見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
Posted by Ru Na - 2011.11.04,Fri
11月3日は、今年の内川鎮守の森ギャラリーⅡの初日。
午後から雨という天気予報がはずれて、薄晴で少し暑すぎるくらいの一日になった。
昼からマウンテンバイクで、すすきや紫式部を眺めながら、坂を登り続けて会場へ。
長靴や脚立など預けてあるギャラリー花音の手前で、実行委員の一人に呼び止められた。
何でも私の作品がある竹林で、30匹位のスズメバチがひどく興奮して
飛び回っているという。
作品設置の時も、奥の方の地面にスズメバチの巣があるから気を付けてと、
竹林の持ち主さんに言われており、ハチの姿はほとんどなかったのだが、
気にはなっていた。
スペースの中程に緑色のテープを張って、これより奥には入らないようにという貼り紙を
しておきました、と実行委員のUさん。
ハチの興奮が収まったら何とかします、とおっしゃっていたけれど・・・・。
作品の現場に行くと、なるほど緑のテープがまるで作品の一部みたいに
張り巡らされてあった。
しかし、飛び回っているというスズメバチは見当たらない。
少し安心して、緑のテープが映らない角度を探しながら写真を撮っていると、
友人夫妻が作品を見に来てくれた。
久しぶりに会ったので、嬉しくて話し込んでいたら、偵察に来たらしいハチが一匹
やって来て、我々の周囲をぐるぐる回って、- こいつ等は蜂畜無害 - と判断したのか
そのままどこかに飛んで行った。
話しながら竹林の中を歩くと、草むらに潜むカエル達が跳んで逃げる。
毎年この場所ではオレンジ色のカエルを見かけるが、
トノサマガエルが周囲の環境に合わせて色を変えているのでは、と友人が言う。
しばらくすると、スズメバチの巣の反対側からハチが飛んで来て、
また我々の傍をぐるりと回って巣の方へ。先程の斥候蜂が帰ってきたらしい。
その後ハチを心配して見に来てくれた実行委員のTさんと話し合い、
緑のテープは地面に下ろし、道路から竹林への登り口に判りやすい看板を
置いてはどうか、ということになり、Tさんは看板を作りに公民館に引き返した。
さらに様子見に来た実行委員のKさんが、道から見てテープが見えなくなるように
するのを手伝って下さった。
Tさんに作っていただいた看板二枚を
登り口の目立つ所に置いた。
見に来る人が途切れた合間に、
写真を撮りに竹林の奥に入り、
テープのこちら側から
スズメバチの巣になっている
地面の穴をそっとのぞいたら、
ハチたちは忙しそうに
しきりに穴を出入りしている。
家族連れで見に来た、
やはり金沢の里山に住んでいるという
女性が言うには、
秋はスズメバチが子育てするので
とても気が立っているとのこと。
むやみに刺激しないのが一番。
遠足の子供たちがよく襲われるのは、
大勢の足音が地面を振動させるせいじゃないかしら、とも言っていた。
Uさんは夜にでも殺虫スプレーをかけてみます、とおっしゃっていたけれど、
あんなに一生懸命何かしているハチが何だかかわいそう。
スズメバチにはスズメバチの生活がある。
とはいえ、見に来た人が刺されでもしたら、これからの鎮守の森ギャラリーにも差し障りがある。
それに山羊たちにも危険であれば、いずれ退治されてしまうのかもしれない。
日が暮れてきたので山を降りる。
帰ってからスズメバチのことをネットで少し調べてみた。
普通、巣の駆除には専門業者を頼む方が良いとの事。
殺虫スプレーを使うには、よほど注意しないとかえって危険、とある。
実行委員のUさんが、暗くなってから巣に近づいて、刺されでもしていたら
どうしようと、とても心配になってきた。
つれあいが言うには、他の蜂は針がくさび状になっていて、一度何かを刺すと
針が抜けなくなって死んでしまうのだそうだ。
(何て可哀そう。夏の間私が庭に出る度、すり寄ってきて水撒きをおねだりする
アシナガバチもそんなかわいそうな運命を抱えていたなんて!)
