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Posted by - 2024.04.21,Sun
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Posted by Ru Na - 2015.09.16,Wed
サギコロニーでは、営巣の中心となった左岸下流の木立で生まれ育ったヒナが、
ある程度飛べるようになると、夕方より安全な中州に移動する。
8月25日に左岸下流のヒナは全て中州に飛んだ、と思っていたが、
その後、1羽のアマサギのヒナが隠れるように残っているのを発見。

親鳥と一緒に餌取りに出かけられるほど飛べないヒナたちは、
日中元の巣の近くで過ごす。
左岸下流の右のエリアには、8月末これだけのヒナがいた。

  

主にアマサギのヒナ。この子たちは夕方、他のサギが戻って来ると、
順次中州まで飛ぶ。

  

その中の1羽が夕方になるときまって、より中州に近い左の方に
枝伝いに少しづつ移動を始めるのに気付いた。

  

この子が移動している間に、他のヒナたちは次々と中州に飛んで、
休んでいるゴイサギ以外、周囲には誰もいなくなる。

  

目指すは左の三角状になった場所。

  

茂った葛の葉に半分埋もれながら進むので、時々姿が隠れて見えなくなるのだった。

 

  

 
ようやく三角地帯に到着。左岸下流の木立には、もうこの1羽だけ。

  

日が暮れて辺りが真っ暗になっても、1羽だけそこに留まっている状態が、
その後何日も続いた。

  

左岸下流の木立の右エリアで、8月5日頃に誕生したヒナかもしれない。
とすると、飛べるようになるまでまだ数日はかかる。
その間に天敵などに襲われなければよいのだがと、また気を揉む毎日。

 

9月1日夕方、次第に雨風が強まり、既に戻り終えたサギたちは
中州にとまって揺れる木にしがみついている。

  

左岸下流のヒナたちも、なかなか中州まで飛べない。
日が落ちてふと雨が弱まった。ヒナたちこの機会をとらえて中州に飛ぶ。
例のヒナはやはり三角地帯にいる。
今日もここに留まるかと、カッパを着て帰り支度をしていたら、
雨が止んだその時、ヒナがついに飛んだように見えた!
辺りはもう真っ暗。目を凝らしても白い点は見えない。

翌日の日没後、このヒナも含め左岸下流には誰も残らなかった。

 


  

 

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