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見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
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Posted by Ru Na - 2012.02.28,Tue
先日用事で出かけた帰り、信号待ちをしていると賑やかな囀り。ふと見上げると、

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街路樹に
雀の群れが
まるで
木の実のように
鈴なりに
なっていた。

寒さに羽を膨らませ
ふくら雀とは
まさしくこのこと。








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河川工事で茶色に濁った川の水。大橋の近くでバンが1羽。
河岸にへばりつくように僅かに残った枯れ草に潜り込もうとしていた。

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工事で中洲が
ひとつ削られる度に、
昨日はそこ、今日はここと
居場所を探して、
あちらこちら移動している
可哀想な若鳥。
早く安心して居られる
処が見つかりますように。










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 やっと雪が消えた
 屋根の上に、
 また雪が降りしきる
 2日前。








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アンテナの上に
仲良く並んで
いるのは
だあれ?














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1羽がもう1羽の首の辺りを優しく羽づくろい。
仲睦まじいハシボソガラスのカップル。

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雪が舞う寒空の下、そこだけ一足早い春の気配がした。







 
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Posted by Ru Na - 2012.02.16,Thu
久しぶりに青空がのぞいた。
新しいカメラを試しに、夕方の用事までの少しの時間、川原へ行ってみた。

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雪は少し融けて、まだ長靴が埋まるくらいの所もあるが、歩き易くはなった。
またホシハジロがキンクロハジロの群に混じっていた。

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上流と下流ではシャベルカーが何台も中洲を削っているが、
今日のこの辺の水は、わりと澄んでいて穏やか。
残された貴重な草地に近づくと、タシギが慌てて飛び立った。
驚かせてごめんね。

コガモたちとバンが一緒にいた。
このところもう少し下流にいたバンの、居場所だった中洲がいよいよ無くなってしまったので、
またここまで移動してきたのかしら。

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雪の上に差すヨシの影の線が、融けて丸くなったカモたちの足跡と共に模様を描いている。

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カイツブリと交互に潜っているのは・・・と、双眼鏡を覗くと、
ホオジロガモの♂だった!

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ここには年末年始にかけて、ホオジロガモの♀が3羽来ていた。
そのうち1羽はどうも♂のエクリプス(カモ類の♂が繁殖期を過ぎた後、一時的に雌のような
羽色になったもの)のようだったが、その子が換羽したのかしら。
ホオジロガモたちは、1月後半からずっと姿が見えなかった。

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せっかくシベリアから渡ってきたのに、工事だらけで冬鳥たちも戸惑っていることだろう。
せめてこの一帯だけでも、春まで平穏無事でありますように。


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Posted by Ru Na - 2012.02.05,Sun
久しぶりに雪もやんで陽も出た一日、今日は庭のミカンやリンゴを食べに、
野鳥たちがひっきりなしに訪れた。

1羽だけで遠慮がちにしているメジロを案じていたら、今日はつがいでやって来た。
と思ったら、足に緑色のリングを付けている。
何かの標識?



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もう1羽の方も、よくよく見ると、ピンク色の足輪を付けていた。

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これは野鳥調査の標識ではなく、飼われていた子たちが逃げ出してきたのかしら。
メジロの捕獲や飼育はもうじき全面禁止になる。不法飼育で押収、放鳥されたのなら、
足輪は外されているのでは。
密猟業者が♂♀の区別のために色違いの足輪を付け、摘発されそうになったので
こっそり逃がしたのだろうか。
ゆるそうなので、何かに引っ掛かったりしなければよいが。
とにかく沢山食べて、元気いっぱいでいて欲しい。

道が雪だらけなので、まだ自転車での遠出の買い物ができそうもないない。
夕方川原まで歩いてみた。

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人が踏み固めた細い道以外は、膝まで埋まりそうな雪。

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工事で潰されるのを
まだ免れている草地に
エナガの群がいた。
エナガに混じって、
ホオジロらしき鳥が
1羽。












