見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
Posted by Ru Na - 2011.01.12,Wed
Posted by Ru Na - 2010.12.27,Mon
雪の降り始めの景色はそう悪くない。
どんより雲って灰色の街に、さっと刷毛ではいたような白が加わるのは
なかなか風情がある。
風景がすっぽりと真綿に包まれるようになるのも悪くない。
埃にまみれた街が浄化されたように見える。
ただしそれは、雪をのんびり鑑賞できる余裕があってのこと。
おとついから降りだした雪がしだいに本降りになって、
この冬は予行練習なしにいきなり大雪になった。
庭の池の金魚たちを、寒さと雪から守るため、角材を何本も渡した上に透明な波板を乗せて、
さらにその上の一部に、光を透すビニールシートを被せてあるが、
昼間雪が積もれば、池が暗くなってかわいそうなので、
しょっちゅう雪払いをするし、
古い家を建て直して以来、大屋根の雪が池を直撃するので、油断ができない。
10cmの積雪だと、池の上はその倍以上。
角材と波板が雪の重みに耐えられなくなる前に、夜でも雪かきが必要になる。
だから私の冬は、夏同様とても忙しい。
雪の降り始める数日前から、庭にヒヨドリのつがいが来るようになった。
山茶花の枝の上下に刺したりんごやみかんをつついている。
まだ警戒心が強くて、すぐ逃げてしまうが。
そして今日、ついにメジロがみかんにしがみついているところを
窓越しに目撃した。
メジたち、これから毎日来てくれるかな。
Posted by Ru Na - 2010.12.22,Wed
Posted by Ru Na - 2010.12.19,Sun
日本野鳥の会会員の友人に誘われて、加賀市片野の鴨池に行った。
この時期、北陸でこんなにすっきりと晴れ上がる日は少なく、貴重な一日。
車窓から、雪を頂いた白山がきれいに見えた。
片野の鴨池観察館についた頃には、もう夕暮れ。
長い竹ざおの束を横抱えにしたおじさんたちが、何人も道を歩いて行く。
聞くと、飛んでいる鴨を宙に投げ上げた網で捕らえる伝統の「坂網猟」の人達だという。
この伝統の技を守りながら、潟周辺の環境保全に努めているらしい。
こんな沢山のマガンが一堂に会しているのを見るのは初めて。その賑やかなこと。
(ガラス張りの観察館の中には、外のマイクでひろった音声がライヴで流されている。)
しだいに暗くなるので、
鳥たちの色がよく見えないが、
マガンのお尻の白さが目立つ。
遠くには、ダイサギの姿。
カワウも混じっているらしい。
観察館のスタッフに
教えられて、
-サンカノゴイ-という
ゴイサギを茶色くしたような
鳥が岸辺にいるのを見た。
館の双眼鏡で覗くと、
じっとしている後姿から
首が少し伸びてきて、
そのうち踊るような動作をして
いなくなった。
遠くて暗くて、
肉眼で見つけるのは難しい。
一日の仕事を終えたコハクチョウが二羽戻ってきたが、
すでに写真を撮るには暗すぎる。
交代でこれから近くの田んぼに出かける鳥たちが、時々群れを成して飛んで行く。
スタッフが、「今、○○が飛び立ちました。右の方です。」などとアナウンスするので、
それにつられて空を見ると、密集した黒い点のような群れのシルエットが
ざあっと過ぎて行く。
かすみがかかったように見える群れは、トモエガモだという。
暗くて見えなかったのだが、実はマガンの後方にはトモエガモが沢山いたのだった。
この時期、北陸でこんなにすっきりと晴れ上がる日は少なく、貴重な一日。
車窓から、雪を頂いた白山がきれいに見えた。
片野の鴨池観察館についた頃には、もう夕暮れ。
長い竹ざおの束を横抱えにしたおじさんたちが、何人も道を歩いて行く。
聞くと、飛んでいる鴨を宙に投げ上げた網で捕らえる伝統の「坂網猟」の人達だという。
この伝統の技を守りながら、潟周辺の環境保全に努めているらしい。
こんな沢山のマガンが一堂に会しているのを見るのは初めて。その賑やかなこと。
(ガラス張りの観察館の中には、外のマイクでひろった音声がライヴで流されている。)
しだいに暗くなるので、
鳥たちの色がよく見えないが、
マガンのお尻の白さが目立つ。
