際に回ると、湿地は右手の方だけで、奥は宅地の横の開けた遊歩道だった。
そこからの眺めも美しく、こんな風景を日夜望める家に住む人が羨ましい。

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さらに進むと、マガモの♂が2羽ケンカをしている。1羽がもう1羽の羽根を引っ張ったり、
片っ方はやられっぱなしの感じである。

「ボクのカモ子ちゃんに手を出すな!」 「なんだい、ちょっと話しただけなのに・・。」

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ふと見ると、岸辺に心細げな顔の♀が、隅に隠れるようにしていた。

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あの♂たちのケンカの理由は、
このうら若い、というより、まだほんの子供のような乙女をめぐる争いだったようだ。

岸辺を一巡して、桟橋が見えるところまで戻ってきた頃には、陽が傾き始めていた。
ツルシギたちは、相変わらず先程の人工島の上に居て、羽に頭を突っ込んでいる。
どこからともなくダイサギが、1羽また1羽と舞い降りてきた。

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散歩中の地元の人に呼び止められて、しばらく話をしていたら、
ダイサギの数はいつの間にか12羽以上に増えていた。

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そして、朱に染まる湖面を、またあの謎の水鳥が音も無く滑っていった。

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その夜眠ろうとすると、瞼の裏側にあの鳥が横切っていく。
ずっと気になってしようがない。

金沢に帰ってからあれこれ調べ続けた。
ガンの仲間ではない。
ガチョウはマガンを家禽化したもの。アヒルはマガモを家禽化したもので、大きさが違う。
アヒルには先祖返りするものがいるらしく、
この水鳥はどうやら、アオクビアヒルと呼ばれているものらしいと判明して、
やっとこれで不眠から開放された。







Posted by Ru Na - 2012.05.03,Thu
駐車場から湖の岸辺に出ると、右手の人工島の上に茶色っぽい鳥の群がうずくまっていた。
双眼鏡でちょっと覗くと、カルガモが見えたので全部カルガモだと思い、
左手のカモ類やコハクチョウが沢山いる桟橋の方へ。
そこでハシビロガモやオナガガモなどを感激しながら眺めていたら、
先程の人工島から群が舞い上がって、湖の上を旋回し始めた。
カルガモよりもっと小さく、先が尖った羽が方向転換するたび白く見えたり黒く見えたりする。
何か分からないけれど、シギ類だ!

シギたちは次第に近づいてきて、桟橋の向こうの人工島に舞い降りた。

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何のシギだろう。30羽ほどいる。
シギの識別は難しい。後で調べようととりあえずズームで何枚も撮影。

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湖の近くの地元の農産物を売るお店で、飲み物と米粉の小さなパンを買って、
今度は湖の左手の方に回る。
緑の木立の手前に橋が架かっていて、前回来た時は時間の関係もあって渡らずじまい。
今回は是非、瓢湖をくまなく歩いてみたい。

橋を渡ると、メインの大きい湖とその左横の細長い湖を隔てる小道に出た。
美しい木立は小さな島になっていた。

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 細長い湖には
 野鳥観察舎が 
 あったが、残念、
 閉まっていた。
 こちらはヨシ原が続く
 自然の景観。
 ヨシゴイは
 こういう所に
 いるのだろうか。
 コガモの姿が
 ちらほらと
 認められた。







うっとりするほど美しい木立のある島。石を並べて囲いを作ってあったり、
鳥たちが楽しく過ごせそうな形にしてある。
私が水鳥なら、こういう所に住みたい。

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その島の端を歩いている小さな鳥。 あっ、また別のシギがいる!

