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Posted by Ru Na - 2012.04.22,Sun
今日、市民芸術村で野鳥の会石川の総会があった。
色んな活動報告などの後、蜂を食べる希少種のタカ、ハチクマの研究者による
記念講演会が行われた。

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 講師の久野公啓さん。
 長野を本拠地に、竜飛崎で渡りを観察したり、
 時々河北潟でも鳥見をされているらしい。
 森の妖精のような雰囲気の方。





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ハチクマは土の中などのスズメバチの巣を壊して中の幼虫を食べる、クマタカによく似た鳥。
同じ種でも顔つきも羽の色も変化に富んでいる。
♂は赤い目の可愛らしい顔をしていて、♀は黄色い目で精悍な表情。

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 左がハチクマ。








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 ハチクマは
 毎年違う相手と
 営巣する。
 ある♀・saYOの 
 つがい関係を
 年表にしたもの。





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  SAYOさんが
 ペアを組んだ
 ♂たちは
 みんな似ていて
 どうもこのタイプが
 SAYOさんの
 好みらしい。







ハチクマは日本とマレーシアを行き来しているが、
渡りのルートは、行きと帰りが違っている。気流の関係ではと考えられているらしい。

resize4735.jpgresize4736.jpg









「蜂の巣見っけーー。」

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タカの仲間とはいえ、仕草も表情もなかなか可愛らしい。
何故、蜂に刺されないで巣を食べることができるのか、まだはっきり分かっていないらしいが、
巣を掘り出す前、脚で周囲の土をトントンと叩いて、蜂をおとなしくさせているようだ。

resize4839.jpg ハチクマが掘り返した後の
 スズメバチの巣に近づいて、
 蜂に刺されて大暴れしている
 熊の映像に、みんな大笑い。

 一度スタコラと逃げ出した熊、
 めげずに再び戻って来て
 蜂の巣をみんな平らげてしまった。

 翌日ご機嫌な様子で
 やって来たハチクマ君。
 お目当ての巣が見つからず、
 「ないよー、ないよー。」と
 あせって探し回っていた。



ハチクマも蜂に刺されることがあるという。
下は、ハチクマにたかっている蜜蜂をスタッフが必死で払っているところ。

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刺されればハチクマだって赤く腫れるらしいが、人間と違って数十分で治ってしまうのだそうだ。

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 謎だらけの鳥、ハチクマ。
 研究グループの人たちは
 ハチクマが可愛くって
 しようがないらしい。
 言葉の端々に
 その愛情が感じられた。









講演会から次の会食が始まるまでの間、スズメやコゲラの鳴き声がするので、
市民芸術村の広い敷地内にある木立の方へ足を運んだ。

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桜はほとんど散って、
ボケの花が小雨に濡れて
色鮮やか。







微かな鳴き声と共に
黄色い小鳥が
木々の間を行き来している。
これはもしかして・・・。


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私が今まで、なかなかアップで見られなかったキビタキ!

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傘を地面に置いて、雨のかからない木の下で待っていたら、近くに来てくれた

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カメラを構えたらサッと遠ざかり、カメラを降すとまた近づいてくる。
まるで、かくれんぼか鬼ごっこで遊んでくれているみたい。

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キビタキともう少し遊んでいたかったけれど、もう時間。 また会えたらいいね。

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 レンガ亭で、
 久野さんを囲んでの会食。
 興味深い話を
 沢山聞く事ができた。














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Ru Na
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金沢市在住の美術家
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