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Posted by Ru Na - 2012.12.15,Sat
ここしばらくの寒波が収まって、今日は暖かい1日だった。
月に一度の中流域鳥調査は、また雨の中かと心配していたら、さほど降らなかった。
いつものメンバーが、カッパに身を固めて集まったが、
歩くとむしろ暑いくらい。最初はカッパを脱いだ途端雨が落ちてきて、またカッパを羽織る
という繰り返しだったが、そのうち傘も要らなくなった。

電柱の上で、どこかから見つけてきたパンを食べるトビ。先日出会った同じ若鳥かもしれない。

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土曜日なので、河川工事が行われている。
しばらく見ないうちに、
堰堤がすっかり無くなって、
わずかに残っていた中洲の跡形もない。
工事が始まってからも、けなげに
戻ってきていたマガモたちの姿は
全く無かった。
みんな何処に行ったの?
どこかに居場所が見つかったかしら。
キジたちの縄張りも変わり果てて、
かれらが住めるような状態ではなくなった。

工事中の杭にとまるモズ。

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雪見橋から上流はまだ手が付けられていない。
川の環境破壊を憂えている我々は、ここがいづれ工事の対象になるのではと
恐れている。
スズメの群が、冬枯れの木立や藪の間を行き来するのを目で追うと、
シメやアトリがいた。

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アトリはパラパラと群で飛んできて、枯れ木にとまる。その数が次第に増えていった。

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こんな沢山のアトリを一度に見るのは初めてで、いたく感激。

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飛び回るアトリの群、ヒヨドリたちが鳴き交わす賑やかな声、
小鳥たちは活発に動き回っているけれど、水鳥の姿は少ない。
しばらく行くと、対岸の丘の上の住宅の屋根にイソヒヨドリがいた。
先月も近い場所にいた同じ子だろう。この辺りに住んでいるらしい。

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ノスリが木の間にとまっていた。ハシボソガラスに追いかけられるのが嫌で隠れていたらしい。

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貝殻橋へ。
岩と水流を眺めていたら、
メンバーの一人が
水の中の岩にチドリを発見。
イカルチドリかコチドリか
よく分からない。
私の撮った写真を、
カメラのモニターでズームしてみて
イカルチドリと判明した。



resize7232.jpg

resize7233.jpg冬枯れの木々に
カラスウリが彩りを添える。

帰り道、またアトリの群に遭遇。
スズメたちと混じって木にとまり、
ツグミの隣にはシロハラ。
近くでオナガやヒヨドリも
大騒ぎしていた。
本格的な雪の季節が始まる前に、
みんな木の実を食べられるだけ食べて
冬に備えようとしているみたいだった。


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resize7239.jpg

帰って鳥名辞典でアトリのことを調べてみた。
古くは古事記にその名が記され、冬季大群で移動する鳥として、
寛政年間には京都嵯峨野の名物となり、大勢の見物客で茶店まで出ていたらしい。

resize7240.jpg 
 
  アトリは「あっとり」と
  呼ばれていた時代も 
  あったらしい。 
  その語源は、
  集まる鳥からきている
  とも書かれていた。














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金沢市在住の美術家
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