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Posted by - 2024.04.26,Fri
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Posted by Ru Na - 2013.04.03,Wed
春の薄日が射す川で、久しぶりに会ったカワアイサ。まだいてくれるのが嬉しい。



モズも芽吹いた枝で日向ぼっこしていた。



河口近くも工事だらけで、土手は広い範囲で土が剥き出しになっている。
そんな草も生えていない岸辺に近頃集まっているヒドリガモ。
居心地は悪くないのだろうか、と対岸を眺めると、
一斉にぞろぞろ岸にあがって歩き出した。





土ばかりの河川敷をどんどん奥へ。そのうちみんな斜面を登り始めた。





ちょっと足を滑らせたりしながら上にたどり着くと、



そこでみんな、民家脇の草を食べ始めたのであった。








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Posted by Ru Na - 2013.03.29,Fri
今年はあまりにも気温の変化が大きい。初夏の気温から一気に真冬に逆戻ったり、
そうこうしている内に、いつのまにか冬の名残が消えてしまったようだ。
観測史上2番目に早いという桜の開花が告げられ、
川原の桜並木にも、ところどころ白い点が混じるようになった。

         

一足早く白くふくらんでいたネコヤナギの傍では、立柳が緑に変わりつつあり、
つがいのヒヨドリが嬉しそうに潜り込んでいた。



 やはらかに柳あをめる北上の 岸辺目に見ゆ泣けとごとくに

この季節になると必ず思い出す啄木の句を口づさみながら、
川辺を自転車で河口まで下った。
このごろ近所で見かけなくなったツグミに出会う。



河口付近も工事だらけで、夏にサワガニが沢山いた緑の土手も
すっかり削られている。ケリやカワラヒワも叢に隠れていたのに。
土だけになった岸辺で、ヒドリガモの群が休んでいた。



冬の水鳥たちがまだいるのを見ると、なぜかほっとする。
いずれは北帰行でいなくなるのだが。
河口近くにキンクロハジロの群。その数80羽以上。
近所やもっと上流からすっかりいなくなったと思ったら、
みんなここに集まっていたらしい。



カンムリカイツブリも3羽になっていて、2羽は夏羽になりかかっている。



夏羽のカワウ。



森に入ると鳴きながら近寄ってきたのはアトリだった。



アカゲラにもまた会うことが出来た。










Posted by Ru Na - 2013.03.11,Mon
ここしばらく四月並みの気温が続き、9日は強風と共に、ニュースになるくらいの
黄砂が飛来。大気汚染も基準値を超えた。
そんな中、ウグイスが上手な初囀りを聞かせてくれた。

10日、日曜日は河口の森での定例探鳥会の日。
1月と2月は自転車で出かけられる気象状態だったのに、
膝の怪我のせいでパスしてしまった。
今回こそ是非、と思っていたのに、前日の夜から強風が吹き荒れ、
夜中に気温が21℃に上昇。朝になっても風は止まず空は暗い。
7時過ぎ雨が降り出すと、気温が一気に6℃まで急下降した。
様子見をしていたが風も雨も収まる気配がなく、出かけるのをあきらめた。

午後のなっても降り続く雨がいつのまにか止み、風も弱まって
空気も澄んできた感じがした。
3時頃家を出る。強風の名残に川は水嵩が増し逆巻いている。
カモたちは強い水流を避けて岸辺に寄っていた。



下流に向かうと、前方の岸辺に降り立った2羽の鳥。
ハクセキレイと、それより少し大きめの鳥はカワガラスかと
そろそろ近づいてみたら、イソヒヨドリの♂だった!



寒風の中、飛び回っていたのはツバメたち。今年の初認。
川の脇に田畑が広がる所まで来ると、トビに追われて舞い上がっては降りる
スズメの群が見えた。



河口近く、川幅が広くなりゆったりとした水面に水鳥たちの姿が増えていく。
キンクロハジロとホシハジロたち。



久しぶりね、カンムリカイツブリたち。
1羽は少し色が濃くなって、夏羽になりかかっている。



いつもカワウが沢山集まる木に、頭が白い子が数羽混じっていた。



近くで写真を撮っていた鳥に詳しそうな男性が、あれはウミウだと言う。



こちらが日ごろ見慣れているのカワウの姿。



帰ってから撮影した写真と図鑑を見比べてみたが、頭が白い子は
どうもカワウの夏羽のような気がしてきた。
カワウとウミウの識別も、案外とややこしくてよく分からない。
後ろ向きの姿。