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夢中で見ていたら、おじさんが近付いて来て、あれはセイタカシギだと言う。
話をすると、どうも鳥の図鑑の写真を撮る写真家関係の方のようで、
鳥にとても詳しく、カメラの露出補正をして撮るコツまで教えて下さった。
それで、先に見た群のシギは、ツルシギと判明。

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おじさんと話している間も、セイタカシギはこちらの岸に来たり、あちらこちら歩き回って
我々にかなり近い場所でせっせと採餌し続けていた。

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なんて長い脚。なんて不思議なプロポーション。

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会えたらいいなと思っていたヨシゴイは、まだ来ていないとのことだった。








Posted by Ru Na - 2012.05.02,Wed
瓢湖は白鳥の越冬地として知られている。
2年前の6月に訪ねた時は、まだ若すぎて渡りをせずに残ったとおぼしき
コハクチョウが群で泳いでいた。
今回はコハクチョウは5〜6羽で、そのほとんどが成鳥だった。
何故この時期にいるのだろう。怪我か何かで渡りを諦めたのか、それとも
幼鳥の時、日本の暑い夏を過ごしたら、案外居心地が良かったので、
そのまま居着いてしまったのだろうか。

頭が少し黒いこの子が、まだ子供のコハクチョウ。

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思い思いに人工島でくつろいで、羽繕いしたり色んなポーズをとっているけれど、
白鳥はやはり白鳥。どんな格好をしてもとても優雅である。

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他のカモたちや、スズメやハトとお食事。

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「あたしのアップもうつくしいでしょ?」

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元祖「白鳥の湖」。 二羽の白鳥の踊り。

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三羽の白鳥の踊り。


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Posted by Ru Na - 2012.05.02,Wed
福島潟を出て、阿賀野市の瓢湖へ。ここは白鳥の越冬地として有名である。
以前訪ねた初夏には、渡りをしないで残っている子供のコハクチョウが何羽もいた。
もしかしてヨシゴイに会えないかな。

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駐車場の片隅には
巨大な白鳥の首が。
何かの看板に
使ったものかしら。













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  管理小屋の前に
  青いポストがあった。
  郵便ポストではなく、
  瓢湖の自然保護の
  募金入れだった。


  

  こちらは福島潟に比べ
  人が少なく静かである。
  賑やかなのは
  水鳥たちの鳴き声。


  冬のカモたちが
  まだずいぶん大勢いる。






キンクロハジロやマガモ、そしてヒドリガモがコハクチョウの周囲で泳いでいる。
こんなに沢山のヒドリガモを一度に見たのは初めて。

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管理小屋から出てきた人が、一般人立ち入り禁止の桟橋の上から餌を撒くと、
水鳥たち、ハトやスズメ、ハシボソガラスまでいっせいに集まってきて、
水の上は大混乱。

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ふと見ると、アメリカヒドリが1羽混じっていた。

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こちらが普通のヒドリガモ。

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何と、ハシビロガモも数羽。こんな真近で見ていいのかしら。

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「ボクの自慢は、この大きなクチバシさ。」

優雅な衣装デザインのオナガガモもいた。

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Posted by Ru Na - 2012.04.22,Sun
今日、市民芸術村で野鳥の会石川の総会があった。
色んな活動報告などの後、蜂を食べる希少種のタカ、ハチクマの研究者による
記念講演会が行われた。

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 講師の久野公啓さん。
 長野を本拠地に、竜飛崎で渡りを観察したり、
 時々河北潟でも鳥見をされているらしい。
 森の妖精のような雰囲気の方。





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ハチクマは土の中などのスズメバチの巣を壊して中の幼虫を食べる、クマタカによく似た鳥。
同じ種でも顔つきも羽の色も変化に富んでいる。
♂は赤い目の可愛らしい顔をしていて、♀は黄色い目で精悍な表情。

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 左がハチクマ。








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 ハチクマは
 毎年違う相手と
 営巣する。
 ある♀・saYOの 
 つがい関係を
 年表にしたもの。





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  SAYOさんが
 ペアを組んだ
 ♂たちは
 みんな似ていて
 どうもこのタイプが
 SAYOさんの
 好みらしい。







