見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
Posted by Ru Na - 2012.07.16,Mon
カンムリカイツブリたちは、ちゃんと卵を温めているだろうか。
卵が孵るまで何日かかるのだろうか。それまで巣は誰にも見つからず無事でいるだろうか。
と、気になって仕方がない。
また3日後の6月14日の夕方、様子を見に行った。
巣が見える場所に行くと、何だか様子がおかしい。
下流方向のすぐ先に、大きな作業船が係留していて、
巣のある小枝の流木でできた小さい島の形が少し変わっている。

カンムリカイツブリの姿もなく、
座っていた巣も見当たらない。
胸騒ぎがしてきた。
幸い周囲に人影もなく、初めて川原に降りて
巣の近くまで行ってみた。

卵があった巣が本当に無くなっている!
一体何が起こったのだろう。すっかり動揺してしまった。
流木の小さな島は、一度完全にひっくり返されて、
その時に巣が卵もろとも壊れてしまったのかもしれない。
一体誰が。カラスやトビの仕業ではない。誰か人間が面白半分に・・・・?
一番考えられるのは、作業船が側を通った時、引っかけられたか、
大きな横波ができて、そのせいで島がひっくり返ったという事。

彼らが一生懸命集めていた巣材の残骸が残っていた。
このピンク色の花のような小さなものを、巣に置いていた理由は分からないが、
何だか私にはこれが、彼らがこれからしばらく過ごす家を、少しでも楽しく彩りたいという
いじらしい気持ちで、わざわざ選んだささやかな飾りのような気がしていたのだった。
卵は助からなかったかもしれない。では親鳥は無事だったのだろうかと、
周囲を探し回ってみたけれど、その姿をついに見つけることができなかった。
近くの工事現場から、作業船がこんなところまで来ると分かっていたら、
カンムリカイツブリの希少な巣があるから気を付けてと、
注意を呼びかけることも出来たのにと、悔やんでも悔やみきれない思いだった。
卵が孵るまで何日かかるのだろうか。それまで巣は誰にも見つからず無事でいるだろうか。
と、気になって仕方がない。
また3日後の6月14日の夕方、様子を見に行った。
巣が見える場所に行くと、何だか様子がおかしい。
下流方向のすぐ先に、大きな作業船が係留していて、
巣のある小枝の流木でできた小さい島の形が少し変わっている。
カンムリカイツブリの姿もなく、
座っていた巣も見当たらない。
胸騒ぎがしてきた。
幸い周囲に人影もなく、初めて川原に降りて
巣の近くまで行ってみた。
卵があった巣が本当に無くなっている!
一体何が起こったのだろう。すっかり動揺してしまった。
流木の小さな島は、一度完全にひっくり返されて、
その時に巣が卵もろとも壊れてしまったのかもしれない。
一体誰が。カラスやトビの仕業ではない。誰か人間が面白半分に・・・・?
一番考えられるのは、作業船が側を通った時、引っかけられたか、
大きな横波ができて、そのせいで島がひっくり返ったという事。
彼らが一生懸命集めていた巣材の残骸が残っていた。
このピンク色の花のような小さなものを、巣に置いていた理由は分からないが、
何だか私にはこれが、彼らがこれからしばらく過ごす家を、少しでも楽しく彩りたいという
いじらしい気持ちで、わざわざ選んだささやかな飾りのような気がしていたのだった。
卵は助からなかったかもしれない。では親鳥は無事だったのだろうかと、
周囲を探し回ってみたけれど、その姿をついに見つけることができなかった。
近くの工事現場から、作業船がこんなところまで来ると分かっていたら、
カンムリカイツブリの希少な巣があるから気を付けてと、
注意を呼びかけることも出来たのにと、悔やんでも悔やみきれない思いだった。
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Posted by Ru Na - 2012.07.15,Sun
人目につきやすい場所のカンムリカイツブリの巣が気になって、
3日後の6月11日に様子を見に行った。
カンムリたち、元気にしているだろうか。
鮎漁が解禁になって、行く途中の川のあちらこちらに釣り人がいる。
巣の見える場所に着くと、ここにも釣り人が二人、土手から川原に降りて行った。
巣には誰もいない、と思ったら、カンムリカイツブリが1羽流木の陰に隠れている。
釣り人が側を通るのを警戒しているようだ。
見ると、巣の上に卵が二つ!

