見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
Posted by Ru Na - 2012.05.07,Mon
連休の後半の5月5・6日に、羽咋市滝港にある“スペース滝”で、
「滝ポート・ブルース・フェスティバル」が開催された。
ギタリストの垣田堂さんを中心に、演奏あり、書道パフォーマンスあり、舞踏ありの
盛り沢山なアート・イベント。
“スペース滝”は、
美大の大先輩である中田さんが
羽咋市滝町に去年開設したアート・スペース。
現代美術の展覧会や、多彩なイベントが
これまでに開催されてきた。
今度の垣田堂さんのコンサートで、私の映像作品を上映したいと、中田さんから連絡を
いただいたのは3月の初め頃。
私は映像を貸し出すと言う形で、上映作品の選択や上映のし方は垣田さんに一任し、
経過を見守った。
最初はコンサートの合間に上映する予定だったが、
このイベントのプログラムを煮詰めていくうちに、映像はパーカッションとコラボすることになったという。
5月5日の昼、金沢駅から富来行きの急行バスに乗って滝町に向かう。
金沢駅周辺では、県立音楽堂をはじめとする
いろんな会場で、今年もラ・フォルジュルネが
行われていた。
今年のテーマはロシア音楽。
聞きたいプログラムが無かった訳ではないが、
時間がうまく合わない。
今年も諦める。
連休中だから、ラ・フォルに行きやすい人と、
私のように連休中だから、かえって行きにくい者もいる。
天気は上々。バスの高い座席から見る能登海浜道はなかなか楽しい。日差しも風も強い。
時々シギらしい群が砂浜から舞い上がるのが見えた。
1時間ほどで最寄りの一ノ宮停留所に着いた。
“スペース滝”に行くのはこれが初めてだが、ここから歩いて15分位のはず。
気多大社の看板を通り過ぎ、
大きなお寺の横に出た。
このまま行くと内陸の方に
入ってしまうような気がして、
道を曲がって海方向へ。
途中、鳥の囀りが沢山聞こえる
場所にさしかかった。
金鳥の古い看板を見つけた。
横の壁から落ちたのを、
雨樋に挟んであるらしい。
この辺の民家は外壁が
統一されていて、いい雰囲気。
海の際の広々とした場所に出る。あの建物の向こうが滝港だろう。
広場と道の向こうの木立の間を群で行き来している鳥。ムクドリか、それともコムクドリ?
遠目から一見、
廃屋に見えた建物は、
ちゃんと人が住んでいる気配。
しかも、角がこんな三角形に
なっていた。
滝港の様子。小さい漁港だが、海に開けた感じが爽快。
“スペース滝”は、港に面しているはずだけれど、裏からではどの建物か分からない。
入口を探すのに
車道に戻る。
元漁網作業所だったという
建物は、こんな横長。
きれいに改装されている。
中田さんのブログでは
見ていたが、想像以上に
明るくて広い。
垣田堂さんのギター・ソロ。
垣田さんの音楽には、
寄せては返す波のような
リズムがあって、
繊細で静かな、
たいそう美しい音色。
並々ならぬ技術の
裏付けが感じられる。
バッハの無伴奏チェロ組曲
第1番のプレリュードは、
さざ波に細かな光が
砕けるような明るさ。
「ゴキブリに捧げる」では、
1本のギターから、本当に
ゴキブリが走り回る
情景が生まれていた。
ウィットの効いた
語りと歌詞。
村本守さんの
メリハリのある
ブルース演奏に、
会場は大いに
湧いた。
北村遊苑さんの
書道パフォーマンス。
「夢、という文字を
書こうとおもいます。
夢には、夜見る夢、
将来の夢、そして
もうひとつの意味は
-儚さ-です。」
と、過ぎ去る時への
切なさとオマージュを
表現しようとする、
ひたむきな姿勢が
心に残る。
山田のぶさんの
パーカッションと
峠裕樹さんの
舞踏との、絶妙な
コラボレーション。
峠さんは途中、
犬のぬいぐるみを
被って踊ったり、
この広い空間が
音と動きで
充たされた。
この籠に入った明かりの傍で、
BEBEさんのタブラ演奏が、
会場の雰囲気を盛り上げた。
今日のプログラムが終わり、
挨拶する出演者。
私の映像と山田のぶさんの演奏とのコラボレーションは、明日の予定。
残念ながら、明日は来ることができない。
リハーサル時の写真は送ってもらっていたが、実際どんな感じになるか、
映像の映写をしてもらい、会場に残っていた人たちと観る。
映像作品を作り始めた03年の作、「水の章」。
この頃はまだ、8mmテープのビデオカメラを使っていたので、
画質の粗さが目立つのではと、心配していたが、
会場の壁に大きく映写されると、意外に気にならず、かえってマチエールが面白いくらい。
会場のお手伝いをしていた、旧友で画家の野中さんの車で一緒に金沢に帰る前に、
“スペース滝”の周囲を少し散歩した。
港側から見た“滝”の建物。
港の周囲には、
被写体になるものが
いっぱい。
ハナダイコンに
囲まれた船。
この花叢の間を
スズメや
セグロセキレイが
飛び回っていた。
光る海。
波が高い一日だった。
