見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
Posted by Ru Na - 2012.11.06,Tue
Posted by Ru Na - 2012.11.04,Sun
ずっと冷たい雨が降り続いた2012年度内川鎮守の森ギャラリーⅡ。
最終日の今日になってやっと穏やかに晴れ上がり、無事に閉幕した。
今年はこの鎮守の森ギャラリーが始まって20周年。
最初の頃のように、三小牛町から一番山手の住吉町までの広域が会場になった。
住吉町住吉神社には
ステンドグラス作家の
辺本良治さんの作品。
私同様、20回皆勤出品者。
欧羅巴の広場のお祭りみたい。
新保町から住吉町に続く道沿いに広がる
里山の美しい風景に、豊かな実りの秋を実感。
新保町八幡神社では、このアートイベントを
立ち上げた一人で、初回から皆勤参加の
グラフィックデザイナー小川修さんの
ポスター展が行われていた。
内川小中学校のグランドには、子供たちがワークショップで制作した大作。
広いグランドに
このような迫力ある
アクションぺィンティングが
ずらりと並んでいたが、
残念なことに
初日の暴風雨で
何点かが壊れてしまった。
木の香りがする木考房望峰には
写真家田村正昭さんの
「関係の無い4枚の写真」シリーズ。
2012年の時空が切り取られている。
右下は過激派の指名手配ポスター。
こんなものにはもう京都でしか
お目にかかれないのでは、と
田村さん談。
三小牛町八幡神社には
高田初恵さんのイラストと写真を
前伊知郎さんが映像に仕立てた作品が
お社の内壁に映写されていた。
参道の緑も同時に目に入る素敵な空間。
訪れた人はのんびり腰掛けて、
ゆったりとした雰囲気と里山の静けさを
心ゆくまで堪能している様子だった。
参道にはガラス球のオブジェ。
散り敷く落ち葉と共に、
こぼれ落ちた木の実のように
さり気なく光を浴びて美しい。
蓮華町の丸山家はいつも人気で、多くの作品が展示されている。
手前は白川郁栄さんの屋久島の自然をテーマにしたインスタレーション。
庭にも赤いオブジェが点々と緑の中に散らしてあった。
家の前では草を食む山羊の親子が
訪れる人をお出迎え。
蓮花町諏訪神社の境内で、軽やかなオブジェが風に揺れ、お社の内部には赤青の光が点滅。
ギャラリー花音では、陶芸の器や手織物などの小品販売があり、
私の映像作品もここで上映した。
公民館では20周年の資料展示。3日には記念のお茶会も開催された。
同日、九万坊さんの名で親しまれている薬王寺で、地元の「内川バンド」を中心とした
記念ライヴコンサートも行われ、熱気に包まれた。
竹の小径には、青く塗られた「踊り場」という木の台座の作品が出現したが、
雨続きで、その上で踊る機会を私は逃してしまって残念。
陶芸、織り、竹細工、紙工芸、絵画、彫刻、写真、ポスター、インスタレーション作品等々、
様々なジャンルの作品が、秋の内川を祝祭のように彩った4日間だった。
竹の小径に設置した私の作品の近くの作業小屋からは、のびやかな音楽作品が流れていた。
音の出る作品は、他の作品とぶつかって鑑賞の妨げになることも多々あるが、
今回の岩井美佳さんの音楽は、竹林の美しさと雰囲気をいっそう引立てていて、
熊よけにもなり、有り難かった。
ヒヨドリ、シジュウカラ、ウグイス、スズメが、竹林でよく可愛い声を聞かせてくれた。
コゲラやカワラヒワ、オナガの声も一瞬聞こえた。
かれらの生活圏に突然現れたこれらの作品を、そう邪魔に思っていないような様子で、
私が一人で竹林の方々を歩いて撮影している時など、むしろ興味津々に近づき、
頭上を追て回っているような、そんな気配すらしたのだった。
― 自分の作品については、また項目を改めて書きます。 ―
最終日の今日になってやっと穏やかに晴れ上がり、無事に閉幕した。
今年はこの鎮守の森ギャラリーが始まって20周年。
最初の頃のように、三小牛町から一番山手の住吉町までの広域が会場になった。
住吉町住吉神社には
ステンドグラス作家の
辺本良治さんの作品。
私同様、20回皆勤出品者。
欧羅巴の広場のお祭りみたい。
新保町から住吉町に続く道沿いに広がる
里山の美しい風景に、豊かな実りの秋を実感。
新保町八幡神社では、このアートイベントを
立ち上げた一人で、初回から皆勤参加の
グラフィックデザイナー小川修さんの
ポスター展が行われていた。
内川小中学校のグランドには、子供たちがワークショップで制作した大作。
広いグランドに
このような迫力ある
アクションぺィンティングが
ずらりと並んでいたが、
残念なことに
初日の暴風雨で
何点かが壊れてしまった。
木の香りがする木考房望峰には
写真家田村正昭さんの
「関係の無い4枚の写真」シリーズ。
2012年の時空が切り取られている。
右下は過激派の指名手配ポスター。
こんなものにはもう京都でしか
お目にかかれないのでは、と
田村さん談。
三小牛町八幡神社には
