見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
Posted by Ru Na - 2014.12.06,Sat
12月に入って悪天候が続いている。
雨、また雨。台風並みの強風。気温も低い。
週間天気予報に雪マークが見えてきたから、ぽつぽつと庭の冬支度を
始めているが、どうせこの時期、降っても大したことはあるまいと、
まだ本格的な池の金魚のための防寒、庭木の積雪対策をしていなかったら、
5日午後、ぼたん雪が積り始めた。
降りしきる雪の中、あわてて庭木の補強などしてから、
川原の様子を見に行った。もちろん真冬用の長靴をはいて。
まったくの冬景色。
人っ子一人いない河岸に白い雪が舞う。
先日からここまで上がってきたカワアイサ、今日は7羽に増えていた。
冬の川の友、カワガラス。こんな降りしきる雪でも、呼んだら出てきてくれた。
日暮れが早い。積もりたての雪に包まれて、街路樹が淡く発光する。
街灯に透かされて、幻想的な絵を描いていた。
雨、また雨。台風並みの強風。気温も低い。
週間天気予報に雪マークが見えてきたから、ぽつぽつと庭の冬支度を
始めているが、どうせこの時期、降っても大したことはあるまいと、
まだ本格的な池の金魚のための防寒、庭木の積雪対策をしていなかったら、
5日午後、ぼたん雪が積り始めた。
降りしきる雪の中、あわてて庭木の補強などしてから、
川原の様子を見に行った。もちろん真冬用の長靴をはいて。
まったくの冬景色。
人っ子一人いない河岸に白い雪が舞う。
先日からここまで上がってきたカワアイサ、今日は7羽に増えていた。
冬の川の友、カワガラス。こんな降りしきる雪でも、呼んだら出てきてくれた。
日暮れが早い。積もりたての雪に包まれて、街路樹が淡く発光する。
街灯に透かされて、幻想的な絵を描いていた。
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Posted by Ru Na - 2014.11.27,Thu
11月は長い旅のようである。
11月9日、ベルリンの壁崩壊から25年。
ベルリンにはいろんな想いがある。あれから四半世紀経ったとは。
世界に対していつも、わくわくする視点を教えてくれた
赤瀬川原平が亡くなった。
何かしら心に染みるたたずまいの、最も尊敬する俳優の一人である
高倉健も逝ってしまった。
香港の民主的選挙を求める学生たちの抗議活動が、
強制的に排除されようとしている。
意味不明の衆議院解散。
安全性を置き去りにした原発再起動への動き。
何のため?リニア新幹線。日本の山野をここまで破壊したい?
少子化の時代、これから人口が減るというのに、
いつまで経済発展の狂想曲を続けるつもり?
狭い土地に増えすぎたヒトの数が、自然界で丁度よいバランスの数に
なるのは好ましいと私には思える。
かろうじて衣食住が足り、自分の活動に必要なものがある程度あれば、
それ以上の富は求めず、経済効率や成長神話に踊らされず、
これ以上自然を傷つけず、心豊かに暮らす事はできないものか。
11月始め恒例の、竹林での展覧会が終わった後、
渡るサギの最後の1羽を見送ってから、川を河口まで下る日々。
今年最後の池の水換えも終えた。
Posted by Ru Na - 2014.11.16,Sun
このところずっと雨続き。気温も低めである。
少々の雨なら決行しようと、15日は中流域鳥調査を行った。
河川工事はまだ終わらない。工事区間の河岸は、ほとんど草木が無くなって、
ただのっぺりしたコンクリートの水路になってしまった。
次第に天気が回復する事を期待していたが、前半はずっと振り続き、
雨にも負けず元気に飛び回るセグロカモメやカワウ、ツグミやヒヨドリ。
鳥は案外平気で活動しているのだが、撮影したくても撮影できない状態だった。
(雨雪の中でもカメラやビデオカメラを使い続けて、今年はすでに2台壊している。)
雨のわずかな合間に日が射すと、晩秋の木々の色が輝く。
畑の横にいたキジ。
工事でお気に入りの木が少なくなったキジバトたちも、
工事していない河川敷の草むらに居場所を見つけたようだ。
カワガラスがいつの間にか戻って来て、方々で水に潜っていた。
11月7日、もっと下流で今期初認したカワアイサが、
ここまで上がって来た。
カラスウリや草の実(ノイバラ?)の赤さが際立つ。
北陸の晩秋や冬の空は暗いけれど、水気をたっぷり含んだ野の色彩は
とても鮮やかである。
一瞬射す陽に、鉛色の空を背景にした繊細な黄葉が、宝石のように煌めく。
ツグミやヒヨドリ、シロハラ、シメと共に、柿の実を大騒ぎで
ついばんでいたオナガの群が、桜の木に移動した。
「なんかここに、美味しいものがあるの。」
帰り際、カワウの群がこれまでいなかった場所で狩をしていた。
最近上流まで進出しているようだ。下流の餌場がなくなったのかしら?
