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Posted by - 2024.05.05,Sun
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Posted by Ru Na - 2013.09.17,Tue
台風一過。こちらは強い雨が降った程度だったが、
各地の水害、風害のニュースには、暗澹とした想いである。
増々極端な気候が増える近年、人間の諸活動による地球温暖化の
影響は、もう疑えないだろう。

こうしている間にも、最近太陽圏外に到達した惑星探査機ボイジャー1号は、
未知の宇宙空間を飛び続けている。
1977年に打ち上げられて、ずっと漆黒の中を歩み続ける孤独な旅人。

宇宙で未知の知的生命体に出会った時のため、地球人類からのメッセージとして、
地上の様々な言語、音楽、画像などを収録したレコードも積んでいると、
グレン・グールドの色んなエピソードを綴った映画、
「グレン・グールドに関する32章」で知った。
レコードには彼の、バッハ平均律第2巻-1、プレリュードとフーガが
収められているらしい。
その他に何が入っているか調べてみたら、
カール・リヒターによるバッハの「ブランデンブルク協奏曲」、
サヴァリッシュ指揮のモーツァルト「魔笛」、
日本からは、山口五郎による琴古流尺八の「巣鶴鈴慕」、(このCDは私のお気に入り)
各国の民族音楽や、ルイ・アームストロングや、チャック・ベリーも。
イギリスからは、ビートルズではなくて、何と
デビット・マンロウとロンドン古楽コンソートの曲だった。

打ち上げ当時健在だった音楽家はもうほとんど亡くなっているが、
その音楽は行き続けている。
1977年に誰が現在の地球の異常気象を想像しただろうか。

台風が来る前、サギコロニーの様子を見に行った帰り、
暗くなった川原で月を撮影している人がいた。
何のカメラを使っているのか、好奇心に駆られてのぞきこむと、
耳も口も不自由なその人は、私も月を写したがっていると思ったらしく、
私のカメラを自分の三脚に乗せて、慣れた手つきで
月をきれいに写して下さった。





高倍率だけれど素子サイズが小さい、しょせんコンデジと思っていた
自分のカメラで、こんなにくっきりときれいに撮れるなんてと驚いた。
月明かりの下で、身振りでしばらく楽しく語らって、
広大な宇宙空間の一片に、少しだけ近づけた気がした。









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Ru Na
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金沢市在住の美術家
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