高田初恵さんのイラストと写真を
前伊知郎さんが映像に仕立てた作品が
お社の内壁に映写されていた。
参道の緑も同時に目に入る素敵な空間。
訪れた人はのんびり腰掛けて、
ゆったりとした雰囲気と里山の静けさを
心ゆくまで堪能している様子だった。
参道にはガラス球のオブジェ。
散り敷く落ち葉と共に、
こぼれ落ちた木の実のように
さり気なく光を浴びて美しい。
蓮華町の丸山家はいつも人気で、多くの作品が展示されている。
手前は白川郁栄さんの屋久島の自然をテーマにしたインスタレーション。
庭にも赤いオブジェが点々と緑の中に散らしてあった。
家の前では草を食む山羊の親子が
訪れる人をお出迎え。
蓮花町諏訪神社の境内で、軽やかなオブジェが風に揺れ、お社の内部には赤青の光が点滅。
ギャラリー花音では、陶芸の器や手織物などの小品販売があり、
私の映像作品もここで上映した。
公民館では20周年の資料展示。3日には記念のお茶会も開催された。
同日、九万坊さんの名で親しまれている薬王寺で、地元の「内川バンド」を中心とした
記念ライヴコンサートも行われ、熱気に包まれた。
竹の小径には、青く塗られた「踊り場」という木の台座の作品が出現したが、
雨続きで、その上で踊る機会を私は逃してしまって残念。
陶芸、織り、竹細工、紙工芸、絵画、彫刻、写真、ポスター、インスタレーション作品等々、
様々なジャンルの作品が、秋の内川を祝祭のように彩った4日間だった。
竹の小径に設置した私の作品の近くの作業小屋からは、のびやかな音楽作品が流れていた。
音の出る作品は、他の作品とぶつかって鑑賞の妨げになることも多々あるが、
今回の岩井美佳さんの音楽は、竹林の美しさと雰囲気をいっそう引立てていて、
熊よけにもなり、有り難かった。
ヒヨドリ、シジュウカラ、ウグイス、スズメが、竹林でよく可愛い声を聞かせてくれた。
コゲラやカワラヒワ、オナガの声も一瞬聞こえた。
かれらの生活圏に突然現れたこれらの作品を、そう邪魔に思っていないような様子で、
私が一人で竹林の方々を歩いて撮影している時など、むしろ興味津々に近づき、
頭上を追て回っているような、そんな気配すらしたのだった。
― 自分の作品については、また項目を改めて書きます。 ―
Posted by Ru Na - 2012.11.01,Thu
今年20周年を迎える内川鎮守の森ギャラリーが今日から始まった。
あいにく今日は朝から雨。発達中の低気圧が日本海側に暴風雨をもたらしている。
お昼前後、しばらく雨風が止んで短い時間陽が出たくらいだが、
午後から更に風が強まるというので、自転車で出かける予定をしていた私は、
ついに今日は会場に行くのを諦めた。
20周年ということは、初年度産まれた子供が今年成人になるという年数。
初回から欠かさず野外に作品を設置してきた私にとっても、20回目の内川野外ワークである。
思えば大抵、雨と風との戦いで、設置の時みぞれが降ったこともあり、
会期中台風に見舞われて、ロープに短冊状に下げた作品が巻き毛のようになった
こともある。
熊の出没、去年のスズメバチ騒動など、色んなハプニングは里山での野外展ならではの
醍醐味だけれど、今年はしょっぱなから暴風雨。
さてどうなることかしら。作品は雨風にちゃんと耐えてくれているかしらと、案じながら、
日本列島の上空の雲の流れに思いを馳せているのだった。
今年も会期中、
色んなイベントが行われる。
年に一度だけ顔を合わせる
人も多く、
天候はどうあれ、
楽しさが凝縮した期間でもある。
翼型の作品は、上部の先端部分2箇所で上から吊って形を作っているが、
一辺の途中からも、紐で引き上げて開いた形を変化させられるようにもしている。
設置の初日、何点かをこのような形にしてみたが、
その夜と翌日の雨で、布の辺の途中を引っ張ると全体の形が崩れるのが分かって、
辺の途中の紐はみんな外してしまった。
会期中の天候を見ながら、また試してみようかと思っていたが、
この紐で絞るのを、雨が降り続く間はよした方が良さそう。
あいにく今日は朝から雨。発達中の低気圧が日本海側に暴風雨をもたらしている。
お昼前後、しばらく雨風が止んで短い時間陽が出たくらいだが、
午後から更に風が強まるというので、自転車で出かける予定をしていた私は、
ついに今日は会場に行くのを諦めた。
20周年ということは、初年度産まれた子供が今年成人になるという年数。
初回から欠かさず野外に作品を設置してきた私にとっても、20回目の内川野外ワークである。
思えば大抵、雨と風との戦いで、設置の時みぞれが降ったこともあり、
会期中台風に見舞われて、ロープに短冊状に下げた作品が巻き毛のようになった
こともある。
熊の出没、去年のスズメバチ騒動など、色んなハプニングは里山での野外展ならではの
醍醐味だけれど、今年はしょっぱなから暴風雨。
さてどうなることかしら。作品は雨風にちゃんと耐えてくれているかしらと、案じながら、
日本列島の上空の雲の流れに思いを馳せているのだった。
今年も会期中、
