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Posted by Ru Na - 2015.07.12,Sun
28日のサギコロニーカウント調査は、十分だったとは言い難く、
各グループの調査用紙を持ち帰ったチーフが集計結果を出す前に、
2日後の6月30日、もう一度、コロニー端から順に、詳細に数えてみた。

 

営巣地の主要な木立のパノラマ写真を作ってプリントし、
その日はしっかり使えるビデオカメラの(ズームは1700mm以上になる)
モニターでいちいち確認しながら、
パノラマ図に、チュウサギ 成鳥1羽、巣内のヒナ4羽・・・というように
書き込んでいった。

巣立ちビナもまだそう飛べず、巣の側にとどまっていて、
新たに生まれたヒナも少なく、2日前と状態はほとんど変わっていなかった。
カメラでも1500mm相当のズームで、隅から隅まで細かく撮影し、
帰ってから木立の小さなブロックごとにパノラマにしたりして、
何枚もプリントアウト。
現地で記入したものと照合し、不明瞭なものはPC画面で更にズームして、
1羽づつ確認するという、まるで神経衰弱ゲームのような作業を続けた。

翌日、翌々日も、現地で補足のカウントと確認。
一番困ったのが、夕方戻って来るサギの種類ごとの識別。
広範囲に舞い降りるサギたちを、一人で捉える事は不可能。
それで、各木立ごとに戻り前の総数と、戻った後の総数を差し引いて
戻ったサギの数を割り出した。

戻り終える頃は、日没から20分くらい経っていて、肉眼で識別できないものも
多く、撮影した写真も暗くて、いくら見ても見ても
チュウサギ何羽、コサギ何羽など、種別の確実な数が割り出せなかった。

戻りの数に迷って、別の日にも戻り前と後の総数比較をしてみて、
だいたいそう変わりはないと確認し、算出した私個人のカウントの
6月30日時点での総数は、1405羽になった。

日中コロニーで過ごしているサギの数は、
 コサギ:252 チュウサギ:302 ダイサギ:2
 アマサギ:222 ゴイサギ:338 
 身体の一部しか見えず識別できなかった抱卵中のシラサギ:7

夕方戻って来たサギの総数は282羽で、総計は1405羽である。
去年の同時期より100羽前後少なく、見た目の印象と、大体同じ結果となった。

 

(チーフが集計した28日の調査の結果は、総数が1実際の数より相当少なく
なってしまったが、会の行事としての記録はそれが残る事になる。)

 
  この子たちも、28日に数えてもらえなかった。

7月3日を境に、巣立ちビナがかなり飛べるようになった。
アマサギにも次々とヒナが誕生。現在の総数はもっと増えている。


 



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金沢市在住の美術家
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