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Posted by Ru Na - 2010.09.27,Mon
5日くらい前からやっと秋らしく涼しくなって、指の腫れも少しひいてきた。
もう一月以上お箸さえ持てず、スプーンとフォークでの食事。
ただでさえ年中指の腫れや亀裂に悩んでいるのに、
今年の猛暑で、アレルギー性皮膚炎がひどく悪化して、
特に右手指が1.5倍に膨れ上がって、無数の穴が開いた状態のままいつまでも治らず、
とはいえ、何をするにも指を使わないわけにはいかず、
テープ(絆創膏)をあちこちに貼り付け、四苦八苦しながら日常の事をこなしてきた。

自己流で引き続けているピアノも、ついにどんなテープの貼り方をしても
痛くて鍵盤が抑えられない指の方が増えてきて、
一体どうやったら弾けるのか分からなくなっていた。
しかし、基礎も、指の柔軟さも長さも足りない私が、いったん練習を中断したら、
もう、完全に弾けなくなってしまう。

たとえ1日30分程度でもと、左手中心に鍵盤に向かっていたが、
右手が使えないと、本当につまらない。
いつもは、ベートーヴェンの32曲のピアノソナタを、毎日ちょっとづつ
弾いて (というより、あまりにも下手なので、楽譜から音をひろって鍵盤を押しているだけ、
と言った方が正しいが。) いるのに、
到底ベートーヴェンが弾けそうもない有様で、
仕方がないから、左手+アルファで弾ける曲を探し、ショパンの“雨だれ”や
シューベルトの“セレナーデ”、そして中間部だけは右の2~3本指で旋律がとりあえず弾ける、
ショパンの“幻想即興曲”など、ああ、今日もまた“雨だれ”か、ベートーヴェンが弾けないと
ストレスが溜まる、治ったら思い切り“ワルトシュタイン”を弾いてやる、(というより、押してやる。)
と思いつつテープの糊がくっついてベタベタになった鍵盤を触ってきた。

そして、腫れが少しひいた4日前、久しぶりにベートーヴェンの№31を弾いた。
とはいえ、もともと下手で充分弾けない上、全ての音符が押さえられるには到らないのだが、
2日続けて、とりあえず最後まで弾いた(というより、押した。)。
次の日、また指の悪化。そして、今日はまた少しだけましに№31の半分を弾いた。

天気予報によると、10月に入ったらまたしばらく真夏の暑さに戻るというが、
さて、どうなることやら。
鍵盤が使えないと、映像作品用の曲作りがしづらく、本当に困ってしまう。

この、ベートーヴェンの特別な曲、最晩年の3大ソナタについては、
後日改めて書きたい。

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金沢市在住の美術家
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