色んなイベントが行われる。
年に一度だけ顔を合わせる
人も多く、
天候はどうあれ、
楽しさが凝縮した期間でもある。
翼型の作品は、上部の先端部分2箇所で上から吊って形を作っているが、
一辺の途中からも、紐で引き上げて開いた形を変化させられるようにもしている。
設置の初日、何点かをこのような形にしてみたが、
その夜と翌日の雨で、布の辺の途中を引っ張ると全体の形が崩れるのが分かって、
辺の途中の紐はみんな外してしまった。
会期中の天候を見ながら、また試してみようかと思っていたが、
この紐で絞るのを、雨が降り続く間はよした方が良さそう。
Posted by Ru Na - 2012.10.30,Tue
ようやく秋らしくなったと思ったのはつい最近なのに、もう内川鎮守の森ギャラリーの季節。
例年のようにやはり間際まで、慌ただしく作品の制作で時間が過ぎていった。
今年は特に、少し時間がアクト、色々心配な野鳥たちの様子見で飛び回ったり、
あれやこれやで猛暑の夏の間、制作があまり進まなかったものだから、
竹林でのインスタレーション作品も映像作品も、果たして間に合うのだろうかと
ここ10日あまり、なかなかスリリングな思いをした。
27日の午後後半から作品設置を始め、19点の翼型布のうち16点の
およその場所決めが、わりとスムーズにでき、
翌日28日は時折雨が強く降る中の作業。帯状の作品4点も設置。
29日は残り1点の設置と手直しで、後は少し撮影ができた。
今年の作品のタイトルは、「もうじき飛べる?」。
巣立った幼鳥たちが親鳥のように渡りができるくらい飛べるようになるため、
一生けん命飛行訓練をしている様子のイメージをベースにしている。
風でくるくる回るような
形にした。
また、熊の出没が
話題になるこの頃、
熊よけの意味も兼ねて
下辺に通したポールの
端に、鈴を付けてある。
思ったほど鳴らなくて、
強い風が吹いた時だけ
一斉に微かな音をたてる。
外側は白色、内側は薄い水色で、
一部ピンクや黄色が入っている。
厚手の木綿布を、2〜3ヵ月かけて
地塗りした上に、
アクリル絵の具で彩色しているが、
この白色というのが
けっこう厄介な色で、
黄味を帯びた布の上に塗っても
なかなか白くならないのである。
何度か塗り重ねて、やっと
白色らしくなる。
今だ復興に遠い東日本の震災と原発事故で傷ついた諸々の地が、
ヒナが空に飛び立つように飛翔する願いを込めて、白を塗り重ねていたのだった。
竹林の中を歩くと、草叢から小さなカエルが飛び出したり、
イノコズチなど下草の種がいっぱい衣服に付く。カマキリの卵も見つけた。
この時期を「竹の春」と呼ぶくらい、竹が生き生きとして美しい。
竹林に光が射すと空気は淡い黄緑色になり、雲の合間にのぞく青が、
空に刻々と模様を織りなしてゆく。
竹林の向うに広がる金沢市街の方を望むと、丸い明るい月が雲の間から顔を出した。
例年のようにやはり間際まで、慌ただしく作品の制作で時間が過ぎていった。
今年は特に、少し時間がアクト、色々心配な野鳥たちの様子見で飛び回ったり、
あれやこれやで猛暑の夏の間、制作があまり進まなかったものだから、
竹林でのインスタレーション作品も映像作品も、果たして間に合うのだろうかと
ここ10日あまり、なかなかスリリングな思いをした。
27日の午後後半から作品設置を始め、19点の翼型布のうち16点の
およその場所決めが、わりとスムーズにでき、
翌日28日は時折雨が強く降る中の作業。帯状の作品4点も設置。
29日は残り1点の設置と手直しで、後は少し撮影ができた。
今年の作品のタイトルは、「もうじき飛べる?」。
巣立った幼鳥たちが親鳥のように渡りができるくらい飛べるようになるため、
一生けん命飛行訓練をしている様子のイメージをベースにしている。
風でくるくる回るような
形にした。
また、熊の出没が
話題になるこの頃、
熊よけの意味も兼ねて
下辺に通したポールの
端に、鈴を付けてある。
思ったほど鳴らなくて、
強い風が吹いた時だけ
一斉に微かな音をたてる。
外側は白色、内側は薄い水色で、
一部ピンクや黄色が入っている。
厚手の木綿布を、2〜3ヵ月かけて
地塗りした上に、
アクリル絵の具で彩色しているが、
この白色というのが
けっこう厄介な色で、
黄味を帯びた布の上に塗っても
なかなか白くならないのである。
何度か塗り重ねて、やっと
白色らしくなる。
今だ復興に遠い東日本の震災と原発事故で傷ついた諸々の地が、
ヒナが空に飛び立つように飛翔する願いを込めて、白を塗り重ねていたのだった。
竹林の中を歩くと、草叢から小さなカエルが飛び出したり、
イノコズチなど下草の種がいっぱい衣服に付く。カマキリの卵も見つけた。
この時期を「竹の春」と呼ぶくらい、竹が生き生きとして美しい。
竹林に光が射すと空気は淡い黄緑色になり、雲の合間にのぞく青が、
空に刻々と模様を織りなしてゆく。
竹林の向うに広がる金沢市街の方を望むと、丸い明るい月が雲の間から顔を出した。
