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Posted by Ru Na - 2014.08.08,Fri
サギコロニーでは、5月末にコサギの最初のヒナが生まれたが、
6月はまだ、多くのサギたちが求愛のディスプレイや巣作り、
抱卵をしている。

 

水辺でディスプレイするコサギ。

 

産卵したばかり。

 

ヒナが誕生しても、親鳥は巣を補強し続ける。



6月10日、水辺近くの枝にコサギのヒナが2羽、しがみつくように乗っていた。
巣立ちビナというにはまだあまりにも小さい。
枝の下の水際には、小さなヒナがいる巣があって、ここから登って来たらしい。



1羽は他のコサギが近くを飛んだ時、バランスを崩して、今にも落ちそうに・・・!



原因になったコサギは、とっさにヒナの頭をくわえて支えようとした。
それを見た親鳥は、「うちの子に触らないで!」とそのコサギに突進して揉み合いに。
その間にヒナは自力で何とか体勢をたて直し、そろそろと下に降りて行った。



翌11日、コサギの5羽のヒナは、おとなしく水際の巣の中にいた。



それにしても、こんな所に巣はなかったはず。
6月8日の様子。水際には巣は無く、その上の枝にヒナのいるコサギの巣がある。





この巣が、何らかの理由で落下したものと思われる。
6月11日の様子。



翌日12日は久しぶりの雨。次第に激しくなる雨音を家で聞きながら、
この水際の巣が心配でならなかった。
コロニー近くの水位観測所のライブデーターを見ると、
水位がずっと57cm前後だったものが、夜7時に160cmを超えた。
当然この巣は水を被っているはず。
少なくとも2羽は枝に登れたのだから、他のヒナたちも避難できている
ことを願いつつ、
13日に小降りになった雨の中、合羽を着て様子を見に行った。
その頃は水位が100cm以下になっていた。
まだ巣の下半分が水に浸かっている。



夜の暗い濁流の中、ヒナを必死で助けようとしたのか、
羽がひどく汚れているコサギ。



親鳥に餌をねだるヒナを、いくら見ても見ても、4羽しかいない。
親鳥は巣材を探しては、水に浸かった巣をせっせと補強し続けていた。



この巣が落下しなければ・・・・・。
ずっと降らなかった雨が、よりによってこの日に降らなければ・・・・・。

4羽のヒナは、その後すくすく成長し、
今は、巣立った他の巣のコサギのヒナに混じって、元気に
木立の上の方々へ遠征している。



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Ru Na
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金沢市在住の美術家
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