川から離れ、森の中をしばらく歩くと、高い梢でアオサギがもう巣作りを
始めていた。



追記:その後野鳥の会のベテランに写真を見ていただいたら、
   やはりカワウの夏羽だということでした。








Posted by Ru Na - 2013.03.08,Fri
三寒四温とは言うものの、今日のあまりにもの気温上昇はフェーン現象のせいらしい。
すっきり快晴の2日間に続いて、今日は空気がぼんやりしていた。
黄砂と大気汚染が迫ってきているような視野だけれど、
今日は久しぶりの河北潟にちょっと立ち寄る機会があった。

観察舎から見える岸辺にカモたちが集まっていた。



距離があるのであまりよく見えないが、主にマガモとコガモのようだった。



潟の別の岸辺に行ってみた。途中の田の上でちょこちょこ動く影。
細い冠羽をピンと立てて小走りしてはピタッと止まるタゲリだった!



去年は河川工事中の橋の下でよく見かけたが、
本来はこういう所で活動しているのだろう。

広々とした潟の水面を見渡しても、コハクチョウの姿はない。
もうみんな北に帰ってしまったのかしら。



冬枯れの土手の上を飛び回る小鳥の群が遠くに見えたので、
近くまで歩いていったが、なかなか見つからない。
ようやく草陰にカワラヒワの姿を、小さく認めることができた。










Posted by Ru Na - 2013.03.02,Sat
いきなり春の陽気になった2日目は、久しぶりに自転車で川沿を
河口まで行ってみた。
膝を怪我してから、自転車のペダルをこぐのが結構たいへんで、
近頃はあまり乗っていなかったのだが、先日急ぎの用があり
近場まで自転車を使ってみたら割とスムースに乗れたので、
どの程度回復しているか試してみたかったのだった。



眩しいほどキラキラする川面を、カルガモやカワアイサが滑っていく。



冬枯れの川原の草叢にモズたちが飛び回り、ツグミも気分良さそう。

 

河口付近は相変わらず工事だらけだが、工事区間が終わると水鳥の姿が増えていく。
浅瀬にいろんな種類の鳥たちが集まって日光浴をしていた。



羽を乾かしているカワウの側に、マガモやヨシガモたち。



ホシハジロの群。いつもキンクロハジロと混じっているのに、
この冬は別々にいることが多いようだ。



海までは行かず、森の中を少し廻ってカラ類に会い、
さて帰ろうとしていたら、木立の間を飛んで行った鳥がいたので
目で追うと、アカゲラが枝にとまっていた!



誰かに教えてもらわずに、初めて自分で見つけてしっかり見ることができた。
頭が赤くないので♂。
暮れかかる川沿いをゆっくりと走って帰路についた。
膝の傷はまだ塞がってはいないが、かなり普通にペダルを回せて
心配している中国からの大気汚染もまださほど来ていない様で、
心地良い逍遥日和だった。





Posted by Ru Na - 2013.02.04,Mon
回遊式大名庭園の兼六園は、早朝無料開放をしている。
この時期珍しく一日穏やかな天気の日曜日、足を運んでみた。

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  冬の朝の
  澄んだ光が美しい。










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寒椿の鮮やかな色。
リルケの「マルテの手記」
に書かれたように、
赤い花が朝の光の中で
「赤い!」と叫んでいるの
ではなく、
むしろ、ひっそりと
色を解きほぐして
いるみたい。






雨雪も風もないので、小鳥たちはとても活発である。
シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラといったカラ類の群が、せわしなく
木から芝へ、地面から石の上へと飛んで、植え込みの中や周囲をぐるぐる回って
追いかけっこなどしていた。

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カラ類の様子を夢中で見ていたら、またまた現れたシロハラちゃん。
「あたしも仲間なのよ。」

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梅はまだ咲いていないが、
マンサクの花が彩りを添える。










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メジロやアトリの群もいた。
アトリは朝日でのんびり
日向ぼっこしているふう。








こちらは男の子。

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こちらが女の子。

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エナガやコゲラ、ヒヨドリにも会えた素敵な朝の散歩になった。






 
Posted by Ru Na - 2013.01.27,Sun
先日はキクイタダキをしっかり見られる機会を逃して残念。
寒波が来る前の23日の夕方、再び兼六園に行ってみた。