Posted by Ru Na - 2012.10.20,Sat
庭の小さな柿の木の今年も幾つか育った実が、薄橙色になってきた。
それにつれてまだ緑の葉羣に、鮮やかな赤が混じり始めた。
近所では、もうかなり実が熟しているらしい大きな柿の木が方々にあって、
ムクドリやヒヨドリ、オナガが騒ぎながら飛び回っている声がよく聞かれるようになった。
電線の上で嘴をぬぐっているシジュウカラは、どこで食事してきたのだろう。
庭の柿の木はまだ背丈が低くて、待っていてもなかなか鳥たちが食べに来てくれない。
心配なのは、この柿を狙っているに違いないハクビシンが、
気に登って実を細い枝ごと折ってしまうこと。
オレンジ色が薄くても結構甘いこの柿の実を、ハクビシンより先に収穫せねばと、
毎日気を付けて眺めている。
それにつれてまだ緑の葉羣に、鮮やかな赤が混じり始めた。
近所では、もうかなり実が熟しているらしい大きな柿の木が方々にあって、
ムクドリやヒヨドリ、オナガが騒ぎながら飛び回っている声がよく聞かれるようになった。
電線の上で嘴をぬぐっているシジュウカラは、どこで食事してきたのだろう。
庭の柿の木はまだ背丈が低くて、待っていてもなかなか鳥たちが食べに来てくれない。
心配なのは、この柿を狙っているに違いないハクビシンが、
気に登って実を細い枝ごと折ってしまうこと。
オレンジ色が薄くても結構甘いこの柿の実を、ハクビシンより先に収穫せねばと、
毎日気を付けて眺めている。
Posted by Ru Na - 2012.10.12,Fri
日中日差しが強いと、暑い時間帯がしばらくあるけれど、
朝夕は寒さを感じるくらい、ようやく秋が廻ってきた。
それなのに、相変わらず当分警戒しなければならないのは、蚊。
この夏の猛暑のピーク時には、蚊は少なめだった。
今年は雨が少なかったせいか、あるいはあまりに暑いと、さすがの蚊たちも
その行動が鈍っていたのかもしれない。
例年秋がかってくる時期の蚊は、しつこくてタチが悪いのだけれど、
やはり今年も10月に入ってから、ちょっと油断をするとよく刺されるようになった。
アレルギー性皮膚炎の持病持ちの私は、ひとつ蚊に刺されると全身に毒が回り、
悪いところはさらにひどく腫れ、全身のかゆみで七転八倒しなければならない。
近頃は温暖化のせいか、5月始めから11月頃まで蚊に悩まされる。
彼女らは気温が15℃以上あれば血を吸い、Tシャツなどの薄い布地の上からでも
平気で刺す。おまけに近頃の蚊は小型化し、音も立てない。
ほぼ半年様々な蚊除けグッズのお世話になる。
今まで色んなものを試してみた。
定番の、薬液を電気で温めて蒸気を出すもの。
電気を使わない蚊が嫌いな香りのポット。
今年は薬液を染込ませた吊り下げ式のプレートが、多く出回っていた。
効用も60日〜180日とさまざま。
しかし、よく効くのは使い始めの数日のような
気がする。
この他にも、1回の噴射で6疊くらいの広さに14時間ほど効果が保たれるスプレー式がある。
ただし水槽のある部屋では使えないし、薬の刺激も皮膚に心配。
また青白い光で蚊をおびき寄せて感電死させる蚊取ランタン、
蚊も取れるけれど、他の小さい羽虫や蛾も犠牲になって可哀そう。
そして、何といっても最後の頼みの綱は、最も古典的な、
蚊取り線香!
結局これが一番たよりになっている。
朝夕は寒さを感じるくらい、ようやく秋が廻ってきた。
それなのに、相変わらず当分警戒しなければならないのは、蚊。
この夏の猛暑のピーク時には、蚊は少なめだった。
今年は雨が少なかったせいか、あるいはあまりに暑いと、さすがの蚊たちも
その行動が鈍っていたのかもしれない。
例年秋がかってくる時期の蚊は、しつこくてタチが悪いのだけれど、
やはり今年も10月に入ってから、ちょっと油断をするとよく刺されるようになった。
アレルギー性皮膚炎の持病持ちの私は、ひとつ蚊に刺されると全身に毒が回り、
悪いところはさらにひどく腫れ、全身のかゆみで七転八倒しなければならない。
近頃は温暖化のせいか、5月始めから11月頃まで蚊に悩まされる。
彼女らは気温が15℃以上あれば血を吸い、Tシャツなどの薄い布地の上からでも
平気で刺す。おまけに近頃の蚊は小型化し、音も立てない。
ほぼ半年様々な蚊除けグッズのお世話になる。
今まで色んなものを試してみた。
定番の、薬液を電気で温めて蒸気を出すもの。
電気を使わない蚊が嫌いな香りのポット。
今年は薬液を染込ませた吊り下げ式のプレートが、多く出回っていた。
効用も60日〜180日とさまざま。
しかし、よく効くのは使い始めの数日のような
気がする。
この他にも、1回の噴射で6疊くらいの広さに14時間ほど効果が保たれるスプレー式がある。
ただし水槽のある部屋では使えないし、薬の刺激も皮膚に心配。
また青白い光で蚊をおびき寄せて感電死させる蚊取ランタン、
蚊も取れるけれど、他の小さい羽虫や蛾も犠牲になって可哀そう。
そして、何といっても最後の頼みの綱は、最も古典的な、
蚊取り線香!
