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Posted by Ru Na - 2014.11.08,Sat


今年も竹林でのインスタレーション作品と同時に、ギャラリー花音で
映像作品を上映した。去年に続いて、加工なしの野鳥の記録映像である。

 

タイトルは「鳥とりどり」。
私のフィールドである川やそれに隣接する公園や田畑で出会った鳥たちを、
冬から早春、早春から初夏、初夏から秋、の3章に分けて紹介している。
今回、様々な野鳥の映像を少しづつ取り上げたのは、
この川にはこんな鳥がいると、河川工事の話し合いの時に、
何かの役に立つ事もあるかもしれない、と思ったのである。

もう手を付けないと、県の河川課が言っていたサギコロニーに、
この冬再び工事が入ることになり、河川課にサギたちへの配慮を
頼むため、去年のサギコロニーの記録映像を渡そうと思ったが、
映像の動き方に問題があった。
その手直しに、ずっとかかりきりだった。
突然スローになったり場面が飛んだりが、やっと直ったのは8月末。
そのDVDを河川課に提出してからようやく、
落ち着いて今年の映像作品に本格的に取り掛かることができた。
が、あまりにも膨大な量の映像記録。その中からどれを選ぶか、
手を付け始めたら収拾が付かなくなって、
果たして期限までに完成させられるかどうか、気が遠くなってきた。

去年の夏にビデオカメラを換え、撮影画質もそれまでのフィールドオーダー
からフレームベースの60pに変えたので、それ以前の撮影映像を多く混合させると、
またどんな問題が起きるか分からず、間に合わなくなる。
それで、極力今年撮影したものからシーンを選ぶ事にした。

 

冬から早春の第1章に入れたのは、
コガモ、カルガモ、カイツブリ、キジ、キンクロハジロ、ホシハジロ、モズ、
ホオジロガモ、オオバン、アオジ、カワガラス、シノリガモ、キジバト、
ダイサギ(冬の大ダイサギ)、ノスリ、タシギ、シロハラ、アトリ、カワアイサ、
コ○○○アイサ、ホオジロ、セグロセキレイ、エナガ、冬羽のカンムリカイツブリ、
イカル、マガモ、オナガ、ユリカモメ。

 

早春から初夏の第2章。
ツグミ、アカゲラ、ジョウビタキ、ウグイス、シジュウカラ、スズメ、カワセミ、
ミサゴ、ヒドリガモ、ヒレンジャク、キレンジャク、ハチジョウツグミ、ヒヨドリ、
夏羽のカンムリカイツブリ、アカハラ、マミチャジナイ、セグロセキレイ、
エゾムシクイ、センダイムシクイ、クロツグミ、ノビタキ、イソシギ、イソヒヨドリ、
キジバトの求愛、カンムリカイツブリの求愛、モズ、イカルチドリ、シロハラホオジロ、
バン、コムクドリ、コゲラ、ムクドリ、アオバト、カワラヒワ。

 

初夏から秋の第3章。
アオサギ、コサギ、ゴイサギ、キビタキ、コサメビタキ、サギコロニー、
チュウサギの求愛、アマサギの求愛、コサギの巣作り、ダイサギの求愛、
オオヨシキリ、キセキレイ、コチドリ、イワツバメ、スズメの給餌、キジ、
ササゴイ、シジュウカラの給餌、セグロセキレイ幼鳥、ゴイサギの給餌、
チュウサギの給餌、アマサギの給餌、コサギ幼鳥、カワウ、クロツグミ、
オシドリ、セグロカモメ、水辺のサギ、サギの渡り。

 

この川のエリアの常連、または毎年見かける鳥で、
うまく撮影できていなかったり、適当なシーンが見つからなかったり、
タイミングが合わなかったりで、映像に入れられず残念だったのは、
ヨシガモ、ハクセキレイ、アオゲラ、メジロ、シメ、ヒガラ、ヤマガラ、
ルリビタキ、オオルリ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、オオジュリン、
ケリ、ツバメ、トビ、ハヤブサ、ハシボソガラス、ハシブトガラス・・・・・。

まず映像を4~5時間分集め、それを何とか34分に約めた。
撮影したものはそのままだと、人の話し声やその他雑多な音が入っているので、
鳴き声を入れるのはあきらめて、BGMを音楽のみにした。
近年、アレルギー性皮膚炎や、左手指の慢性腱鞘炎で、
すっかりピアノが弾けなくなったし、楽譜をPCに打ち込むのも
時間がかかりすぎる。
著作権フリーの音源を使用する事にし、いろいろ捜してはダウンロード。
嬉しいのは、鍵盤楽器だけでなくオーケストラの音も使えること。
(オーケストラ譜を自分でPCに打ち込んでいたら、多分何年もかかってしまう。)

使いたい曲のフリー素材が見つからないことも多く、
思いのほか時間がかかったが、選曲はとても楽しかった。
初め考えていた曲がしっくりこず、たまたま試した曲が映像にぴったりだったり、
まるでNHK FM番組の「きらクラ」(気らくにクラシック)の、
BGM選手権(というコーナーがあります。)をやっているような気分だった。

フォーレやスカルラッティ、ヴィバルディ、チャイコフスキーにリスト・・・。
サギの渡りのシーンにはブルックナーのあの部分、と考えていたら、
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の第2楽章が一番しっくりきた。

 









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