釣り人は巣の近くで釣り糸を垂らし始めたが、彼らの関心は魚だけ。
カンムリカイツブリは安心したのか、巣の周囲を行ったり来たり。
私は土手の上からそれを眺めたり撮影したりしていた。
時折散歩やジョキングの人が通りかかると、ビデオカメラは回したままで、
カメラをあらぬ方向に向けて、風景や植物を撮っているふりをする。
野鳥観察は、なるべく鳥に近づかず、彼らが警戒しないように注意し、
圧倒的な数の群で居ない限り、同じ所を長く見つめないというのが鉄則。
特に繁殖中の鳥や希少種は、人間が長く注視していると、
周囲のカラスやトビ、猫などに気づかれやすいので大変危険である。
カンムリカイツブリは、やっと巣の上に座った。

と思ったら、またすぐ水に降りてしまう。
新たに巣材を運び込んだり・・・

ちょっと巣に座ったかと思うと、また水の中で羽繕いして、
だらーっと白いお腹をこちらに見せたり・・・

すっかりくつろいでいるよう。
おいおい、卵を温めなくていいの?
時折、「お父さん遅いなあ。」といった様子で、首を伸ばしたりしていた。
そしてまた、巣材の追加。座り心地に今ひとつ満足できないのだろうか。
そのうち、もう1羽が巣材を運んできた。

お父さんは交代して巣にちょっと座ってから、また出かけて行った。
釣り人たちもいつの間にか遠ざかり、
夕闇が迫る中、カンムリちゃんはようやく巣の上に落ち着いて、
満足気にじっと卵を温めていた。
3日後の6月11日に様子を見に行った。
カンムリたち、元気にしているだろうか。
鮎漁が解禁になって、行く途中の川のあちらこちらに釣り人がいる。
巣の見える場所に着くと、ここにも釣り人が二人、土手から川原に降りて行った。
巣には誰もいない、と思ったら、カンムリカイツブリが1羽流木の陰に隠れている。
釣り人が側を通るのを警戒しているようだ。
見ると、巣の上に卵が二つ!
釣り人は巣の近くで釣り糸を垂らし始めたが、彼らの関心は魚だけ。
カンムリカイツブリは安心したのか、巣の周囲を行ったり来たり。
私は土手の上からそれを眺めたり撮影したりしていた。
時折散歩やジョキングの人が通りかかると、ビデオカメラは回したままで、
カメラをあらぬ方向に向けて、風景や植物を撮っているふりをする。
野鳥観察は、なるべく鳥に近づかず、彼らが警戒しないように注意し、
圧倒的な数の群で居ない限り、同じ所を長く見つめないというのが鉄則。
特に繁殖中の鳥や希少種は、人間が長く注視していると、
周囲のカラスやトビ、猫などに気づかれやすいので大変危険である。
カンムリカイツブリは、やっと巣の上に座った。
と思ったら、またすぐ水に降りてしまう。
新たに巣材を運び込んだり・・・
ちょっと巣に座ったかと思うと、また水の中で羽繕いして、
だらーっと白いお腹をこちらに見せたり・・・
すっかりくつろいでいるよう。
おいおい、卵を温めなくていいの?
時折、「お父さん遅いなあ。」といった様子で、首を伸ばしたりしていた。
そしてまた、巣材の追加。座り心地に今ひとつ満足できないのだろうか。
そのうち、もう1羽が巣材を運んできた。
お父さんは交代して巣にちょっと座ってから、また出かけて行った。
釣り人たちもいつの間にか遠ざかり、
夕闇が迫る中、カンムリちゃんはようやく巣の上に落ち着いて、
満足気にじっと卵を温めていた。
Posted by Ru Na - 2012.07.14,Sat
6月8日、川面を小枝をくわえていそいそと泳いでいくカンムリカイツブリがいた。
一体どこに行くのだろうと目で追うと、たどり着いたのは細い流木でできた
岸近くの小さな小さな島。
その端っこに別のカンムリカイツブリが座っていた。
どうやら彼らはここに巣を作っているらしい。
♂が川の中から巣材になるものを探してきて、巣に座った♀に渡すと、
それを♀は巣の上に気に入るように配置している。
♂は行ったり来たりを繰り返して、たいへん忙しそうである。
見ていると、色んなものを運んできては、「これ、どうだい?」といったふうに、
逐一♀に見せてから手(口)渡している。
小枝や草の束、果てはお菓子の袋のようなビニールの切れっ端まで、
すてきな宝物を見つけたように、さも大事そうに運んで、
それで巣を整えている夫婦はとても幸せそう。
「こんな草を見つけたよ。」 「まあ嬉しい、敷布にちょうどいいわ。」
ひとしきり巣材を運んだ♂は、巣を整えている♀の近くでちょっと休憩。
入念に羽繕いしてから
思い切り頭を振る。
まだまだ仕事が沢山ある。
巣の基礎部分を作っている長い棒の1本の角度が気に入らない。
何度も直そうとしていた。
帰ってから、野鳥の会のベテランの人にこの事を報告すると、
カンムリカイツブリが石川県内で繁殖するのが見られるようになったのは、
ほんの12年ほど前からで、まだ繁殖例は多くないとのこと。
私は大変ラッキーな遭遇をしたらしい。
ただ、彼らが楽し気に巣作りしている場所が、わりと人目につき易い処というのが
とても気になった。
Posted by Ru Na - 2012.06.25,Mon
先日の鳥調査の時、今いろんな鳥の囀りがとても賑やかと聞いた、
金沢から15kmほど南の鶴来樹木公園を、何年ぶりかで訪ねた。
お花見の名所である芝生広場から横手の遊歩道に入る辺りに、サンショウクイが囀っている。
辛い山椒のようにピリリと鳴くので、この名が付いたサンショウクイは、
これまで葉陰から葉陰へ飛ぶ影以外、なかなか姿が見られなかった。
見回すと広場の向こうの木の天辺にとまっていた。