結局これが一番たよりになっている。
Posted by Ru Na - 2012.10.07,Sun
Posted by Ru Na - 2012.09.29,Sat
日中はまだ夏の暑さが続くが、ようやく空気がつんと澄んできて陽光は秋の透明さ。
いつの間にかセミの声もしなくなり、虫の音が夜を銀色に震わせている。
池の水換えをした。
夏の間に澱の様に溜まった汚れを除くと、金魚たちもすっきりした顔をしている。
夜間の涼しさで、汲み置き水が熱くならないので有難い。
池のほとりの秋明菊が、ひとつふたつと花開き始めている。
もうじき白い花叢が出現して、秋の風情を醸すだろう。
金魚たちは風に揺れる花々を眺めるのが大好きである。
数日前からムクドリが数羽の群で家の周囲を飛び回っている。
民家の庭の秋の木の実を目当てに、そろそろ近くの電線で集会をする季節。
池の水換えをしている間ずっと、周囲の家々のアンテナを行き来して、
興味深そうにこちらを見物していた。
いつの間にかセミの声もしなくなり、虫の音が夜を銀色に震わせている。
池の水換えをした。
夏の間に澱の様に溜まった汚れを除くと、金魚たちもすっきりした顔をしている。
夜間の涼しさで、汲み置き水が熱くならないので有難い。
池のほとりの秋明菊が、ひとつふたつと花開き始めている。
もうじき白い花叢が出現して、秋の風情を醸すだろう。
金魚たちは風に揺れる花々を眺めるのが大好きである。
数日前からムクドリが数羽の群で家の周囲を飛び回っている。
民家の庭の秋の木の実を目当てに、そろそろ近くの電線で集会をする季節。
池の水換えをしている間ずっと、周囲の家々のアンテナを行き来して、
興味深そうにこちらを見物していた。
Posted by Ru Na - 2012.09.16,Sun
9月も後半に入ったのに、まだまだ猛暑は続く。
暑ければ暑いほどする事が増えるので、今日の鳥調査には遅れてしまった。
すぐ追いつくだろうと、30分遅れで現地に着くと、
児童公園横の電柱の上に、強い日差しにさらされながらトビが1羽じっと佇んでいた。
側を通る人にも車にも
全然注意を払わず、
時々頭をちょっと
動かすだけ。
どうも幼鳥のようである。
親鳥を待っている
のだろうか。
あどけない顔を
している。
朝からこんなに暑いのに、ゲートボールのグループ、散歩する人など結構の人出である。
堰堤にはサギたちの姿もなく、小鳥たちもどこか木陰に入っているよう。
次の橋の手前で皆に追いついた。
木の天辺で囀っている小鳥を発見。モズだった。
色んな鳴き方をするので百舌鳥と呼ばれるこの鳥は、3パターンの声を披露してくれた。
3番目の鳴き方は、どうもスズメを模しているようだった。
木陰がない所は、周りの風景が白く見える位
陽がじりじり照っている。
工事で草木を刈られた後に生えた植物が
勢いを増している。
地面を被う葛がいい香り。
9月なのに真夏の草叢の匂いである。
コムクドリが群で飛び回っている。
刈取られた水田の近くには、スズメが60羽ほどで落穂ひろい。
野鳥の会の先輩たちは、鳥だけでなく植物や昆虫に詳しい人が多い。
トンボの翅の模様で、これは珍しい○○トンボ、虫の音を聞いただけで、あれは外来種の○○、
と教えて下さるのだが、私は虫の名は聞いた端から忘れてしまうのだった。
植物も形は認識しているのに名前はあまり知らない。
やっとヌルデを覚えた。
何気なく見たらカルガモと思って通り過ぎてしまいそうなマガモのエクリプス。
春になっても渡らずにずっといた同じ子かしら。
気温はどんどん上昇。
草叢もまだ真夏の
顔をしていた。
暑ければ暑いほどする事が増えるので、今日の鳥調査には遅れてしまった。
すぐ追いつくだろうと、30分遅れで現地に着くと、
児童公園横の電柱の上に、強い日差しにさらされながらトビが1羽じっと佇んでいた。
側を通る人にも車にも
全然注意を払わず、
時々頭をちょっと
動かすだけ。
どうも幼鳥のようである。
親鳥を待っている
のだろうか。
あどけない顔を
している。
朝からこんなに暑いのに、ゲートボールのグループ、散歩する人など結構の人出である。
堰堤にはサギたちの姿もなく、小鳥たちもどこか木陰に入っているよう。
次の橋の手前で皆に追いついた。
木の天辺で囀っている小鳥を発見。モズだった。
色んな鳴き方をするので百舌鳥と呼ばれるこの鳥は、3パターンの声を披露してくれた。
3番目の鳴き方は、どうもスズメを模しているようだった。
木陰がない所は、周りの風景が白く見える位
陽がじりじり照っている。
工事で草木を刈られた後に生えた植物が
勢いを増している。
地面を被う葛がいい香り。
9月なのに真夏の草叢の匂いである。
コムクドリが群で飛び回っている。
刈取られた水田の近くには、スズメが60羽ほどで落穂ひろい。
野鳥の会の先輩たちは、鳥だけでなく植物や昆虫に詳しい人が多い。