少々の雨なら決行しようと、15日は中流域鳥調査を行った。
河川工事はまだ終わらない。工事区間の河岸は、ほとんど草木が無くなって、
ただのっぺりしたコンクリートの水路になってしまった。
次第に天気が回復する事を期待していたが、前半はずっと振り続き、
雨にも負けず元気に飛び回るセグロカモメやカワウ、ツグミやヒヨドリ。
鳥は案外平気で活動しているのだが、撮影したくても撮影できない状態だった。
(雨雪の中でもカメラやビデオカメラを使い続けて、今年はすでに2台壊している。)
雨のわずかな合間に日が射すと、晩秋の木々の色が輝く。
畑の横にいたキジ。
工事でお気に入りの木が少なくなったキジバトたちも、
工事していない河川敷の草むらに居場所を見つけたようだ。
カワガラスがいつの間にか戻って来て、方々で水に潜っていた。
11月7日、もっと下流で今期初認したカワアイサが、
ここまで上がって来た。
カラスウリや草の実(ノイバラ?)の赤さが際立つ。
北陸の晩秋や冬の空は暗いけれど、水気をたっぷり含んだ野の色彩は
とても鮮やかである。
一瞬射す陽に、鉛色の空を背景にした繊細な黄葉が、宝石のように煌めく。
ツグミやヒヨドリ、シロハラ、シメと共に、柿の実を大騒ぎで
ついばんでいたオナガの群が、桜の木に移動した。
「なんかここに、美味しいものがあるの。」
帰り際、カワウの群がこれまでいなかった場所で狩をしていた。
最近上流まで進出しているようだ。下流の餌場がなくなったのかしら?
Posted by Ru Na - 2014.11.13,Thu
定例探鳥会とその前後に出会った鳥たち。
ルリビタキ♀
カワセミはいつも大人気。
マユミの実とコゲラ。
久しぶりのミヤマホオジロ。
今年よく会うマミチャジナイ。
雨の中、合羽を着て帰りに立ち寄ったサギコロニーでは・・・・・。
この時期こんな時間には通常サギはいないのに、
珍しくゴイサギが木にとまっている。ゴイサギにしては大きくて色が濃いと、
近づいてみると・・・。
オオタカだった!
コガモを狙って?これで木に隠れているつもりらしかった。
雨が次第に強くなる。コロニーの水辺ではカワウが一休み。
朝、探鳥会に急ぐ途中、河岸の草むらで気になる小鳥を見つけた。
遅刻常習犯がまた遅刻してしまう、などと思いつつ、
つい足を止め、しばし撮影。
ホオジロの仲間らしいが、見たことのない鳥。
白いアイリングのせいで、びっくりしたような顔をしている。
探鳥会の後、ベテランの方々に撮影したビデオを見てもらったが、
ビデオカメラの小さなモニターでは見づらい。
それでも図鑑と照らし合わせ、シラガホオジロかもしれない
ということになった。
改めて写真を会の掲示板に出したら、コホオアカでは?という返事が来た。
私も3種類の詳しい図鑑と照合してみて、なるほどと納得。
その後、ベテラン中のベテランによる、これはホオアカ、という判定。
シラガホオジロも、コホオアカも、ホオアカも
いずれも滅多に見られない鳥らしい。
私が図鑑をいくら見ても、どうもはっきり識別できない。
季節や年齢や♂♀の違いによって、同じ鳥でも羽の色などが変わるので、
ましてや日頃見ない鳥の識別は、何と難しいのだろう。
ルリビタキ♀
カワセミはいつも大人気。
マユミの実とコゲラ。
久しぶりのミヤマホオジロ。
今年よく会うマミチャジナイ。
雨の中、合羽を着て帰りに立ち寄ったサギコロニーでは・・・・・。
この時期こんな時間には通常サギはいないのに、
珍しくゴイサギが木にとまっている。ゴイサギにしては大きくて色が濃いと、
近づいてみると・・・。
オオタカだった!
コガモを狙って?これで木に隠れているつもりらしかった。
雨が次第に強くなる。コロニーの水辺ではカワウが一休み。
朝、探鳥会に急ぐ途中、河岸の草むらで気になる小鳥を見つけた。
遅刻常習犯がまた遅刻してしまう、などと思いつつ、
つい足を止め、しばし撮影。
ホオジロの仲間らしいが、見たことのない鳥。
白いアイリングのせいで、びっくりしたような顔をしている。
探鳥会の後、ベテランの方々に撮影したビデオを見てもらったが、
ビデオカメラの小さなモニターでは見づらい。
それでも図鑑と照らし合わせ、シラガホオジロかもしれない
ということになった。
改めて写真を会の掲示板に出したら、コホオアカでは?という返事が来た。
私も3種類の詳しい図鑑と照合してみて、なるほどと納得。
その後、ベテラン中のベテランによる、これはホオアカ、という判定。
シラガホオジロも、コホオアカも、ホオアカも
いずれも滅多に見られない鳥らしい。
私が図鑑をいくら見ても、どうもはっきり識別できない。
季節や年齢や♂♀の違いによって、同じ鳥でも羽の色などが変わるので、
ましてや日頃見ない鳥の識別は、何と難しいのだろう。
Posted by Ru Na - 2014.11.10,Mon
11月9日、天気は下り坂。雨に向かうが予報では弱雨になっていたので、
合羽を持って自転車で定例探鳥会に出かけた。
先月は忙しくて行けなかったし、近頃サギコロニーを見に行くのは、
まだ渡らず残っているサギたちがコロニーに戻る日没頃。
久しぶりの朝の川は、雨の前に餌取りしようという鳥たちが、とても活発だった。
カワウは珍しく上流まで来て、群で活動していた。
2日前の日没後に渡ってきたばかりのカワアイサたち。
冬羽に換羽中の♂。長旅の疲れか、眠そうな目をしている。
こちらも最近戻って来たセグロカモメ。
サギコロニーの近くには、アオサギの幼鳥がいた。
森の対岸では、ホオジロに出会った。
河口の森はすっかり秋に染まって、繊細な色彩が絵心を誘う。
最近鳴き声は聞くのに、なかなか姿が見えなかったツグミにやっと出会えた。
森の植物は赤や黒の実をみのらせて、鳥たちにはご馳走満載の嬉しい季節。
ヤマブドウ?
