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Posted by Ru Na - 2014.01.31,Fri
季節がずれるけれど、サギコロニーの観察と保護のいきさつを続けます。

       

9月半ば、彼岸花の赤が目立つ頃、日中のコロニーに残るサギはごく僅かになった。
その代わり、大方のサギが出かけた後のコロニーに、
他所で生まれたアオサギの幼鳥が集まるようになった。

  

  

こんな幼い子も1羽きりで浅瀬にいた。

  

コロニーに残ったチュウサギ親子。ヒナは(左)かなり大きくなったけれど、
親鳥に(右) にさかんに甘えている。ほほえましい光景だった。

  

日中、ほとんどのサギが出かけるので、その分夕方コロニーに戻る群も大きくなり、
夕刻の戻りの光景も、なかなか壮観である。

  

  

  

両岸と中州の木立が、戻ってきたサギたちで覆れていく。

  

  

水辺に下りてしばらくそこで過ごしているサギたちも、
日が暮れると樹上に移動。

  

辺りが暗くなり、木の茂みが夕闇に沈んでいっても、
サギたちはまだしばらく樹上で羽ばたいている。
その様は、まるで無数の星が瞬いているように見える。
 
7月22日に、野鳥の会有志が県央土木に出向いて話をした時、
実際に現地を見て話したいというこちらの希望は、
「それは絶対やりません。」と、一蹴されたのだが、
その後副代表が話をつけて、9月24日現地立会いの運びになった。
その時の様子は以前書いたが、真夏のように暑い日の話し合いは
穏やかに進んだ。

  

サギが出かけている昼間のコロニーを見て、サギはすでに旅立ったと
誤解していた河川課の人に、早朝・夕方の写真資料を見せて、
まだサギが半数以上残っていることなど納得してもらい、
また、十分飛べない幼いゴイサギのヒナがまだいることも話した。
それで、工事の開始は10月半ば過ぎ、それに先立つ実測や工事準備は
夕方サギが戻る前の午後3時までにする、という配慮がなされる事となった。

この春から、明けても暮れてもサギコロニーで撮影した写真の資料を
作ってきたが、この時もそれが役立った。

解散してから、立会いに参加した会員と、他所のサギコロニーについて
話をしていると、中州の木陰から1羽のチュウサギが水辺に出てきた。
心細げにしている。どうやら羽を痛めて皆と一緒に出かけられなかったようだ。

  

河口まで自転車で一周して戻ると、サギたちはもうコロニーに帰ってきていた。
日が暮れ後のサギコロニーの中州。

  




  
  
  
  
  
  
  
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