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Posted by - 2024.04.23,Tue
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Posted by Ru Na - 2012.05.16,Wed
愛鳥週間の13日、石川県内では3ヶ所同時に探鳥会が行われ、
私は金沢城探鳥会に参加した。

尾山神社に集合したのは12人。普正寺の方へ行っている人が多いようだ。
2本ある見事な菊桜は散りかけて、花の絨毯ができていた。
地元の新聞社が取材に来ていた。

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神社の庭園の池に架かる石橋に、アオサギが1羽姿を現した。
おずおずと、石橋を渡ろうとしている。

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「この時期のアオサギは繁殖期で嘴が赤くなるのですが、
この子はどうもまだ若鳥のようです。」と、説明するリーダー。

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カワセミの声を聞いた人がいて、探したが見つからなかった。

resize5244.jpgムクドリが芝の上を歩くのを横目に、
金沢城址へ。
新丸広場で市民リレーマラソン大会を
やっているので、人が大勢行き来し、
時々拡声器の音が大きく響く。
城址公園の整備のため、
木も随分切られていた。

この状態では鳥があまり出て来ないのでは
と、心配しながら本丸跡の森へ向かうと、
こちらでは鳥たちが盛んに囀っていた。



滴るような緑の葉陰で、美しい歌を聞かせてくれるのはキビタキ。
葉が茂っているので、見つけるのは至難である。
ようやく2、3人が、オオルリとキビタキの姿を確認した。

いつも大抵シジュウカラが出てきてくれる場所でも、声が聞こえただけ。
木々の間を群で忙しげに飛び回っているエナガと、コゲラを確認。

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嘴に何かくわえたコゲラ。

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元金大の薬草園だった森は、多様な植物が生えている。
様々な形の若葉が、五月の爽やかな光と風に揺れていた。

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少し早めに会が解散してから、メンバーの女性と二人で森に引き返した。
キビタキの美声に聞き入っていたら、キジバトが木から降りて、
小さな泉に水を飲みに来た。

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相棒がバス時間を気にして帰った後、また一人で森の小道をぶらぶら歩く。
光に透いたもみじの新緑が美しい。

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キビタキの声の真下で、何とか姿を見たいとしばらく佇む。
やっと、綺麗な黄色の胸をした小鳥が視野に入った、とその直後、
「ツー、ツー、ツー」と鳴きながら、近くの木に飛んで来た2羽。
せわしなく枝から枝へと動き回っていたのは、ヤマガラだった。

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先日、美術館裏で出会って、ジョウビタキだとばかり思っていたのは、
ヤマガラだったのだと、この時気づく。

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私のすぐ目の前で、木の芽をつついたり枝でブランコしたり、楽しそうにしている。
時々50cmほどの至近距離に来るが、かえって写真などは撮れない。
彼らを怖がらせないように、不動の姿勢で見守るだけ。

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ヤマガラたちはずいぶん長く私の前で遊んでいて、彼らがつっと飛び去ったら、
すぐエナガのつがいが同じ木にやって来て、同じように枝から枝へ。

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そしてその後、シジュウカラもやって来た。
この木は彼らのお気に入りの遊び場なのだろうか。
無心に遊ぶ小鳥たちの可愛らしい様子を、こんな真近で長い時間眺められた
なんとも贅沢なショー・タイムだった。

さあ帰ろうと振り向くと、足元でハシブトガラスがこちらを見上げていて、
ばつが悪そうに、あわてて地面を走って逃げていった。
どうもバードウォッチングをしていた私を、人間ウォッチングしていたらしい。

三十間長屋から石垣の道を、植物を見ながら降りて帰路につく。

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あちらこちらに生えているオドリコソウ。普通は白い花だが、
ここでは何故か、薄ピンクのものもよく見かける。

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 シャガの花。
 清々しい五月の色。












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 そして、この時期の
 金沢城には
 何といっても
 きんぽうげ。
 黄色い宝石を
 緑に散りばめたように
 輝いている。
 しかし、昔に比べ
 ずいぶん数が
 減ったように思える。









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