様々な種類の樹木が植えられている森の小道を登って日本庭園へ。

何年か前に来た時は
まだ真新しかった庭園も
すっかり周囲の森に
馴染んでいる。
曲水の浅い水底にイモリが沢山いて、みんなじっとしている。
しばらく見ていると、時々ちょっと動いたり水面に顔を出したりしていた。


モリアオガエルの
卵も見つけた。
流れに被さる葉の上には
イトトンボのカップル。

向こうの石の上でせわしなく羽繕いをしていたのは誰でしょう?

日本庭園よりさらに登っていく落葉広葉樹林の小道は、色んな鳥たちの囀りに包まれていた。
葉がすっかり茂り、鳥の姿を見つけるのは難しいが、この自然のシンフォニーを聴くだけでも
ここに来る価値がある。

キビタキの美しい声を追って、撮影した動画にはイカルが映っていた。
キビタキ、オオルリ、イカルの声を聞き分けるのは難しい。
増してやそれらがあらゆる方向から混じって聞こえる時は。

ここにはサンコウチョウもいるらしいのに、見つけられそうもない。
植物を眺めながら、時々鳥が動く気配がする茂みにカメラを向けていたら、
こんな鳥が写っていた。

センダイムシクイかエゾムシクイのように思えるが、そのうち誰か詳しい人に聞いてみよう。

夕方5時に閉まる樹木公園を出て、
パーク獅子吼に寄った。
獅子吼高原に登るリフトの
乗降場横の駐車場も
キビタキの囀りが溢れていた。
真近にいるのに
やはり木の葉陰に隠れている。

