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Posted by - 2024.04.27,Sat
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Posted by Ru Na - 2014.03.28,Fri
3月は何かと気ぜわしい。
今年は特に、2月中に終わらせる予定だった事が、
次々と先延ばしになったり、
増税前の駆け込み工事をしたりしていたら、
気が付くともう月末。
寒暖差も大きくて、季節感がもうひとつだが、
それでもいつの間にか木々には小さな緑の芽が出ている。
せっかくの天気、せっかく時間ができた日は河口の森へ。

川べりに早春恒例の彩り。

   

途中サギコロニーに立ち寄ったら、ゴイサギがもう5羽来ていた!

 

工事のせいで周囲の木が少なくなって、見通しが良すぎるので、
今年は落ち着いて子育て出来るだろうかと、心配しているが、
とりあえず戻ってきてくれた。

 

冬をずっとここで過ごしたマガモたちは、まだのんびりしている。

   

やはり冬中ここにいたダイサギ。お別れは、まだもう少し先ね。

   

河口近くのカンムリカイツブリ。

 

いつの間にか数が増えて、今日も7-8羽。
もう夏羽になっている。

 

   
 
 夏羽の白い頭のカワウもいる。

  

森の中でヒレンジャクの群に出合った!

  
はじめまして、ヒレンジャク。この森でゆっくりしていってね。
日没の最後の陽を浴びて、もうお休みの時間らしい。みんな丸くなっていた。

 






薄暗くなった河岸の遊歩道に、オナガが降り立って
地面に落ちている木の実を熱心についばんでいた。

 



 
 
 
 
 
 
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Posted by Ru Na - 2013.04.09,Tue
週末日本列島を襲った低気圧で、風が吹き荒れ雨もそこそこに降ったので、
桜はみんな散ってしまっただろうと、昨日川原の様子を見に行ったら、
花はしっかり持ちこたえていた。



さすがに満開時よりはボリュームが減り、道路には花びらが散り敷いていた。



木の上のハシボソガラスの巣は健在。まだ花にうまく隠れている。



スズメも残った花むらでお食事中。



今日も風が強く、今にも雨が落ちてきそうな曇天だが、
今日まで無料開放している兼六園に行ってみたら、まだ十分花が残っていた。



雨が降り出したが風が止んだせいか、小鳥たちが活発に動き回っている。
木立の間を飛び回っていたカワラヒワ。



せわしなく動き回るシジュウカラやヤマガラを見ていたら、
やっぱり現れたシロハラちゃん。久しぶりね。元気そうで良かった。





花見客が近くで見ていても、てんで平気で採餌していたシジュウカラ。









Posted by Ru Na - 2013.03.05,Tue
夜明けと共に1番賑やかに鳴き出すのはヒヨドリ。
ヒヨドリは、日本ではどこにでもいるありふれた鳥だけれど、
実はほとんど日本と韓国にしかいないらしく、
欧米のバードウォッチャーには憧れの的らしい。
昭和の初期まであまり街中には出てこなくて、山に住む鳥だったらしい。
だから、TVの時代劇の背景に、よくヒヨドリの鳴き声が入っているのは、
ほぼ間違いなのである。

冬の庭にミカンなど置いて、餌の少ない時期に小鳥たちに食事を供する者のうち、
ヒヨドリが来るとメジロたちが追い払われて来なくなるからと、
ヒヨを目の敵にしている人も時々いるのだが、
この賢くて表情豊かな鳥のファンも増えてきているような気がする。
私もヒヨドリ大好き人間で、ヒヨたちにおねだりされるとすっかり嬉しくなってしまう。

毎年秋の終わり頃、我が家やお隣の槇の木の実をヒヨたちが
食べに来るようになると、冬の到来を感じて、
そろそろ小鳥レストランを開かねばと思う。



毎年来るヒヨ子。嘴の付け根の毛の乱れが特徴。
女の子だと思っていたら、どうも男の子らしい。
ヒヨ乃と一緒に、よくアンテナの上で庭の様子を見ていて、
庭に果物を出すのが遅れると、鳴いて催促する。