アキグミの実を一つ食べてみたら甘かった。
合羽を持って自転車で定例探鳥会に出かけた。
先月は忙しくて行けなかったし、近頃サギコロニーを見に行くのは、
まだ渡らず残っているサギたちがコロニーに戻る日没頃。
久しぶりの朝の川は、雨の前に餌取りしようという鳥たちが、とても活発だった。
カワウは珍しく上流まで来て、群で活動していた。
2日前の日没後に渡ってきたばかりのカワアイサたち。
冬羽に換羽中の♂。長旅の疲れか、眠そうな目をしている。
こちらも最近戻って来たセグロカモメ。
サギコロニーの近くには、アオサギの幼鳥がいた。
森の対岸では、ホオジロに出会った。
河口の森はすっかり秋に染まって、繊細な色彩が絵心を誘う。
最近鳴き声は聞くのに、なかなか姿が見えなかったツグミにやっと出会えた。
森の植物は赤や黒の実をみのらせて、鳥たちにはご馳走満載の嬉しい季節。
ヤマブドウ?
アキグミの実を一つ食べてみたら甘かった。
Posted by Ru Na - 2014.11.08,Sat
今年も竹林でのインスタレーション作品と同時に、ギャラリー花音で
映像作品を上映した。去年に続いて、加工なしの野鳥の記録映像である。
タイトルは「鳥とりどり」。
私のフィールドである川やそれに隣接する公園や田畑で出会った鳥たちを、
冬から早春、早春から初夏、初夏から秋、の3章に分けて紹介している。
今回、様々な野鳥の映像を少しづつ取り上げたのは、
この川にはこんな鳥がいると、河川工事の話し合いの時に、
何かの役に立つ事もあるかもしれない、と思ったのである。
もう手を付けないと、県の河川課が言っていたサギコロニーに、
この冬再び工事が入ることになり、河川課にサギたちへの配慮を
頼むため、去年のサギコロニーの記録映像を渡そうと思ったが、
映像の動き方に問題があった。
その手直しに、ずっとかかりきりだった。
突然スローになったり場面が飛んだりが、やっと直ったのは8月末。
そのDVDを河川課に提出してからようやく、
落ち着いて今年の映像作品に本格的に取り掛かることができた。
が、あまりにも膨大な量の映像記録。その中からどれを選ぶか、
手を付け始めたら収拾が付かなくなって、
果たして期限までに完成させられるかどうか、気が遠くなってきた。
去年の夏にビデオカメラを換え、撮影画質もそれまでのフィールドオーダー
からフレームベースの60pに変えたので、それ以前の撮影映像を多く混合させると、
またどんな問題が起きるか分からず、間に合わなくなる。
それで、極力今年撮影したものからシーンを選ぶ事にした。
冬から早春の第1章に入れたのは、
コガモ、カルガモ、カイツブリ、キジ、キンクロハジロ、ホシハジロ、モズ、
ホオジロガモ、オオバン、アオジ、カワガラス、シノリガモ、キジバト、
ダイサギ(冬の大ダイサギ)、ノスリ、タシギ、シロハラ、アトリ、カワアイサ、
コ○○○アイサ、ホオジロ、セグロセキレイ、エナガ、冬羽のカンムリカイツブリ、
イカル、マガモ、オナガ、ユリカモメ。
早春から初夏の第2章。
ツグミ、アカゲラ、ジョウビタキ、ウグイス、シジュウカラ、スズメ、カワセミ、
ミサゴ、ヒドリガモ、ヒレンジャク、キレンジャク、ハチジョウツグミ、ヒヨドリ、
夏羽のカンムリカイツブリ、アカハラ、マミチャジナイ、セグロセキレイ、
エゾムシクイ、センダイムシクイ、クロツグミ、ノビタキ、イソシギ、イソヒヨドリ、
キジバトの求愛、カンムリカイツブリの求愛、モズ、イカルチドリ、シロハラホオジロ、
バン、コムクドリ、コゲラ、ムクドリ、アオバト、カワラヒワ。
初夏から秋の第3章。
アオサギ、コサギ、ゴイサギ、キビタキ、コサメビタキ、サギコロニー、
チュウサギの求愛、アマサギの求愛、コサギの巣作り、ダイサギの求愛、
オオヨシキリ、キセキレイ、コチドリ、イワツバメ、スズメの給餌、キジ、
ササゴイ、シジュウカラの給餌、セグロセキレイ幼鳥、ゴイサギの給餌、
チュウサギの給餌、アマサギの給餌、コサギ幼鳥、カワウ、クロツグミ、
オシドリ、セグロカモメ、水辺のサギ、サギの渡り。
この川のエリアの常連、または毎年見かける鳥で、
うまく撮影できていなかったり、適当なシーンが見つからなかったり、
タイミングが合わなかったりで、映像に入れられず残念だったのは、
ヨシガモ、ハクセキレイ、アオゲラ、メジロ、シメ、ヒガラ、ヤマガラ、
ルリビタキ、オオルリ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、オオジュリン、
ケリ、ツバメ、トビ、ハヤブサ、ハシボソガラス、ハシブトガラス・・・・・。
まず映像を4~5時間分集め、それを何とか34分に約めた。
撮影したものはそのままだと、人の話し声やその他雑多な音が入っているので、
鳴き声を入れるのはあきらめて、BGMを音楽のみにした。
近年、アレルギー性皮膚炎や、左手指の慢性腱鞘炎で、
すっかりピアノが弾けなくなったし、楽譜をPCに打ち込むのも
時間がかかりすぎる。
著作権フリーの音源を使用する事にし、いろいろ捜してはダウンロード。
嬉しいのは、鍵盤楽器だけでなくオーケストラの音も使えること。
(オーケストラ譜を自分でPCに打ち込んでいたら、多分何年もかかってしまう。)