キンクロハジロやコガモは沢山いた。
先日タゲリに出会った場所でアオサギやハクセキレイを見ていると、
橋の上で鳥見をしていた野鳥の会の人が、わざわざ川原に降りてきて、
タシギがいると教えて下さった。

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指された所をビデオカメラのモニターでズームしてみると、
嘴の長い独特の体型の鳥が一瞬見えた。
シギ類がなかなか見つけられない私なので、とても嬉しかった。










Posted by Ru Na - 2012.02.02,Thu
ひどい寒波で日中も気温が上がらず、今日など昼間もほとんど零下。
1月末に雪が積もり始めてから、庭にも小鳥たちが頻繁に訪れるようになった。

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1月30日に、ようやくミカンを食べに来たメジロ。

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ウグイスはよく2羽で来て、いつもの冬はメジロやヒヨドリに追い払われているのに、
この冬は、遠慮がちな他の子たちに比べてとても積極的。
庭で雪かきをしていても、気が付くと側にいたりする。

今日までの展覧会を見に行ったり、買い物にも行きたかったのだが、
道がツルツルに凍ったままで、果たして目的地までたどり着けるか見当がつかない。
とりあえず川原まで出てみた。

先月30日に、河川工事の様子見に雪をかき分けて城南まで歩いた時、
あまりにもの荒れようにショックを受け、さらに桜橋付近の草地も壊されかかっているのには、
呆然として言葉も出なかったが、今日見るとヨシの原は完全に無くなっていた。

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それでも土くれの周囲で、カルガモ、コガモ、カワアイサが泳いでいた。
雪混じりの土の上を走る姿が・・・・。

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これは確か、タゲリ! 私にとっては初見の鳥である。
時々2羽で飛んではまた土の上に舞い降りて、何か餌を探している。
最初は4羽いたようだが、そのうち2羽はどこかに飛んで行ってしまった。
展覧会も買い物も、もうどうでもよくなって、一旦家に帰って三脚を持って引き返した。

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実際に見ると結構大きい。 セグロセキレイと並ぶとこんな感じ。

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そのうち横殴りの雪が激しくなってきて、これ以上見ているのは無理になってきた。
視野が雪で閉ざされ、川面も見えなくなってしまった。
明日までにどれほど積もるのだろうか。

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Posted by Ru Na - 2012.01.27,Fri
この冬は低温続きの割には雪がまだそんなに降らないと思っていたら、
一晩でいきなり36cm積もった。

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12月の20日過ぎから庭にミカンやリンゴを置いているのに、誰も食べに来なかった。
年が明けてしばらくすると、リンゴの端が小さくつつかれているようになった。
そして16日、リンゴを刺してある山茶花に、ついにヒヨドリが現れた!

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居間のガラスの模様の隙間からそっと見ると、去年の春まで来ていたヒヨ子だった。
ヒヨ子がやっと戻ってきてくれた!
なんだかボサボサしているので、ヒヨ子の好きなバナナも置くようにした。
その後も食べた痕はあるのに姿をなかなか見せてくれない。
去年は窓近くの枝に止まって、室内のラジオから流れる音楽に合わせて歌っていたのに。
とても用心深くなっているようだ。
数日後、次に現れたヒヨドリはヒヨ子ではなかった。

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少し細くてとても若そう。女の子っぽいので、ヒヨ子が連れてきたヒヨ子の娘かもしれない。
ヒヨ乃と呼ぶことにする。
近頃来ているのは、いつもこのヒヨ乃。 ヒヨ子の姿はその後見ていない。

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昨日と今日は、ウグイスもちょっと来ていた。
雪が積もると食事に不自由して、野鳥は民家の庭までやって来る。
たくさん食べて元気に冬を乗り切ってね。

