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Posted by - 2024.05.01,Wed
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Posted by Ru Na - 2012.06.16,Sat
行く度に色んな種類のサギたちが違った表情を見せてくれるのが嬉しくて、
同じ方角に用事があるとつい、サギのコロニーに寄ってしまう。

6月8日もいそいそと出かけ、自転車を停めてから、草叢の中の小径を
草をかき分け定位置へ。
途中ヘビが道に横たわっているので、「ちょっと通してね。しっぽを踏んじゃうよ。」と、
小枝で近くの地面を叩くと、ヘビは面倒臭そうにノロノロと石の間に入っていった。

コロニーの対岸の地面にしゃがみこんで、聞こえるかどうか分からないけれど、
いつものように、「みんな元気だったー?」と挨拶する。
相変わらずいつもの場所を行ったり来たり、羽ばたくアマサギもいる。
ゴイサギのヒナたちは少し大きくなったかなと見ると、
近くの枝に何となくお腹が茶色っぽいゴイサギがとまっていた。
巣立ちヒナかしら。それにしては頭も背も大人の色をしている。

resize5678.jpg

三脚に乗せたビデオカメラを回しっぱなしで、カメラのズームで何枚か撮影した。
撮った写真を見ると・・・・・・何と、胸にひどいケガが!

resize5683.jpg



襲ってくるトビかカラスから
ヒナを守ろうとして傷ついたのだろうか。
とてもショックで、気が動転した。



帰ってから撮影した映像を調べてみる。
左下の、ヒナがいる巣を見張っているようにも見える。
そのヒナたちの親鳥だろうか。
巣には親鳥はいなかったので、ケガしたお父さん鳥の代わりにお母さん鳥が
餌を探しに出かけていたのかもしれないと思った。

resize5677.jpg

可哀想に、こんな酷いケガ。
風で木が揺れても、枝をしっかり掴んでいて、毅然とした様子。
血の付いた胸羽を嘴でしごいて羽繕いする姿には、弱々しさは感じられなかった。

resize5679.jpg

見た目より傷は深くないのかもしれない。
ケガが治りかけたゴイサギに会えるかもしれないと、その後何度か見に行ったが、
巣の近くにいるゴイサギは、真っ白な胸の子ばかり。
傷ついたゴイサギが守っていたかもしれない巣には、
いつ見ても親鳥の姿はなかったが、
子供たちは随分大きくなって、巣立ち真近のようだった。

resize5685.jpg

野鳥の会の数人に写真を見せると、
近くに抱卵中のサギが沢山いるこの状況では、捕獲、保護はほとんど不可能。
人為的なケガかもしれない。養魚所の猟銃のせいかもしれない。
この酷いケガでは、すぐトビやカラスに襲われてしまうかもしれない。など
みな絶望的な考え。
それでも私は、きっとケガが良くなって、またどこかを飛び回っている可能性に
一縷の望みをつないでいる。




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