使いたい曲のフリー素材が見つからないことも多く、
思いのほか時間がかかったが、選曲はとても楽しかった。
初め考えていた曲がしっくりこず、たまたま試した曲が映像にぴったりだったり、
まるでNHK FM番組の「きらクラ」(気らくにクラシック)の、
BGM選手権(というコーナーがあります。)をやっているような気分だった。
フォーレやスカルラッティ、ヴィバルディ、チャイコフスキーにリスト・・・。
サギの渡りのシーンにはブルックナーのあの部分、と考えていたら、
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の第2楽章が一番しっくりきた。
Posted by Ru Na - 2014.11.07,Fri
鎮守の森の竹林や神社を彩った作品の数々。
様々なポーズの人形が、竹林の端で秋の里山風景を見下ろして、
不思議な空間を醸している。
Posted by Ru Na - 2014.11.06,Thu
2日目、時折雨がぱらつくが、午後からは天気は何とか持ちこたえた。
竹の小径では、唐突に起こるダンスパフォーマンス。
自作音楽と共に、ペィンティングライブをしていた作家は、
雨で水彩絵の具がどの様に流れるか興味ある、と言っていたが・・・・・。
3日目は激しい雨と共に、落葉が渦を巻くような強風が吹き、
看板が倒れたり、作品の支柱が折れたり、一部が飛ばされたりした人もいた。
休憩所に雨よけのテントを建てる人たち。
会場になっている神社の参道に散り敷くイチョウの葉と実。
幸い私の作品は強風の影響もあまりなく、手直しも少しで済んだ。
風で巻き上がったり倒れかけた作品。
本来はこんな形。
年に一度この時期にだけ顔を合わす人に合えるのも楽しみである。
悪天候の合間をぬって、大勢の友人たちが見に訪れてくれた。
10年ぶりに会ったなつかしい顔もあった。
研究者として渡米している古い友人が、ちょうど一時帰国していて、
12年ぶりに会えたのも嬉しかった。
丘や斜面に上る小道が雨でぬかるんで、作品を裏側から見た人は少なかったが、
裏面はこんな縦縞状になっている。
-これからも、もう少し作品の写真を載せます。-
Posted by Ru Na - 2014.11.03,Mon
例年、会期中に必ず雨に降られる内川鎮守の森ギャラリー。
週間天気予報では、今年は晴天が続く・・・・はずだったが・・。
会期が近づくにつれ、雲行が怪しくなってきて、
晴れマークがいつの間にか傘マークに変わり、後半は雨嵐になった。
開幕の前日まで、暑いくらいの好天の日が多かったのに、
初日は曇り気味。それでも竹林に射す陽光が、竹の緑を淡く揺らし、
ウグイスやシジュウカラ、ヒヨドリもモズのご機嫌な歌が
緑の苑を彩っていた。
作品設置の作業の中もずっと、近くで鳴いたり遊んだりする様子。
どうやら小鳥たちは、この作品を気に入ってくれたようだ。
モズが鳴くので姿を探したら、笹の葉にとまっていたのはヤマガラだった。
“竹の小径”に設置した私の作品。タイトルは「線の間-せんのあいだ-」
空間に何本もの垂直線を引く竹。その節の水平と響きあうように、
色と色の間に白線のスペースを作った。
週間天気予報では、今年は晴天が続く・・・・はずだったが・・。
会期が近づくにつれ、雲行が怪しくなってきて、
晴れマークがいつの間にか傘マークに変わり、後半は雨嵐になった。
開幕の前日まで、暑いくらいの好天の日が多かったのに、
初日は曇り気味。それでも竹林に射す陽光が、竹の緑を淡く揺らし、
ウグイスやシジュウカラ、ヒヨドリもモズのご機嫌な歌が
緑の苑を彩っていた。
作品設置の作業の中もずっと、近くで鳴いたり遊んだりする様子。
どうやら小鳥たちは、この作品を気に入ってくれたようだ。
モズが鳴くので姿を探したら、笹の葉にとまっていたのはヤマガラだった。
“竹の小径”に設置した私の作品。タイトルは「線の間-せんのあいだ-」
空間に何本もの垂直線を引く竹。その節の水平と響きあうように、
色と色の間に白線のスペースを作った。
Posted by Ru Na - 2014.10.30,Thu
10月に入っても今年は雨が少ない。
それでも黒い雲が、日中しばしば、北陸らしいどんよりとした暗さをもたらし、
夕刻の空や川の色彩が、晩秋の気配を漂わせている。
川にはいつの間にか冬のダイサギが増えて、夕方コロニーの木立に
夏のチュウダイサギと一緒にとまったりしている。
夏のチュウダイサギより大きくて、脚の付け根の色が薄い。
最近はコロニーの近くの川で群れていることが多いコサギと、
セグロカモメが一緒にいた。
いよいよ川の冬のメンバーが戻り始めている。
今年植え替えをしたベンケイソウが、見事な花を付けた。
そして、内川鎮守の森ギャラリーの季節が廻ってきた。
2日間かけて、竹林に作品を設置。
ギャラリー花音で上映する、野鳥集の映像作品も、
何とか間に合った。明日開幕である。
今回もイベントが盛り沢山。
バス停を茅葺き屋根にするワークショップもある。
今年、頻繁に街中に出没して問題になっている熊。
少し前、内川でも目撃情報があったというので、
さりげなく作品に鈴を取り付けてみた。効果あるかしら?
