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Posted by - 2024.05.04,Sat
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Posted by Ru Na - 2014.01.15,Wed
翌9月7日、前日より早目に家を出て、夜明け前の暗い道を急ぐ。
日の出10分前にサギコロニーに着いた。
空は曇り辺りはいつまでも暗い中、日の出時刻きっかりに
コロニー上流のサギたちから飛び立ち始めた。

 

まだ暗い川の上に、もう一筋の白い流れができたように壮観。
群はコロニーの上を旋回し、次第に高度を上げていく。
その群の一部はやはり中州に降り、ほどなくして中州や下流寄りの
木に止まっていたサギも、順次群で飛び立って、旋回の後南の空へ。

 

 

朝6時前にはコロニーはすっかり落ち着いて、残った幼いサギたちは
思い思いに羽ばたき練習をしたり、木立から木立に飛んでみたり、
水辺で餌取りの真似事をしている。
その間にも、2,3羽づつ上空に舞い上がたサギが、遅ればせながら南に飛んでいった。
4羽のホシゴイも空高く飛んで、ビルの陰に見えなくなった。

水辺のサギたち。熱心に水面をつついて、嘴で捕えるのはやはり泥や草の根など。

 

この日も朝の散歩の人、これから早朝のフィットネスクラブに行くという人などが、
次々と話しかけてきて、なかなか話がとぎれなかった。

9月9日、さらに早く家を出る。
天気は快晴。夜明けまでにまだ間があるのに、藍色の暗い空がつんと澄んで、
街灯の明かりが淡く見えるほど、川原は白々とほの明るい。
サギコロニーに着いた頃は、木々の輪郭がはっきり見えるほどなのに、
サギたちは日の出時刻が来るまで、木立に行儀良くとまっている。
左岸・上流寄りの様子。

 

日の出が近づくと、密集した白い点のような群の1~2羽が、
ふっと飛び立って周囲をゆっくり旋回したり、全身をぶるぶるさせて
飛ぶ準備体操をしているサギの動きが増えてくる。
この日は、ザーッという音が聞こえそうな大群での一斉飛び立ちはなく、
中くらいの群が順々に飛び立ち、やはり15分くらいで、
出かけるものは皆南の方角に飛び去って行った。

 

 

中州の飛び立ち前と飛び立ち後。

 

 

コロニーに残るサギの数は、だいぶ少なくなった。
水辺で餌取りの練習や、樹上で羽ばたき練習に余念がない様子。

 

 

9月に入ったとはいえ、まだまだ真夏の日が続いている。
日が昇ると強い日差しがとても眩しい。今日も暑くなりそう。

 

 
 
 朝日を受けて叢の葉が霧を吹きかけられた用になる。
この朝露は、葉脈が植物の体内の水分を吐き出したもの。



9月6日に空っぽになっていたゴイサギの巣がある木立を、対岸から見ると、
木の根元の辺りにゴイサギ親子がいた!



親鳥と4羽のヒナたち。しっかり枝につかまって、少し伝い歩きもしていた。





これから十分飛べるようになるまで、少なくとも40日。
工事が始まるまでに、順調に育って欲しいと思いながら、
気温がぐんぐん上昇していく川沿いを通って、家路に着いた。


  
  
  
  
  
   
   
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