ハチクマは日本とマレーシアを行き来しているが、
渡りのルートは、行きと帰りが違っている。気流の関係ではと考えられているらしい。

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「蜂の巣見っけーー。」

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タカの仲間とはいえ、仕草も表情もなかなか可愛らしい。
何故、蜂に刺されないで巣を食べることができるのか、まだはっきり分かっていないらしいが、
巣を掘り出す前、脚で周囲の土をトントンと叩いて、蜂をおとなしくさせているようだ。

resize4839.jpg ハチクマが掘り返した後の
 スズメバチの巣に近づいて、
 蜂に刺されて大暴れしている
 熊の映像に、みんな大笑い。

 一度スタコラと逃げ出した熊、
 めげずに再び戻って来て
 蜂の巣をみんな平らげてしまった。

 翌日ご機嫌な様子で
 やって来たハチクマ君。
 お目当ての巣が見つからず、
 「ないよー、ないよー。」と
 あせって探し回っていた。



ハチクマも蜂に刺されることがあるという。
下は、ハチクマにたかっている蜜蜂をスタッフが必死で払っているところ。

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刺されればハチクマだって赤く腫れるらしいが、人間と違って数十分で治ってしまうのだそうだ。

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 謎だらけの鳥、ハチクマ。
 研究グループの人たちは
 ハチクマが可愛くって
 しようがないらしい。
 言葉の端々に
 その愛情が感じられた。









講演会から次の会食が始まるまでの間、スズメやコゲラの鳴き声がするので、
市民芸術村の広い敷地内にある木立の方へ足を運んだ。

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桜はほとんど散って、
ボケの花が小雨に濡れて
色鮮やか。







微かな鳴き声と共に
黄色い小鳥が
木々の間を行き来している。
これはもしかして・・・。


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私が今まで、なかなかアップで見られなかったキビタキ!

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傘を地面に置いて、雨のかからない木の下で待っていたら、近くに来てくれた

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カメラを構えたらサッと遠ざかり、カメラを降すとまた近づいてくる。
まるで、かくれんぼか鬼ごっこで遊んでくれているみたい。

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キビタキともう少し遊んでいたかったけれど、もう時間。 また会えたらいいね。

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 レンガ亭で、
 久野さんを囲んでの会食。
 興味深い話を
 沢山聞く事ができた。














Posted by Ru Na - 2012.04.16,Mon
平日はとても忙しい大工さんが、ハクビシンが出入りしていた家の外壁の、
穴を塞ぐ工事の下見に朝から訪れ、とりあえず応急処置をして下さった。
お花見日和の日曜日。
せっかくの休日を、半日費やしていただいて申し訳なかった。

金魚たちと私の昼食後、夕方の用事まで時間があるので、河川敷の桜を見に行った。
メジロたちはしばらく前から庭に来なくなっていたし、ヒヨドリたちも桜が咲き始めてから
とても忙しそうで、大声で鳴きながら庭に来ては、ちょっとだけリンゴをつついて
またすぐどこかに行ってしまう。
ヒヨたちは、桜の蜜を吸いに川原を飛び回っているのかもしれない。

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 日差しは
 わりと強いが、
 空気はひんやりして
 心地がいい。











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もこもこになった
花の木。
お昼前後の
お花見グループの
人出が引いた後。
静かに散策する人、
スケッチしている人と
時々行き合うくらいで
のんびりできた。








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誰かが上げて
枝に引っかかった
ままの凧が、
微風に揺れている。






老木も見事な花を
咲かせていた。



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花曇の柔らかな日差しが、綿の玉を連ねたような花の枝に微妙な明暗を作る。

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キンクロハジロのつがいがまだいた。

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風もないのに何故か2羽とも頭の後ろの羽毛が逆立っていた。

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あちらこちらの桜を
群で飛び渡っている
スズメたち。
人が近づくと
サッと近くの民家の
屋根に避難する。