冬の初め頃は、まだ警戒心が強くて、人影が見えるとすぐ逃げてしまったが、
段々打ち解けて、私が近くにいても2羽で庭を飛び回ったりしている。

ヒヨたちのため、カットしたバナナとリンゴなどを
庭に出る踏み台の手すりに並べておくと、上手にサッと取って行く。

 

食べ終わると、「食べたよー。次の早くちょうだい。」といった調子で
可愛く鳴くので、私は日に何度もお給仕しなければならない。
メジロたちもこのカットバナナが大好きで、ヒヨと交代でつついている。

山茶花の枝にもリンゴの芯や皮を刺してあるのだが、
こちらはカットバナナを食べ終わってから、おもむろに食べている。

















Posted by Ru Na - 2013.02.28,Thu
ここ2日ばかり気温が上がって、庭の小屋の軒下でずっと溶けなかったつららが消えた。



天気が良いものだから、昨日の夕方ちょっと川原の様子を見に行った。
近頃増えたキンクロハジロが22羽、水面に浮かんで
のんびり羽繕いなどしていた。

      

 

豊かな水量の流れが陽光にきらめいて、穏やかな春の川の表情をする。





去年工事で草木が全て刈られ、かなり削られた所も回復してきて  
春にはまた緑が芽吹きそう。

               

 
 
叢に隠れているゴイサギの幼鳥、ホシゴイ。そっとしておいてあげよう。
先日3羽並んで飛んでは場所を移動していたホオジロガモたちの姿はなかった。





Posted by Ru Na - 2013.02.26,Tue
この冬は寒くなるのが早かったが、庭にミカンなどを食べに来る鳥たちが来るのも早く、
11月末頃から既に様子見に来るものだから、小鳥レストランも早めに開いた。
最初に来たのはウグイス。





つがいで熱心にミカンを食べていたが、1月の末頃から姿を見かけなくなった。
どこか他にいい場所を見つけたのかもしれない。

ついでメジロとヒヨドリが来るようになった。
最初は警戒心が強くて、窓の中で人影がちょっと動くだけですぐに逃げたが、
雪が積もるようになると、早朝から日暮れまで食べ続けている。



ミカンのカゴの中に座り込んだりもしている。



可愛いらしいツーショット。







Posted by Ru Na - 2013.02.22,Fri
この冬は例年より低温の日が多いが、まだ雪の捨て場に困るほどの降り方はしていない。
それでも大抵一番寒い北陸の2月は、立春を過ぎても白い風景が続く。

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夕方から朝にかけて積もった雪が、日中しばらくだけ差す陽に溶けて嵩を減らす
というパターンが多いようである。
粉雪の積もり始めが風情があって美しい。

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白い雪が作る陰影は、
葉の輪郭を模様のように
浮かび上がらせたり
立体的な造形を
風景に加える。








まだまだ当分冬を堪能できると思っていても、雪の芯には既に春がくるまれているようだ。
先日のよく歩けなかった探鳥会+鳥調査で、高い梢で鳴いていたコゲラ。

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私にはいつもの「ジー」という声にしか聞こえなかったが、
ベテランが言うには、これは♀を呼ぶ囀りで、野鳥たちはバレンタイン・デーを堺に
春の恋の季節モードに入るのだそうだ。

雪の積もった枝にとまるモズ。足が冷たくないのかしら。
この子にも春が見えているのだろうか。

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イカルチドリも珍しく3羽一緒にいた。

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橋の下では、放水用の樋の
水が流れ出す口に、
こんな氷の彫刻ができていた。






陽が出ても依然冷たい空気に、
カルガモたちは雪のない岸辺を選んで、寒そうに丸まっていた。

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Posted by Ru Na - 2013.01.28,Mon
この冬は寒くなるのが早く、例年より低温状態が続いているが、
積雪量はまだそんなに多くない。このままで済むはずがないと思っていたら、
また大寒波の襲来。
金曜日の夕方から強風と共に、あらゆる隙間にまで入り込む細かい粉雪が吹き付け始めた。
あまりにも強い風で、翌土曜日の朝は木の枝に思ったほど雪が積もっていなかった。
吹き溜まりの雪はけっこう深いのに、木の上のものは吹き飛ばされている様子。