雪の降る中、夕方の川へ。
21日にキンクロハジロがこの冬やっと来たのを確認。
今日は♂が5羽、♀は3羽いた。

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コガモも2つがい。カワアイサ、カイツブリもいた。

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そして嬉しいことに、ホシハジロも1羽みんなに混じっていた。

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草陰からひょこひょこ現れたのは・・・。

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対岸で泳ぐオオバンを見たので、オオバンだと思ったが、
おシリにこんな白い紋があったかしら。
しばらく後、草の中で寒そうにしているスズメの群を見ていたら、
草の間を通って水に滑り込む姿が。コガモかしら。

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何だか違うよう。
帰ってから撮影した動画を確認すると・・・。
これはバン! 暗くて赤い嘴は判らないが、黄緑色の脚が確認できた。
大桑橋近くのバンの住み家が工事で壊されてしまったので、
ここまで下りて来たのかもしれない。

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遊歩道が雪に埋もれている時期は、川原に人影もなく、
鳥たちが安心して過ごせる楽しいリラックス・タイムなのだろう。

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Posted by Ru Na - 2012.01.12,Thu
連休最終日の9日は、金沢城址の中を通って金沢駅まで歩いた。

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午前中は雨もようだったが、午後からは次第に青空が見えはじめた。

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お正月に、カワセミと会えないかなと、兼六園に2度行ったが会えなかった。
ちょうどその頃、金沢城址でカワセミの写真を撮った人がいた。
兼六園と金沢城に、併せて何羽のカワセミがいるのか分からないが、
あるいは兼六園のカワセミがこちらにも来る事があるのかもしれない。
しかし数日前、ここでは消防署の出初式があって、消防車の放水が行われたから、
鳥たちはどこかに逃げてしまったかもしれないと、あまり期待はしていなかったが、
やはり鳥影は少なかった。

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ハクセキレイがちょこちょこ歩いて飛んで行った。
次にセグロセキレイもやって来た。

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― うーん、虫はいなさそうだな。―

多分つがいの片割れのもう1羽のセグロと合流し、仲良く雪の上を散歩していた。

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セグロセキレイとハクセキレイはよく同じ場所にいるが、繁殖時期が違うので
カップル成立ということはあまりなさそうである。

枯れ草の中にうずくまるアオサギ。

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なんだか元気がない。単に眠かっただけなのかもしれないが、
こんな顔をしていると、どこか具合でも悪いの?と、心配になる。

ヒヨドリが群れで飛び回っていた。
まだ我が家の庭に来ないが、方々で群れで行動しているヒヨを見かけるので、
木の実など、まだ食べるものがあちらこちらに沢山あるのかもしれない。
ウグイスの藪鳴きも聞いた。

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横安江町を通る。
ここはアーケードが
取り払われてから
何だか落ち着かなくて、
あまり来ていなかったが、
アーケードがなくなったら
商店の古いファサードが
よく見えるようになった。







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商店の各ウィンドーには、様々な正月飾りが工夫されていて、通行人の目を楽しませている。

金沢駅に着いた頃の、不思議な夕刻の空模様。その後すぐ雨になった。

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Posted by Ru Na - 2012.01.10,Tue
年末久しぶりに体重計に乗ったら、体重がガタッと減っていた。
歯の本格的な治療をはじめてから、なんだか少し痩せたような気がしていた。
春頃から主に流動食で過ごしてきたので、普通なら自然のダイエットと喜ぶところだけれど、
秋の始めはまだふっくらしていたので、体重の急減はちょったしたショック。
それに私は別にダイエットなどしたくない。

康を害するくらいの肥満は困るけれど、
金魚でもめだかでも人でも鳥でも、活動するには少しふっくら気味の方が一番よろしい。
食事もなんだけれど、骨や筋肉が減ったせいかもしれない。
心して歩くようにしようと、先日から自転車に乗れそうな天候の日でも、
時間が許すかぎり徒歩で出かけている。

