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Posted by - 2024.04.27,Sat
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Posted by Ru Na - 2015.08.31,Mon
サギコロニーでは、今年も左岸の下流寄りにある木立が
営巣の中心になった。
ここで生まれて巣立ったヒナたちは、ある程度飛べるようになると
より安全な中州の方に次々と移動する。
左岸の木立の背後には、すぐ近くに遊歩道が通っていて、
人も歩けば色んな動物も侵入しやすい。

左手前が中州、右奥が左岸下流の木立である。



左岸の木立で、一番中州に近い上流端、ここでは今年色んな問題が起こった。



この木立の丁度背後に、7月護岸上の遊歩道から草むらをかき分けて
木立の下まで続く道が2箇所出来ていた!
そこから入ると、サギの巣に近づけそうな状況であった。
近所の方々からの情報では、作業服の男が入っていたという。
どうも県から委託されて護岸の状態を調査する業者が入ったらしい。
サギたちは騒いではいなかったらしいが、
この隙間を放置しておくと、そこから入ってサギに悪さをしようという
人もでてくるかもしれない。
倒れた草を起こして、草むらの隙間を極力塞いだ。

実際危険を感じたのか、木立の低い位置にあったアマサギ若鳥の巣が、
もう少し高い位置に移動していた。
親鳥はまだ幼いヒナ(孵化10日後)を、何とか上まで登らせたらしい。

この木立で7月17日、アマサギの二つの巣にヒナが誕生した。

 

上の巣はヒナが2羽、下の巣にはヒナが3羽生まれた。
8月1日、花火大会が始まる前までは、この3羽のヒナは健在だった。
1羽は少し大きくなって、巣の上の枝まで登っていた。

 
 (上にいるのが親鳥、ヒナの左にいるのは、先にヒナを移動させた
  アマサギの若鳥。) 

ところが翌日、この巣の親鳥はヒナを連れて上のアマサギの巣の横まで
移動していた。3羽いたヒナは1羽になっていた。

 

花火大会の間中、私は左岸に回ってこの木立の背後で見張りをしていた。
誰もサギの営巣地に近づく者もなく、何事もなく無事過ぎたので
安心して10時前にその場を離れたのだが・・・。
一体何が・・? 夜中に動物が侵入した?花火の音に驚いたヒナが転落した?
(左岸側からは巣は見えない。)

問題の隙間は、その後も時々また人が踏み込んだ跡が付く。
その度に草を起こして、隙間が目立たないようにした。
禁猟区にも係わらず、どうも夜釣りの人が入っていたらしいと後で分かったが、
その道を利用して、キツネやタヌキ、ハクビシンなど、サギの天敵の動物が
入っている気がした。

とにかく、この木立で最も遅く生まれたまだ幼いヒナ3羽が、
早く成長してある程度飛べるようになるまで、
今日も無事でいるか、はらはらしながら毎日コロニーに通い詰めた。

 

兄弟がいなくなって、1羽きりになったアマサギのヒナ。









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