それでも黒い雲が、日中しばしば、北陸らしいどんよりとした暗さをもたらし、
夕刻の空や川の色彩が、晩秋の気配を漂わせている。
川にはいつの間にか冬のダイサギが増えて、夕方コロニーの木立に
夏のチュウダイサギと一緒にとまったりしている。
夏のチュウダイサギより大きくて、脚の付け根の色が薄い。
最近はコロニーの近くの川で群れていることが多いコサギと、
セグロカモメが一緒にいた。
いよいよ川の冬のメンバーが戻り始めている。
今年植え替えをしたベンケイソウが、見事な花を付けた。
そして、内川鎮守の森ギャラリーの季節が廻ってきた。
2日間かけて、竹林に作品を設置。
ギャラリー花音で上映する、野鳥集の映像作品も、
何とか間に合った。明日開幕である。
今回もイベントが盛り沢山。
バス停を茅葺き屋根にするワークショップもある。
今年、頻繁に街中に出没して問題になっている熊。
少し前、内川でも目撃情報があったというので、
さりげなく作品に鈴を取り付けてみた。効果あるかしら?
Posted by Ru Na - 2014.10.12,Sun
展覧会の締め切りが迫るこの多忙時期。
コンサートに行くなんて、普通考えもしないけれど、
行かないと一生後悔しそうと、どうしてもこの公演は逃したくなかった。
“あのゲルギエフ” と “あのネルソン・フレーレ” の共演が、
こんな地方都市で聴くことができる機会は二度と廻って来ないかもしれない。
ゲルギエフはカリスマ指揮者と呼ばれるが、どこがどうして良いのか
分析なぞできない。とにかく良いとしか言えない。
数年前、大阪までゲルギエフとマリンスキー管を聴きに行った。
フェスティバルホールの建て直し前のことである。
何かとてつもないものを聞いてしまった、という体験だった。
現在世界最高のピアニストの一人であるフレーレも、
非の打ち所がない、完全に安心しきってその音楽に浸りきれる
バランスの取れた演奏家である。
しかもブラームスのピアノ協奏曲第2番という魅力的な演目。
リヒテルをして、エミール・ギレリスの最高の演奏があるから
自分はこの曲の録音をしたくない、と言わしめたギレリスの
レコードを、それとは知らず昔買った。
少ない小遣いから何とか捻出して買った1枚なのに、
10代の頃は、その凄まじい迫力が怖くて、あまり聴かなかった。
清濁双方呑み込んだようなブラームスの音楽を、
心底味わえるようになったのは、年齢が進んでから。
この第2番は、なまじの演奏家では聴きたくないという想いに、
フレーレならば答えてくれるだろう。
という訳で、ブラームスのピアノ協奏曲を生で聴くのは
今回が始めてである。
第1楽章。芳醇な秋の野のような始まり。
甘美な思い出と憧れを運ぶ風が、ピアノのやるせない感情の嵐で
その景色を一変させる。
先行するピアノにオーケストラが肉付けしていくそのタイミングを
見ていると、モーツァルトのピアノ協奏曲のように
弾き振りする事が到底無理、というのがよく分かる。
通常、第2楽章はアダージョなどの穏やかで優しい旋律になっているが、
このピアノ協奏曲は違う。
第1楽章の重苦しい憂鬱さが、まるで爆発するみたい。
この第1楽章と第2楽章のキツさのおかげで、
若い頃は長い間、この曲を敬遠していた。
アグレッシヴなフレーレの音。突っ走りそうなテンポを、
ゲルギエフはむしろ抑えたがっているように思えた。
それが第3楽章、第4楽章と進むにつれ、双方のテンポが
ぴったりと合って、幸福なロンドで幕を閉じた。
アンコールは、グルックの「妖精の踊り」。
とても繊細で美しく、もっとこの人のフランス音楽を
聴きたくなった。
フレーレはF.クープランやラモーをどのように弾くのだろうか?
