見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
Posted by Ru Na - 2010.10.01,Fri
暗くなってから庭に出ると、金木犀がふっと香った。
昼間は気が付かなかったものの、懐中電灯で照らしてみると、
いつの間にか葉の根元に細かな花が付いている。
十月の初日、今年も恒例どおりに香りを放った。
金沢の旧市街の秋は、それぞれの地区の神社の秋祭りが、
3日づつ順に巡って来る。
一番早いのは、確か美大の坂下の椿原神社。
市内を一巡して、野町のお神明さんで終わる。
私の地区は、市役所の近くの石浦神社で、10月1日から3日に
境内に屋台が並ぶ。
子供の頃は少しのおこづかいをもらって、屋台で駄菓子屋にあるような
いろんなおもちゃを買うのが楽しみだった。
いつの頃からか、屋台の数はめっきり少なくなって、
今はどのくらいの店が出ているものか知らない。
神社に参らなくても、各家庭はお祭り用の料理を準備する。
シメサバの押し寿司やおたふく豆、それから、
「べろべろ」と呼ばれる、卵のちらしが入った甘い寒天料理など。
この楽しい行事の初日10月1日に、不思議と決まって金木犀が
香り出すのである。
どんな夏の天候の年でも、日がずれたのは記憶にある限り去年だけである。
今年もこの異常気象で、今日なんかも暑く、週末はさらに高温になるというから、
まったく期待していなかったのに、律儀に咲いてくれた。
この夏の異状は植物に顕著で、気温が下がってきたら、
普通の夏を今から取り戻そうとするが如く、
フウセンカズラは花をもう一度付け、現在緑の実を沢山付けている。
いつもは鈴なりのプチトマトも、今夏は少ししか実らなかったのが、
また盛んに花を咲かせている。
みの虫に食べられてぼろぼろになって半枯れの葉の下から、
ぶどうは、また新しい爽やかな葉と蔓を伸ばしている。
そんな中で、金木犀の木が正確に暦を刻んでいるのが、なんともいじらしい。
そして、今宵は恒例の太鼓行列に参加する子供たちが、
各町会の太鼓を載せた小さな山車を引っ張って太鼓を叩きながら歩く、
にぎやかな歓声が通り過ぎるのが幾度も聞かれた。
昼間は気が付かなかったものの、懐中電灯で照らしてみると、
いつの間にか葉の根元に細かな花が付いている。
十月の初日、今年も恒例どおりに香りを放った。
金沢の旧市街の秋は、それぞれの地区の神社の秋祭りが、
3日づつ順に巡って来る。
一番早いのは、確か美大の坂下の椿原神社。
市内を一巡して、野町のお神明さんで終わる。
私の地区は、市役所の近くの石浦神社で、10月1日から3日に
境内に屋台が並ぶ。
子供の頃は少しのおこづかいをもらって、屋台で駄菓子屋にあるような
いろんなおもちゃを買うのが楽しみだった。
いつの頃からか、屋台の数はめっきり少なくなって、
今はどのくらいの店が出ているものか知らない。
神社に参らなくても、各家庭はお祭り用の料理を準備する。
シメサバの押し寿司やおたふく豆、それから、
「べろべろ」と呼ばれる、卵のちらしが入った甘い寒天料理など。
この楽しい行事の初日10月1日に、不思議と決まって金木犀が
香り出すのである。
どんな夏の天候の年でも、日がずれたのは記憶にある限り去年だけである。
今年もこの異常気象で、今日なんかも暑く、週末はさらに高温になるというから、
まったく期待していなかったのに、律儀に咲いてくれた。
この夏の異状は植物に顕著で、気温が下がってきたら、
普通の夏を今から取り戻そうとするが如く、
フウセンカズラは花をもう一度付け、現在緑の実を沢山付けている。
いつもは鈴なりのプチトマトも、今夏は少ししか実らなかったのが、
また盛んに花を咲かせている。
みの虫に食べられてぼろぼろになって半枯れの葉の下から、
ぶどうは、また新しい爽やかな葉と蔓を伸ばしている。
そんな中で、金木犀の木が正確に暦を刻んでいるのが、なんともいじらしい。
そして、今宵は恒例の太鼓行列に参加する子供たちが、
各町会の太鼓を載せた小さな山車を引っ張って太鼓を叩きながら歩く、
にぎやかな歓声が通り過ぎるのが幾度も聞かれた。
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性別:
女性
職業:
金沢市在住の美術家
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