見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
Posted by Ru Na - 2011.06.16,Thu
金沢市を流れる二つの川のうち、女川とも呼ばれる浅野川で、
鮎が謎の大量死しているのが発見された、と報道された日の夕方、
男川と呼ばれるもう一つの川、家の近所の犀川を通った。
下流から上流まで
至るところで河川工事をし
木は切られ、中洲はことごとく
削られているが、
室生犀星碑の辺はまだ
中洲や潅木が残っている。
いつもは川面近くを
行き来している
セグロセキレイが、
桜の梢の高い所で
さかんに囀っていた。
姿は見えなかったけれど
オオヨシキリの声もした。
オオヨシキリは
6月いっぱいは鳴くとのこと。
ただ、例年のように
数は多くないし、
鳴き方も少ないようだ。
桜橋をくぐって
上流に向かうと
草や潅木が少なくなる。
それでも季節がら
草は生い茂っているが、
近頃ひとつがいしか
見かけないカルガモも
いなかった。
岸近くに鯉が一匹、
人が近づいても
元気なさそうに
ぼんやりしているだけ。
一体どうしたことか、なんだか様子がおかしいと思いながら土手に上がると、
川岸の3階建てのマンションの上にアオサギがとまっていた。
時々物憂げに辺りを見回して、すぐ羽に頭をつっ込んでしまう。
こんな所で寝てしまうつもりなの?こころなしか、その目にいつものような元気がない。
帰宅してから、犀川の河口で水質検査をしたら高濃度の汚染が見つかったらしいと、
家族が言うので調べてみたら、地元紙にこんな記事が。
犀川汚染、全国平均6倍超の化学物質 河口で検出、原因不明
金沢市の犀川河口の水から、国際条約で製造と使用が原則禁止された化学物質
「ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)」が高濃度で検出されていたことが、
13日までの環境省と石川県保健環境センターなどの調査で分かった。
全国平均の6倍超、日本海側では最高値だが、なぜ犀川が高いのかは不明。
PFOSは、健康に悪影響を与える可能性が指摘され、
専門家は「環境に長期間残留するため、継続的な監視が必要だ」としている。
<中略>
同時に調査したPFOSの類似物質「ペルフルオロオクタン酸(PFOA)」の濃度は、
犀川河口2万6千ピコグラムで堺市(3万1千ピコグラム)に次いで全国2番目、
平均値の16・25倍に達した。
上流に工場などない犀川で、この高濃度汚染は信じ難い。
日本海側は大陸からの大気汚染の直撃を受けているけれど、
それにしても全国2番目の汚染とは、一体全体何がどうなっているのか。
鯉や鳥たちの様子が何だかいつもと違うようだったのは、このせい?
夕陽に照らされたアオサギは、まるで終末を見ているような目をしていた。
今日鮎漁が解禁になって、浅野川を避けた釣り人達が犀川に殺到したというが、
皆この水質汚染をどう捉えているのだろうか。
鮎が謎の大量死しているのが発見された、と報道された日の夕方、
男川と呼ばれるもう一つの川、家の近所の犀川を通った。
下流から上流まで
至るところで河川工事をし
木は切られ、中洲はことごとく
削られているが、
室生犀星碑の辺はまだ
中洲や潅木が残っている。
いつもは川面近くを
行き来している
セグロセキレイが、
桜の梢の高い所で
さかんに囀っていた。
姿は見えなかったけれど
オオヨシキリの声もした。
オオヨシキリは
6月いっぱいは鳴くとのこと。
ただ、例年のように
数は多くないし、
鳴き方も少ないようだ。
桜橋をくぐって
上流に向かうと
草や潅木が少なくなる。
それでも季節がら
草は生い茂っているが、
近頃ひとつがいしか
見かけないカルガモも
いなかった。
岸近くに鯉が一匹、
人が近づいても
元気なさそうに
ぼんやりしているだけ。
一体どうしたことか、なんだか様子がおかしいと思いながら土手に上がると、
川岸の3階建てのマンションの上にアオサギがとまっていた。
時々物憂げに辺りを見回して、すぐ羽に頭をつっ込んでしまう。
こんな所で寝てしまうつもりなの?こころなしか、その目にいつものような元気がない。
帰宅してから、犀川の河口で水質検査をしたら高濃度の汚染が見つかったらしいと、
家族が言うので調べてみたら、地元紙にこんな記事が。
犀川汚染、全国平均6倍超の化学物質 河口で検出、原因不明
「ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)」が高濃度で検出されていたことが、
13日までの環境省と石川県保健環境センターなどの調査で分かった。
全国平均の6倍超、日本海側では最高値だが、なぜ犀川が高いのかは不明。
PFOSは、健康に悪影響を与える可能性が指摘され、
専門家は「環境に長期間残留するため、継続的な監視が必要だ」としている。
<中略>
同時に調査したPFOSの類似物質「ペルフルオロオクタン酸(PFOA)」の濃度は、
犀川河口2万6千ピコグラムで堺市(3万1千ピコグラム)に次いで全国2番目、
平均値の16・25倍に達した。
上流に工場などない犀川で、この高濃度汚染は信じ難い。
日本海側は大陸からの大気汚染の直撃を受けているけれど、
それにしても全国2番目の汚染とは、一体全体何がどうなっているのか。
鯉や鳥たちの様子が何だかいつもと違うようだったのは、このせい?
夕陽に照らされたアオサギは、まるで終末を見ているような目をしていた。
今日鮎漁が解禁になって、浅野川を避けた釣り人達が犀川に殺到したというが、
皆この水質汚染をどう捉えているのだろうか。
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金沢市在住の美術家
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