休憩を挟んで、後半はチャイコフスキーの「悲愴」。
3階バルコン席で、ちょうど舞台を斜め上から見下ろす位置で
聴いていたものだから、音が特に立体的に目に見えるようだった。
「悲愴」はやはりゲルギエフやマリンスキーの十八番なのだろう。
スコアも置かずに指揮するゲルギエフの指先から紡ぎだされる
豊かで驚異的な音の波に包まれて、
チャイコフスキーの音楽の海にとっぷり浸かった。
コントラバスの弦から、最後の2音がそっと弾かれ消えてゆくと、
会場はしんと静まりかえり、静寂の刻がしばらく続いた。
誰も身動きしない。
ゲルギエフがおもむろにゆっくり聴衆の方を向いても、
その静寂はしばし続いて、それから、ほんとうに静かな拍手が
少しづつ湧き上がって、それが怒涛のような拍手の嵐になった。
音楽に完全に入り込み、呑まれていた聴衆が我に還るまでの、
この貴重な長い沈黙。
その音の空白の長さに感動したようなゲルギエフの面持ちが、
目に焼きついた。
コンサートに行くなんて、普通考えもしないけれど、
行かないと一生後悔しそうと、どうしてもこの公演は逃したくなかった。
“あのゲルギエフ” と “あのネルソン・フレーレ” の共演が、
こんな地方都市で聴くことができる機会は二度と廻って来ないかもしれない。
ゲルギエフはカリスマ指揮者と呼ばれるが、どこがどうして良いのか
分析なぞできない。とにかく良いとしか言えない。
数年前、大阪までゲルギエフとマリンスキー管を聴きに行った。
フェスティバルホールの建て直し前のことである。
何かとてつもないものを聞いてしまった、という体験だった。
現在世界最高のピアニストの一人であるフレーレも、
非の打ち所がない、完全に安心しきってその音楽に浸りきれる
バランスの取れた演奏家である。
しかもブラームスのピアノ協奏曲第2番という魅力的な演目。
リヒテルをして、エミール・ギレリスの最高の演奏があるから
自分はこの曲の録音をしたくない、と言わしめたギレリスの
レコードを、それとは知らず昔買った。
少ない小遣いから何とか捻出して買った1枚なのに、
10代の頃は、その凄まじい迫力が怖くて、あまり聴かなかった。
清濁双方呑み込んだようなブラームスの音楽を、
心底味わえるようになったのは、年齢が進んでから。
この第2番は、なまじの演奏家では聴きたくないという想いに、
フレーレならば答えてくれるだろう。
という訳で、ブラームスのピアノ協奏曲を生で聴くのは
今回が始めてである。
第1楽章。芳醇な秋の野のような始まり。
甘美な思い出と憧れを運ぶ風が、ピアノのやるせない感情の嵐で
その景色を一変させる。
先行するピアノにオーケストラが肉付けしていくそのタイミングを
見ていると、モーツァルトのピアノ協奏曲のように
弾き振りする事が到底無理、というのがよく分かる。
通常、第2楽章はアダージョなどの穏やかで優しい旋律になっているが、
このピアノ協奏曲は違う。
第1楽章の重苦しい憂鬱さが、まるで爆発するみたい。
この第1楽章と第2楽章のキツさのおかげで、
若い頃は長い間、この曲を敬遠していた。
アグレッシヴなフレーレの音。突っ走りそうなテンポを、
ゲルギエフはむしろ抑えたがっているように思えた。
それが第3楽章、第4楽章と進むにつれ、双方のテンポが
ぴったりと合って、幸福なロンドで幕を閉じた。
アンコールは、グルックの「妖精の踊り」。
とても繊細で美しく、もっとこの人のフランス音楽を
聴きたくなった。
フレーレはF.クープランやラモーをどのように弾くのだろうか?
休憩を挟んで、後半はチャイコフスキーの「悲愴」。
3階バルコン席で、ちょうど舞台を斜め上から見下ろす位置で
聴いていたものだから、音が特に立体的に目に見えるようだった。
「悲愴」はやはりゲルギエフやマリンスキーの十八番なのだろう。
スコアも置かずに指揮するゲルギエフの指先から紡ぎだされる
豊かで驚異的な音の波に包まれて、
チャイコフスキーの音楽の海にとっぷり浸かった。
コントラバスの弦から、最後の2音がそっと弾かれ消えてゆくと、
会場はしんと静まりかえり、静寂の刻がしばらく続いた。
誰も身動きしない。
ゲルギエフがおもむろにゆっくり聴衆の方を向いても、
その静寂はしばし続いて、それから、ほんとうに静かな拍手が
少しづつ湧き上がって、それが怒涛のような拍手の嵐になった。
音楽に完全に入り込み、呑まれていた聴衆が我に還るまでの、
この貴重な長い沈黙。
その音の空白の長さに感動したようなゲルギエフの面持ちが、
目に焼きついた。
Posted by Ru Na - 2014.10.09,Thu
何だか忙しくしているうちに、どんどん日が経って、
いつの間にか中秋の空気がひんやりしている。
スコットランドの独立を問う国民投票は、独立否決。
それでも、独立したら資産が目減りする、というイングランドの
脅しにも関わらず、独立支持は45%あった。
御嶽山の突然の噴火。いまだ行方不明者がいる。
やり直し市長選では、現職の続行が決まった。
世の中はざわざわしているが、私は相変わらずサギコロニー通い。
去年大規模な河川改修工事がなされ、もう当分手を付けないと
河川課が言っていたのに、今年もまた一部区間を工事する予定になった。
(詳しくは後日書きます。)
サギたちは、去年の今頃より渡って行ったものが多く、