強風は続き気温も低いままだが、空いた時間があったので川原まで行ってみた。
川面が波だっている。粉雪は真横から吹き付けて凍るような寒さ。
風のおかげで雲の切れ間ができて、夕映えが見えたりする。

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橋の袂には、橋から放水された水が凍りついて氷柱ができていた。

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橋の下では雪が
風紋のような状態で
そのまま凍りついていた。










立っていられないような風の強さ。写真もビデオもほとんど撮れない。
コガモたちが川の中央に泳ぎ出しては、また岸に押し戻されていた。

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川面には下流から上流に向かってまるで逆流するように波が立っていた。
この近辺でこんな様子の川を見たのは初めてである。
カワアイサたちが、まるで波乗りしているように波に上下されながら
目の前を過ぎていった。
ホオジロガモたちは波立つ水をものともせず、相変わらず潜ってばかりいた。

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帰ってこの情景を母に話すと、それは斎藤茂吉の歌に詠まれた「逆白波」だと言う。


  最上川逆白波(さかしらなみ)のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも

茂吉は吹雪の中で川面の波が逆立つ様子を、「逆白波」という新語を作って、
最上川の厳しい冬の自然を描写したのだった。

不意にこの同じ、あるいはもっと強い寒波にみまわれている東北の地に想いが飛んだ。

水が逆流するほどの吹雪は仮設住宅の隙間にも容赦なく入り込むだろうと、
この冬の風の強さと低温を恨めしく思った。








Posted by Ru Na - 2012.11.13,Tue
先日、ツグミが例年通り飛来したことを書いたが、日曜日の普正寺探鳥会では
群で飛び回るのが見られたし、今日近所の柿の木に来ているのを見つけた。

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お昼ごろ、ムクドリたちが騒いでいた。いつものようにまた柿の実を食べに来たんだなと
何気なく鳴き声を聞いていたら、そのうちヒヨドリ、ハシボソガラス、オナガの声までするので
物干しに上がってみた。ここからは鳥たちの好きな例の柿の木が見える。
方々のアンテナにハシボソガラスが1羽づつとまって鳴き交わしている。
見ると、1羽のハシブトガラスが柿の木に降りて、実をつつこうとしていたが、
枝が邪魔になって実を食べるのが一苦労の様子。
ようやく実の近くにたどり着いて、ひとしきり食べてから飛び去った。
その間ヒヨドリのつがいが、「ヒーヨ」と鳴きながらどこかへ飛んで行く。
茶色の鳥が枝に来たので、これはもしやとカメラでズームアップしてみたら、
カラスが去った後の柿の実を食べている。
去年は見ることのできなかった光景。嬉しくなって何枚も撮影した。

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2羽のツグミが食事している間、周囲の枝を行ったり来たりして
順番待ちをしていたスズメたちが、ツグミが離れた後、
残り少なになった秋の恵みを堪能していた。

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Posted by Ru Na - 2012.10.20,Sat
庭の小さな柿の木の今年も幾つか育った実が、薄橙色になってきた。

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それにつれてまだ緑の葉羣に、鮮やかな赤が混じり始めた。

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近所では、もうかなり実が熟しているらしい大きな柿の木が方々にあって、
ムクドリやヒヨドリ、オナガが騒ぎながら飛び回っている声がよく聞かれるようになった。
電線の上で嘴をぬぐっているシジュウカラは、どこで食事してきたのだろう。

庭の柿の木はまだ背丈が低くて、待っていてもなかなか鳥たちが食べに来てくれない。
心配なのは、この柿を狙っているに違いないハクビシンが、
気に登って実を細い枝ごと折ってしまうこと。
オレンジ色が薄くても結構甘いこの柿の実を、ハクビシンより先に収穫せねばと、
毎日気を付けて眺めている。

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Posted by Ru Na - 2012.09.29,Sat
日中はまだ夏の暑さが続くが、ようやく空気がつんと澄んできて陽光は秋の透明さ。
いつの間にかセミの声もしなくなり、虫の音が夜を銀色に震わせている。