「滝ポート・ブルース・フェスティバル」が開催された。
ギタリストの垣田堂さんを中心に、演奏あり、書道パフォーマンスあり、舞踏ありの
盛り沢山なアート・イベント。
“スペース滝”は、
美大の大先輩である中田さんが
羽咋市滝町に去年開設したアート・スペース。
現代美術の展覧会や、多彩なイベントが
これまでに開催されてきた。
今度の垣田堂さんのコンサートで、私の映像作品を上映したいと、中田さんから連絡を
いただいたのは3月の初め頃。
私は映像を貸し出すと言う形で、上映作品の選択や上映のし方は垣田さんに一任し、
経過を見守った。
最初はコンサートの合間に上映する予定だったが、
このイベントのプログラムを煮詰めていくうちに、映像はパーカッションとコラボすることになったという。
5月5日の昼、金沢駅から富来行きの急行バスに乗って滝町に向かう。
金沢駅周辺では、県立音楽堂をはじめとする
いろんな会場で、今年もラ・フォルジュルネが
行われていた。
今年のテーマはロシア音楽。
聞きたいプログラムが無かった訳ではないが、
時間がうまく合わない。
今年も諦める。
連休中だから、ラ・フォルに行きやすい人と、
私のように連休中だから、かえって行きにくい者もいる。
天気は上々。バスの高い座席から見る能登海浜道はなかなか楽しい。日差しも風も強い。
時々シギらしい群が砂浜から舞い上がるのが見えた。
1時間ほどで最寄りの一ノ宮停留所に着いた。
“スペース滝”に行くのはこれが初めてだが、ここから歩いて15分位のはず。
気多大社の看板を通り過ぎ、
大きなお寺の横に出た。
このまま行くと内陸の方に
入ってしまうような気がして、
道を曲がって海方向へ。
途中、鳥の囀りが沢山聞こえる
場所にさしかかった。
金鳥の古い看板を見つけた。
横の壁から落ちたのを、
雨樋に挟んであるらしい。
この辺の民家は外壁が
統一されていて、いい雰囲気。
海の際の広々とした場所に出る。あの建物の向こうが滝港だろう。
広場と道の向こうの木立の間を群で行き来している鳥。ムクドリか、それともコムクドリ?
遠目から一見、
廃屋に見えた建物は、
ちゃんと人が住んでいる気配。
しかも、角がこんな三角形に
なっていた。
滝港の様子。小さい漁港だが、海に開けた感じが爽快。
“スペース滝”は、港に面しているはずだけれど、裏からではどの建物か分からない。
入口を探すのに
車道に戻る。
元漁網作業所だったという
建物は、こんな横長。
きれいに改装されている。
中田さんのブログでは
見ていたが、想像以上に
明るくて広い。
垣田堂さんのギター・ソロ。
垣田さんの音楽には、
寄せては返す波のような
リズムがあって、
繊細で静かな、
たいそう美しい音色。
並々ならぬ技術の
裏付けが感じられる。
バッハの無伴奏チェロ組曲
第1番のプレリュードは、
さざ波に細かな光が
砕けるような明るさ。
「ゴキブリに捧げる」では、
1本のギターから、本当に
ゴキブリが走り回る
情景が生まれていた。
ウィットの効いた
語りと歌詞。
村本守さんの
メリハリのある
ブルース演奏に、
会場は大いに
湧いた。
北村遊苑さんの
書道パフォーマンス。
「夢、という文字を
書こうとおもいます。
夢には、夜見る夢、
将来の夢、そして
もうひとつの意味は
-儚さ-です。」
と、過ぎ去る時への
切なさとオマージュを
表現しようとする、
ひたむきな姿勢が
心に残る。
山田のぶさんの
パーカッションと
峠裕樹さんの
舞踏との、絶妙な
コラボレーション。
峠さんは途中、
犬のぬいぐるみを
被って踊ったり、
この広い空間が
音と動きで
充たされた。
この籠に入った明かりの傍で、
BEBEさんのタブラ演奏が、
会場の雰囲気を盛り上げた。
今日のプログラムが終わり、
挨拶する出演者。
私の映像と山田のぶさんの演奏とのコラボレーションは、明日の予定。
残念ながら、明日は来ることができない。
リハーサル時の写真は送ってもらっていたが、実際どんな感じになるか、
映像の映写をしてもらい、会場に残っていた人たちと観る。
映像作品を作り始めた03年の作、「水の章」。
この頃はまだ、8mmテープのビデオカメラを使っていたので、
画質の粗さが目立つのではと、心配していたが、
会場の壁に大きく映写されると、意外に気にならず、かえってマチエールが面白いくらい。
会場のお手伝いをしていた、旧友で画家の野中さんの車で一緒に金沢に帰る前に、
“スペース滝”の周囲を少し散歩した。
港側から見た“滝”の建物。
港の周囲には、
被写体になるものが
いっぱい。
ハナダイコンに
囲まれた船。
この花叢の間を
スズメや
セグロセキレイが
飛び回っていた。
光る海。
波が高い一日だった。
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金沢市在住の美術家
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