コロニーに残る数は、日に日に少なくなっているが、
工事開始の前に、みな飛び立ってくれるだろうか。
秋の夕暮れの淡い光の中に、コサギ、チュウサギ、アマサギ、ダイサギが
勢ぞろい。(ダイサギは写真に入っていない。)
コロニーに行く途中、お馴染みさんの釣り人に教えてもらって、
今日は月食の日だということを思い出した。
東の地平近くは雲が多い。果たして見る事が出来るだろうか。
日没後、採餌に出かけていたサギたちが戻って来て、
辺りがすっかり暗くなった頃、雲の上に月が昇った。
いつもはもう静まっているサギたちの中に、まだ鳴いているものがいる。
月食という空の異状を察知しているのだろうか。
18:15 欠け始めた満月。
刻々暗くなってゆく月を正面に、家路を急いだ。
家に着く頃には、月は上部のみ。テラスに出て撮影を続けた。
雲が頻繁に過ぎって月を隠すので、光が現れるのを待つ。
ほとんどエクリプス(蝕)完了、という時刻は、雲が空を覆っていた。
家の用事をしながら、時折外に出てみる。
月は再び明るさを増していった。
20:21 ほとんど元通りになった月は、すぐ雲に隠れてしまった。
それにしても、カモ類の非繁殖羽(♂が♀の羽のようになる)を、
「エクリプス」とは、よく言ったものだ。
今日丁度コロニーで、冬鳥マガモのエクリプスに遭遇したのだった。
いつの間にか中秋の空気がひんやりしている。
スコットランドの独立を問う国民投票は、独立否決。
それでも、独立したら資産が目減りする、というイングランドの
脅しにも関わらず、独立支持は45%あった。
御嶽山の突然の噴火。いまだ行方不明者がいる。
やり直し市長選では、現職の続行が決まった。
世の中はざわざわしているが、私は相変わらずサギコロニー通い。
去年大規模な河川改修工事がなされ、もう当分手を付けないと
河川課が言っていたのに、今年もまた一部区間を工事する予定になった。
(詳しくは後日書きます。)
サギたちは、去年の今頃より渡って行ったものが多く、
コロニーに残る数は、日に日に少なくなっているが、
工事開始の前に、みな飛び立ってくれるだろうか。
秋の夕暮れの淡い光の中に、コサギ、チュウサギ、アマサギ、ダイサギが
勢ぞろい。(ダイサギは写真に入っていない。)
コロニーに行く途中、お馴染みさんの釣り人に教えてもらって、
今日は月食の日だということを思い出した。
東の地平近くは雲が多い。果たして見る事が出来るだろうか。
日没後、採餌に出かけていたサギたちが戻って来て、
辺りがすっかり暗くなった頃、雲の上に月が昇った。
いつもはもう静まっているサギたちの中に、まだ鳴いているものがいる。
月食という空の異状を察知しているのだろうか。
18:15 欠け始めた満月。
刻々暗くなってゆく月を正面に、家路を急いだ。
家に着く頃には、月は上部のみ。テラスに出て撮影を続けた。
雲が頻繁に過ぎって月を隠すので、光が現れるのを待つ。
ほとんどエクリプス(蝕)完了、という時刻は、雲が空を覆っていた。
家の用事をしながら、時折外に出てみる。
月は再び明るさを増していった。
20:21 ほとんど元通りになった月は、すぐ雲に隠れてしまった。
それにしても、カモ類の非繁殖羽(♂が♀の羽のようになる)を、
「エクリプス」とは、よく言ったものだ。
今日丁度コロニーで、冬鳥マガモのエクリプスに遭遇したのだった。
Posted by Ru Na - 2014.09.23,Tue
この頃ずっと晴天続きで、夜昼の寒暖差が大きい。
20日の午前、中流域鳥調査はやはり青空の下。
出かけた時刻はまだ涼しかったものの、次第に暑くなった。
チーフをはじめ、主要メンバーが3人も来られなかった今回の
調査に、新たなメンバーが加わった。
暑さのせいか鳥は少ない。植物や昆虫なども丹念に見ながら
ゆっくり歩いた。
まぶしい日差しの川では、ダイサギやコサギが餌取り。
その白さが目にしみる。サギは本当に美しい。
ギボウシの実が赤くなっている。
ツリフネソウの花の色が鮮やかで、秋を感じさせた。
モズが方々で高鳴きしているが、姿がなかなか見えない。
ようやく対岸の梢に1羽発見。
彼岸花の赤が叢に急に現れ、ススキは穂を解きかけている。
崖の木の高みにとまるアオサギ。この前も同じ場所にいた。
お気に入りの場所らしい。そこから何が見えるのだろう。
カラムシの葉に、フクラスズメの幼虫。派手でポップな装い。
トケイソウの花には、蜂がもぐり込んでいた。
鳥が少ない、と思っていたら、最終地点でカワラヒワの
水浴びシーンがたっぷり見られた。メジロやシジュウカラ、
キセキレイやヒヨドリも加わって、にぎやかな入浴タイムだった。
行きに見かけたハシボソガラスの子に、帰りも出会った。
前々回に出会った、風切羽の一部が白いアルビノである。
この辺りでは結構人気者らしく、皆に可愛がられているせいか
あどけない顔で平気で側に寄ってくる。
よくパンなど貰っているらしいので、
試しに携帯食のグラノーラ・ビスケットを砕いてあげたら、
嬉しそうに、一度に上手に3つくわえ、別の場所に持って行き、
枯葉を被せて隠した。
そういう貯蔵場所を3箇所作った後、すぐさま順に
枯葉の下のビスケットを取り出して食べていた。
親に教えられたのか、本能なのか、まだこんなに幼いのに
食べ物の貯蔵の仕方を、ちゃんと学んで復習しているようだった。
