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Posted by Ru Na - 2014.02.09,Sun
10月半ば頃になっても、まだ渡らないサギたちはコロニーに結構残っているし、
工事区間のロープ張りのためのポールは立てられたが、工事もまだ始まらない。
展覧会の搬入まで秒読み開始で、野外用の作品も映像作品も、
制作が思うように進んでいない。さすがにあせりを感じ始めたが、
サギコロニーの様子も見に行かねばならない。

コロニーの周辺では、いつの間にか夏鳥のチュウダイサギに代って
冬鳥のダイサギが増えてきた。
 
 
 
10月19日、右岸から臨む左岸の様子がおかしい、と思ったら、
左岸の水際を縁取る木立が、ごっそり無くなって河岸があらわになっていた。

 この、残すはずの左岸上流寄りの木立が大幅に伐採された事件と、
その2日後の、河川課、両岸工事の二業者、野鳥の会の、現地話し合いについて、
以前書いたので詳しくはくり返さないが、〆切前の多忙時期に、
ますますサギコロニーから目が離せなくなってしまった。

 

この場所は中州を残す代わりに、川幅を確保するため、水門近くだけある程度
削られる予定だったが、「ある程度」どころか、ゴイサギの巣が密集していた木立の
半分が無くなってしまった。

  ↓土が剥き出しになっている所は、タチヤナギの林で覆われていた。
    

   

10月21日、河川課と両岸工事の二業者、野鳥の会が、現場を端から端まで歩いて、
工事する場所の再確認をした。
木が切られ過ぎた左岸は、これ以上木の伐採をせず、現状維持ということになった。

   

何故かこの日、午後の早い時間帯にもう戻ってきているサギたちがいて、
人間の話を聞いているかのようだった。

  

日没後、中州に戻ってきたのは、まだ50羽以上。
 
 

10月23日、コロニーの上流端の浅瀬に集まるコサギとダイサギ。

 

この両岸の緑はもうじき無くなる。

  

日没後の中州。
 
 

10月27日、内川鎮守の森ギャラリーの作品搬入日だが、天候がすぐれず、
一緒に出品して私の作品の野外設置を手伝ってくれる友人が、
搬入は天気が回復するらしい明日に延期しようと言った。
それで、夕方にかけ雨も収まったようなので、サギコロニーへ。

サギコロニーより少し上流の中州で過ごすダイサギ。

 

冬の水鳥、カワアイサ(♀)がもう来ていた。

 

右岸の工事がこれだけ進んでいた。

 

10月も末だというのに、日が暮れてから中州にこれだけ戻って来た。
まだ50羽以上いる。主にコサギのようだ。
コサギはチュウサギやアマサギのように、東南アジアまで渡らないとされていて、
冬に残っているものもいるが、それでも大半はもっと南に移動するはず。
ゴイサギ同様、中には海を渡るものもいるらしい。

 


内川鎮守の森ギャラリーが始まって、会期中はなるべく会場にいようと思ったが、
限られた時間の中で、同時にしなければならない事が多すぎて、寝る間もなく、
無理がたたったのか、ダウンしてしまった。
それでも何とか起き上がって、展覧会場も、コロニーにも行こうとしたが、
手指のアレルギー性皮膚炎がひどく悪化して、自転車のハンドルが握れないどころか
箸や鉛筆さえ持てなくなった。
じりじりした気持ちで、数日の休養を余儀なくされた。
 

 
 
 
 
 
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