電線にツバメの
巣立ちヒナが
3羽とまっていて、
時々親鳥が餌を
運んでいた。

この2羽は親から頻繁に餌をもらい、時々揃って羽ばたきしながら鳴いて騒いで、
餌をねだっていたが、少し離れた所のもう1羽のヒナはじっと動かなかった。

アップで撮った写真を見ると、目が開いていないように見える。
それでも、親鳥に呼ばれて3羽揃って飛んで行ったので、
目が全然見えないわけではなさそうだった。
金沢から15kmほど南の鶴来樹木公園を、何年ぶりかで訪ねた。
お花見の名所である芝生広場から横手の遊歩道に入る辺りに、サンショウクイが囀っている。
辛い山椒のようにピリリと鳴くので、この名が付いたサンショウクイは、
これまで葉陰から葉陰へ飛ぶ影以外、なかなか姿が見られなかった。
見回すと広場の向こうの木の天辺にとまっていた。
様々な種類の樹木が植えられている森の小道を登って日本庭園へ。
何年か前に来た時は
まだ真新しかった庭園も
すっかり周囲の森に
馴染んでいる。
曲水の浅い水底にイモリが沢山いて、みんなじっとしている。
しばらく見ていると、時々ちょっと動いたり水面に顔を出したりしていた。
モリアオガエルの
卵も見つけた。
流れに被さる葉の上には
イトトンボのカップル。
向こうの石の上でせわしなく羽繕いをしていたのは誰でしょう?
日本庭園よりさらに登っていく落葉広葉樹林の小道は、色んな鳥たちの囀りに包まれていた。
葉がすっかり茂り、鳥の姿を見つけるのは難しいが、この自然のシンフォニーを聴くだけでも
ここに来る価値がある。
キビタキの美しい声を追って、撮影した動画にはイカルが映っていた。
キビタキ、オオルリ、イカルの声を聞き分けるのは難しい。
増してやそれらがあらゆる方向から混じって聞こえる時は。
ここにはサンコウチョウもいるらしいのに、見つけられそうもない。
植物を眺めながら、時々鳥が動く気配がする茂みにカメラを向けていたら、
こんな鳥が写っていた。
センダイムシクイかエゾムシクイのように思えるが、そのうち誰か詳しい人に聞いてみよう。
夕方5時に閉まる樹木公園を出て、
パーク獅子吼に寄った。
獅子吼高原に登るリフトの
乗降場横の駐車場も
キビタキの囀りが溢れていた。
真近にいるのに
やはり木の葉陰に隠れている。
電線にツバメの
巣立ちヒナが
3羽とまっていて、
時々親鳥が餌を
運んでいた。
この2羽は親から頻繁に餌をもらい、時々揃って羽ばたきしながら鳴いて騒いで、
餌をねだっていたが、少し離れた所のもう1羽のヒナはじっと動かなかった。
アップで撮った写真を見ると、目が開いていないように見える。
それでも、親鳥に呼ばれて3羽揃って飛んで行ったので、
目が全然見えないわけではなさそうだった。
Posted by Ru Na - 2012.06.24,Sun
久しぶりに河北潟干拓地へ。
どこまでも続くような真っ平らな大地の上に広い空が拡がり、
水辺の植物に風が吹き渡り、ここはいつ来ても広々とした心地がする。

大きな農場などがある干拓地は、元々の潟の名残の湖や川に挟まれ、
中央を水路が通っている。
ここは水と草と土に空が接する所で、色んな鳥たちが飛来したり繁殖したりしている。

潟の外れの素敵な水辺。
オオヨシキリが賑やかに
囀っていた。
湖面上空を飛び回っている
小さな白い鳥は、
コアジサシだろうか。

群で通過していったのは
カルガモたち?
少し離れた岸辺にヒドリガモがいた。渡りをしない居残り組なのだろうか。
近くには亀の親子。コガモの姿もあった。

撮った写真を後で見ると、ヨシの間にカンムリカイツブリが隠れていた。
(判りにくい写真だけれど、中央下方。)

草叢の中に立つ木にササゴイがとまっていた。

干拓地の別の外れにある水路の池に、ぽつねんと1羽コブハクチョウがいた。
野鳥の会で時々噂されているあのコブハクチョウらしい。

私が話しかけながら近づくと、向こうもこちらの方に寄って来て、優雅な仕草で
私の言葉に耳を傾けたり、水を飲んだりしていた。
淋しげで優しい瞳をしてこちらを見上げるので、私もつい離れ難く、ずっと語りかけていた。


コブハクチョウは本来日本にいない外来種。ヨーロッパや中央アジアに生息している。
アンデルセン童話の白鳥も、歌劇ローエングリンや、バレエ白鳥の湖に出てくるのも
このコブハクチョウ。
日本では、ヨーロッパから連れてこられ、公園や動物園で飼われていたものが逃げ出し、
野生化して各地に住み着いているというので、
このコブさんもそうした1羽かもしれない。

随分前、ストックホルムから夜行のフェリーに乗って(学生用の鉄道フリーパスで
この豪華フェリーに乗れた。) ヘルシンキに行った時、
朝もやの中、ヘルシンキの港に近づくにつれて、小さな島が無数に点在するのが見えてきた。
別荘らしい建物がある其々の島の周囲のそこかしこに、白鳥たちが沢山浮かんでいるという、
たいへん印象深い光景を見たのだった。
今思えば、その白鳥も、ブリュージュの女子修道院横の静寂の湖にいたのも、
みなコブハクチョウだったのである。

瓢湖で会ったコハクチョウたちの溌剌とした仕草はなく、
その身体にほとんど重さがないみたいな、静かでゆっくりとした動き。
優雅と言うにはあまりにも儚げな姿。
この辺ではいつも1羽きりでいるらしいこの子が心配になってしまう。
どこまでも広がる空と大地と水の間で、近くに同じ種がいない孤独に長く晒されて、
どんな想いで過ごしているのだろう。
「私のお家が近くなら毎日会いに来るのだけれど、なかなか来れないの。
ずっと元気でいてね。またいつか会いましょ。」と、別れを告げて、
何度も何度も振り返ると、コブハクチョウも首を伸ばしてこちらをずっと見ていた。