遠くには、ダイサギの姿。
カワウも混じっているらしい。
観察館のスタッフに
教えられて、
-サンカノゴイ-という
ゴイサギを茶色くしたような
鳥が岸辺にいるのを見た。
館の双眼鏡で覗くと、
じっとしている後姿から
首が少し伸びてきて、
そのうち踊るような動作をして
いなくなった。
遠くて暗くて、
肉眼で見つけるのは難しい。
一日の仕事を終えたコハクチョウが二羽戻ってきたが、
すでに写真を撮るには暗すぎる。
交代でこれから近くの田んぼに出かける鳥たちが、時々群れを成して飛んで行く。
スタッフが、「今、○○が飛び立ちました。右の方です。」などとアナウンスするので、
それにつられて空を見ると、密集した黒い点のような群れのシルエットが
ざあっと過ぎて行く。
かすみがかかったように見える群れは、トモエガモだという。
暗くて見えなかったのだが、実はマガンの後方にはトモエガモが沢山いたのだった。
Posted by Ru Na - 2010.12.14,Tue
季候と気温が目まぐるしく変わるこの頃、
どうやら金沢も、いよいよ雪の季節に突入しそう。
比較的暖かな日が多くて、まだ秋の気分なのだけれど。
庭の山茶花の老木は、
いつの間にかしたの方の
一枝に白い花も咲かせるようになった。
中心の枝は、もう何年も前から枯れている。
もうじきこの木の一枝に
ミカンやリンゴを刺して
小鳥たちの冬のレストランを開店する。
強風にも耐えていたプチトマトの季節は
もうお終い。鉢を片付けた。
最後に収穫したまだ青い実は、
かごに入れて置いておくと
そのうち赤くなる。
まばらな南天の実。一体いつ誰がついばんでいるのか。
室内に射す陽光が、
ありがたく感じられる季節。
夏にはあんなに忌わしく思えた
太陽なのに。
雪降る前の、今年最後の池の水換えも無事終えた。
どうやら金沢も、いよいよ雪の季節に突入しそう。
比較的暖かな日が多くて、まだ秋の気分なのだけれど。
庭の山茶花の老木は、
いつの間にかしたの方の
一枝に白い花も咲かせるようになった。
中心の枝は、もう何年も前から枯れている。
もうじきこの木の一枝に
ミカンやリンゴを刺して
小鳥たちの冬のレストランを開店する。
強風にも耐えていたプチトマトの季節は
もうお終い。鉢を片付けた。
最後に収穫したまだ青い実は、
かごに入れて置いておくと
そのうち赤くなる。
まばらな南天の実。一体いつ誰がついばんでいるのか。
室内に射す陽光が、
ありがたく感じられる季節。
夏にはあんなに忌わしく思えた
太陽なのに。
雪降る前の、今年最後の池の水換えも無事終えた。
Posted by Ru Na - 2010.11.24,Wed
Posted by Ru Na - 2010.11.22,Mon
Posted by Ru Na - 2010.11.21,Sun
Posted by Ru Na - 2010.11.16,Tue
昨日のこと、ヒヨドリたちが相変わらずさわいでいるので、
また、柿の実三昧をしているのかな、と二階の窓から外を見ると、
なんだかずいぶん大勢の鳥たちが空を行き来している。
おや、こちらのアンテナに停まっているのはムクドリ。
少し離れた電線に群れているのもムクかしら。
3軒隣の例の柿の木をカメラのズームで覗いてみると、
お食事中の鳥が二羽。
ヒヨではなさそう、ムクかしら。
よくよく見ると、ムクドリでもなく、ツグミのつがいだった。
いつの間にか、柿の木の背後のアンテナには、鳥たちがこんなに群れていた。
この群れも、皆ツグミのよう。食べる順番待ちをしているのかしら。
ヒヨは、と見ると、あちこち飛び廻り、
時々柿の木の近くに停まったり、
そのうちツグミと交代して
柿の実をちょっと食べ、またツグミと交代。
そういうことが何度か繰り返された。
ケンカしたり威嚇し合うような様子もなく、
みんな仲良く、順に秋の恵みを
堪能しているようだった。
今日の夕方、用事で外出した時、近所に住む野鳥の会のKさんにばったり出会った。
川辺をぐるっと回って、今日は18種の鳥を見たそうだ。
いよいよ、この川にもいろんな鳥たちが戻ってきて、楽しい季節が始まっている。
夕刻の川の紅葉
また、柿の実三昧をしているのかな、と二階の窓から外を見ると、