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膝の傷口が一向に塞がらず、まだ十分に歩けないが、ゆっくりと立ち止まりながら歩を進めた。
カラ類の群が方々の梢で飛び回っている。どこかにキクイタダキが混じっていないだろうかと
眺めていたら、園の清掃などをしている作業員のおじさんたちに声をかけられた。
鳥の話をしていると、変わったスズメがいると言うので、
「それは多分アオジかカシラダカでしょう。」と、何だか自分が鳥見のベテランになったみたいに
鳥の説明をしてしまった。
また、昼頃霞が池でカモより大きい白い鳥が盛んに潜っていたとも聞いた。
頭と尾が黒かったというが、見当がつかない。後で行ってみよう。

シジュウカラやヒガラを目で追っていると、シロハラが芝の上に姿を現した。

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ダルマさんがころんだ式に、ちょっと走っては立ち止まり、落ち葉の下を掘り返していた。

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昨シーズンはお花見の季節になってやっと会えた冬鳥のシロハラ。
今年はこうして出てきて、しばらく側にいてくれてありがとう。
「どういたしまして、また気が向いたら構ってあげるね。」

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キクイタダキは見つからないなあ。ベテランに教えてもらわなければ無理かしら。
と思いつつ、園内を回る。
霞が池には、その謎の水鳥はもういないようだった。
カワアイサだったのかもしれない。

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カイツブリが2羽、カルガモと一緒に雪吊りされた松の枝の支柱の下にいた。

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いつもの緋鯉たちの姿が見えないのが、お正月から気になっていた。
今日も見つからず、白い鯉たち3匹がいただけ。

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鳥の鳴き声に耳をすましながら、園の端っこでしばらく立ち止まっていたら、
足元近くにアオジが現れた。

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つがいで地面をつついては虫か何か食べている。
わりとどこにでもいるのに、なかなか人前に出てこないアオジの
可愛らしい様子をゆっくり眺めることが出来て、今日の大収穫。

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Posted by Ru Na - 2013.01.06,Sun
今年の鳥の初見は、庭に果実を食べに来ているヒヨドリとウグイス。
1日は兼六園に出かけて、ヒガラとカイツブリに会った。
年末からの寒波でずっと天気は悪いが、何やかやと理由を付けて川原に出ると、
雪の降りしきる中でもやはり野鳥の会の先輩たちに出会う。
冬鳥が増えていくこの時期、みんなじっとしていられないらしい。

3日、この冬初めて近くにやって来たキンクロハジロを見た。

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お帰りなさい、キンクロハジロたち。
この冬は、去年のように工事で水がひどく濁らないといいね。
年末から来ているホオジロガモの♀もしきりに水に潜っていた。

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4日は降る雪で視界不良。
キンクロもカワアイサも
オオバンもコガモも
みんなこんな風。

シノリガモが来ていると
聞いたけれど、
すぐ暗くなり
見つからなかった。
マガモが戻っている
のだけ確認できた。

気温は一日を通して
ほぼ氷点下。

背に雪が積もったアオサギ。

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5日は貴重な晴れ間。
朝は―3.8℃まで冷え込み、
バリバリに凍った庭には、
ヒヨドリ、ウグイス、メジロが
入れ替わり立ち代り。

午後ようやく外出すると、
遠く白山の峰が見えた。
夕方の用事を気にしながら
いつもより少し足をのばす。






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 桜の木からパラパラと
 河岸の草むらに降りた
 小鳥の群。
 スズメかと思ったら
 アトリだった。









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またアトリの大群に会えるなんて、とてもラッキー!
草叢で何かを熱心についばんでいた。

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一面真っ白な世界。
気温は今日も低い。





モズも寒そうな顔をしていた。

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最近カワガラスをあちらこちらで見かける。
川の中の石の上で、尾をピコピコさせては水に潜り、またすぐ石に戻ってくる。
と思うと2羽で忙しげに飛んで行ったり。
カワガラスはそろそろ繁殖の季節だが、その数が増えているような気がする。

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Posted by Ru Na - 2012.12.29,Sat
先日、これが今年最後の機会かもと、嵐直前に訪ねた河口の森。
今日は思わぬ好天に恵まれ、また行きたくなって年末の大掃除もそっちのけで
自転車を走らせてしまったのだった。