昔は早足大股で長時間歩き回るのは、てんで平気だったが、
椎間板ヘルニアになってから、そのような歩き方をすると、途中で身体がフリーズしてしまう。
ゆっくり時々立ち止まりながらなら何とか距離を稼げる。
つまり、鳥を見ながら歩くのが理想的なわけである。

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この3連休のなか日、8日は良い天気になって、
近所の河原から上流のショッピングセンターに向かって、つれあいと鳥見をしながら
2時間かけてゆっくり歩いた。

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川岸の草むらに
パラパラと飛んで来たのは
白黒の小鳥、
エナガたちだった。

4羽が枯れ草の間を
しばらく行ったり来たり。
そのうち下流の方へ
飛び去った。







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いつももっと上流の方にいるエナガをこんな所で見るなんて。
上流は河川工事でひどい荒れようなので、仕方なく他の場所を探しているのかしら。

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同じ草むらで、
先日はアオジ、
その次通った時には
ホオジロとウグイスを
見かけた。




トビが川岸の民家の
アンテナの上で、
気持ちよさそうに
陽を浴びていた。


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カワガラスが
飛んだり潜ったり
の挙句、ちょんと
橋桁にとまった。













今日もまだいたオシ君。
彼の存在が近頃すっかり知れ渡って、たいてい周囲に大きな望遠レンズ付きのカメラを
向けている人がいる。それが彼の生活に害を及ぼす原因にならなければいいのだが。
野生の生き物はなるべくそっとしておいてあげたい。
とはいえ、かくいう私もその上品で愛らしい仕草につい見とれてしまって、
小さなビデオカメラでせっせと撮影してしまうのだが。

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少し泳いでは石に登り、ちょっと水を飲んでは羽づくろいしたり頭を掻いたり。

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オシ君の側にはいつも
2羽のカルガモが
付き添っている。
まるで保護者か
お姫様に付いている
従者のように。
時々彼が何を思ってか
彼らを追い回したり
追っ払ったりしても、
いつの間にかまた
カルガモたちに
見守られている。


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 仲良く一緒に
 羽づくろい。










しばらく行くと、今や貴重になった中洲の縁に、点々とコガモの姿が。

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ざっと数えると32羽いた。さらに先に進んでもまだまだいる。
アオサギやカイツブリ、オオバンも混じえ、コガモだけでも60羽以上いるようだ。

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上流の工事のため、居場所が狭められて、ここに集まっているのだろうか。


その先にマガモの1群がいた。
体をゆすりながら♂について行っている子は、昨冬撮影して、私の映像作品に出演してもらった
同じ♀かもしれない。

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時々♂同士がケンカしたり、草陰で眠っている女の子をそっとのぞいている男の子など、
マガモたちの世界にも色んなドラマがあるようだ。

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♀が平ったくなって♂の周囲をぐるぐる泳ぎ回りはじめ、そのうち♂も同じように
平べったく輪を描きだしたので、求愛行動が始まるかな、と見ていたけれど、
すぐやめてしまった。こんなふうに幾度か予行練習をしているのかしら。

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さらに上流に行くと、工事でひどく掘りかえされて川の水が見えないくらい。
美しい木立もみな伐採されて、影も形もなかった。
人工的な芝生公演を作る予定らしいが、どうしてこんな非道いことが平気で出来るのだろう。

河岸を離れて緑地公園の中を通ったが、あまり鳥はいないようだった。
ただ一箇所で、ヒヨドリの群れが騒いでいた。

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公園の池に冬の陽が映る素敵な光景も、鳥たちの声がしないので
何となく寂しげである。

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雪の中に
鮮やかな寒椿。









対岸の家々の上に大きな月がかかり、日は暮れようとしていた。

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Posted by Ru Na - 2012.01.03,Tue
ご近所の野鳥仲間から、近くの川に来ている冬鳥たちの情報が入った。
ホオジロガモの♀もいるという。