トンボの翅の模様で、これは珍しい○○トンボ、虫の音を聞いただけで、あれは外来種の○○、
と教えて下さるのだが、私は虫の名は聞いた端から忘れてしまうのだった。
植物も形は認識しているのに名前はあまり知らない。
やっとヌルデを覚えた。
何気なく見たらカルガモと思って通り過ぎてしまいそうなマガモのエクリプス。
春になっても渡らずにずっといた同じ子かしら。
気温はどんどん上昇。
草叢もまだ真夏の
顔をしていた。
Posted by Ru Na - 2012.09.08,Sat
Posted by Ru Na - 2012.09.06,Thu
ひと雨ごとに秋に近づく季節。
ようやく少し涼しくなったと思ったのに、昨日はまた全国的な猛暑。
蒸し暑い中、夕方にかけ少しは収まるかしらと、久しぶりに川沿いの道へ。
川の水は思ったほど増えていない。
低い堰堤にササゴイがいた。
ここ2ヶ月近く、釣り人や川遊びの子供たちが場所を占領するので、
ササゴイはどこかに姿を消してしまっていたのが、
久しぶりに戻ってきてゴキゲンな様子で狩りをしていた。
近くの石にハグロトンボのカップルが、仲良くとまっていた。
しばらく行くと自転車道の前方に、薄茶色の鳥たちが4羽、脇の草叢から
わらわらと出て来て、道路の上をうろつき始めた。
この辺はキジの♂を
よく見かける所。
いつの間にか
ヒナが生まれていて、
いつの間にか
こんなに成長していたらしい。
小さいながらにキジっぽい顔つきになっている。
いつごろからあの綺麗な色に変わってゆくのだろうか。
キジの子供たちはコンクリートの上をひとしきり歩き回ってから、また草むらに消えた。
サギのコロニーにも足を延す。
すっかり育ったチュウサギやコサギの若鳥たちが、水辺に集まっていた。
時々つつき合ったり場所の取り合いをしているが、おおむね仲良く
水に嘴を突っ込んだりしていた。
こんなふうに水辺での狩りの練習をしているのだろう。
10〜20羽ほどの群がいくつも、コロニーの上をを飛び交っているのを見ていたら、
向うから自転車でやって来たアイルランドの青年が、
海辺で撮ってきたというシギ類の写真を見せてくれた。
薄暗くなった帰り道、一向に涼しくならないが、虫の音だけは賑やかで、
山の向こうの空が時々、遠い稲妻に光った。
夜11時過ぎようやく雨になり、幾分気温が下がってきたと同時に、
雷鳴に包まれ、ネットが継りにくくなり、未明の落雷で一時停電した。
ようやく少し涼しくなったと思ったのに、昨日はまた全国的な猛暑。
蒸し暑い中、夕方にかけ少しは収まるかしらと、久しぶりに川沿いの道へ。
川の水は思ったほど増えていない。
低い堰堤にササゴイがいた。
ここ2ヶ月近く、釣り人や川遊びの子供たちが場所を占領するので、
ササゴイはどこかに姿を消してしまっていたのが、
久しぶりに戻ってきてゴキゲンな様子で狩りをしていた。
近くの石にハグロトンボのカップルが、仲良くとまっていた。
しばらく行くと自転車道の前方に、薄茶色の鳥たちが4羽、脇の草叢から
わらわらと出て来て、道路の上をうろつき始めた。
この辺はキジの♂を
よく見かける所。
いつの間にか
ヒナが生まれていて、
いつの間にか
こんなに成長していたらしい。
小さいながらにキジっぽい顔つきになっている。
いつごろからあの綺麗な色に変わってゆくのだろうか。
キジの子供たちはコンクリートの上をひとしきり歩き回ってから、また草むらに消えた。
サギのコロニーにも足を延す。
すっかり育ったチュウサギやコサギの若鳥たちが、水辺に集まっていた。
時々つつき合ったり場所の取り合いをしているが、おおむね仲良く
水に嘴を突っ込んだりしていた。
こんなふうに水辺での狩りの練習をしているのだろう。
10〜20羽ほどの群がいくつも、コロニーの上をを飛び交っているのを見ていたら、
向うから自転車でやって来たアイルランドの青年が、
海辺で撮ってきたというシギ類の写真を見せてくれた。
薄暗くなった帰り道、一向に涼しくならないが、虫の音だけは賑やかで、
山の向こうの空が時々、遠い稲妻に光った。
夜11時過ぎようやく雨になり、幾分気温が下がってきたと同時に、
雷鳴に包まれ、ネットが継りにくくなり、未明の落雷で一時停電した。
Posted by Ru Na - 2012.09.01,Sat
いつ果てるとも知れぬ猛暑に、今年はフウセンカズラの横に一本だけ植えたアサガオは
成長も遅くなかなか咲かなかったのが、8月も末になって花開き始めた。
成長も遅くなかなか咲かなかったのが、8月も末になって花開き始めた。
毎日ひとつづつ優しい薄紅の花を、グリーンカーテンの網の横からのぞかせている。
その涼やかな風情に思わず暑さを忘れて、「今日も咲いたね。」と挨拶してしまう。
今年はどこでもアサガオの開花が遅いと聞く。
アサガオは夏の花だけれど、涼しい朝のうちに開くのは猛暑が苦手だから?