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朝のうちはまだどんより灰色の雲が
あったのに、お昼にかけ次第に
こんな青空が広がっていった。





鉄塔の近くでは、またカモメらしい群。
ドバトもまとまって飛んでいた。


下流の河川工事をしている所に差し掛かると、ハシボソガラスも群で舞い上がって
電柱と電線にずらりと並んだ。
何気なく写真を撮ると、一番右に嘴が白い1羽がいた。初めて見るミヤマガラスだった。

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河口近く、ゆったりと流れる水に
青空が映って、
北陸の冬とは思えないような
すっきりした色彩。





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 河川工事で無残に崩されてしまった、
 元は緑の草地だった土手寄りに
 コガモやオオバンが多数散らばっていた。



普正寺の森に入ると、水鳥の種類が増えてくる。この辺の工事は一応
区切りがついたようで、少し安心。
ヨシガモもちゃんといた。

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 明るい陽を浴びて
 小さな中洲で
 羽繕い。









ハシビロガモがいた。瓢湖では普通に見られるけれど、ここでは珍しい。

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カワウはひとしきり
水に潜っては、
木の上で
羽を乾かしている。











カモたちに混じって、ぼうっと霞むように白い水鳥。
先日その白さが気になって、帰ってから撮った写真を拡大してみたら、
どうも冬羽のカンムリカイツブリに見える。
今日はそれを確認したかった。やはり戻ってきたカンムリカイツブリ!

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森には先日の寒波で降った雪が残っている。

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白い雪に
常緑樹の緑が
鮮やかに映える。

今日もヒガラの群に
方々で出会った。







前方の木立の間の地面に、小鳥が数羽パラパラと降りてきた。
カシラダカかと思ったら、1羽はミヤマホオジロだった!初めてお目にかかった。

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あとの2羽はアオジ。あちらこちらで小さな声を聞いたので、
いるのは分かっていたが、やっと姿を現してくれた。

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地面で何かをついばむ仲間に、ツグミも加わっていた。
帰り道、港の船置き場を迂回する時、電柱に黒っぽい小鳥がとまるので、
おや、カワガラスがあんな高い所にと、カメラでズームすると、
イソヒヨドリの♀だった。

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Posted by Ru Na - 2012.12.24,Mon
秋の終わりからずっと悪天気が続き、なかなか自転車で遠出ができない。
週間天気予報をいつも気にかけているが、昨日の午前中だけ晴れマークだった。
午後からは雨か雪、暴風警報も出ていたが、寒波が来て雪が積もれば
海まで続く自転車道も埋まって、当分通れなくなってしまう。
この半日が今年最後のチャンスかもしれないと、山積みの仕事そっちのけで出かけた。

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 こんな明るい陽の光を
 浴びるのは久しぶり。
 カワアイサたちも
 気持ちよさそうに
 泳いでいた。










鉄塔の向こうの空に群で旋回する鳥の群。方向を変える度に翼が白く輝く。
カモメの仲間かもしれない。

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電線の中央で鳴いていたモズ。

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珍しくサギの姿がどこにも見えない。産業展示館近くでやっとダイサギが1羽。
みんなどこに行っているのだろう。
普正寺の森の手前でオオバンを沢山見た。この辺り一帯、河岸の土を掘り返しているけれど、
日曜日は工事がお休みなので、こちらに来ているようだった。
コガモも60羽ほどいた。
普正寺に入るとカルガモやマガモも増えてくる。
その中に混じって、頭の緑色がキラリと光るカモがいた。ヨシガモだった!

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2組のつがいが、コガモやマガモに混じって楽しそうに泳いでいた。

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いつもカワウが休む木に、色の薄い子がいた。どうも幼鳥らしい。

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キンクロハジロや
ホシハジロが集まる
お馴染みの光景。


        




久しぶりの晴れ間に、バードウォッチングのお仲間があちらこちらにいる。
挨拶しては情報交換。アカゲラが穴掘りをしていると聞いて、森の小道へ。

resize7312.jpg 私が行く直前まで
 アカゲラが掘っていた
 という大きな穴。
 カメラマンが二人
 張り付いて
 アカゲラが戻るのを
 待っていた。
 こんなに人が
 近くにいると、
 アカゲラだって
 帰ろうにも帰れない 
 だろうと、先に進む。