久しぶりに陽が出ている。すぐにでも出かけたいところだけれど、
まだ金魚たちのお昼の世話の途中。
転覆病の子がいて、スポイドでごはんを食べさせるのに時間がかかる。
今日は一日暇という母と、3時過ぎてから散歩がてら川原に出かけた。

3羽連れ立ってかわりばんこに潜っているのが、ホオジロガモの♀だった。
この前1羽見かけて、キンクロハジロの♀と思っていたのがそうだった。
教えて下さったKさんも、最初キンクロと間違えていたそうだ。

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カイツブリと並んだところ。










セグロセキレイとハクセキレイが鉢合わせ。ハクがセグロに道を譲っていた。

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草むらに入ったり出たりしている小鳥がいて、雀だと思っていたら、
帰ってから画像を確認したら・・・・ん・・・・これは誰?

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アオジ? もしかしたら亜種のシベリアアオジかもしれない。


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川の真ん中に
セグロカモメが1羽。
ずいぶん大きく見えた。

かなり長い間
水浴びしたり
(カモメの水浴びなんて
初めて見た。)
熱心に羽づくろいを
していた。







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さて、話しに聞くオシ君はいるだろうか。
教えてもらった場所に行くと、カルガモたちに混じって少し小柄な茶色い姿があった!

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この鳥はその昔、上高地の明神池で一度見ただけだった。
金沢市内には現れてもすぐどこかに行ってしまうので、なかなか会えなかった。

何ときれいな鳥でしょう。よくもまあ、こんなややこしい羽で活動できること。

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初めはかなりの時間じっとしていたが、そのうちゆっくりと羽を伸ばし、

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伸びをしたり、頭を掻いてから、おもむろに水の中へ。

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カルガモが2羽乗っている石に近づくと・・、

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― ちょっとのいてよ。ぼくが座るんだから。 ―

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オシ君が近づいて行っただけで、カルガモたちが大慌てで
場所をあけたのが可笑しかった。

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彼は大満足そうに羽に頭を突っ込んで、そのうち動かなくなった。

この日は他に、オオバン、カワアイサ♀、スズメ、シジュウカラ、ハシブトガラス、
トビを見、全部で16種に出会えた。










Posted by Ru Na - 2012.01.02,Mon
2012年元日はどんよりした天気で、午後しばらく雨がやんでいたが、
のんびりとおせち料理を食べて、(抜歯してから久しぶりに固形物を食べた。)
のんびりと出かける頃には、もう雨が降り出した。
無料開放の兼六園へ。

去年はカワセミを見ることが出来たけれど、この雨では鳥たちはほとんど
出て来なさそう。

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 雪がかなり
 残っている
 兼六園。













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雪から保護するために
コモが被せられている
石灯籠が幾つもあった。









せせらぎに架かる石橋のところで、セグロセキレイを発見。

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 ― うーん、今日は水が荒れておるな。 ―

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この格好がどうしても、背中で手を組んで思案している哲学者に見えてしまう。

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雪の上を走ったり、立ち止まってこちらを見たり。
そのうち反対側の岸に飛んでいって、曲水の水を飲んだりしていた。


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今年の干支に因んだで
置かれたのでは
ありません。
元々ここにある石です。











霞が池にはカルガモが5羽。
ほかに、湖水を滑りながら時々潜っている2羽がいて、よく見るとカイツブリだった。

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冷たい雨をものとせず、元気に泳ぎ回っていた。
梅林の辺りではハシボソガラスが寝ぐらに向かう前の大集会。

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こちらも雪の上を飛び跳ねたり走ったり、とても元気そう。
この日はウグイスの藪鳴きも二箇所で聞いた。