半月ぶりに雨らしい雨が降り、それでも暑さはあまり収まらないが、
この花が少しばかりの秋の気配を運んでくるかもしれない。
3日ほど前から、夏の終わりに鳴くミンミンゼミの声も聞かれるようになった。
フウセンカズラの実の緑も清々しい。
Posted by Ru Na - 2012.08.29,Wed
8月も末なのに、相変わらず猛暑が続いている。
それどころか、ここ2日ばかりの最高気温は全国でも高い方。
この夏、金沢の方が、東京都心や大阪より暑い事が多いようである。
ヒートアイランド対策に、ビルの屋上緑化を進めている大都市に比べて、
石川県はひたすら木を切り草を刈り、コンクリートで土を固める前世紀的な土木工事ばかりに
邁進している事のツケも、原因の一つになっているのかもしれない。
今年は花を諦めていたノウゼンカズラに、ここにきてようやくオレンジ色の花が開いた。
今年は沢山の房を付けた鉢植えの葡萄も色づいて、無事収穫できた。
この葡萄はこれ以上
あまり色が濃くならない。
この状態で、
緑の粒も充分甘い。
赤や黄のプチトマトと一緒に飾ってみた。
それどころか、ここ2日ばかりの最高気温は全国でも高い方。
この夏、金沢の方が、東京都心や大阪より暑い事が多いようである。
ヒートアイランド対策に、ビルの屋上緑化を進めている大都市に比べて、
石川県はひたすら木を切り草を刈り、コンクリートで土を固める前世紀的な土木工事ばかりに
邁進している事のツケも、原因の一つになっているのかもしれない。
今年は花を諦めていたノウゼンカズラに、ここにきてようやくオレンジ色の花が開いた。
今年は沢山の房を付けた鉢植えの葡萄も色づいて、無事収穫できた。
この葡萄はこれ以上
あまり色が濃くならない。
この状態で、
緑の粒も充分甘い。
赤や黄のプチトマトと一緒に飾ってみた。
Posted by Ru Na - 2012.08.20,Mon
宝達山の帰り河北潟に寄って、ツバメのねぐら入り観察会に参加した。
集合場所に行く途中、コブちゃん(コブハクチョウ)の姿がチラリと見えた。
側にはひと回り小さい白い鳥が。チュウサギかコサギと一緒にいるらしい。
挨拶はできなかったけれど、孤独なコブちゃんが誰かと一緒にいたので少し安心した。
集合場所に遅れて着いたら誰もいない。
ほどなくして野鳥の会のメンバーが、今年の観察場所はここから少し遠くなったので
車で付いて来て下さいと、先導し、水路をぐるっと回って対岸のかなり離れた所で
車を停めた。そこから数百メートル歩く。
ツバメたちがねぐらに入った後、帰りの車のヘッドライトやエンジン音で
彼らの睡眠を邪魔しないようにという配慮からの場所選びだった。
日没の太陽が
潟の水面を
淡い紅に染めていく。
草陰から聞こえてくるのは、
カルガモやカエルの声、
そして虫の音。
暮れなずむ水路脇の土手の上に、20人ほどが立ってリーダーの説明を聞いたり
双眼鏡で辺りを見回したりしていた。
色んな方角から数羽づつ飛んできていたツバメが、辺りが暗さを増すにつれ、
その数を増やしていき、あっという間に大きな群れが空を覆い尽くした。
次から次へとあちらこちらから群が加わり、ツバメの声に大気が満ちる。
群が近くを通るたび、見ている者も歓声を上げた。
「ツバメたちが段々高いところを飛ぶようになったら、今度はあっという間に
垂直にヨシ原に降りて行って、そして眠りにつきます。
この子たちの6,7割が、今年産まれた若鳥です。」と、リーダーが説明している。
なるほどツバメたちは、ひらひらと急降下していった。
でもまだ終わらない。次の群れがまたやって来て飛び回っている。
その数3万羽くらいいるのではと、誰かが言う。
周囲がすっかり暗くなる頃、空を霞のように覆っていたツバメたちは皆下に降りてしまい、
もう肉眼では見分けが付かない黒い原で、まだ賑やかに騒いでいた。
今回はツバメの数もいつもより多く、ねぐら入りの時間もとても長い、当たり年だったらしい。
集合場所に行く途中、コブちゃん(コブハクチョウ)の姿がチラリと見えた。
側にはひと回り小さい白い鳥が。チュウサギかコサギと一緒にいるらしい。
挨拶はできなかったけれど、孤独なコブちゃんが誰かと一緒にいたので少し安心した。
集合場所に遅れて着いたら誰もいない。
ほどなくして野鳥の会のメンバーが、今年の観察場所はここから少し遠くなったので
車で付いて来て下さいと、先導し、水路をぐるっと回って対岸のかなり離れた所で
車を停めた。そこから数百メートル歩く。
ツバメたちがねぐらに入った後、帰りの車のヘッドライトやエンジン音で
彼らの睡眠を邪魔しないようにという配慮からの場所選びだった。
日没の太陽が
潟の水面を
淡い紅に染めていく。
草陰から聞こえてくるのは、
カルガモやカエルの声、
そして虫の音。
暮れなずむ水路脇の土手の上に、20人ほどが立ってリーダーの説明を聞いたり
双眼鏡で辺りを見回したりしていた。
色んな方角から数羽づつ飛んできていたツバメが、辺りが暗さを増すにつれ、
その数を増やしていき、あっという間に大きな群れが空を覆い尽くした。
次から次へとあちらこちらから群が加わり、ツバメの声に大気が満ちる。
群が近くを通るたび、見ている者も歓声を上げた。
「ツバメたちが段々高いところを飛ぶようになったら、今度はあっという間に
垂直にヨシ原に降りて行って、そして眠りにつきます。
この子たちの6,7割が、今年産まれた若鳥です。」と、リーダーが説明している。