林の縁でせわしなく飛び回りながら黒い実をついばんでいる小鳥の群がいた。
シジュウカラだろうと見ていたら、先ほど立ち話したご夫婦がやって来て、
ヒガラだと教えて下さった。なるほど少し小柄で、胸にシジュウカラのような
黒いネクタイ模様がない。

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その後、ヒガラの群に方々で出会った。コゲラも混じって幹をつついていた。

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近づく寒波に、
小鳥たちが大急ぎで
食べていたのは、
この黒い実。
名前をまだ知らない。








しだいに空は曇って、風が強くなってきた。早く帰らねば。

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ヒヨドリたちが随分と騒いでいる。「警戒態勢!雪雲接近!」などと
呼び交しているのだろうか。

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真っ直ぐに走るのが難しいくらいの強風にあおられながら帰る途中、
上空をハクチョウ2羽が南の方に慌てて飛んで行った。
コハクチョウかもしれない。金沢市街上空を飛ぶことがあるなんて知らなかった。

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今朝カワアイサに会った所まで戻ってきたら、次第に強まる風と降り始めた雨の中、
まだのんびりとした様子で羽繕いに余念がなかった。

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Posted by Ru Na - 2012.12.14,Fri
昼食を取りに一旦離れた佐潟に、午後再び戻った。
途中の田んぼには、採餌しているコハクチョウの群が見られた。

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岸辺の草に、モズがじっととまっていた。相変わらずとても寒い。

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鳴き声と共に、潟に戻るコハクチョウの編隊が空に現れた。

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次々と色んな方角から飛んできて、旋回しながら湖面に降りてゆく。

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潟に帰る途中、どこかで合流するのだろうか。写真にうまく撮れなかったが、
朝飛び立った時より大きくなった群がいくつも、v字編隊を組んで頭上を通っていった。

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対岸の湖面に、白い優雅な姿がどんどん増えていく。

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灰色っぽいのは幼鳥たち。帰宅してホッとくつろいでいる様子で、羽繕いなどしている。
こらから夜にかけ、湖に戻ってくるコハクチョウの数が更に増えていくだろう。
薄暗くなった4時半頃、金沢に帰るため、佐潟を後にした。






Posted by Ru Na - 2012.12.12,Wed
佐潟の野鳥観察舎辺りで、しばらく飛び立つコハクチョウを眺めていたが、
前日のように雪は降っていないものの、空気は刺すように冷たい。
ここに来る前に、珍しいサギが1羽来ているらしいという情報を得ていたので、
湖を見渡して探す。

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このサギは日本にほんの数羽しか飛来しない珍しい鳥。
会えたら大変ラッキーである。
対岸に白い点が見えると、あれがそうかしらと、めいっぱいカメラをズームしてみるが、
ダイサギだったりする。

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この子がどうも怪しい。あまりにも遠いので確信が持てないが、
とりあえず写真を何枚も撮った。

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後でそれが正解だった事が分る。
最大限のデジタルズーム写真をさらにトリミングしたので、ひどくボケているが、
ヘラ状の嘴が判る証拠写真。

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コハクチョウたちはみんな飛んで行ってしまったし、身体も冷えきったので、
潟の端の佐潟水鳥・湿地センターに戻った。
館内は佐潟の生物の映像上映や、資料、この近辺の情報パンフレットも置かれている。
フィールドスコープが窓際に並んでいて、水鳥たちを観察でき、職員も常駐している。

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入口付近には佐潟の生物を描いた大きなパネル。

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  コハクチョウやミコアイサが
  潜る姿が描かれていた。








フィールドスコープで潟の奥のカワアイサやカンムリカイツブリを眺めていたら、
隣にいたのは、片野の鴨池のレンジャーだった。
昨日福島潟で、片野鴨池のレンジャーが来て、夕方佐潟で講演会をするよと、
聞いていたけれど、レンジャーさん今朝も佐潟に来ていたのね。
昨日お世話になった福島潟のレンジャーさんたちも一緒で、ひとしきり挨拶。
アタリを付けていた鳥が、やはり例のサギだったと教えて頂いた。
フィールドスコープで、この子が嘴を左右にぶらぶら振るところを、
しっかり見ることができた。

伝統漁の潟舟が湖の中ほどに漕ぎ出している。

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これらの平舟が岸辺に係留している風景に、いつも心惹かれているが、
実際に漕ぎ出したところを見たのは初めて。