池の水換えをした。
夏の間に澱の様に溜まった汚れを除くと、金魚たちもすっきりした顔をしている。
夜間の涼しさで、汲み置き水が熱くならないので有難い。

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池のほとりの秋明菊が、ひとつふたつと花開き始めている。

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もうじき白い花叢が出現して、秋の風情を醸すだろう。
金魚たちは風に揺れる花々を眺めるのが大好きである。

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数日前からムクドリが数羽の群で家の周囲を飛び回っている。
民家の庭の秋の木の実を目当てに、そろそろ近くの電線で集会をする季節。
池の水換えをしている間ずっと、周囲の家々のアンテナを行き来して、
興味深そうにこちらを見物していた。

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Posted by Ru Na - 2012.09.08,Sat
川向こうでの用事の帰り、空に虹がかかった。

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暑さが少しは和らぐかと、夕方からの雨の予報に期待したのに、一向にそんな気配はなく、
たまに空気に混じった雨粒を顔に感じるくらいだが、山の方では少し降ったのかもしれない。

近頃カルガモがこの近辺に集まっている。

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例年もっと上流にあるカルガモの溜り場にいる子たちも、
河川工事のせいで皆こちらに来ている様子。数えたら45羽いた。

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今年生まれたヒナたちも、すっかり成鳥と同じに育って、群れに混じっているのだろう。

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ダイサギも釣り人の側を平気で歩いていた。

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河岸に植えられたコスモスが風に揺れ、工事のコンクリートで醜く固められた岸を隠していた。

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Posted by Ru Na - 2012.09.06,Thu
ひと雨ごとに秋に近づく季節。
ようやく少し涼しくなったと思ったのに、昨日はまた全国的な猛暑。
蒸し暑い中、夕方にかけ少しは収まるかしらと、久しぶりに川沿いの道へ。

川の水は思ったほど増えていない。
低い堰堤にササゴイがいた。

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ここ2ヶ月近く、釣り人や川遊びの子供たちが場所を占領するので、
ササゴイはどこかに姿を消してしまっていたのが、
久しぶりに戻ってきてゴキゲンな様子で狩りをしていた。

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近くの石にハグロトンボのカップルが、仲良くとまっていた。

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しばらく行くと自転車道の前方に、薄茶色の鳥たちが4羽、脇の草叢から
わらわらと出て来て、道路の上をうろつき始めた。

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この辺はキジの♂を
よく見かける所。
いつの間にか
ヒナが生まれていて、
いつの間にか
こんなに成長していたらしい。








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小さいながらにキジっぽい顔つきになっている。
いつごろからあの綺麗な色に変わってゆくのだろうか。

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キジの子供たちはコンクリートの上をひとしきり歩き回ってから、また草むらに消えた。

サギのコロニーにも足を延す。
すっかり育ったチュウサギやコサギの若鳥たちが、水辺に集まっていた。

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時々つつき合ったり場所の取り合いをしているが、おおむね仲良く
水に嘴を突っ込んだりしていた。
こんなふうに水辺での狩りの練習をしているのだろう。

10〜20羽ほどの群がいくつも、コロニーの上をを飛び交っているのを見ていたら、
向うから自転車でやって来たアイルランドの青年が、
海辺で撮ってきたというシギ類の写真を見せてくれた。

薄暗くなった帰り道、一向に涼しくならないが、虫の音だけは賑やかで、
山の向こうの空が時々、遠い稲妻に光った。
夜11時過ぎようやく雨になり、幾分気温が下がってきたと同時に、
雷鳴に包まれ、ネットが継りにくくなり、未明の落雷で一時停電した。







 
Posted by Ru Na - 2012.09.01,Sat
いつ果てるとも知れぬ猛暑に、今年はフウセンカズラの横に一本だけ植えたアサガオは
成長も遅くなかなか咲かなかったのが、8月も末になって花開き始めた。


 
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毎日ひとつづつ優しい薄紅の花を、グリーンカーテンの網の横からのぞかせている。
その涼やかな風情に思わず暑さを忘れて、「今日も咲いたね。」と挨拶してしまう。

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今年はどこでもアサガオの開花が遅いと聞く。
アサガオは夏の花だけれど、涼しい朝のうちに開くのは猛暑が苦手だから?

