見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
Posted by Ru Na - 2012.11.10,Sat
恩師に案内状を頂いたので、
県立美術館へ
「能登の彫刻家たち」展を
見に出かけた。
久しぶりに雨が上がって、
街路樹を染め始めた紅葉が、
緑から紅にいたる色彩の
グラデーションを作っていた。
県立美術館まで
兼六園横の坂を登ると、
20羽ほどの鳥の群れが
頭上の葉羣を行き来して
騒いでいる。
ムクドリだろうと思い、
とりあえず写した写真を
後で拡大してみたら、
何とツグミだった!
暗くて少し判りづらいけれど、確かにツグミである。
昨秋は、日本全国ツグミが飛来しないのが話題になったくらい、その姿を見つけられず、
春になってようやく、目撃情報を聞くようになり、私もやっと出会えた。
今年はいつも通りにツグミがやって来た、と嬉しくなった。
県立美術館と隣り合せの
歴史博物館前の紅葉。
日当たりが良い所では
もうこんなに進んでいる。
能登に由のある彫刻家は
かなり大勢である。
能登は、長谷川等伯だけでなく
高田博厚のような、戦後の日本彫刻界を
リードしてきた優れた作家を数多く
輩出してきた土地だと改めて実感した。
別の展示室では、
人間国宝の漆芸作家
寺井直次の特別展が
開催されていた。
県立美術館所蔵でお馴染みのものに混じって、
各地の美術館やコレクターから集めた作品が
一堂に会して、見ごたえがあった。
鳥の意匠が多い。白鷺の銘が付いているのはみなコサギである。
単純化されたライチョウがとてもステキ。
残されたスケッチブックから、自然の造化を簡潔な意匠にまで変化させていく過程が
見て取れて、興味深かった。
美術館を出て、東山に向かう。
茶屋街の一角で、建築家の友人が参加している花展が催されている。
古いお茶屋を改築して喫茶店にした二階の和室に、秋の野が出現していた。
ウメモドキの赤い実が畳に映える。
店内には、こんなレトロなポスターが。
外に出ると辺りはすっかり暮れて、
着物姿の人が、暗い街灯の下を
急ぎ足で過ぎていく。
お稽古の帰りだろうか。
それともこれからお座敷?
こんな暗くなっても、ぶらぶら歩く観光客。
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金沢市在住の美術家
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