元気がなかった霞が池のコイたちが気になって、翌2日の夕方、
閉園前にちょっとひとっ走り兼六園へ。雪が降り出して訪れている人はまばらだった。

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コイたちはわりと元気そうにしていて、昨日姿が見えなかった赤い子も
ゆっくり泳いでいた。
カルガモたちはどこかに行ってしまったが、カイツブリは3羽に増えていて、ひと気のない園の
池の端から端まで、この池我らのもの、といった様子で行ったり来たりしていた。

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 カイツブリは
 縄張り意識が強いから、
 一つがい+1 というのは、
 真ん中の小さめの子が
 子供なのかもしれない。








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Posted by Ru Na - 2011.12.28,Wed
ここのところずっと並年より4〜6℃低い気温が続いている。
クリスマス寒波で雪に覆われた金沢も、今日は久しぶりに陽が出て、雪も一休み。
青空ものぞいた。

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我が家のベランダから見える
医王山も、今日はくっきりしている。









夕方、溜まっていた用事を済ませに出かけたついでに、久々に川ベリを通った。
道路はどこもあまり雪かきがされてないので、とても歩きにくい。

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カモたちがいないかと見渡したけれど、影も形も見えない寂しい川面。

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チャッ、チャッとウグイスの藪鳴きが聞こえたので、川原に降りてみる。
枯れたヨシの叢の間を行き来しているようで、飛ぶシルエットがチラッと見えた。
だいぶ前から庭にミカンを吊るして待っているのに、
この冬は雪が降っても、まだ誰も食べに来ない。
ウグイスはこんなところにいたのか。ちゃんと食べるものがあるのかしら。

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カルガモの声が聞こえるように思ったら、橋の下に一ペアがいた。

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近頃あまり鳥の姿を見ないという人が多い。
カラスは飛んでいたがセグロセキレイも見かけなかった。
みんなどこへ行ってしまったの?


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Posted by Ru Na - 2011.12.16,Fri
これまでも時折みぞれ混じりの雨が降ったり、雨が途中であられに変わったりはしていたが、
今日ついに地面を白く覆う雪になった。

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昼間一度あられがうっすらと積もって、池にかぶせた波板の上の雪を払った。
夕方から湿った雪が降り続き、夜間ずっと屋根雪が時々落ちる音がした。

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今年は何故か、まだまだ本格的な冬にならないと思っていたのに、
もう雪の季節になってしまった。

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「雪は天からの手紙」とは、伯父の師匠だった中谷宇吉郎の言葉。
しかし、こんな水っぽい雪では、手紙の実感がない。







Posted by Ru Na - 2011.12.08,Thu
日本野鳥の会から大きな封書が届き、中には待っていた会員証が入っていた。
ようやくこれで私も野鳥の会の正式会員(支部会員)となった。

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 会誌「野鳥」の他
 楽しいパンフが
 いっぱい同封
 されていた。













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これが今年の会員証。










09年の冬、仏語の師匠に誘われて初めて参加した大桑の探鳥会。
朝、教えられた集合場所で、双眼鏡や三脚に乗せたフィールドスコープを
持った一団に、初めてなのにすんなりと入り込んでしまった。
シジュウカラの群れに混じっているエナガや、ツグミとムクドリの歩き方の違いなど
教えてもらったり、フィールドスコープでツグミのアップを見せてもらった。

ツグミといえば、泉鏡花の「眉隠しの霊」に出てきて食べられてしまう可哀そうな鳥。
「私らの子供の頃は、ツグミを食べさせる料理屋がありました。」と、
年配の男性が言うので、
「まあ、こんな丸い目の可愛い子を、どうして食べることが出来たのでしょう。」
「鳥の目はだいたい丸いです。」

コゲラもオナガも初めて。
オナガは「智恵子抄」のイメージで、海の近くにいる鳥だとばかり思っていた。
この辺ではありふれた鳥だけれど、関西以西にはあまりいないので、
西日本の人の憧れの的ということも聞いた。
大桑緑地はしょっ中通っていて、水鳥たちはよく眺めていたのだが、
木立にこんなに色んな種類の鳥がいるとは知らなかった。
そして、グループで鳥見をする探鳥会がこんなに楽しいとは。

