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Posted by Ru Na - 2017.03.16,Thu
ロンドン古楽コンソートを主宰したデヴィッド・マンロウは、
元々音楽学校出身の演奏家だったわけではないらしい。
ケンブリッジで英語学を学んでいる間に音楽学者との出会いがあり、
独学で管楽器を習得したという。

同じケンブリッジで学んでいたホグウッド等とロンドン古楽コンソートを
設立。
英国の音楽家には、音大ではなく普通大学出身者が割りと多いような
気がする。学問的な興味を実践に移しやすい土壌があるのだろうか?
マンロウはケンブリッジの前に1年ペルーで英語教師をし、
その間に南米の民謡の収集をしたり、ケンブリッジ後はバーミンガム大で
17世紀の俗謡の研究をしたという。
ホグウッドも初めから音楽をやっていたのではないらしい。

   

マンロウ自身は33歳という若さで急逝したが、ロンドン古楽コンソートに
関わった演奏家は、その後の古楽界の中心的な存在になっている。
それまで忘れられていた古楽演奏の普及に大きな役割を果たしたマンロウ。
もっと聴きたいと、以前探した時はなかなか見つからなかったCDが、
最近手に入りやすくなっているような気がする。
(ホグウッドのCDも同様である。)

1977年に打ち上げられた宇宙探査機ボイジャー1号。
2012年に太陽系を脱出して、更に遠くへ旅し続けている。
いつか太陽系外の知的生物に遭遇することを期待して、その船内には
地球の様々な言語や文化を記録したゴールデンレコードが乗せられている。
各国が選んだ音楽も収録されていて、以前書いたようにカナダからは
グレン・グールドによるバッハの平均律、アメリカはチャック・ベリー
日本は山口五郎の琴古流尺八、
そして英国からはこのデビッド・マンロウの演奏が選ばれていた。

  

最近、太陽系外惑星に知的生物が存在している可能性が高い、
という話題がまた盛んになってきている。
マンロウのリコーダー曲を聴いていると、
漆黒で広大無辺な宇宙空間に、このような可憐な響きが
リボンのように軽やかな曲線を描いて流れていき、
不思議な存在が星ぼしの間からそれを拾い上げて驚嘆する、
そんな時が実際に在る様な、ふとそのような想像が
脳裏をかすめていくのである。


  







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