半月ぶりに雨らしい雨が降り、それでも暑さはあまり収まらないが、
この花が少しばかりの秋の気配を運んでくるかもしれない。
3日ほど前から、夏の終わりに鳴くミンミンゼミの声も聞かれるようになった。

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フウセンカズラの実の緑も清々しい。




 
Posted by Ru Na - 2012.08.29,Wed
8月も末なのに、相変わらず猛暑が続いている。
それどころか、ここ2日ばかりの最高気温は全国でも高い方。
この夏、金沢の方が、東京都心や大阪より暑い事が多いようである。
ヒートアイランド対策に、ビルの屋上緑化を進めている大都市に比べて、
石川県はひたすら木を切り草を刈り、コンクリートで土を固める前世紀的な土木工事ばかりに
邁進している事のツケも、原因の一つになっているのかもしれない。

今年は花を諦めていたノウゼンカズラに、ここにきてようやくオレンジ色の花が開いた。

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今年は沢山の房を付けた鉢植えの葡萄も色づいて、無事収穫できた。

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  この葡萄はこれ以上
  あまり色が濃くならない。
  この状態で、
  緑の粒も充分甘い。







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赤や黄のプチトマトと一緒に飾ってみた。

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Posted by Ru Na - 2012.08.19,Sun
週末は少し涼しくなるという予報だったのに、近隣の県に降る雨もこちらまで来ず、
相変わらずのうだるような暑さと熱帯夜が続いている。
夕方に向かっていくらかでも涼しくなることを期待しながら、宝達山に向かった。

宝達志水町の宝達山は、能登半島の付け根に位置し、高い山がない能登半島で
一番の標高がある。と言っても700mには達しないのだが。
しばらく前、TVの地方ニュースで、スカイツリーと同じ高さを持ち、
千里浜や北アルプスが一望できると報道されていた。
そういえば時々側を通っているのに、まだ一度も登ったことがない。
モーゼの墓がある所としても、木にはなっていたのに。と、行ってみる事にしたのだった。

能登海浜道の下道の免田から山に向かうと、緑に覆われた蛇行する細い道が続く。
しばらくの間にあっという間に標高を稼ぎ、奥まった高い山のような雰囲気がある。
小鳥が飛び交っているのだけれど、何の鳥か確認できないくらい急なカーブの連続。

resize6338.jpg 
 「山の竜宮城」という
 ログハウスの喫茶店がある
 広場に着き、そこから更に
 30%の急坂を登ると、
 スカイツリーと同じ634m地点に
 小さな神社があり、
 そのまた上が山頂だった。








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周囲360°が見渡せる所を期待していたが、
山頂広場は電波塔の足元の狭い場所で、
三角点がさりげなくあった。
スカイツリーより4m高い637m。
ここからは海方向は見えないが、
山の眺望が素晴らしい。
遠くが霞んでいなければ、
とても素晴らしいはずだった。





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砺波平野や富山の街並みが光ってかすかに見えるのに、残念ながら立山連峰は雲の中。

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resize6335.jpg









       こちらの方角も、
       気候条件がよければ
       白山が見えるらしい。

周囲の木立に、「ツーツーツー」と群で飛んできたのはエナガ。

resize6354.jpg

彼らが飛び去った方に、ブナ林の遊歩道があった。

resize6344.jpg

熊笹に縁どられ、木漏れ日が揺れる素敵な小道。紅葉の時期はさぞ美しいだろう。

resize6336.jpg
「山の竜宮城」に戻る。
もう5時近くで閉店間際だが、
このログハウスの周囲を取り囲む
ウッドデッキには、まだしばらく
居てもいいというので、飲み物を買って
そのテラスから日本海を眺めた。

風が止み、山の上と思えないほど暑い。
ウグイスが、目下の茂みで
盛んに囀っていた。



resize6355.jpg

目の前に広がるのは千里浜。霞んでいて水平線が見えない。
オレンジがかった光は、夕陽が海面に映っているもので、
まるで海の一部が空に浮かんでいるような、不思議な感じがした。

resize6340.jpg









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Ru Na
性別:
女性
職業:
金沢市在住の美術家
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