               

それから、あまり忙しくない時期の、自転車で行けるような場所での探鳥会に
時々参加させてもらうようになり、鳥の名も少しづつ覚えはじめた。
「鳥を見だしたら、今まで見えなかったものが見えてきたのです。」
という会員Aさんの言葉に共感。
街を歩く時でも、つい上の方ばかり見ていてつまずきそうになるのだが、
繁華街のビルの屋上にとまるハクセキレイを発見したり、

夕方ねぐらに急ぐカラスたち、河北潟に帰るらしいサギたちの群れを見ていると、
自分も少しは鳥目線で地上を見る感覚が想像できるようになり、
以前にも増して鳥たちの生活圏が気になりだした。

              

探鳥会に出る度に顔なじみの方も増え、美大の同期生にも高校時代の恩師にも再会した。
新年会にもすっかり会員のような顔で出席させてもらっていたが、
1年の半分以上は、展覧会、体調など諸事情で活動に参加できないし、
まだあまり鳥に詳しくない私が会員になるなんておこがましいと思っていたが、
―保護に役立てて。― と、会費だけ払っている会員も多々いると聞いて、
会員申し込みをすることにしたのだった。











Posted by Ru Na - 2011.12.06,Tue
昨日抜歯した前歯のあとの血がなかなか止まらなくて、半分ダウン状態。
そろりそろりと動いて物干し場に出ると、
チャッチャッ、チャッチャッ、となつかしい声が聞こえた。
ほんの一瞬だったが、ウグイスの薮鳴きだった。
二階からのぞいてみると、右隣の庭の紅葉した茂みから聞こえたようだが、
姿は見えない。

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以前はしょっ中この藪鳴きが聞こえたのに、
先の冬、ミカンやリンゴを食べに来るウグイスやメジロを、
ヒヨドリヒヨ子が突然威嚇するようになってから、あまり来なくなり、
また、ウグのお気に入りの藪があった左隣の庭の木々が
すっきり剪定されて、スカスカになってしまったせいか、
この春「ホーホケキョ」も、二度程しか聞かれなかった。

去年近所で産まれた野良猫の一匹が、この辺一帯でずっとウロウロしていて、
普通の猫なら諦める、タヌキよけの有刺鉄線もかいくぐり庭に侵入してくるので、
しかも、雨風が強まる時などに特に入ってこようとするのを見ると、
うちの庭のどこかを寝ぐらにしようとしているとしか思えない。
このままでは鳥たちの冬のレストランも危険にさらされる、と
猫が入り込みそうな場所をなるべく無くす工夫を重ねているのに、
いつの間にか、庭にちょこんと座って、池をのぞいたり、
何が悪い、といったふうな目でこちらを睨んでいたりするので、
隙間を針金で補強したり、100円ショップで買った園芸用の猫よけトゲ板を、
侵入しやすい場所に敷き詰め、さらにそれを追加し、
もうこれで易々とは入れないだろうと思った日、
左隣の庭の藪から、コロっと小鳥が現れて、しばらくその辺りの枝を飛び回り、
また飛び去ったのが4日前。あの謎の柿の実事件の後の事である。

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逆光で暗く、ウグイスかメジロか判断がつかず、
動作からしてメジロが様子を見に来たのかとも思ったが、
あるいは同じウグイスだったかもしれない。
冬の野鳥たちが安心して過ごせる庭を取り戻さなせれば。

冬近く、茶トラの野良猫も必死なのかもしれないが、
何も嫌がっている所に無理に入って来なくてもいいのに。
近所には野良猫たちのお世話をこまめにしている猫好きの奥さんもいるので、
他の野良猫たちは各々ちゃんと自分の居場所を持って、
あまり問題なく過ごしているようなのに。