ミサゴが
空を舞い、
どこからか
帰ってきた
アオサギが
岸辺の草に
潜り込んだ。
どこまでも続くような真っ平らな大地の上に広い空が拡がり、
水辺の植物に風が吹き渡り、ここはいつ来ても広々とした心地がする。
大きな農場などがある干拓地は、元々の潟の名残の湖や川に挟まれ、
中央を水路が通っている。
ここは水と草と土に空が接する所で、色んな鳥たちが飛来したり繁殖したりしている。
潟の外れの素敵な水辺。
オオヨシキリが賑やかに
囀っていた。
湖面上空を飛び回っている
小さな白い鳥は、
コアジサシだろうか。
群で通過していったのは
カルガモたち?
少し離れた岸辺にヒドリガモがいた。渡りをしない居残り組なのだろうか。
近くには亀の親子。コガモの姿もあった。
撮った写真を後で見ると、ヨシの間にカンムリカイツブリが隠れていた。
(判りにくい写真だけれど、中央下方。)
草叢の中に立つ木にササゴイがとまっていた。
干拓地の別の外れにある水路の池に、ぽつねんと1羽コブハクチョウがいた。
野鳥の会で時々噂されているあのコブハクチョウらしい。
私が話しかけながら近づくと、向こうもこちらの方に寄って来て、優雅な仕草で
私の言葉に耳を傾けたり、水を飲んだりしていた。
淋しげで優しい瞳をしてこちらを見上げるので、私もつい離れ難く、ずっと語りかけていた。
コブハクチョウは本来日本にいない外来種。ヨーロッパや中央アジアに生息している。
アンデルセン童話の白鳥も、歌劇ローエングリンや、バレエ白鳥の湖に出てくるのも
このコブハクチョウ。
日本では、ヨーロッパから連れてこられ、公園や動物園で飼われていたものが逃げ出し、
野生化して各地に住み着いているというので、
このコブさんもそうした1羽かもしれない。
随分前、ストックホルムから夜行のフェリーに乗って(学生用の鉄道フリーパスで
この豪華フェリーに乗れた。) ヘルシンキに行った時、
朝もやの中、ヘルシンキの港に近づくにつれて、小さな島が無数に点在するのが見えてきた。
別荘らしい建物がある其々の島の周囲のそこかしこに、白鳥たちが沢山浮かんでいるという、
たいへん印象深い光景を見たのだった。
今思えば、その白鳥も、ブリュージュの女子修道院横の静寂の湖にいたのも、
みなコブハクチョウだったのである。
瓢湖で会ったコハクチョウたちの溌剌とした仕草はなく、
その身体にほとんど重さがないみたいな、静かでゆっくりとした動き。
優雅と言うにはあまりにも儚げな姿。
この辺ではいつも1羽きりでいるらしいこの子が心配になってしまう。
どこまでも広がる空と大地と水の間で、近くに同じ種がいない孤独に長く晒されて、
どんな想いで過ごしているのだろう。
「私のお家が近くなら毎日会いに来るのだけれど、なかなか来れないの。
ずっと元気でいてね。またいつか会いましょ。」と、別れを告げて、
何度も何度も振り返ると、コブハクチョウも首を伸ばしてこちらをずっと見ていた。
ミサゴが
空を舞い、
どこからか
帰ってきた
アオサギが
岸辺の草に
潜り込んだ。
Posted by Ru Na - 2012.04.03,Tue
日本列島を北上している低気圧。今日は一日台風並みの強風が吹き荒れ、
それが明日の昼頃まで続くらしい。
昨日京都に一泊の予定で出かけた家族は、電車が風で止まって
帰って来られなくなった。
昨日の穏やかな天候とはうって変わって、気温は24℃まで上がり、
庭の小鳥たちは、あまりにもの風の強さに食事に来られず、
さぞお腹が空いたことだろう。
ヒヨドリがようやく強風の合間をぬって、リンゴやバナナを少しだけついばんでいった。
明日はまた気温が10℃以上下がるらしい。
昨日は扇子のデザイン版下原稿を届けに行った行き帰り、
川沿いの自転車道を下ってゆくと、冬枯れの草に緑が混じり、
ツクシも顔をのぞかせていて、春めいた空気が感じられた。
ホイッスルを吹くようなコガモの鳴き声も聞こえるものの、
川面にはカルガモの姿ばかりが目立ち、活発に動き回って楽しそうにしていた。