なるほどツバメたちは、ひらひらと急降下していった。
でもまだ終わらない。次の群れがまたやって来て飛び回っている。
その数3万羽くらいいるのではと、誰かが言う。
周囲がすっかり暗くなる頃、空を霞のように覆っていたツバメたちは皆下に降りてしまい、
もう肉眼では見分けが付かない黒い原で、まだ賑やかに騒いでいた。
今回はツバメの数もいつもより多く、ねぐら入りの時間もとても長い、当たり年だったらしい。
Posted by Ru Na - 2012.08.19,Sun
週末は少し涼しくなるという予報だったのに、近隣の県に降る雨もこちらまで来ず、
相変わらずのうだるような暑さと熱帯夜が続いている。
夕方に向かっていくらかでも涼しくなることを期待しながら、宝達山に向かった。
宝達志水町の宝達山は、能登半島の付け根に位置し、高い山がない能登半島で
一番の標高がある。と言っても700mには達しないのだが。
しばらく前、TVの地方ニュースで、スカイツリーと同じ高さを持ち、
千里浜や北アルプスが一望できると報道されていた。
そういえば時々側を通っているのに、まだ一度も登ったことがない。
モーゼの墓がある所としても、木にはなっていたのに。と、行ってみる事にしたのだった。
能登海浜道の下道の免田から山に向かうと、緑に覆われた蛇行する細い道が続く。
しばらくの間にあっという間に標高を稼ぎ、奥まった高い山のような雰囲気がある。
小鳥が飛び交っているのだけれど、何の鳥か確認できないくらい急なカーブの連続。
「山の竜宮城」という
ログハウスの喫茶店がある
広場に着き、そこから更に
30%の急坂を登ると、
スカイツリーと同じ634m地点に
小さな神社があり、
そのまた上が山頂だった。
周囲360°が見渡せる所を期待していたが、
山頂広場は電波塔の足元の狭い場所で、
三角点がさりげなくあった。
スカイツリーより4m高い637m。
ここからは海方向は見えないが、
山の眺望が素晴らしい。
遠くが霞んでいなければ、
とても素晴らしいはずだった。
砺波平野や富山の街並みが光ってかすかに見えるのに、残念ながら立山連峰は雲の中。
こちらの方角も、
気候条件がよければ
白山が見えるらしい。
周囲の木立に、「ツーツーツー」と群で飛んできたのはエナガ。
彼らが飛び去った方に、ブナ林の遊歩道があった。
熊笹に縁どられ、木漏れ日が揺れる素敵な小道。紅葉の時期はさぞ美しいだろう。
「山の竜宮城」に戻る。
もう5時近くで閉店間際だが、
このログハウスの周囲を取り囲む
ウッドデッキには、まだしばらく
居てもいいというので、飲み物を買って
そのテラスから日本海を眺めた。
風が止み、山の上と思えないほど暑い。
ウグイスが、目下の茂みで
盛んに囀っていた。
目の前に広がるのは千里浜。霞んでいて水平線が見えない。
オレンジがかった光は、夕陽が海面に映っているもので、
まるで海の一部が空に浮かんでいるような、不思議な感じがした。
相変わらずのうだるような暑さと熱帯夜が続いている。
夕方に向かっていくらかでも涼しくなることを期待しながら、宝達山に向かった。
宝達志水町の宝達山は、能登半島の付け根に位置し、高い山がない能登半島で
一番の標高がある。と言っても700mには達しないのだが。
しばらく前、TVの地方ニュースで、スカイツリーと同じ高さを持ち、
千里浜や北アルプスが一望できると報道されていた。
そういえば時々側を通っているのに、まだ一度も登ったことがない。
モーゼの墓がある所としても、木にはなっていたのに。と、行ってみる事にしたのだった。
能登海浜道の下道の免田から山に向かうと、緑に覆われた蛇行する細い道が続く。
しばらくの間にあっという間に標高を稼ぎ、奥まった高い山のような雰囲気がある。
小鳥が飛び交っているのだけれど、何の鳥か確認できないくらい急なカーブの連続。
「山の竜宮城」という
ログハウスの喫茶店がある
広場に着き、そこから更に
30%の急坂を登ると、
スカイツリーと同じ634m地点に
小さな神社があり、
そのまた上が山頂だった。
周囲360°が見渡せる所を期待していたが、
山頂広場は電波塔の足元の狭い場所で、
三角点がさりげなくあった。
スカイツリーより4m高い637m。
ここからは海方向は見えないが、
山の眺望が素晴らしい。
遠くが霞んでいなければ、
とても素晴らしいはずだった。
砺波平野や富山の街並みが光ってかすかに見えるのに、残念ながら立山連峰は雲の中。
こちらの方角も、
気候条件がよければ
白山が見えるらしい。
周囲の木立に、「ツーツーツー」と群で飛んできたのはエナガ。
彼らが飛び去った方に、ブナ林の遊歩道があった。
熊笹に縁どられ、木漏れ日が揺れる素敵な小道。紅葉の時期はさぞ美しいだろう。
「山の竜宮城」に戻る。
もう5時近くで閉店間際だが、
このログハウスの周囲を取り囲む
ウッドデッキには、まだしばらく
居てもいいというので、飲み物を買って
そのテラスから日本海を眺めた。
風が止み、山の上と思えないほど暑い。
ウグイスが、目下の茂みで
盛んに囀っていた。
目の前に広がるのは千里浜。霞んでいて水平線が見えない。
オレンジがかった光は、夕陽が海面に映っているもので、
まるで海の一部が空に浮かんでいるような、不思議な感じがした。
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