忍者ブログ
見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
[282] [281] [280] [279] [278] [277] [276] [275] [274] [273] [272
Posted by Ru Na - 2013.04.21,Sun
また3月の始めに戻ったような低気温。着るもの選びに苦労する毎日である。
昨日は鳥調査、今日は総会と、野鳥関係の行事が二日連続した。

緑地公園には散りかけた枝垂桜。  

 河岸は工事のせいで殺伐とした景色。

工事現場の小石だらけの場所に、イカルチドリが1羽。
一見、小石と見分けがつかない。



瑞々しい緑にシャクの白い花が可憐に揺れる。



風が冷たいので、みんないつもより早足になった。
貝殻橋の近くでは、イソシギが岩の上を歩いていた。



ノビタキの姿も見られた。



解散してから、来た道を一人でまた引き返していると、
緑地公園の芝の上を、何か白っぽい丸いものが転がるように走っていく。
何の小鳥だろうと立ち止まって、カメラでズームアップ。



一直線に走ってはピタッととまり、また走り出す。
ルリビタキがこんなに地面を走り回る鳥だとは知らなかった。



芝の仕切りのロープにちょんと飛び乗ったり、また飛び降りたり。





工事と寒波のせいで、鳥の種類は少なかったけれど、
こんな可愛い子に出会えて、とても充実した気分になれた。

野鳥の会石川の総会は、日曜日の午後、市民芸術村で行われ、
記念講演会で唐沢孝一氏が、ツバメ、スズメ、カラスをテーマに、
その生態や分布の調査方法と結果報告を、ユーモアたっぷりに語られた。

       

数を減らしていると言われるツバメやスズメは、
実は都市環境の変化に順応し住処を変えていて、数はそう減っていないこと、
街中と周囲の田園地帯で群の入れ代わりがあることなど、
興味深い話をいっぱい聞くことが出来た。
食住に足りて余裕ができたカラスは遊び好き。公園の滑り台ですべったり
電線に逆さにぶら下がって、ぱっと足を離して、落下寸前に飛び上がるなど、
スリルを楽しんでいるらしい。

       

そういえば、広い歩道を行く人の足元すれすれを飛び抜けるハシボソガラスがいて、
踏みそうでひやりとした事がある。
あれもスリル満点遊びをしていたとしか思えない。
ハシブトガラスは一度にせいぜい30歩しか歩かないが、
ハシボソガラスは300歩も歩くというのは、目から鱗だった。

講演の後のお食事会で、ほめたら顔を赤らめた様子だったハシブトガラスに
ついてなど、唐沢さんから色々意見を聞きたかったのに、
席が遠くて直接お話できず、ちょっと残念だったが、
あまりに身近で見過ごしているかれらの様子を、これからもっと
気をつけて見てみようと思ったのだった。







PR
ブログ内検索
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
HN:
Ru Na
性別:
女性
職業:
金沢市在住の美術家
訪問者
最新TB
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]