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Posted by - 2024.05.03,Fri
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Posted by Ru Na - 2012.07.17,Tue
大切な巣を壊されてしまった可哀想なカンムリカイツブリ。
彼らが無事でいるか気になって仕方がない。

先日カンムリたちの姿を探したが見つからず、がっかりして帰った。
6月18日、もしや巣が壊された所にまた営巣しているのでは、
それはあまりにも危険と、見に行く途中、
少し上流の川の中に、細い首の小さなシルエットが二つ。

resize6033.jpg



探していた
カンムリカイツブリの
つがいだった!
良かった、無事だった。











resize6053.jpg

のんびりした様子で仲良く泳ぎ、河岸の草の陰で休んだりしている。

resize6034.jpg

ピエタ(嘆きの聖母)のように、意気消沈して嘆いているような雰囲気はなかったので、
ひとまず安心し、彼らの巣がどうなったかを見に行った。


resize6068.jpg

流木の小さな島は更に傾き、残っていた巣材は完全に無くなっていた。

5814514c.jpeg


近くに停泊中の作業船を
係留するロープの先の旗竿に、
彼らの巣の残骸が
引っ掛かっていた。







resize6067.jpg
  


  水面にあの小さなピンクの花が
  漂う様は、物悲しい光景だった。







カンムリカイツブリたちは、めげずに今季もう一度、営巣して子育てをしないだろうか。
是非そうして欲しい。今度はもっと安全で人目に付かない場所で。

そう願って、6月21日にまた様子を見に行ったが、姿が見当たらない。
諦めて帰ろうとした時、上流の方角からカンムリが1羽だけ、スーッと目の前を通って
下流の方の草陰まで泳いでいった。
しばらく見ていたが、1羽だけでいるようだった。

64160388.jpeg

6月27日、ついに会えず終い。 巣後の流木には、作業船の係留ロープが乗り上げていた。

resize6057.jpg

7月3日、やはり1羽で泳ぎ、私の目の前で羽繕いした後、草地の水際に落ち着いた。

resize6059.jpg

resize6061.jpg

近くに♀が抱卵する巣がないかと見回すが、そのような気配はない。

7月8日。いつもは夕暮れ時に様子を見に行くのだが、この日は早朝に出かけた。
やはり1羽だけで、水際の草地に沿って泳いでいた。

resize6120.jpg

3時間後また行ってみると姿が見えない。周辺を自転車で回ってみると、
元の巣の辺りでしきりに水に潜っていた。
やはりこの場所がお気に入りのようで、日曜日で工事が休みなので安心して戻っている様子。

resize6122.jpg

7月17日夕方。元巣より橋二つ分上流から下流に向かって、時々潜りながら泳いでいた。

resize6115.jpg

カンムリカイツブリの前を、時々ツバメが横切って飛んで行く。
前方に小さく、草叢からヒナを3羽連れて泳ぎ出し、またすぐに草陰に隠れた水鳥がいた。
首が細く見えたので、カンムリがいつの間にかどこか近くで、また営巣していて
ヒナが産まれていたのかと、ドキドキわくわくしながら帰って、
ほんの数秒やっと撮れた動画の小さい姿を目を凝らして見たら、
カンムリカイツブリではなく、カルガモの親子だった。

resize6117.jpg

いつも1羽きりでいるカンムリカイツブリ。この子は何だか♂のような感じがしている。
お嫁さんは今どこにいるの?





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金沢市在住の美術家
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