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Posted by Ru Na - 2016.01.19,Tue
17日は城の庭園での探鳥会があった。
いつもは雪に埋もれているのに、まるで太平洋側のような天気。
市内のもう一つの野鳥の団体も探鳥会をしていて、
時々グループが合流するものだから、
互いに顔見知りと挨拶したり情報交換したり、と
和気藹々と何だか楽しい雰囲気だった。

         

年頭にはあまり鳥がいなかった庭園も、カラ類の混群がいたり、
小鳥たちが活発に動き回っていた。

「君はいつからコゲラ?」シジュウカラがまるでコゲラのように
松の幹にしがみついて虫を食べていた。

  

久々に合ったヒガラ。ビデオからの切り出し画像なので
画質の粗さは御容赦のほどを。

   

曲水の植え込みに出入りしていた小さなミソサザイ。
やはり動画からの切り出しです。

   

お正月には何故か会えなかったカワラヒワ。
この子たちがいると、やっといつもの庭園が戻ってきたよう。

  

実はここの密かなアイドルになっている、アオサギ。

  

カワアイサがこの池に来るのは珍しい。
水に潜って、草の様な物を嘴にくっつけてきた。

  

午後は会場を変えて野鳥の会の新年会があった。
その後、今護岸の工事計画が立てられようとしているサギコロニーと
その周囲の、現在の護岸の様子をチェックしに行った。
サギの塒は年末に解散したが、ダイサギが1羽、中州の木にとまっていた。

 

連続する河川工事のせいで、以前はこの川の方々にいたマガモが、
今はここにしか集まらないようになっている。
この日はずい分と数が多い上に、更に新たな群が飛来して、
120羽ほどになった。

 

マガモを見ていたら、一旦下流の方へ飛んだダイサギが戻って来た。

ダイサギも人懐っこくて、私が川沿いの遊歩道を自転車で走りながら
途中で出会ったダイサギに挨拶すると、まるで先導するように、
飛び立って私の進行方向の先にとまって、振り返って私が横に来るのを待ち、
また飛び立って少し先にとまる、を繰り返す子が時々いる。
この若そうなダイサギも、丁度そんな感じで、私を仲間と思ってか、
何となく一緒に近くに居たそうな様子をしていた。
暗くなってきたのでもう帰らなければならない。
私は何度も何度も振り返り、ダイサギはいつまでもこちらを見つめていた。

河川工事で、鳥たちの居場所がますます狭められようとしている。
地球は人間が作ったものではなく、山も川も森も野も人のためだけに
存在しているわけではない。
それを人間の占有物のように考え、人さえよければと思う愚かさ。
保護活動に携わる者さえ、何の意地か足の引っ張り合いをすることもある。
やむにやまれぬ想いで、この子たちを何とか守りたい、
出来る限りの事をしたい、というのが私の望みなのだが。


 





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