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見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
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Posted by Ru Na - 2010.12.19,Sun
日本野鳥の会会員の友人に誘われて、加賀市片野の鴨池に行った。
この時期、北陸でこんなにすっきりと晴れ上がる日は少なく、貴重な一日。
車窓から、雪を頂いた白山がきれいに見えた。

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片野の鴨池観察館についた頃には、もう夕暮れ。
長い竹ざおの束を横抱えにしたおじさんたちが、何人も道を歩いて行く。
聞くと、飛んでいる鴨を宙に投げ上げた網で捕らえる伝統の「坂網猟」の人達だという。
この伝統の技を守りながら、潟周辺の環境保全に努めているらしい。

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こんな沢山のマガンが一堂に会しているのを見るのは初めて。その賑やかなこと。
(ガラス張りの観察館の中には、外のマイクでひろった音声がライヴで流されている。)

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しだいに暗くなるので、
鳥たちの色がよく見えないが、
マガンのお尻の白さが目立つ。
遠くには、ダイサギの姿。
カワウも混じっているらしい。



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観察館のスタッフに
教えられて、
-サンカノゴイ-という
ゴイサギを茶色くしたような
鳥が岸辺にいるのを見た。

館の双眼鏡で覗くと、
じっとしている後姿から
首が少し伸びてきて、
そのうち踊るような動作をして
いなくなった。
遠くて暗くて、
肉眼で見つけるのは難しい。


一日の仕事を終えたコハクチョウが二羽戻ってきたが、
すでに写真を撮るには暗すぎる。
交代でこれから近くの田んぼに出かける鳥たちが、時々群れを成して飛んで行く。
スタッフが、「今、○○が飛び立ちました。右の方です。」などとアナウンスするので、
それにつられて空を見ると、密集した黒い点のような群れのシルエットが
ざあっと過ぎて行く。
かすみがかかったように見える群れは、トモエガモだという。
暗くて見えなかったのだが、実はマガンの後方にはトモエガモが沢山いたのだった。


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金沢市在住の美術家
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