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 センターの建物を出ると、
 水辺に置かれた潟舟は
 マガモたちの
 素敵な休憩所になっていた。







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建物の脇でポーズを決めるカワウ。

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Posted by Ru Na - 2012.12.07,Fri
翌、日曜日は、コハクチョウが飛び立つところを見たくて、朝佐潟へ向かう。
途中の田んぼでは、すでに出勤しているコハクチョウたちの小グループが見られた。

resize7043.jpg ハクチョウたちは
 朝水辺から飛び立って
 近隣の田んぼなどで
 採餌して日中を過ごし、
 夕方また湖に帰ってくる。

 
 佐潟に着いたのは8時半過ぎ。
 コハクチョウたちはほとんど
 飛んで行ってしまったかもしれない。
 と見渡すと、



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今まさに飛び立った群が、次々と山際をかすめて色んな方角の空へ。
家族単位なのか、4〜6羽がまとまって飛んで行く。

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対岸や潟の奥の方に、まだ残っていたコハクチョウの小群が散らばっていて、
順次飛び立って行くのは、なかなか爽快な光景だった。

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カモたちも大多数が対岸近くにいる。
その中に白い小さな姿があった。 ミコアイサの♂ !! 会いたかった通称パンダガモ。

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コハクチョウの出勤風景やカモたちを見ながら水辺に沿って歩く。
杭の上に並んだカワウたち。

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無人の観察舎の近くで、うずくまっているコハクチョウが1羽。
どこか具合が悪いのか、休んでいる様子だった。

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Posted by Ru Na - 2012.12.06,Thu
福島潟を出て阿賀野市の瓢湖に向かう。また雪が激しく降り出した。

resize7014.jpgまず、瓢湖の隣にある農作物販売所に入り、
隅っこにある御食事処で昼食をとった。
メニューに、代官うどんと百姓うどん
というのがあって、代官うどんは具があっさり。
百姓うどんは実沢山そうなので、
そちらを頼む。
色んな野菜や鳥肉(!)、茸にお麸が
ごろごろ入った味噌味。
野菜の炒め物まで付いていて美味。
すっかり温まった。



建物の2階から歩道橋を渡って瓢湖の管理小屋前に行くことができる。
冬場はこの周辺だけ開放して、湖周囲のその他の遊歩道4分の3は
人が立ち入れなくなっていた。冬鳥たちが安心して過ごせるための措置のようだ。

歩道橋から見下ろすと、管理小屋横に20人ほどの観光客が集中し、
雪の中傘をさしながら、この一角に集まっているカモたちやハクチョウを眺めている。

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集まっているカモたちの数の多いこと。
ここでは野鳥たちが平気で
人の近くに寄って来て、
まったく安心しきった様子で
元気に泳ぎ回っている。



オナガガモやヒドリガモが多い。
それについでホシハジロやマガモ。
キンクロハジロは5月の時より
少なく、オオバンもちらほら。

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そのうち管理小屋から人が出てきて、餌付けの時間が始まったので、
湖面はお食事タイムに大騒ぎする鳥たちで波が立つほど。

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オオハクチョウの幼鳥も
皆と仲良くお食事。

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傘をさしてビデオ撮影をしていたら、腕章を付けたおじさんが話しかけてきた。
瓢湖の管理スタッフの一人らしい。カモの種類の話をしていたら、
この瓢湖について日本野鳥の会からクレームがついたと、悲しそうな顔をする。
クレームの内容は聞かなかったが、確かに野鳥の餌付けについて賛否両論があり、
どうせ観光目当てでしょう、と言うのを聞いたこともある。
また、鳥インフルエンザの問題で、一箇所に過密に野鳥が集中するのを避ける動きもあり、
邑知潟のように餌付けを止めてしまった所もある。

おじさんが言うには、餌に集まるのは瓢湖全体の鳥の一部で、
警戒心の強いコハクチョウは近寄らず、昼間は近くの田んぼに自分で餌を取りに行く。
ここに残っているのはオオハクチョウの一部で、他は自力で餌を探している。
カモたちも夜は田んぼに出かけていっている、とのこと。
以前はもっと数が多かったのに、近頃は電子制御の狩猟網に一網打尽にされる
ケースも多く、ここでは安心している鳥たちも、一旦潟の外に出ると
危険だらけだと、とても悲しげに語った。
その間も愛おしくてしようがないといった様子で、鳥たちに目を配っていた。