ヒヨドリもつがいで
方々飛んでいるが、
あまり花の上に
長居していないよう。
どこに
うちのヒヨたちが
いるのか判らない。




スズメたちはさかんに桜花をつついて、くわえて下に落としている。
不器用で、花をちぎらないと蜜が吸えないようだ。

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花はくるくる回りながら下に落ちていく。
だから、地面に落ちている柄が付いたままの桜は、みんなスズメの仕業。
こんなに沢山つついて落としても、満開の桜の花が減っているようには見えない。

ご馳走さまと、近くの電線の上で嘴をぬぐう。

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Posted by Ru Na - 2012.04.14,Sat
今年はどこでも桜の開花が遅れている。と、言われてきたが、
咲き始めると、その花のほころびの早さに毎年ながら驚かされる。

3日前川原を通った時、桜の枝先がほんの少し白くなっていただけだったが、
ニュースでは、この週末が見頃でしょうと盛んに言っていた。
花の時期恒例の無料開放をやっている兼六園に足を運んでみた。

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 いつも花見の時期に
 咲き誇る近所の椿。
 1本の木に白と紅が混じる。
 こんなふうに一つの花が
 2色になっていたりもする。










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百間堀の桜。
満開までもう少し。
青い空には
不思議な形の雲が。






石川門の手前の桜は
いつも花が密集している。





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兼六園には、ソメイヨシノだけではなく、多くの種類の桜が植えられている。
特に百間堀沿いは、さながら桜のギャラリー。

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すごい人出の中を園内に入ると、しだれ桜もかなり開いていた。

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人が密集する処を避けて、園のはずれのお気に入りの場所へ。
ここは鳥たちがよく集まっている。

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スズメが苔の上で遊ぶ頭上では、シジュウカラやヒヨドリが囀っていた。

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人がまばらな曲水のはずれ。植え込みの間をサッと隠れるように低く飛び回っていたのは
ウグイス。
人通りの合間をぬって、上手に曲水で水浴びをしていた。

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赤い椿は
まだまばらだけれど、
園の方々で
彩りをそえていた。











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 曲水を被う
 桜のトンネル。
 ここはいつも
 人気スポット。









梅林の方へ行ってみる。
桃の花が満開で、梅もまだ残っていた。

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福島県の三春町は、梅と桃、桜が同時に咲き、三つの春が一度に来るというのが
町の名の由来になったと聞いたが、今の兼六園がちょうどそんな様子をしている。

木の根元で走っては止まり、また走る鳥が。
シロハラだった!
この冬はシロハラの姿を見ていなかった。
夏鳥の季節になっても一番後まで留まっているのんびり屋の冬鳥。
会えてよかった。

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シジュウカラに混じってきれいな声で囀っているのは誰?
逆光でよく分からなかったが、イカルかもしれない

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霞が池で鯉たちに挨拶してから瓢池に降りると、
キラっと何かが光った。
見ると、こんな大勢の人が通るのに、カワセミが池に飛び込んでいた!

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周囲は誰も気付いていないようだった。
夕方寝ぐらに戻る前に、お腹がすいて背に腹はかえられぬと、
こんな人ごみに出てきたのかもしれない。


ライトアップの灯がともり始めた。帰り際ついでに川原に回ってみると、
もういなくなっただろうと思っていたキンクロハジロとカワアイサがいた。

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河岸の年老いた三本桜の周囲は、満開に咲き誇っていた。

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Posted by Ru Na - 2012.04.10,Tue
探鳥会が解散してから、一人また海岸に出てみた。
海に続く林の中の小道、行く手に小鳥がポロっと道に下りたり、また梢に止まったりの
姿が見える。
何の鳥だろうとカメラを構えようとしたら、散歩の御夫婦に話しかけられ、見失ってしまった。
御夫婦はこの近所の方で、やはり近頃ここに出没するヤツガシラの噂をご存じだった。
しばらく楽しくおしゃべりをした。

