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Posted by Ru Na - 2012.03.14,Wed
この冬、夜になると家の中がやたらにゴトゴトするような気がしていた。
風が強い日は、僅かなすきま風が部屋の間のドアを揺らすことがある。
屋根雪が落ちる音もバカにはならない。
窓を打つあられや雨の音もかなり大きく響くが、今思えばそんな音以外のものが
混じっているように時々感じられていた。

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ある時、隙あらば侵入しようとする例の茶トラの野良猫が、
家の外壁に作り付けた物置小屋の戸を押し開けて、中に入り込んでいるのを発見。
突っかい棒をしたのだが、例年より多い屋根雪が落ちた拍子か、
物置小屋の戸の薄いアルミ板の下部に数箇所に裂け目が出来てしまった。
春になってから修理するとして、とりあえず猫が裂け目を広げて入り込まないように
トゲ板を挟んだりの対策をこうじていたのだが、
寒さがひどい夜は特に、ガサゴソと何かが動き回るような音がするようになった。
その度に懐中電灯を持って見回るが、物置小屋には何の変化もなかった。

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ゴトゴトガサガサは増々ひどくなり、どう見ても家の壁の中で何か動物が動いている音。
ネズミのような小さい音ではない。時々ドサッという大きな音もする。
猫の進入口があるのだろうか。
最初は換気扇の吹出し口を疑った。足場があれば小さな猫なら入れそう。
しかし調べてみたら、穴には金網が取り付けてあって動いた形跡はない。

家を立て直した時、元の古い家の一部を残して新しい家と繋げたのだが、
その繋ぎ目あたりの壁が一番うるさく、このあたりが疑わしい。
つぶさに見て回ると、何と・・・
古い部分の外壁の下に、細長く穴が開いていた!

ここはお隣の塀との間が人が通れないくらい一番狭く、上部の壁が少しせり出しているので、
下の方がよく見えず、今まで気がつかなかったのだった。
とりあえず細長い板を上下に重ねて穴をふさいだ。
この頃には既に、猫以外の何か夜行性の動物が侵入しているのではと疑い始めていた。

謎の動物が夜中に侵入するなら、今夜はもうこれで入れないだろうと思い、
夜になっても音がしないようなので少し安心していたら、夜中に壁の中でまた音がしだした。
今度はゴンゴンと各在に体当たりしているような音までする。
どうやら閉じ込めてしまったようだ。明け方まで時々ひどく暴れているような音。
安眠妨害も甚だしい。今我が家は色んな事が重なって、たいへん気ぜわしい最中なのに。

さて、どうしたら良いのだろうか。とにかく様子を見て、この状態を分析せねば。
他の家族は、家の中の物音のする壁と反対側で寝ているので、呑気に構えている。
というより、差し迫った色んな予定や行事で頭がいっぱいで、それどころではなさそう。


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 とは言うものの、早く何とかしなければ
 閉じ込められた動物が

 中で餓死でもしたらどうしよう、と
 気が気ではない。
 音のする範囲もだんだん広がっていくよう。
 謎の動物が慌てふためいているのかもしれない。 
 私だって途方にくれて、半ばパニック状態。



とはいえ、また穴を開け放したままにしておいて、一体何時出入りしているか、
何処をどのように行動しているか分からない動物の出没に怯えているより、
今のように所在が分かっている方が対処し易い気がする。

音がする度そこの壁を手で叩くとしばらく静かになって、それから別の場所からまた音がする、
の繰り返し。少しづつ壁の中の移動パターンが見えてきたような気がした。
この頃にはもうハクビシンではと疑って、ネットで色々調べてみた。
ハクビシン駆除業者がいるくらい、家に入り込むと厄介な存在らしい。
これ以上あまりどこでも動き回らないように、
ハクビシンが嫌うという竹酸を、壁に穴を開けて垂らしてみようかなどとも考えた。

3日目の夜、ドサッと大きな音がしたので、どこかから外に脱出したかと、
懐中電灯を手に、音のした所の外壁を見に行ったが何もいない。
穴をふさいだ板が動かされたのでは、と横手に回ると、
お隣の塀の上を、細長い尾の白っぽい猫のようなものが走って逃げていった。
しかし、穴を塞いだ板は動かされた形跡はなかった。

アルミ製のその塀の上部は、巾2cmもないくらいで、ツルツルしているので、
普通の猫は乗り越えることは出来ても、上を伝い歩くなんてできないだろう。
そういえば、この動物の姿を見たのは初めてではない。
庭から逃げ去るのを数度見かけて、見慣れない猫だなあ、と思っていたのだった。
謎の動物はハクビシンだと確信。

ヒヨドリが食べ残した、山茶花の枝に刺したリンゴやミカンが、
木の周囲の雪が溶けて少なくなった時に、夜になってから消えてしまうことがあった。
去年の春先もそうだったので、またネズミが来て食べるのかしらと、思っていた。
秋に熟した柿の実を、枝ごと折って食べたのも、どうやら犯人はこのハクビシンらしい。

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どこから外に出たのだろうと、もう一度見回ってみた。
穴の開いた壁の上方に、今はもう使ってりない換気扇の排気口がある。
この古い家の部分の内部の部屋は、物置代わりになっていて、
換気扇そのものは取り外してあり、取り外した後の四角い壁の穴は、
部屋の内側から板を当てて塞いであるのだが、
外壁に逆L字型に突き出した排気口がどうも怪しい。
ハクビシンが走っていたお隣の塀にも近い。覗いてみると、下部の網が半分破れている。
壁の中を伝って、ここからも出入りしていたのかもしれないと、
細い椅子を持っていって、何とかその排気口をガムテープでふさいだ。
(何の因果で夜中にこんなことしなきゃならないの。人が見たら泥棒と思うでしょうね。)

