見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
Posted by Ru Na - 2012.05.16,Wed
愛鳥週間の13日、石川県内では3ヶ所同時に探鳥会が行われ、
私は金沢城探鳥会に参加した。
尾山神社に集合したのは12人。普正寺の方へ行っている人が多いようだ。
2本ある見事な菊桜は散りかけて、花の絨毯ができていた。
地元の新聞社が取材に来ていた。
神社の庭園の池に架かる石橋に、アオサギが1羽姿を現した。
おずおずと、石橋を渡ろうとしている。
「この時期のアオサギは繁殖期で嘴が赤くなるのですが、
この子はどうもまだ若鳥のようです。」と、説明するリーダー。
カワセミの声を聞いた人がいて、探したが見つからなかった。
ムクドリが芝の上を歩くのを横目に、
金沢城址へ。
新丸広場で市民リレーマラソン大会を
やっているので、人が大勢行き来し、
時々拡声器の音が大きく響く。
城址公園の整備のため、
木も随分切られていた。
この状態では鳥があまり出て来ないのでは
と、心配しながら本丸跡の森へ向かうと、
こちらでは鳥たちが盛んに囀っていた。
滴るような緑の葉陰で、美しい歌を聞かせてくれるのはキビタキ。
葉が茂っているので、見つけるのは至難である。
ようやく2、3人が、オオルリとキビタキの姿を確認した。
いつも大抵シジュウカラが出てきてくれる場所でも、声が聞こえただけ。
木々の間を群で忙しげに飛び回っているエナガと、コゲラを確認。
嘴に何かくわえたコゲラ。
元金大の薬草園だった森は、多様な植物が生えている。
様々な形の若葉が、五月の爽やかな光と風に揺れていた。
少し早めに会が解散してから、メンバーの女性と二人で森に引き返した。
キビタキの美声に聞き入っていたら、キジバトが木から降りて、
小さな泉に水を飲みに来た。
相棒がバス時間を気にして帰った後、また一人で森の小道をぶらぶら歩く。
光に透いたもみじの新緑が美しい。
キビタキの声の真下で、何とか姿を見たいとしばらく佇む。
やっと、綺麗な黄色の胸をした小鳥が視野に入った、とその直後、
「ツー、ツー、ツー」と鳴きながら、近くの木に飛んで来た2羽。
せわしなく枝から枝へと動き回っていたのは、ヤマガラだった。
先日、美術館裏で出会って、ジョウビタキだとばかり思っていたのは、
ヤマガラだったのだと、この時気づく。
私のすぐ目の前で、木の芽をつついたり枝でブランコしたり、楽しそうにしている。
時々50cmほどの至近距離に来るが、かえって写真などは撮れない。
彼らを怖がらせないように、不動の姿勢で見守るだけ。
ヤマガラたちはずいぶん長く私の前で遊んでいて、彼らがつっと飛び去ったら、
すぐエナガのつがいが同じ木にやって来て、同じように枝から枝へ。
そしてその後、シジュウカラもやって来た。
この木は彼らのお気に入りの遊び場なのだろうか。
無心に遊ぶ小鳥たちの可愛らしい様子を、こんな真近で長い時間眺められた
なんとも贅沢なショー・タイムだった。
さあ帰ろうと振り向くと、足元でハシブトガラスがこちらを見上げていて、
ばつが悪そうに、あわてて地面を走って逃げていった。
どうもバードウォッチングをしていた私を、人間ウォッチングしていたらしい。
三十間長屋から石垣の道を、植物を見ながら降りて帰路につく。
あちらこちらに生えているオドリコソウ。普通は白い花だが、
ここでは何故か、薄ピンクのものもよく見かける。
シャガの花。
清々しい五月の色。
そして、この時期の
金沢城には
何といっても
きんぽうげ。
黄色い宝石を
緑に散りばめたように
輝いている。
しかし、昔に比べ
ずいぶん数が
減ったように思える。
私は金沢城探鳥会に参加した。
尾山神社に集合したのは12人。普正寺の方へ行っている人が多いようだ。
2本ある見事な菊桜は散りかけて、花の絨毯ができていた。
地元の新聞社が取材に来ていた。
神社の庭園の池に架かる石橋に、アオサギが1羽姿を現した。
おずおずと、石橋を渡ろうとしている。
「この時期のアオサギは繁殖期で嘴が赤くなるのですが、
この子はどうもまだ若鳥のようです。」と、説明するリーダー。
カワセミの声を聞いた人がいて、探したが見つからなかった。
ムクドリが芝の上を歩くのを横目に、
金沢城址へ。
新丸広場で市民リレーマラソン大会を
やっているので、人が大勢行き来し、
時々拡声器の音が大きく響く。
城址公園の整備のため、
木も随分切られていた。
この状態では鳥があまり出て来ないのでは
と、心配しながら本丸跡の森へ向かうと、
こちらでは鳥たちが盛んに囀っていた。
滴るような緑の葉陰で、美しい歌を聞かせてくれるのはキビタキ。
葉が茂っているので、見つけるのは至難である。
ようやく2、3人が、オオルリとキビタキの姿を確認した。
いつも大抵シジュウカラが出てきてくれる場所でも、声が聞こえただけ。
木々の間を群で忙しげに飛び回っているエナガと、コゲラを確認。
嘴に何かくわえたコゲラ。
元金大の薬草園だった森は、多様な植物が生えている。
様々な形の若葉が、五月の爽やかな光と風に揺れていた。
少し早めに会が解散してから、メンバーの女性と二人で森に引き返した。
キビタキの美声に聞き入っていたら、キジバトが木から降りて、
小さな泉に水を飲みに来た。
相棒がバス時間を気にして帰った後、また一人で森の小道をぶらぶら歩く。
光に透いたもみじの新緑が美しい。
キビタキの声の真下で、何とか姿を見たいとしばらく佇む。
やっと、綺麗な黄色の胸をした小鳥が視野に入った、とその直後、
「ツー、ツー、ツー」と鳴きながら、近くの木に飛んで来た2羽。
せわしなく枝から枝へと動き回っていたのは、ヤマガラだった。
先日、美術館裏で出会って、ジョウビタキだとばかり思っていたのは、
ヤマガラだったのだと、この時気づく。
私のすぐ目の前で、木の芽をつついたり枝でブランコしたり、楽しそうにしている。
時々50cmほどの至近距離に来るが、かえって写真などは撮れない。
彼らを怖がらせないように、不動の姿勢で見守るだけ。
ヤマガラたちはずいぶん長く私の前で遊んでいて、彼らがつっと飛び去ったら、
すぐエナガのつがいが同じ木にやって来て、同じように枝から枝へ。
そしてその後、シジュウカラもやって来た。
この木は彼らのお気に入りの遊び場なのだろうか。
無心に遊ぶ小鳥たちの可愛らしい様子を、こんな真近で長い時間眺められた
なんとも贅沢なショー・タイムだった。
さあ帰ろうと振り向くと、足元でハシブトガラスがこちらを見上げていて、
ばつが悪そうに、あわてて地面を走って逃げていった。
どうもバードウォッチングをしていた私を、人間ウォッチングしていたらしい。
三十間長屋から石垣の道を、植物を見ながら降りて帰路につく。
あちらこちらに生えているオドリコソウ。普通は白い花だが、
ここでは何故か、薄ピンクのものもよく見かける。
シャガの花。
清々しい五月の色。
そして、この時期の
金沢城には
何といっても
きんぽうげ。
黄色い宝石を
緑に散りばめたように
輝いている。
しかし、昔に比べ
ずいぶん数が
減ったように思える。
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性別:
女性
職業:
金沢市在住の美術家
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