忍者ブログ
見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
[46] [45] [44] [43] [42] [41] [40] [39] [38] [37] [36
Posted by - 2024.04.25,Thu
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by Ru Na - 2010.12.01,Wed


11月26日、紅葉に染まる玉泉園を訪れた。
石灯篭だらけの西庭から入る。
ここには“隠れキリシタン灯篭”もある。

resize1747.jpg

resize1748.jpg

resize1749.jpg兼六園に隣接するこの庭園は、
兼六園の原型になったとも言われている。

築庭した脇田直賢は、幼い頃秀吉の朝鮮出兵のせいで孤児になり、可哀そうに思った
宇喜多秀家が日本に連れ帰り、その後
前田利長夫人の玉泉院に育てられて
前田家の家臣となった。

南宋の山水画を型どったという作りの
回遊式庭園で、
斜面を利用した多層構造のこの庭は、
コンパクトながら、隅から隅まで見事な
造作で、見飽きることがない。




resize1750.jpg

resize1751.jpgresize1752.jpg











本庭の池を横手から見る。
春には水芭蕉の花が咲く池は今、水に映った紅葉、沈んだ落葉で赤く縁取られている。

resize1753.jpg













本庭の大池に水を注ぎ込む滝と赤岩の上、
上段の庭に登ると、そこにも中央に池、
奥には金沢で一番古いという茶室がある。

resize1756.jpg

resize1755.jpg














resize1757.jpg



 茶室の傍には故国を偲んで植えたという
 丈高い朝鮮五葉松が、ノウゼンカズラの
 蔓を巻き付かせ立っている。
 この木は兼六園の中からでもよく見える。









resize1754.jpg

resize1758.jpgresize1759.jpg












黄と赤の錦織。見ている自分まで染まってしまいそうな心地で、本庭の方に降りる。

resize1765.jpg

resize1762.jpg





 石の上、苔の上に散り敷くもみじが
 まるで黄と紅の絵の具の点描。









resize1763.jpgresize1764.jpg












resize1767.jpg

本庭正面。石灯籠が深山の峰の見立てのよう。

resize1768.jpg















resize1769.jpg




東庭の地面に自然にできた三色の染め分け。









 

PR
TrackBack URL
TrackBacks
ブログ内検索
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
Ru Na
性別:
女性
職業:
金沢市在住の美術家
訪問者
最新TB
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]