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Posted by - 2024.05.02,Thu
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Posted by Ru Na - 2012.12.15,Sat
ここしばらくの寒波が収まって、今日は暖かい1日だった。
月に一度の中流域鳥調査は、また雨の中かと心配していたら、さほど降らなかった。
いつものメンバーが、カッパに身を固めて集まったが、
歩くとむしろ暑いくらい。最初はカッパを脱いだ途端雨が落ちてきて、またカッパを羽織る
という繰り返しだったが、そのうち傘も要らなくなった。

電柱の上で、どこかから見つけてきたパンを食べるトビ。先日出会った同じ若鳥かもしれない。

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土曜日なので、河川工事が行われている。
しばらく見ないうちに、
堰堤がすっかり無くなって、
わずかに残っていた中洲の跡形もない。
工事が始まってからも、けなげに
戻ってきていたマガモたちの姿は
全く無かった。
みんな何処に行ったの?
どこかに居場所が見つかったかしら。
キジたちの縄張りも変わり果てて、
かれらが住めるような状態ではなくなった。

工事中の杭にとまるモズ。

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雪見橋から上流はまだ手が付けられていない。
川の環境破壊を憂えている我々は、ここがいづれ工事の対象になるのではと
恐れている。
スズメの群が、冬枯れの木立や藪の間を行き来するのを目で追うと、
シメやアトリがいた。

resize7219.jpg

アトリはパラパラと群で飛んできて、枯れ木にとまる。その数が次第に増えていった。

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resize7222.jpg

こんな沢山のアトリを一度に見るのは初めてで、いたく感激。

resize7221.jpg

飛び回るアトリの群、ヒヨドリたちが鳴き交わす賑やかな声、
小鳥たちは活発に動き回っているけれど、水鳥の姿は少ない。
しばらく行くと、対岸の丘の上の住宅の屋根にイソヒヨドリがいた。
先月も近い場所にいた同じ子だろう。この辺りに住んでいるらしい。

resize7230.jpg

ノスリが木の間にとまっていた。ハシボソガラスに追いかけられるのが嫌で隠れていたらしい。

resize7231.jpg

resize7234.jpg

貝殻橋へ。
岩と水流を眺めていたら、
メンバーの一人が
水の中の岩にチドリを発見。
イカルチドリかコチドリか
よく分からない。
私の撮った写真を、
カメラのモニターでズームしてみて
イカルチドリと判明した。



resize7232.jpg

resize7233.jpg冬枯れの木々に
カラスウリが彩りを添える。

帰り道、またアトリの群に遭遇。
スズメたちと混じって木にとまり、
ツグミの隣にはシロハラ。
近くでオナガやヒヨドリも
大騒ぎしていた。
本格的な雪の季節が始まる前に、
みんな木の実を食べられるだけ食べて
冬に備えようとしているみたいだった。


resize7238.jpgresize7237.jpg












resize7239.jpg

帰って鳥名辞典でアトリのことを調べてみた。
古くは古事記にその名が記され、冬季大群で移動する鳥として、
寛政年間には京都嵯峨野の名物となり、大勢の見物客で茶店まで出ていたらしい。

resize7240.jpg 
 
  アトリは「あっとり」と
  呼ばれていた時代も 
  あったらしい。 
  その語源は、
  集まる鳥からきている
  とも書かれていた。














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金沢市在住の美術家
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