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Posted by - 2024.04.26,Fri
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Posted by Ru Na - 2015.09.06,Sun
サギコロニーの左岸下流の木立。
ヒナが消えたり巣が移動している問題のエリアは、7月後半の日中、
これだけのサギがいた。

 

成長して飛べるようになったヒナたちは、より安全な中州に移動するので、
その数は日増しに少なくなっていった。
ここに残っているのはゴイサギの他は、7月11日と17日生まれの
アマサギのヒナたち。それより早く生まれたコサギやチュウサギのヒナ、
給餌の親鳥が時々とまる。

 

日暮れ時刻、餌取りに出かけていたサギたちが次々と群で戻って来る。
飛び回るサギ、舞い降りるサギで、コロニーの木々は白い点々で
埋まっていく。それにつられて、
左岸下流の木立の別のエリアにとまっていたヒナたちも、
順次中州や上流の木に飛んで移動するので、
その分、日没後の中州にとまるサギの数はどんどん増えていった。
(日中ヒナたちはまた自分の巣の近くに戻っていることが多い。)

 

そのうち、夜になってまだ飛べなくてここに留まっているのは、
17日生まれのアマサギのヒナ3羽のみ、という状態が多くなった。



3兄弟が1羽になってしまったヒナ。少しづつ行動範囲が広がっている。



こちらの2兄弟は、いつも仲良く並んで枝にとまっている。



アマサギのヒナは、孵化してから巣立ってある程度飛べるようになるまで
30~40日かかる。
左岸から中州までの距離が飛べるようになれば、夜中に動物が侵入しても
難を逃れられるだろう。
今日は孵化何日目、今日も無事だったと、毎日指折り数えながら様子を見守った。

8月19日の18時50分、1羽きりになったチビがついに中州まで飛んだ!
生まれて33日目である。

闇に沈む左岸下流の木立全体でも、飛べずに留まるヒナは少なくなった。
問題の上流端のエリアには、その後もまだ飛べない2羽が残った。

 

それが、8月23日に1羽になった。

8月25日、台風接近。すでに風は強く、これから雨風が更に強まる予報。
天候がこういう状態なので、左岸のヒナたちはその場に留まって、
夜間じっとしているだろうと思っていたら、
18時35分、このエリアに残った最後の1羽が、
ついに中州まで飛んだ!
左岸下流の木立全体を見渡しても、残っている白い点は見えなかった。








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