他の冬鳥たちはもう旅立ったのかしらとしばらく行くと、
木立の間を飛び交っていたのはカワラヒワ。


年中方々で出会うカワラヒワだけれど、こんなに大きく写真が撮れたのは初めて。
原稿の届先のデザイン事務所の付近の川原には、まだ中洲や草地が多く残っていて、
帰りがけに何かいないかしらと見渡すと、
アオサギが草に隠れていた。

嘴と脚が赤味を帯びた婚姻色になっている。子育ての時期が近いらしい。
小鳥たちも時々飛んでいくが、遠くから識別できたのはヒヨドリだけ。

夕暮の黄金に
染まる川筋。
日没に向け、
上流を目指し飛ぶ
カルガモが
時々通過する。
帰路を急ぐ途中、カワアイサの♀2羽を発見。かわりばんこに水に潜っていた。

家の近くまで来ると、行きには見かけなかったキンクロハジロがいた。
鳥の姿にも、冬と春が交錯する時期である。
それが明日の昼頃まで続くらしい。
昨日京都に一泊の予定で出かけた家族は、電車が風で止まって
帰って来られなくなった。
昨日の穏やかな天候とはうって変わって、気温は24℃まで上がり、
庭の小鳥たちは、あまりにもの風の強さに食事に来られず、
さぞお腹が空いたことだろう。
ヒヨドリがようやく強風の合間をぬって、リンゴやバナナを少しだけついばんでいった。
明日はまた気温が10℃以上下がるらしい。
昨日は扇子のデザイン版下原稿を届けに行った行き帰り、
川沿いの自転車道を下ってゆくと、冬枯れの草に緑が混じり、
ツクシも顔をのぞかせていて、春めいた空気が感じられた。
ホイッスルを吹くようなコガモの鳴き声も聞こえるものの、
川面にはカルガモの姿ばかりが目立ち、活発に動き回って楽しそうにしていた。
他の冬鳥たちはもう旅立ったのかしらとしばらく行くと、
木立の間を飛び交っていたのはカワラヒワ。
年中方々で出会うカワラヒワだけれど、こんなに大きく写真が撮れたのは初めて。
原稿の届先のデザイン事務所の付近の川原には、まだ中洲や草地が多く残っていて、
帰りがけに何かいないかしらと見渡すと、
アオサギが草に隠れていた。
嘴と脚が赤味を帯びた婚姻色になっている。子育ての時期が近いらしい。
小鳥たちも時々飛んでいくが、遠くから識別できたのはヒヨドリだけ。
夕暮の黄金に
染まる川筋。
日没に向け、
上流を目指し飛ぶ
カルガモが
時々通過する。
帰路を急ぐ途中、カワアイサの♀2羽を発見。かわりばんこに水に潜っていた。
家の近くまで来ると、行きには見かけなかったキンクロハジロがいた。
鳥の姿にも、冬と春が交錯する時期である。
Posted by Ru Na - 2012.03.26,Mon
先日の中流域鳥調査で見た、小枝を下げたキジがずっと気になっている。
4日ばかり前夕方自転車をとばして見に行ったら、この前彼を見かけた20mほど下流で
キジの姿を見つけた。枝は付けていないよう。
逃げ去る前にやっと写真を3枚撮ったが、もう薄暗くて手ブレがひどい。
尾が薄ピンク色をしていたので、先日のとは別のキジかもしれなかった。
昨日は寒波の再来で、雨雪の荒れ模様の1日だったが、
夕方がかって空が明るくなってきたので、再びキジを見に行った。
工事で削られた土の、同じ場所にキジが1羽。

やはり尾が薄ピンク色で、4日前見たのと同一個体のようで、
小枝キジとは別の子なのだろう。
キジは広い縄張りを持つが、この一帯は数が多いので、
近い場所に何羽も生息しているのかもしれない。
小枝を下げたキジは今どこに?自然に枝が外れて無事でいてくれるといいのだけれど。
道を挟んで川と反対側の緑地公園の芝を歩くキジバトが1羽いた。


キジとキジバト、同時に綺麗な羽が見られるなんて。
とりあえず次の橋まで歩く。
途中で茂みに隠れている♂のキジを見つけたが、場所が離れすぎている。
コゲラに出会う。シルエットで嘴が太いしかわからなかった小鳥もいた。カワラヒワ?
空が鉛色に暗くなってきた。
急いで引き返す途中、あられが降り出し、道がまたたく間に白くなった。