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私は意に反してよく猫に好かれる。
「しっ、しっ、」と追い払っても、「本気かしら。」といった顔をされてしまう。
それどころか「ゴロニャン」と擦り寄られたりもする。
これも、猫と一緒に育って、猫に子守されたせいか。

ところで、柿の実を喜んで食べる猫も、まれにいるらしいことを知った。
うちの柿を貪り食べたのは、あの茶トラ猫だったのかしら。

石蕗の黄色い花がすっかり枯れてしまい、
メジロやヒヨドリの大好きな八重の椿が咲き始めている。


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Posted by Ru Na - 2011.12.01,Thu
庭の小さな若い柿の木。今年は3年ぶりに細い枝が支えきれぬくらい沢山の実を付けた。

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一番てっぺんの枝は、
父が実を取ろうとして
折れてしまった。
鳥たちが食べに来るのを
楽しみにしていたので、
2番目に高い枝2本の実は
そのまま残すことにした。






それなのに3日前、
実が沢山ついている方の枝が、

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折られて下に落ちていた!枝にそのまま残っていたのは2個だけ。
近くにはヘタや種が散乱し、かじられたような跡がある実もひとつ・・・・。

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はじめは、どんなに工夫しても庭に侵入してくる野良猫が、木に登った重みで
折れたのかと思ったが、この様子を見ると猫ではなさそう。
しばらく姿を見なかった狸がまた現れたのかもしれないと、気が動転した。

狸は私の天敵。
以前、池の金魚やフナを狙って、夜な夜な親子連れで現れる狸を撃退するため、
ひと月寝ずの番をしたことがある。
柵を作り、隙間には有刺鉄線、池は網と波板でしっかりガードするようにしたら、
諦めて近寄らなくなっていたのだが。

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  いくらなんでも、
  この枝には登れないだろうと、
  一番上の実をひとうだけ残して
  あとはみんな採ってしまった。






この先天候がどうなるか分からないし、医者通いの日程の都合もあるので、
昨日、半月早い冬前の池の水換えをした。

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幸い穏やかな日和で、金魚たちは快適そう。
柿の実もちゃんと残っている。今度こそムクドリが食べに来るかな。

   ・・・ところが、その夜・・・

最後に残った実が、半分かじられて落ちていた!

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これは一体・・・
近くに足場のないこんな細い枝に
登れるなんて、
狸ではないかもしれない。
あるいは、ハクビシン?

この歯型は一体誰のものでしょう。















Posted by Ru Na - 2011.11.25,Fri
やっと陽が出たと思ったら、その日の夕方から強風が吹き荒れ、
再び雨に塗り込められる日々。

新潟のつれあいから届いた、今日の「白鳥の田んぼ」。

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新潟の白鳥の飛来地としては、阿賀野市の瓢湖が有名だが、
新潟市内のあちらこちらにある潟でも、相当数のコハクチョウが越冬する。

ラムサール条約の佐潟にも、10月初旬に飛来。
現在は、コハクチョウが約4000羽、オオハクチョウが70羽以上いるらしい。
彼らは早朝の湖から出勤し、近隣の田んぼで一日を過ごす。

つれあいの職場の窓から見える田んぼにも、いよいよやって来たという。

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まだそんなに近くまで来ていないので、遠景の写真しか撮れなかったとのこと。

例年なら11月後半に動画撮影小旅行に出るところ。
今年は関西方面ではなく、新潟で白鳥撮影三昧をしようかと思っていたのに、
ややこしい歯や歯茎の大体的治療にかかってしまい、当分出られそうもない。

佐潟は鳥密度がとても濃く、ミコアイサの姿ももう見られるという。
新潟市のHPによると、11月18日の時点での白鳥の飛来数は、
鳥屋野潟、佐潟、瓢湖、福島潟の合計で、14877羽!
どうやって数えているのかしら。
鳥まみれになってみたいな。








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金沢市在住の美術家
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