なんだかずいぶん大勢の鳥たちが空を行き来している。
おや、こちらのアンテナに停まっているのはムクドリ。
少し離れた電線に群れているのもムクかしら。
3軒隣の例の柿の木をカメラのズームで覗いてみると、
お食事中の鳥が二羽。
ヒヨではなさそう、ムクかしら。
よくよく見ると、ムクドリでもなく、ツグミのつがいだった。
いつの間にか、柿の木の背後のアンテナには、鳥たちがこんなに群れていた。
この群れも、皆ツグミのよう。食べる順番待ちをしているのかしら。
ヒヨは、と見ると、あちこち飛び廻り、
時々柿の木の近くに停まったり、
そのうちツグミと交代して
柿の実をちょっと食べ、またツグミと交代。
そういうことが何度か繰り返された。
ケンカしたり威嚇し合うような様子もなく、
みんな仲良く、順に秋の恵みを
堪能しているようだった。
今日の夕方、用事で外出した時、近所に住む野鳥の会のKさんにばったり出会った。
川辺をぐるっと回って、今日は18種の鳥を見たそうだ。
いよいよ、この川にもいろんな鳥たちが戻ってきて、楽しい季節が始まっている。
夕刻の川の紅葉
Posted by Ru Na - 2010.11.14,Sun
Posted by Ru Na - 2010.11.13,Sat
ここ数日、ヒヨドリがやたら騒いで、6.7羽の群れで、
うちの庭をかすめて行ったり来たりしていると思ったら、
3軒隣の柿の実をちょっとつついては、どこかに行き、
また戻っては食べ続ける、という柿の実ハシゴをしている様子。
近所では方々に柿の木がある。
お隣の木には、まだ沢山実が残っているが、まだ来ていない。
そこは賢いヒヨドリのこと、めいっぱい熟して柔らかくなった処から
順に食しているのだろう。
たいてい一羽がアンテナに停まって、「ピーヒュルリ」と
仲間に合図している。
この、「ピーヒュルリ」には、
いろんなイントネーションがあって、
自宅周辺ではよく聞かれるが、
もしかしたら、ヒヨの方言なのかも
しれない。
NHKのドラマでは、やたらヒヨドリの
鳴き声を使っているが、
「ピーヒュルリ」は、聞いたことがない。
また、ネットでヒヨの鳴き声を検索しても、
いまだこのような鳴き声には
いきあたらない。
いずれにしても、鳥たちにはおいしい食べ物がいっぱいの、すてきな季節。
我が家の小さな柿の木は、去年剪定しすぎて、
葉がちゃんと芽吹くかどうか心配なくらいだったので、
今年は実を付けなかったけれど、
来年はヒヨたちに甘い実を提供できるかしら。
光に透かすとステンドグラスのような
紅葉し始めの柿の葉。
山茶花の花も開き始め、いよいよ冬が近づいているのを感じる。
うちの庭をかすめて行ったり来たりしていると思ったら、
3軒隣の柿の実をちょっとつついては、どこかに行き、
また戻っては食べ続ける、という柿の実ハシゴをしている様子。
近所では方々に柿の木がある。
お隣の木には、まだ沢山実が残っているが、まだ来ていない。
そこは賢いヒヨドリのこと、めいっぱい熟して柔らかくなった処から
順に食しているのだろう。
たいてい一羽がアンテナに停まって、「ピーヒュルリ」と
仲間に合図している。
この、「ピーヒュルリ」には、
いろんなイントネーションがあって、
自宅周辺ではよく聞かれるが、
もしかしたら、ヒヨの方言なのかも
しれない。
NHKのドラマでは、やたらヒヨドリの
鳴き声を使っているが、
「ピーヒュルリ」は、聞いたことがない。
また、ネットでヒヨの鳴き声を検索しても、
いまだこのような鳴き声には
いきあたらない。
いずれにしても、鳥たちにはおいしい食べ物がいっぱいの、すてきな季節。
我が家の小さな柿の木は、去年剪定しすぎて、
葉がちゃんと芽吹くかどうか心配なくらいだったので、
今年は実を付けなかったけれど、
来年はヒヨたちに甘い実を提供できるかしら。
光に透かすとステンドグラスのような
紅葉し始めの柿の葉。
山茶花の花も開き始め、いよいよ冬が近づいているのを感じる。
Posted by Ru Na - 2010.10.12,Tue
Posted by Ru Na - 2010.10.01,Fri
暗くなってから庭に出ると、金木犀がふっと香った。