近頃この森に来る度に、別名バズーカ砲とも呼ぶ、大きな望遠レンズのカメラや、
デジスコなどをを抱えて歩いている人が、次第に増えてきているような気がする。
鳥の写真を撮るのがブームになっているらしい。
以前は、道で行き合う人は自然に挨拶し、鳥情報を交換したりしていたが、
近頃会う鳥写真ハンターたちは、何となく排他的でよそよそしい雰囲気がある。
シャッターチャンスを追求するあまり、鳥たちを追い回したり、怖がらせたりしなければいいが。

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 お昼近くの
 春の海。
 気温が上がって
 暑いくらい。

 海や波の
 ビデオ撮影をする。










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波が巻き崩れる形、
砂の上に広がる模様。
変化し続ける海の姿は
見ても見ても
見飽きることはなく、
ついまた時の経つのを
忘れてしまう。










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砂の上のオブジェ。穴を開けた大きなバケツは漁の道具なのかもしれない。

早く帰らねばと川縁の小道に戻り、あまり人が通らない区間にさしかかると、
道を横切って草むらと川の土手の間を行き来する小鳥たちが数羽。
何の鳥かしらと、立ち止まってそっと見る。
姿がはっきり見えそうと思ったら、自転車が通ったり人が歩いてきたりで
鳥たちはすぐに隠れてしまう。
それでも適当に何枚か撮ってみた写真に、こんな小鳥が写っていた。

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写真を4分の1程にトリミングして拡大したもの。
ノビタキか、ジョウビタキの♀か、ルリビタキの♀か、と図鑑を調べ、
羽の白い部分でジョウビタキの♀と判定。(間違っていたら、教えて下さい。)
ジョウビタキは冬鳥、他のヒタキ類はこれからが彼らの季節である。
地味な♀は判別が難しい。

川の土手の草むらを行き来していた、チラッと見えた羽からホオジロかと思った小鳥が、
つがいですぐ近くに止まった。
怖がらせたくなくて、こちらもなるべく静かに見て見ぬふりをして、
川面のホシハジロなどをを眺めていたら、
向うから若いカップルがやって来た。ああまた小鳥たちが逃げてしまう。
およそ鳥見をするタイプには見えなかったが、やはりバズーカ砲を携えていて、
すれ違いざま、「コマドリの声がするなあ。」と話すのが聞こえた。なかなか鳥に詳しそうであった。
そして、「あっ、オオジュリンがいる。」と言う。

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先ほど探鳥会で、対岸にオオジュリンを見つけた人がいた。
私はどのような鳥かよく知らず、言われた場所を双眼鏡で探したが見つけられなかった。
それがこの子たちだったなんて。
思わずカメラで連写していた。

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カップルも数枚連写してから、こちらをチラリとも見ず行ってしまった。
オオジュリンは気にする様子もなく、熱心にヨシの皮をむしっては
中の虫を探して食べているようだった。

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そろそろ帰らねば。橋を渡って、森の対岸の自転車道へ。
キンクロハジロも今年はこれで見納めかもしれないと、未練がましく振り返って見ると、
先ほどは気がつかなかったシノリガモもいた。

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この子たちも、もうじき北帰行。
こんな穏やかな日に、ゆっくり英気を養って、無事にシベリアに帰り着いてほしい。








Posted by Ru Na - 2012.03.21,Wed
そこはかとないメランコリーを漂わせて、音楽に聴き入っている様子のヒヨ。
流れているのはカッチーニの「アマリリうるわし」。

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久しぶりにリコーダーによる古楽のCDをかけたら、
庭の山茶花に止まってリンゴやパイナップルを食べていたヒヨ乃が、
いつもなら食べ終わったらすぐ飛んで行ってしまうのに、長い間枝に止まってじっとしていた。
時々首をかしげたり、しみじみとした表情を浮かべている。