話しているうちに、近辺の田んぼでの採餌を終えて帰ってくるハクチョウの群が
ひとつ、ふたつと増えていく。
潟の奥の方の人が近寄れない所にかたまっているのはコハクチョウ。
コガモやマガモも、大部分はそちらの方にいるらしい。

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オオハクチョウは着水すると、まず水を飲みひとしきり羽繕い。
向かい合って首を交互に上下させていると、まるで挨拶しているみたいに見えた。

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瓢湖は元々農業用水池である。その歴史を見ると、
1950年初めてハクチョウが飛来し、
1954年吉川重三郎氏が、ハクチョウの餌付けに全国で初めて成功。
同年、白鳥の飛来地として、国の天然自然物に指定された。
2005年国指定瓢湖鳥獣保護区に指定。
2008年 ラムサール条約の登録湿地に登録された。

飛来する鳥の数が増えるにつれて周囲に湖を拡張していっているらしく、
それぞれの鳥が好む環境の場所で住み分けているようだ。

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河川工事で水鳥たちが住環境を狭められ、行政も住民も野鳥の生活に
ほとんど関心を払っていないような金沢に住む私にとって、
色んな批難はあるかもしれないが、
地域ぐるみで、飛来してくる鳥たちを大切にしている所を羨ましく思うのだった。






Posted by Ru Na - 2012.07.17,Tue
大切な巣を壊されてしまった可哀想なカンムリカイツブリ。
彼らが無事でいるか気になって仕方がない。

先日カンムリたちの姿を探したが見つからず、がっかりして帰った。
6月18日、もしや巣が壊された所にまた営巣しているのでは、
それはあまりにも危険と、見に行く途中、
少し上流の川の中に、細い首の小さなシルエットが二つ。

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探していた
カンムリカイツブリの
つがいだった!
良かった、無事だった。











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のんびりした様子で仲良く泳ぎ、河岸の草の陰で休んだりしている。

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ピエタ(嘆きの聖母)のように、意気消沈して嘆いているような雰囲気はなかったので、
ひとまず安心し、彼らの巣がどうなったかを見に行った。


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流木の小さな島は更に傾き、残っていた巣材は完全に無くなっていた。

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近くに停泊中の作業船を
係留するロープの先の旗竿に、
彼らの巣の残骸が
引っ掛かっていた。







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  水面にあの小さなピンクの花が
  漂う様は、物悲しい光景だった。







カンムリカイツブリたちは、めげずに今季もう一度、営巣して子育てをしないだろうか。
是非そうして欲しい。今度はもっと安全で人目に付かない場所で。

そう願って、6月21日にまた様子を見に行ったが、姿が見当たらない。
諦めて帰ろうとした時、上流の方角からカンムリが1羽だけ、スーッと目の前を通って
下流の方の草陰まで泳いでいった。
しばらく見ていたが、1羽だけでいるようだった。

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6月27日、ついに会えず終い。 巣後の流木には、作業船の係留ロープが乗り上げていた。

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7月3日、やはり1羽で泳ぎ、私の目の前で羽繕いした後、草地の水際に落ち着いた。

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近くに♀が抱卵する巣がないかと見回すが、そのような気配はない。

7月8日。いつもは夕暮れ時に様子を見に行くのだが、この日は早朝に出かけた。
やはり1羽だけで、水際の草地に沿って泳いでいた。

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3時間後また行ってみると姿が見えない。周辺を自転車で回ってみると、
元の巣の辺りでしきりに水に潜っていた。
やはりこの場所がお気に入りのようで、日曜日で工事が休みなので安心して戻っている様子。

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7月17日夕方。元巣より橋二つ分上流から下流に向かって、時々潜りながら泳いでいた。

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カンムリカイツブリの前を、時々ツバメが横切って飛んで行く。
前方に小さく、草叢からヒナを3羽連れて泳ぎ出し、またすぐに草陰に隠れた水鳥がいた。
首が細く見えたので、カンムリがいつの間にかどこか近くで、また営巣していて
ヒナが産まれていたのかと、ドキドキわくわくしながら帰って、
ほんの数秒やっと撮れた動画の小さい姿を目を凝らして見たら、
カンムリカイツブリではなく、カルガモの親子だった。

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いつも1羽きりでいるカンムリカイツブリ。この子は何だか♂のような感じがしている。
お嫁さんは今どこにいるの?





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