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Posted by - 2025.04.03,Thu
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Posted by Ru Na - 2010.10.31,Sun
11月4日から始まる、内川鎮守の森ギャラリーⅡのための作品を、
昨日と今日、2日がかりで竹林で設置した。

昨日の午後、設置予定の竹林に着くと、
何と、高圧電線の柵で囲まれていて、ヤギたちがのんびり草を食んでいる!
予め私の作業日程の予定は、主催者側に言っていたのだけれど、
竹林の地主さんにうまく伝わっていなかったよう。
近くの地主さんの家に行ってみたけれど、不在。
何とか実行委員の一人をつかまえて、地主の息子さんにケータイで連絡を
とっていただいた。
地主さんたちは、今日はすぐヤギの移動ができるほど近くには居ず、
すぐに戻ることも出来ないというので、
電源の切り方を電話で教わって、ようやく作業にかかることができた。 
 ・・・・・・・・が、・・・・・・・・・・・
たちまち好奇心旺盛な7匹のヤギたちに囲まれ、
脚立の移動もままならず、材料を入れたナイロン袋はかじられるし、
いつものように、地面にシートを敷いて、作品を広げることもできず、
道端に停めた車から、1点ずつ作品をいちいち柵を跨いで竹林の斜面に持って行くので、
はかどらない事この上もない。
そんな人の苦労をどこ吹く風と、仮設置した作品のすぐ傍で、
雄ヤギたちが喧嘩をはじめたり走り回ったりするので、ほとほと困ってしまった。


そのうちこの侵入者に飽きてきたものは、あちらに行ってしまったが、
1匹の雌ヤギがいつまでも遊んでほしげに、くっついている。
熊よけの携帯ラジオを鳴らしたら、なんでこんな不快な音を鳴らすのと、やっと離れて、
少し離れた場所に座りながら、悲しそうな目をして、いつまでもこちらを見ていた。
かまってあげられなくて、ごめんね。
そして、日没までの時間との闘いで、あせっていたものだから、
かれらを撮影するということも思いつかず、
こんな滅多にない面白い状況の写真をなぜ撮らなかったのかと、
帰ってから、地団駄を踏んだのだった。

resize1350.jpg

    同じ地主さんの田んぼで、雑草取りにいそしむ合鴨たち

resize1349.jpg

             準備中の作品

resize1351.jpg

  作品のタイトルは、「鳥魚の陣」。
  まず、遠くから見通せる高台に、大旗を取り付けた。


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Posted by Ru Na - 2010.09.06,Mon
昨日、金沢21世紀美術館が、作品が一切ない状態で無料開放された。
建物の設計者がブリツカー賞を受賞した記念に、建築そのものを
鑑賞してほしいという趣向らしい。
OEK-オーケストラ・アンサンブル金沢が、何もない空間で演奏するというので、
夕方やっと手が空いたとき、せめて5分でも、と駆け足で行って来た。

1c14aeef.jpeg

着いたのは閉館10分前。
もう演奏は終わっているかもしれない、と思いつつ入ってみると、
まだ沢山の人が行き来し、最初に入った小さな部屋では
OEKのヴァイオリニスト江原さん達のバッハインヴェンションとモーツァルトを
聴くことができた!

まだ多くの人が帰ろうともせずうろうろし、他の部屋からも音楽が聞こえる。
いくつかの部屋では、演奏が終わった後の楽器や椅子だけがガランとした空間に
残っていたりして、初めてこの美術館の空間を美しいと感じた。

resize1301.jpg
















中庭では、指揮者井上道義氏がキーボードを使っての作曲に余念がなく、
スタッフに、「マエストロ、もうお時間です。」と声をかけられ、
やっと立ち上がったので、閉館となった。
resize1302.jpg

この美術館ができてから6年になるが、いつ行っても落ち着かず、
ゆっくり展覧会を鑑賞したという気分には、なかなかなれない。
特に、夏は最悪で、日比野克彦のプロジェクトで、外壁のガラスが
すべて朝顔で覆われた時だけ、息がつけた。
また、みぞれの降る日などはこの建物も悪くないと思えるが、
同じ現代建築でも、大阪の天保山サントリーミュージアムのように、
ゆったりくつろげるスペースが、どこにもない。
そのせいか、美術関係者以外の私の周囲の人からは、
もう二度と行きたくない、なぜもっと木を植えないのかしら、という声をよく聞く。
建築が新しすぎてついていけない、というより、陰影のない空間に対する拒絶反応のよう。
建築を外部から造型作品のように捉える見方と、その建築が生活圏にある住民の感覚との
ギャップを感じてしまう。

どんな生き物も、ちょっとした隠れ場所になるような空間を必要とする。
古い家には大抵そのような隅っこがあって、それが子供の頃は
なにか得体の知れない怖い所だったり、安心できる場所になったりする。
現代建築でも、何かそのような感覚を含んでいるものは、
長く居ても心地よい。

私が通った幼稚園は、近年、ヴォーリズの手になるものと判明し、
6月にヴォーリズの研究者による講演会があった。
100年前の建設当時、日本ではたいへん新しい建築であった訳だが、
ヴォーリズはシンプルだけれど合理的で、あくまで居心地の良い空間に
こだわった人なので、どんな子供でも必ずこの建物の中に、
自分の居場所を見つけられるようにできている、と聞くと、
子供の頃、この幼稚園が大好きだったことを思い出し、
いろいろと納得したのだった。

美術館を出て振り返ると、建物の屋根に小鳥が二羽。
後で図鑑で調べると、どうもコジュリンのよう。
早速、野鳥の会の友人に問い合わせたところ、
ハクセキレイでは、という返事だった。
二羽ともとても丸い体型をしていたので、あのスリムなセキレイとは
思わなかったけれど、言われてみれば、ちょこちょことした歩き方には
見覚えがあった。
虫の食べすぎで、メタボになってしまったのかしら。

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金沢市在住の美術家
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