20日の午前、中流域鳥調査はやはり青空の下。
出かけた時刻はまだ涼しかったものの、次第に暑くなった。
チーフをはじめ、主要メンバーが3人も来られなかった今回の
調査に、新たなメンバーが加わった。
暑さのせいか鳥は少ない。植物や昆虫なども丹念に見ながら
ゆっくり歩いた。
まぶしい日差しの川では、ダイサギやコサギが餌取り。
その白さが目にしみる。サギは本当に美しい。
ギボウシの実が赤くなっている。
ツリフネソウの花の色が鮮やかで、秋を感じさせた。
モズが方々で高鳴きしているが、姿がなかなか見えない。
ようやく対岸の梢に1羽発見。
彼岸花の赤が叢に急に現れ、ススキは穂を解きかけている。
崖の木の高みにとまるアオサギ。この前も同じ場所にいた。
お気に入りの場所らしい。そこから何が見えるのだろう。
カラムシの葉に、フクラスズメの幼虫。派手でポップな装い。
トケイソウの花には、蜂がもぐり込んでいた。
鳥が少ない、と思っていたら、最終地点でカワラヒワの
水浴びシーンがたっぷり見られた。メジロやシジュウカラ、
キセキレイやヒヨドリも加わって、にぎやかな入浴タイムだった。
行きに見かけたハシボソガラスの子に、帰りも出会った。
前々回に出会った、風切羽の一部が白いアルビノである。
この辺りでは結構人気者らしく、皆に可愛がられているせいか
あどけない顔で平気で側に寄ってくる。
よくパンなど貰っているらしいので、
試しに携帯食のグラノーラ・ビスケットを砕いてあげたら、
嬉しそうに、一度に上手に3つくわえ、別の場所に持って行き、
枯葉を被せて隠した。
そういう貯蔵場所を3箇所作った後、すぐさま順に
枯葉の下のビスケットを取り出して食べていた。
親に教えられたのか、本能なのか、まだこんなに幼いのに
食べ物の貯蔵の仕方を、ちゃんと学んで復習しているようだった。
Posted by Ru Na - 2014.09.15,Mon
14日は河口の森での定例探鳥会。3ヶ月ぶりに参加した。
日差しが強く、気温は上昇。
それでも光がつんと澄み、空気は青味を帯びている。
ひがな一日、川で餌取りをしているコサギが、朝の陽光に伸びをする。
強い光に、まるで白い羽が自ら発光しているみたい。
河口近くは低い地平が、空の青、水の青を、合わせ鏡にしている。
今日の探鳥会の参加者は37名。鳥見は初めてという短大生も数人、
皆はりきって説明した。
コゲラは人の近くでも平気で、幹を這う蔓をせわしなく上下して、
熱心に虫探し。
そろそろ渡っていなくなるコサメビタキにも出会った。
森の小道は影が濃く、地面にこぼれる光のメダイユが
かすかに揺れて、重なったり離れたり。
叢にはもう水引草が、赤い点を連ねていた。
夢はいつも帰っていった / 山のふもとのさびしい村に
水引草に風がたち / 草ひばりが歌いやまない昼下がりの林道に
(立原道造)
解散後、梢で謎の小鳥を見つけた。何の幼鳥だろう。
顔はオオジュリンに似ているが。
ヒヨドリが小川の奥で水浴びをしていた。
日差しが強く、気温は上昇。
それでも光がつんと澄み、空気は青味を帯びている。
ひがな一日、川で餌取りをしているコサギが、朝の陽光に伸びをする。
強い光に、まるで白い羽が自ら発光しているみたい。
河口近くは低い地平が、空の青、水の青を、合わせ鏡にしている。
今日の探鳥会の参加者は37名。鳥見は初めてという短大生も数人、
皆はりきって説明した。
コゲラは人の近くでも平気で、幹を這う蔓をせわしなく上下して、
熱心に虫探し。
そろそろ渡っていなくなるコサメビタキにも出会った。
森の小道は影が濃く、地面にこぼれる光のメダイユが
かすかに揺れて、重なったり離れたり。
叢にはもう水引草が、赤い点を連ねていた。
夢はいつも帰っていった / 山のふもとのさびしい村に
水引草に風がたち / 草ひばりが歌いやまない昼下がりの林道に
(立原道造)
解散後、梢で謎の小鳥を見つけた。何の幼鳥だろう。
顔はオオジュリンに似ているが。
ヒヨドリが小川の奥で水浴びをしていた。
Posted by Ru Na - 2014.09.12,Fri
今年の夏も暑かった。日中34℃の気温に熱帯夜が当たり前の
日が続いた。
8月終わり頃の台風や大雨を境に、猛暑はしぼんでいった。
空の変化は時の移りを反映するよう。
台風前後の蒼天のグラデーションが鮮やかだった。
暑さが少し収まると、花や実が再び生き生きし始めた。
こんな面白い雲も。
他所のようなひどい集中豪雨は今のところないが、
異様な夕焼け雲が見られた日もある。
9月9日の満月。夕刻、上りかけのまだ赤い月。
日が続いた。
8月終わり頃の台風や大雨を境に、猛暑はしぼんでいった。
空の変化は時の移りを反映するよう。
台風前後の蒼天のグラデーションが鮮やかだった。
暑さが少し収まると、花や実が再び生き生きし始めた。
こんな面白い雲も。
他所のようなひどい集中豪雨は今のところないが、
異様な夕焼け雲が見られた日もある。
9月9日の満月。夕刻、上りかけのまだ赤い月。
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金沢市在住の美術家
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