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Posted by Ru Na - 2012.05.02,Wed
    したたりやまぬ日のひかり
    うつうつ回る水ぐるま
    あおぞらに越後の山も見ゆるぞ
    寂しいぞ

    一日もの言わず野にい出て歩めば
    菜種の花はだんだんに波をつくりて
    今ははや、しんに寂しいぞ

この室生犀星の詩、「寂しい春」を、そこに立つとどうしても思い起こされる菜の花畑の風景が、
私の知っているかぎり、新潟市には二箇所ある。


そのうちの一つ、福島潟を訪ねた。
今年は天候のせいで、花の時期がどこでも大幅にずれている。
はたして菜の花畑が見られるかしら、と行ってみたら、
清々しい黄色の帯が広がっていた。

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汗ばむくらいの陽気、連休初日は大勢の行楽客で賑わっていた。

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潟のヨシを
刈り取って
干してある日陰で
くつろぐ人々。












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 古民家を
 移築したもの。
 休憩所に
 使われている。













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 向うに見える建物は、
 「水の駅
 ビュー福島潟」
 
 内部には
 オオヒシクイの
 越冬地として
 知られる福島潟の
 自然や文化を
 紹介した展示があり、
 今回は
 登らなかったが、
 展望台からの
 眺めは素晴らしい。






菜の花畑の中の散歩道に入り込むと、黄色い花に埋もれてしまいそう。
これはむしろ犀星よりも山村暮鳥の詩の世界。

      いちめんのなのはな
      いちめんのなのはな
      いちめんのなのはな
      ・・・・・・・

resize4909.jpg

resize4928.jpg

ここではよくヒバリに会える。
こんなに人が大勢でも出てきてくれるかなと、囀りをたよりにさがしてみると、
菜の花畑のはずれの杭に1羽とまっていた。

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金沢市在住の美術家
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