さっき外に出ていったのだから、さあこれでもう中に入れまい。
と騒音から開放されるのに期待したのだったが・・・・・・。

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     某動物園提供のハクビシンのフリー写真



最初は静かだった。ああやっと、と安心できるような静けさだった。
が、深夜、またあのゴトゴトガサガサが始まった!
以前よりうるさいくらいに。

ついには居間のTVの後ろの壁の中でガリガリひっかく音がするようになった。
今度こそ本当に閉じ込めてしまったのか。

ネットで調べたハクビシンの生態。
民家の天井裏に住み着き、その辺りをダニと病原菌の巣にする。
東京渋谷あたりでも出没し、ビルの上の電線を伝い歩いているらしい。
自分の頭が入る所なら、どんな小さな隙間でも通れるという。
猫よりずっと侵入を食い止めるのが難しそうな動物である。
天井裏の巣や、壁の中の断熱材にくるまっている写真などが載っていた。
捕獲された後のハクビシンを許可をもらって飼っている人のサイトには、
毛布の上に寝そべったり、人に抱っこされてトロンと甘えた目をした写真まで
掲載されていた。
しかし、ネコ科で可愛い顔をしているといっても、かなり獰猛らしい。


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この頃には、もうすっかりハクビシンに対して腹を立てていて、
一週間やそこらでは簡単に餓死しないだろう、などと思い、
音がする度、活動範囲がこれ以上広がらないようにと、近くの壁や床をドンドンと叩いて嚇した。
しかし、夜中ずっとこんな事をしているわけにもいかない。
何か対策を立てねば。
なるべく早く、この家を建てた建設会社や大工さんに相談してみよう。

そうして落ち着かないまま、3日目の朝突然ひらめいた。
暗くなってから穴を開け放って、その周りに小麦粉を撒いておく。
家の中で音がした、穴から一番遠い場所から、徐々に穴に近い方へ移動しながら、
家族総出で壁や天井を叩いてハクビシンを嚇し、穴から追い出すようにする。
外に回って見て、穴の周囲の小麦粉に足跡が付いていたら、ハクビシンが外に出た証拠。
即、穴をまた板で塞ぐ。
そうすれば、ハクビシンを確実に家から追い出すことができる。

一度でうまくいくか分からないが、やってみようということになり、夜を待った。
行動に移す予定の時間の前、みんな各々自分の用事をしていたが、
金魚の水換えの水を汲む音、炊事の音、TVの音、片付けの音など、
丁度、家の中は自然にいろんな音で充満していたので、今がチャンスかもしれないと、
穴を塞いだ板を動かして、小麦粉を撒いた。

20分程して、外でガタッという何かが倒れた大きな音がした。
急いで穴を見に行ったが、小麦粉の上に足跡はない。
しかし、横にずらした板の断面に、撒いた記憶のない小麦粉の点が付いていた。

周囲を見回っても、あんな大きな音たてるような物は何も倒れていなかった。
ハクビシンが外に出たかどうか判断に困ったが、
とりあえず、また板で穴を塞いでおいた。

3時間後、懐中電灯を持って庭の見回りをする。
作場の屋根の下に、金属の細い鉢置き台の上に小さなお盆を乗せて石で重石をし、
ヒヨドリたちが昼間食べ残したリンゴのかけらなどを置いて、
夜明けと共に鳥たちが食べられるようにしてあるのだが、
そのお盆が重石と共に遠くに吹っ飛ばされていた。
夜行性の動物が食べにこないように、そのお盆台の周囲には、
猫よけのトゲ板を敷き詰めて、ネズミなどが近づけないようにしてあったのだが。

脱出の機会をうかがっていたハクビシンが、空腹のあまりジャンプして
お盆に飛びかかって、リンゴのかけらをかっさらっていったように思える。
あの大きな音も、その時のものか。
とすると、ハクビシンは確実に外に出たということになる。

その想像は正しかったようで、
いつも音がし出す夜半過ぎになっても、音がしなかった!

その後、夜中に何か音がするような気がする度、びくびくしたが、
壁の中を這いずり回るような音は聞こえなくなった。
ようやく落ち着いて、ハクビシンが進入した後の状態を調べてもらったり、
穴を塞ぐための工事をお願いするために、この家を建てた大工さんに連絡した。

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音がしなくなったらゲンキンなもので、ハクビシンのことを色々思い巡らせる。
仙台若林区長喜城の屋敷林・イグネを紹介したTV番組で、
やはりハクビシンが出没して干し柿を食べていくと、屋敷林に住む人が語っていた。
とても牧歌的なエピソードとして扱われていた。
母屋ではなく納屋かどこかに住んでいて、家の人は騒音に悩まされることがなかったのだろう。

あの恐ろしい津波が仙台平野を襲った時、私が心配し続けたイグネは難を逃れたらしいが、
他の所の流された家々の天井裏で、昼間の眠りを貪っていて、
家と共に津波に呑まれたハクビシンも沢山いたかもしれない。
それとも、こんな野生動物は、不思議な勘でいち早く逃げ出していたのだろうか。






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Posted by カルティエ サントス100 スーパーコピー - URL 2018.10.10,Wed 01:40:19 / Edit
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