しかしスズメバチは針が真直ぐで、何度でも刺せるのでより危険なのだという。
翌々日内川に行って、Uさんに何事もなかったのでホッとした。
結局巣の駆除はあきらめて、なるべく近寄らないようにしようということになった。
作品を見に来られた地元のご夫婦も、スズメバチはよっぽど近づいて驚かせなければ
平気ですよ、とおっしゃっていた。
幸い天気が雨もようになってきたこともあって、ハチが飛んでいる姿はほとんど見なくなった。
数年前は熊出没騒ぎ。今年はスズメバチ。
作品の設置後に台風が来たこともあるし、設置をしている時にあられにあったこともある。
これらのトラブルも、色んな生き物や天候に一喜一憂する里山での野外ワークならではである。
ギャラリー花音の前にいたカマキリ。
午後から雨という天気予報がはずれて、薄晴で少し暑すぎるくらいの一日になった。
昼からマウンテンバイクで、すすきや紫式部を眺めながら、坂を登り続けて会場へ。
長靴や脚立など預けてあるギャラリー花音の手前で、実行委員の一人に呼び止められた。
何でも私の作品がある竹林で、30匹位のスズメバチがひどく興奮して
飛び回っているという。
作品設置の時も、奥の方の地面にスズメバチの巣があるから気を付けてと、
竹林の持ち主さんに言われており、ハチの姿はほとんどなかったのだが、
気にはなっていた。
スペースの中程に緑色のテープを張って、これより奥には入らないようにという貼り紙を
しておきました、と実行委員のUさん。
ハチの興奮が収まったら何とかします、とおっしゃっていたけれど・・・・。
作品の現場に行くと、なるほど緑のテープがまるで作品の一部みたいに
張り巡らされてあった。
しかし、飛び回っているというスズメバチは見当たらない。
少し安心して、緑のテープが映らない角度を探しながら写真を撮っていると、
友人夫妻が作品を見に来てくれた。
久しぶりに会ったので、嬉しくて話し込んでいたら、偵察に来たらしいハチが一匹
やって来て、我々の周囲をぐるぐる回って、- こいつ等は蜂畜無害 - と判断したのか
そのままどこかに飛んで行った。
話しながら竹林の中を歩くと、草むらに潜むカエル達が跳んで逃げる。
毎年この場所ではオレンジ色のカエルを見かけるが、
トノサマガエルが周囲の環境に合わせて色を変えているのでは、と友人が言う。
しばらくすると、スズメバチの巣の反対側からハチが飛んで来て、
また我々の傍をぐるりと回って巣の方へ。先程の斥候蜂が帰ってきたらしい。
その後ハチを心配して見に来てくれた実行委員のTさんと話し合い、
緑のテープは地面に下ろし、道路から竹林への登り口に判りやすい看板を
置いてはどうか、ということになり、Tさんは看板を作りに公民館に引き返した。
さらに様子見に来た実行委員のKさんが、道から見てテープが見えなくなるように
するのを手伝って下さった。
Tさんに作っていただいた看板二枚を
登り口の目立つ所に置いた。
見に来る人が途切れた合間に、
写真を撮りに竹林の奥に入り、
テープのこちら側から
スズメバチの巣になっている
地面の穴をそっとのぞいたら、
ハチたちは忙しそうに
しきりに穴を出入りしている。
家族連れで見に来た、
やはり金沢の里山に住んでいるという
女性が言うには、
秋はスズメバチが子育てするので
とても気が立っているとのこと。
むやみに刺激しないのが一番。
遠足の子供たちがよく襲われるのは、
大勢の足音が地面を振動させるせいじゃないかしら、とも言っていた。
Uさんは夜にでも殺虫スプレーをかけてみます、とおっしゃっていたけれど、
あんなに一生懸命何かしているハチが何だかかわいそう。
スズメバチにはスズメバチの生活がある。
とはいえ、見に来た人が刺されでもしたら、これからの鎮守の森ギャラリーにも差し障りがある。
それに山羊たちにも危険であれば、いずれ退治されてしまうのかもしれない。
日が暮れてきたので山を降りる。
帰ってからスズメバチのことをネットで少し調べてみた。
普通、巣の駆除には専門業者を頼む方が良いとの事。
殺虫スプレーを使うには、よほど注意しないとかえって危険、とある。
実行委員のUさんが、暗くなってから巣に近づいて、刺されでもしていたら
どうしようと、とても心配になってきた。
つれあいが言うには、他の蜂は針がくさび状になっていて、一度何かを刺すと
針が抜けなくなって死んでしまうのだそうだ。
(何て可哀そう。夏の間私が庭に出る度、すり寄ってきて水撒きをおねだりする
アシナガバチもそんなかわいそうな運命を抱えていたなんて!)
しかしスズメバチは針が真直ぐで、何度でも刺せるのでより危険なのだという。
翌々日内川に行って、Uさんに何事もなかったのでホッとした。
結局巣の駆除はあきらめて、なるべく近寄らないようにしようということになった。
作品を見に来られた地元のご夫婦も、スズメバチはよっぽど近づいて驚かせなければ
平気ですよ、とおっしゃっていた。
幸い天気が雨もようになってきたこともあって、ハチが飛んでいる姿はほとんど見なくなった。
数年前は熊出没騒ぎ。今年はスズメバチ。
作品の設置後に台風が来たこともあるし、設置をしている時にあられにあったこともある。
これらのトラブルも、色んな生き物や天候に一喜一憂する里山での野外ワークならではである。
ギャラリー花音の前にいたカマキリ。
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