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Posted by Ru Na - 2011.12.08,Thu
日本野鳥の会から大きな封書が届き、中には待っていた会員証が入っていた。
ようやくこれで私も野鳥の会の正式会員(支部会員)となった。

resize3441.jpg

 会誌「野鳥」の他
 楽しいパンフが
 いっぱい同封
 されていた。













resize3442.jpg


これが今年の会員証。










09年の冬、仏語の師匠に誘われて初めて参加した大桑の探鳥会。
朝、教えられた集合場所で、双眼鏡や三脚に乗せたフィールドスコープを
持った一団に、初めてなのにすんなりと入り込んでしまった。
シジュウカラの群れに混じっているエナガや、ツグミとムクドリの歩き方の違いなど
教えてもらったり、フィールドスコープでツグミのアップを見せてもらった。

ツグミといえば、泉鏡花の「眉隠しの霊」に出てきて食べられてしまう可哀そうな鳥。
「私らの子供の頃は、ツグミを食べさせる料理屋がありました。」と、
年配の男性が言うので、
「まあ、こんな丸い目の可愛い子を、どうして食べることが出来たのでしょう。」
「鳥の目はだいたい丸いです。」

コゲラもオナガも初めて。
オナガは「智恵子抄」のイメージで、海の近くにいる鳥だとばかり思っていた。
この辺ではありふれた鳥だけれど、関西以西にはあまりいないので、
西日本の人の憧れの的ということも聞いた。
大桑緑地はしょっ中通っていて、水鳥たちはよく眺めていたのだが、
木立にこんなに色んな種類の鳥がいるとは知らなかった。
そして、グループで鳥見をする探鳥会がこんなに楽しいとは。

               

それから、あまり忙しくない時期の、自転車で行けるような場所での探鳥会に
時々参加させてもらうようになり、鳥の名も少しづつ覚えはじめた。
「鳥を見だしたら、今まで見えなかったものが見えてきたのです。」
という会員Aさんの言葉に共感。
街を歩く時でも、つい上の方ばかり見ていてつまずきそうになるのだが、
繁華街のビルの屋上にとまるハクセキレイを発見したり、

夕方ねぐらに急ぐカラスたち、河北潟に帰るらしいサギたちの群れを見ていると、
自分も少しは鳥目線で地上を見る感覚が想像できるようになり、
以前にも増して鳥たちの生活圏が気になりだした。

              

探鳥会に出る度に顔なじみの方も増え、美大の同期生にも高校時代の恩師にも再会した。
新年会にもすっかり会員のような顔で出席させてもらっていたが、
1年の半分以上は、展覧会、体調など諸事情で活動に参加できないし、
まだあまり鳥に詳しくない私が会員になるなんておこがましいと思っていたが、
―保護に役立てて。― と、会費だけ払っている会員も多々いると聞いて、
会員申し込みをすることにしたのだった。











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