見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
Posted by Ru Na - 2013.08.28,Wed
NHKのFMラジオでホロヴィッツ生誕110年記念特集をやっている。
20世紀を代表するピアニストの一人、ウラディーミル・ホロヴィッツ。
旧ソ連のウクライナに生まれ、世紀のヴィルテュオーゾとして
アメリカで活躍したこの稀代なピアニストの演奏を改めて聴くと、
そのこの世のものとは思えないテンションの高さ、
その音色と演奏スタイルの多様性に驚かされる。
この上もなく繊細で優雅なシューマンやスカルラッティがあると思えば、
背筋がぞくぞくするような恐ろしいムソルグスキーやラフマニノフがあったりする。
天才と○○は紙一重と云うけれど、正気と狂気のぎりぎりの境から
出てくるような音を聴いていると、平静ではいられなくなる。
「音楽はあなたにいつも優しい。」という決まり文句で始まる
弾き語りのラジオ番組があるが、このフレーズを聞いていつも私が
「そんなことはない。音楽は時によってとても危険。」と思うのは、
こんな演奏を知っているからである。
年齢差はあるけれど、ホロヴィッツとグレン・グールドは
同時代の北米で活躍した。
互いに複雑な感情をもっていたらしい。
ホロヴィッツについても、また機会を改めて書きたいと思っている。
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金沢市在住の美術家
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