もうじき四月とは思えない
この天気。
風もとても冷たい。
冬好きの私にとっては、
行く冬を惜しむ
名残の雪吹雪。
自転車を停めた場所に戻る頃には、雪は雨になり、ぱたっと止んだ。
川面には、もうそろそろ北に帰ったかなと思っていたカワアイサがいて、羽づくろい。

カワアイサの♀は、
図鑑で見ると
みんなお腹が白いが、
時々こんな
染まったような色を
している子がいる。

オオバンたちがいつもの場所にいて、近づくと川を渡って対岸へ行ってしまった。

バンもそちら側に行っているのかしらと、カメラのズームでのぞくと、マガモがいた。

マガモもまだいてくれたのね。工事が休みの日なので、旧居に戻っているのかしら。
暗い雲の間から夕焼けが光を投げかけ、
雪がもうすっかり溶けてしまった梢の水滴が煌めいた。


4日ばかり前夕方自転車をとばして見に行ったら、この前彼を見かけた20mほど下流で
キジの姿を見つけた。枝は付けていないよう。
逃げ去る前にやっと写真を3枚撮ったが、もう薄暗くて手ブレがひどい。
尾が薄ピンク色をしていたので、先日のとは別のキジかもしれなかった。
昨日は寒波の再来で、雨雪の荒れ模様の1日だったが、
夕方がかって空が明るくなってきたので、再びキジを見に行った。
工事で削られた土の、同じ場所にキジが1羽。
やはり尾が薄ピンク色で、4日前見たのと同一個体のようで、
小枝キジとは別の子なのだろう。
キジは広い縄張りを持つが、この一帯は数が多いので、
近い場所に何羽も生息しているのかもしれない。
小枝を下げたキジは今どこに?自然に枝が外れて無事でいてくれるといいのだけれど。
道を挟んで川と反対側の緑地公園の芝を歩くキジバトが1羽いた。
キジとキジバト、同時に綺麗な羽が見られるなんて。
とりあえず次の橋まで歩く。
途中で茂みに隠れている♂のキジを見つけたが、場所が離れすぎている。
コゲラに出会う。シルエットで嘴が太いしかわからなかった小鳥もいた。カワラヒワ?
空が鉛色に暗くなってきた。
急いで引き返す途中、あられが降り出し、道がまたたく間に白くなった。
もうじき四月とは思えない
この天気。
風もとても冷たい。
冬好きの私にとっては、
行く冬を惜しむ
名残の雪吹雪。
自転車を停めた場所に戻る頃には、雪は雨になり、ぱたっと止んだ。
川面には、もうそろそろ北に帰ったかなと思っていたカワアイサがいて、羽づくろい。
カワアイサの♀は、
図鑑で見ると
みんなお腹が白いが、
時々こんな
染まったような色を
している子がいる。
オオバンたちがいつもの場所にいて、近づくと川を渡って対岸へ行ってしまった。
バンもそちら側に行っているのかしらと、カメラのズームでのぞくと、マガモがいた。
マガモもまだいてくれたのね。工事が休みの日なので、旧居に戻っているのかしら。
暗い雲の間から夕焼けが光を投げかけ、
雪がもうすっかり溶けてしまった梢の水滴が煌めいた。
Posted by Ru Na - 2012.03.03,Sat
秋から冬にかけて、ツグミの目撃情報がほとんどないのが話題になったくらい
この冬はツグミの姿が見られない。
1月半ば頃から、ぼつぼつ山間部などでの目撃が伝わってくるようになったが、
数は少ないよう。
2月に入って方々で、沢山見かけたという情報を聞くようになったが、
私はまだしっかり見ていなかった。
2月19日の大桑探鳥会で、対岸のムクドリに混じって1羽いる、というので、
双眼鏡で一生懸命探したが見つけられず、見当をつけて撮った写真を後で見ても
写っているのはムクドリばかりだった。
今日、かけ足で買い物に行く途中、川縁の木に止まっていた2羽。ヒヨではなさそう。

これはもしかして、と
カメラでズームすると
確かにツグミ!