先日もラジオから、カントールーブの「オーベルニュの歌」が流れたら、
メジロもヒヨドリも、しばし食べている嘴を休めて耳を傾けているようだった。





Posted by Ru Na - 2012.03.19,Mon
冬の間ビニールシートで覆った波板の下で、大雪も大寒波もしのいできた池の金魚たち。
今日は今年初めての池の水換えをした。

朝まで雨やみぞれが降り、その後天気は回復したが空気はかなり冷たい。
ずっと庭で人が行き来していると、リンゴやミカンを食べに来ている小鳥たちがこわがって、
十分食事できないのでは、と心配ではあるが、池の金魚たちの健康上必要な行事なので
今日だけ我慢してもらう。

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 水を2〜3日前から汲み置き
 するために、
 庭に水バケツなど
 運び込むたび
 メジロが文句を言って
 いるようだった。



 池を洗っている間
 衣装ケースの中で
 待っている金魚たち。




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ここのところ
夜が冷えるので
水は冷たく
みんなちょっと
寒そうな顔をしている。












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「お家のお掃除、まだすまないのかしら。」と、ひたすら待つ金魚たち。

時々近くでヒヨが「まあだ?」といったふうに鳴く。
近頃メジロは誰かが庭に出ると、「早う向うに行ってよ。落ち着いて食べられないやないの。」
と言うように、キチキチキチと声を張り上げるが、
今日も両隣の庭木を行き来して、盛んに抗議している様子。
途中何度かお茶休憩と称して、鳥たちのため家の中に入るのではかどらない。

やっと池に新しい水を入れて金魚たちを戻した。

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「明るくなったねえ。でもまだ寒いね。」

でもこれで終わりではない。
金魚たちを狙う動物よけと、黄砂など大気汚染物質混じりの雨が池に入らぬよう、
池に網を被せて透明な波板で覆いを作らなければならない。
その波板を、メジロたち用のミカンかごを吊るした場所からなるべく遠い場所で洗っていると、
メジロがすぐ側で、鳴きすぎて少しかれてしまったような声を張り上げて鳴くので、
もう辛抱できなくなったのだろうと、中断して家の中にに引っ込んで
窓からそっとのぞくと、

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早速、ミカンかごに止まってずっと食べ続けていた。
結局薄暗くなってから作業の続きをしなければならなかった。

― メジたちに つるべとられて もらい水 ―

こんな風に一生懸命自己主張する小鳥たちが可愛くてしようがないのである。
桜花などの食べ物がいっぱいになる季節まで、我が家の庭で安心して過ごしてほしい。

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先日、バナナとミカンの間で、加賀鳶(ハシゴ登り)のような器用な止まり方を
していたメジロ。





Posted by Ru Na - 2012.03.07,Wed
四月上旬並みの気温になった6日、用事の合間にほんのしばらくだけと、
川原の様子を見に行った。
今日の川の水はひどく茶色に濁っている。
いつものようにホシハジロを1羽混じえたキンクロハジロの群がぼんやり浮かんでいる。

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何だかやたら水面が広い、と見ると・・・・・・・・
何て事!!! 河岸にひとつだけ残されていた草地がすっかり削られていた!!

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工事の印の杭が打たれていなかったので、ここだけは工事から免れている
鳥たちの最後のサンクチュアリ(避難所)だと思っていたのに!

1月12日の同じ場所。

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先月の様子。

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この小さな草地の陰にはカモたちが休らい、エナガやスズメが遊び、
アオジやカシラダカを見たこともある。
最後にオシドリの姿を見たのもここだった。

昨日の夕方バンがオオバンと一緒に潅木の下にいた。
あちらこちら動き回っていた可哀想なバンも、ついに居場所をみつけたかな、と
安堵していたのに。

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ちょっと暗いけれど動画から切出した写真。左がバン、右がオオバン。

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キンクロハジロたちも呆然とした様子で、壊された草地の方を見つめていた。

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カイツブリも、潜っては浮かんで見ている方向は草地の残骸。

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