忍者ブログ
見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
[109] [108] [107] [106] [105] [104] [103] [102] [101] [100] [99
Posted by Ru Na - 2011.06.26,Sun
木魚と言えば、お寺でお坊さんがポクポクと叩く、中が空洞の木でできた丸いもの。
さる筋(?)からの情報によると、韓国のお寺には、本当に木でできた魚がいるという。

resize2854.jpg

仕事で韓国の慶州に行って来たつれあいが、こんな写真を撮ってきた。
慶州は新羅の王都だったところで、日本で云うと奈良のような感じの古い都らしい。
世界遺産だらけで、その世界遺産のお寺、仏国寺で見つけたという。
長さが大人の背丈ほどありそうな大きなものらしい。
どんな意味があるものなのか、韓国の他のお寺にもあるものなのか、
魚だから、何か水に関係していると想像できるけれど、
説明もなく、ガイドブックにも載っていないというので、不明。


resize2858.jpg

この絵葉書の写真は、新羅時代の離宮に造られた曲水の一部という。
まるでランドアートみたい。

resize2855.jpg

慶州銘菓、皇南パン。
パンといっても、
中身が黒あんの
おまんじゅう。
味は、日本のお菓子と
そう変わらない。










resize2856.jpg



 CDくらいの大きさの
 厚みが5cmほどある
 ずっしり重い箱。





 何だろうと
 開けてみると、




resize2857.jpg

中はメモ帳。といっても、一枚ずつ違った美術・工芸品の写真がプリントされていて、
まるで小さな画集のようで、こんな贅沢なメモ帳、もったいなくて使えない。
三つの箱はそれぞれ、朝鮮王朝絵画の一部、衣類の布や刺繍・アクセサリーなど
古い服飾工芸、女性の伝統的なパッチワークといった民芸品、のシリーズである。
数えてみたら、一箱には32通りの図版が1セットになっていて、それが10セット入っていた。

日本と似たところが多いように思われる韓国。
(仏留学時代、韓国人学生とはよく意気投合したものだった。)
近くて親しみを感じている国だけれど、私はまだ訪ねたことがない。
日本は昔から随分、文化面でも影響を受け、そして、“韓流”のおかげで、
韓国の文物が随分紹介されるようになったけれど、
まだまだ知らない美しいものが沢山ありそうな心惹かれる地である。

ヒヨドリもいっぱいいて、日本と同じように鳴いていたらしい。






この木魚に関して、後に教えてもらった事。
魚は眠っている時でも目を閉じないので、禅寺においては
常に目覚めていよと修行僧に呼びかける意味があるらしいと。
また、自分でも調べてみたら、
仏の世界を象徴する四物の一つでもあるようです。
四物とは、雲板、木魚、太鼓、鐘であるとのこと。
木魚は元々、魚の形をした平板で、僧を呼び集めるのに
打ち鳴らしたとの記述も見つけました。
PR
TrackBack URL
TrackBacks
ブログ内検索
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
HN:
Ru Na
性別:
女性
職業:
金沢市在住の美術家
訪問者
最新TB
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]