やっと会えた冬の常連。この近くにもちゃんと来ていたのね。
今日は桃の節句。とはいえ金沢ではまだ雪の季節のため、
4月3日が本来のひな祭りなのだが、
穏やかで春めいた陽気になり、3月に入ったことが実感された。

今日の川は
あまり
濁っていない。
アオサギも機嫌よさそうな顔をしている。

コガモもカワアイサものびのびと泳ぎ回っていた。



エナガの群に
今日はシジュウカラが
2羽混じっていた。

いつものように
オオバンが1羽
ひょこひょこと
行ったり来たり。

オオバンも潜りの名手というが、いつも水面を動き回っているばかり。
こんなによく潜るのは、初めて見た。

この冬はツグミの姿が見られない。
1月半ば頃から、ぼつぼつ山間部などでの目撃が伝わってくるようになったが、
数は少ないよう。
2月に入って方々で、沢山見かけたという情報を聞くようになったが、
私はまだしっかり見ていなかった。
2月19日の大桑探鳥会で、対岸のムクドリに混じって1羽いる、というので、
双眼鏡で一生懸命探したが見つけられず、見当をつけて撮った写真を後で見ても
写っているのはムクドリばかりだった。
今日、かけ足で買い物に行く途中、川縁の木に止まっていた2羽。ヒヨではなさそう。
これはもしかして、と
カメラでズームすると
確かにツグミ!
やっと会えた冬の常連。この近くにもちゃんと来ていたのね。
今日は桃の節句。とはいえ金沢ではまだ雪の季節のため、
4月3日が本来のひな祭りなのだが、
穏やかで春めいた陽気になり、3月に入ったことが実感された。
今日の川は
あまり
濁っていない。
アオサギも機嫌よさそうな顔をしている。
コガモもカワアイサものびのびと泳ぎ回っていた。
エナガの群に
今日はシジュウカラが
2羽混じっていた。
いつものように
オオバンが1羽
ひょこひょこと
行ったり来たり。
オオバンも潜りの名手というが、いつも水面を動き回っているばかり。
こんなによく潜るのは、初めて見た。
Posted by Ru Na - 2011.12.30,Fri
おとついの夕方、川にあまりにも鳥がいなかったのが気になって、
年内は今日しか部屋の掃除ができる日がないのに、掃除をほったらかして
小さいビデオカメラをポケットに、ちょっと川まで行ってみた。
ざっと見渡したところ、水鳥がかたまっている様子はない。
最初にカルガモのつがいに出会う。
しばらく行くと、また別のつがい+1 がいた。


川岸の枯れ草の向うに見え隠れしていたのは、オオバンだった。
ああ嬉しい。今冬もオオバンがちゃんと来ていた。

セグロセキレイが岸の石垣から何か白いものをつまみ出して食べていた。

川の中程の、中州というにはあまりにも小さい草むらに、黒い小さな姿が。
カワガラスが尾を上下させていた。
この場所では、声を聞いたことはあるが姿は初めて見た。


水にすぐ潜ってしまうシルエット。カイツブリのようだ。

やはりよく水に潜る子。最初カワアイサの♀だと思っていたら、
キンクロハジロの♀のよう。

来た道を引き返して桜橋の方へ歩くと、対岸からウグイスの薮鳴きが聞こえ、
カワアイサの群れがいた。全部で5羽。羽づくろいに忙しそうだった。


年末で工事をしていないせいか、多くはないが水鳥たちがのんびりしている姿を見られて、
明るい気分で年を越せそうである。
年内は今日しか部屋の掃除ができる日がないのに、掃除をほったらかして
小さいビデオカメラをポケットに、ちょっと川まで行ってみた。
ざっと見渡したところ、水鳥がかたまっている様子はない。
最初にカルガモのつがいに出会う。
しばらく行くと、また別のつがい+1 がいた。
川岸の枯れ草の向うに見え隠れしていたのは、オオバンだった。
ああ嬉しい。今冬もオオバンがちゃんと来ていた。
セグロセキレイが岸の石垣から何か白いものをつまみ出して食べていた。
川の中程の、中州というにはあまりにも小さい草むらに、黒い小さな姿が。
カワガラスが尾を上下させていた。
この場所では、声を聞いたことはあるが姿は初めて見た。
水にすぐ潜ってしまうシルエット。カイツブリのようだ。
やはりよく水に潜る子。最初カワアイサの♀だと思っていたら、
キンクロハジロの♀のよう。
来た道を引き返して桜橋の方へ歩くと、対岸からウグイスの薮鳴きが聞こえ、
カワアイサの群れがいた。全部で5羽。羽づくろいに忙しそうだった。
年末で工事をしていないせいか、多くはないが水鳥たちがのんびりしている姿を見られて、
明るい気分で年を越せそうである。
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女性
職業:
金沢市在住の美術家
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