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Posted by - 2024.04.17,Wed
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Posted by Ru Na - 2012.04.10,Tue
探鳥会が解散してから、一人また海岸に出てみた。
海に続く林の中の小道、行く手に小鳥がポロっと道に下りたり、また梢に止まったりの
姿が見える。
何の鳥だろうとカメラを構えようとしたら、散歩の御夫婦に話しかけられ、見失ってしまった。
御夫婦はこの近所の方で、やはり近頃ここに出没するヤツガシラの噂をご存じだった。
しばらく楽しくおしゃべりをした。

近頃この森に来る度に、別名バズーカ砲とも呼ぶ、大きな望遠レンズのカメラや、
デジスコなどをを抱えて歩いている人が、次第に増えてきているような気がする。
鳥の写真を撮るのがブームになっているらしい。
以前は、道で行き合う人は自然に挨拶し、鳥情報を交換したりしていたが、
近頃会う鳥写真ハンターたちは、何となく排他的でよそよそしい雰囲気がある。
シャッターチャンスを追求するあまり、鳥たちを追い回したり、怖がらせたりしなければいいが。

resize4455.jpg

 
 お昼近くの
 春の海。
 気温が上がって
 暑いくらい。

 海や波の
 ビデオ撮影をする。










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resize4510.jpg


resize4459.jpg

波が巻き崩れる形、
砂の上に広がる模様。
変化し続ける海の姿は
見ても見ても
見飽きることはなく、
ついまた時の経つのを
忘れてしまう。










resize4514.jpg


砂の上のオブジェ。穴を開けた大きなバケツは漁の道具なのかもしれない。

早く帰らねばと川縁の小道に戻り、あまり人が通らない区間にさしかかると、
道を横切って草むらと川の土手の間を行き来する小鳥たちが数羽。
何の鳥かしらと、立ち止まってそっと見る。
姿がはっきり見えそうと思ったら、自転車が通ったり人が歩いてきたりで
鳥たちはすぐに隠れてしまう。
それでも適当に何枚か撮ってみた写真に、こんな小鳥が写っていた。

resize4502.jpg

写真を4分の1程にトリミングして拡大したもの。
ノビタキか、ジョウビタキの♀か、ルリビタキの♀か、と図鑑を調べ、
羽の白い部分でジョウビタキの♀と判定。(間違っていたら、教えて下さい。)
ジョウビタキは冬鳥、他のヒタキ類はこれからが彼らの季節である。
地味な♀は判別が難しい。

川の土手の草むらを行き来していた、チラッと見えた羽からホオジロかと思った小鳥が、
つがいですぐ近くに止まった。
怖がらせたくなくて、こちらもなるべく静かに見て見ぬふりをして、
川面のホシハジロなどをを眺めていたら、
向うから若いカップルがやって来た。ああまた小鳥たちが逃げてしまう。
およそ鳥見をするタイプには見えなかったが、やはりバズーカ砲を携えていて、
すれ違いざま、「コマドリの声がするなあ。」と話すのが聞こえた。なかなか鳥に詳しそうであった。
そして、「あっ、オオジュリンがいる。」と言う。

resize4531.jpg

先ほど探鳥会で、対岸にオオジュリンを見つけた人がいた。
私はどのような鳥かよく知らず、言われた場所を双眼鏡で探したが見つけられなかった。
それがこの子たちだったなんて。
思わずカメラで連写していた。

resize4532.jpg

resize4534.jpg

カップルも数枚連写してから、こちらをチラリとも見ず行ってしまった。
オオジュリンは気にする様子もなく、熱心にヨシの皮をむしっては
中の虫を探して食べているようだった。

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resize4537.jpg

resize4561.jpg

そろそろ帰らねば。橋を渡って、森の対岸の自転車道へ。
キンクロハジロも今年はこれで見納めかもしれないと、未練がましく振り返って見ると、
先ほどは気がつかなかったシノリガモもいた。

resize4563.jpg

この子たちも、もうじき北帰行。
こんな穏やかな日に、ゆっくり英気を養って、無事にシベリアに帰り着いてほしい。








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Ru Na
性別:
女性
職業:
金沢市在住の美術家
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