昼間は気が付かなかったものの、懐中電灯で照らしてみると、
いつの間にか葉の根元に細かな花が付いている。
十月の初日、今年も恒例どおりに香りを放った。
金沢の旧市街の秋は、それぞれの地区の神社の秋祭りが、
3日づつ順に巡って来る。
一番早いのは、確か美大の坂下の椿原神社。
市内を一巡して、野町のお神明さんで終わる。
私の地区は、市役所の近くの石浦神社で、10月1日から3日に
境内に屋台が並ぶ。
子供の頃は少しのおこづかいをもらって、屋台で駄菓子屋にあるような
いろんなおもちゃを買うのが楽しみだった。
いつの頃からか、屋台の数はめっきり少なくなって、
今はどのくらいの店が出ているものか知らない。
神社に参らなくても、各家庭はお祭り用の料理を準備する。
シメサバの押し寿司やおたふく豆、それから、
「べろべろ」と呼ばれる、卵のちらしが入った甘い寒天料理など。
この楽しい行事の初日10月1日に、不思議と決まって金木犀が
香り出すのである。
どんな夏の天候の年でも、日がずれたのは記憶にある限り去年だけである。
今年もこの異常気象で、今日なんかも暑く、週末はさらに高温になるというから、
まったく期待していなかったのに、律儀に咲いてくれた。
この夏の異状は植物に顕著で、気温が下がってきたら、
普通の夏を今から取り戻そうとするが如く、
フウセンカズラは花をもう一度付け、現在緑の実を沢山付けている。
いつもは鈴なりのプチトマトも、今夏は少ししか実らなかったのが、
また盛んに花を咲かせている。
みの虫に食べられてぼろぼろになって半枯れの葉の下から、
ぶどうは、また新しい爽やかな葉と蔓を伸ばしている。
そんな中で、金木犀の木が正確に暦を刻んでいるのが、なんともいじらしい。
そして、今宵は恒例の太鼓行列に参加する子供たちが、
各町会の太鼓を載せた小さな山車を引っ張って太鼓を叩きながら歩く、
にぎやかな歓声が通り過ぎるのが幾度も聞かれた。
昼間は気が付かなかったものの、懐中電灯で照らしてみると、
いつの間にか葉の根元に細かな花が付いている。
十月の初日、今年も恒例どおりに香りを放った。
金沢の旧市街の秋は、それぞれの地区の神社の秋祭りが、
3日づつ順に巡って来る。
一番早いのは、確か美大の坂下の椿原神社。
市内を一巡して、野町のお神明さんで終わる。
私の地区は、市役所の近くの石浦神社で、10月1日から3日に
境内に屋台が並ぶ。
子供の頃は少しのおこづかいをもらって、屋台で駄菓子屋にあるような
いろんなおもちゃを買うのが楽しみだった。
いつの頃からか、屋台の数はめっきり少なくなって、
今はどのくらいの店が出ているものか知らない。
神社に参らなくても、各家庭はお祭り用の料理を準備する。
シメサバの押し寿司やおたふく豆、それから、
「べろべろ」と呼ばれる、卵のちらしが入った甘い寒天料理など。
この楽しい行事の初日10月1日に、不思議と決まって金木犀が
香り出すのである。
どんな夏の天候の年でも、日がずれたのは記憶にある限り去年だけである。
今年もこの異常気象で、今日なんかも暑く、週末はさらに高温になるというから、
まったく期待していなかったのに、律儀に咲いてくれた。
この夏の異状は植物に顕著で、気温が下がってきたら、
普通の夏を今から取り戻そうとするが如く、
フウセンカズラは花をもう一度付け、現在緑の実を沢山付けている。
いつもは鈴なりのプチトマトも、今夏は少ししか実らなかったのが、
また盛んに花を咲かせている。
みの虫に食べられてぼろぼろになって半枯れの葉の下から、
ぶどうは、また新しい爽やかな葉と蔓を伸ばしている。
そんな中で、金木犀の木が正確に暦を刻んでいるのが、なんともいじらしい。
そして、今宵は恒例の太鼓行列に参加する子供たちが、
各町会の太鼓を載せた小さな山車を引っ張って太鼓を叩きながら歩く、
にぎやかな歓声が通り過ぎるのが幾度も聞かれた。
Posted by Ru Na - 2010.09.20,Mon
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金沢市在住の美術家
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