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見たこと、聞いたこと、感じたこと、考えたこと。
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Posted by Ru Na - 2016.05.10,Tue
5月8日、河口の森での探鳥会。
よく晴れ上がり、日差しが強すぎるくらい。
川にはまだキンクロハジロやホシハジロが少数残っている。

      

驚いたのは、こんな時期にヨシガモに会えたこと。

 

写真がみな白飛びするくらいの眩しい陽光。

 

こちらは♀。

 

♀タイプは3羽いたが、そのうち1羽は♂若かエクリプスのような気がした。
こぼれるような白い花をつけたニセアカシアが良い香りを放っている。

 

         

よく川べりに自生するニセアカシア。
外来種なので切った方がいいと言う人もいるが、島国日本の野山も
古来から色んな外来の生物が入って来て、日本の自然を作り上げている。
このニセアカシアの花は、いろんな野鳥のご馳走になっている。
「学者は色々言うが、自然の生態は人知を超えたところにある。
人間の浅知恵で自然にあれこれ手を入れても、結局また元に戻っている。」
という、ある人の言葉を思い出す。

林道に入ると、カワラヒワが柔らかな青葉を夢中になって食べていた。

  

ちょっとだけ姿を見せてくれたコサメビタキ。

  

海岸にはシロチドリがいた。
 
  

  

お腹に緑陰が映って、まるで黄色い鳥に見えるヒヨドリ。

  

黄色と白の二色の花が同時に咲くので、その名が付いたキンギンボク。

   

探鳥会前後に色んな鳥が見られることも多い。
この日も解散後、水浴びするキジバトやマミチャジナイなどに会った。

 

まだ識別できていないヒタキの幼鳥のような小鳥、アカハラ、
そして一瞬だけれど、サンコウチョウの全身が見られた。







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Posted by Ru Na - 2016.04.18,Mon
熊本を襲った大地震。14日夜9時台の大きな地震には、
初め気が付かなかった。
その後、続々と入ってくる被害状況と続く大きな余震のニュース。
14日の前震の後、更に大きな揺れの本震が翌日の深夜に起こった。
親戚が住む所は今のところ大きな被害はないが、
震源地を変えたしつこい余震が続いている。気が気ではない。

16日の朝、気を揉んでばかりでも仕方がないと、
中流域鳥調査に出かけた。初夏のような暑い日になった。
ソメイヨシノは散り、さすがに冬の水鳥は少なくなった。
まだ少数残っているコガモ。

 

カワセミ、ずい分水深の浅い所に飛び込んでいた。

 

枝垂桜が見ごろ。

     

クルミやタンポポ、ヒメオドリコソウの花に、春爛漫を感じる。



               

コムクドリを初認。

 

イカルチドリも繁殖の準備。(地味な色ですが2羽います。)

  
キジもすっかりきれいな繁殖羽になって、畑から出てきた。
近くに抱卵中の巣があるのかもしれない。

  

ぐんぐん上昇する気温。上着を脱いで、いつもよりスローペースで歩いた。

      

  



  




Posted by Ru Na - 2016.03.20,Sun
3月19日の中流域鳥調査では、霧の様な細かい雨が降り続いた。
霧雨よりは雨粒は少し大き目。さほど風も無いのに傘を差していても
まるで四方からミストを吹き付けられているみたいに、
カメラにすぐ水滴が付くので、カメラがなかなか取り出せず、
モニターが双眼鏡代わりの私には、見つけた鳥をズームで見られない場面が
多かったのが残念。
それでも、この冬なかなか会えなかったタシギが見られた。

  

  

地面に降りているホオジロは、見つけるのがたいへん。

  

こちらも保護色、イカルチドリ。一寸目を離すと、すぐ見失う。

   

冷たい雨を橋の下でしのいでいるイソヒヨ君。

   

最近また♂が減って、♀ばかりがが目立っているカワアイサ。

   

              

調査コースの近くに住んでいるメンバーのお宅で、
サギコロニーの情報交換や今後の調査のことなど話し合った後、
帰路もやはり雨の中。少し降り方が弱まった合間に、シメやシロハラを撮影。

  

  

コサギも川辺に出てきてくれた。

   

桜の幹をつつくのが好きなオナガたち。
樹皮の中に美味しいものが潜んでいるらしい。

   

そろそろ夏羽に換羽なのか、ユリカモメの顔が黒くなりかけていた。

   









Posted by Ru Na - 2016.03.14,Mon
3月13日、河口の森で探鳥会が行われた。
よく晴れて春めいた日差しに川面はきらきらしているが、風は冷たい。
行く途中で出会ったカワアイサの♀。♂は最近少なくなってきた。

 

行く先々にモズがいた。タチヤナギに新芽が出始めている。

  

河岸の藪ではウグイスが地鳴き。もうじき美声が聞ける?

  

さえずるホオジロ。春を感じさせる。

  

繁殖羽で頭が白くなったカワウたち。

 

探鳥会のこの日のトピックその1。ハチジョウツグミ。







その2。水浴びするミヤマホオジロ。



その3。沖合いの水鳥。何しろ遠いので、フィールドスコープでも識別が難しい。
アビかオオハムかで論争が起こる。

 

「お腹に白い部分があったら○○・・・。」
「喉元は・・? よく見えないよ。」 

オオハムとシロエリオオハム、ということに落着。
海で泳ぐカルガモもいた!
解散後、森の一箇所に粘ってヒレンジャクを観察し続ける会員もいた。
1時間見ていたら、行動パターンが見えてきたという。脱帽。

  

オオジュリンも、ちょうど群で移動中のようだった。

 


  








Posted by Ru Na - 2016.02.21,Sun
20日、中流域鳥調査。
朝早いうちは風はわりと冷たかったが、まだ明るかったのだが、
冬ももう残り僅かという気配を混じえて、空気は次第にかすみ
細かい雨が降り始めた。黄砂も来ているらしい。
朝のホシハジロ。

 

 

先日から土砂を取り除く河道の掘削工事をしていたので、
下流の方の細い中州や水際の草木がすっかり無くなった。
雪見橋下流に僅かに残るのみの草地を、少ない水鳥が
拠り所にしている。

    

  

河岸の緑地公園でも鳥は減少している。
それでも、ミヤマホオジロに久しぶりに会うことが出来た。

 

上流に行くにつれ、河川敷の草木が増えるが、
ここも時々木の間伐をしているので、何だかスカスカしている。
藪の中にいたキジ。何故か赤い肉垂が無く、黒い顔をしていた。

  

他の場所にいた別の1羽。普通はこんな顔。

 

小止みなく降り続く雨に、カメラでの撮影がなかなか出来ない。
アトリの小群がいた。
   

雨の中のキジバト。

  

遊歩道端で採餌するイカルたち。

 

 

まだ細雨降り続く帰り道、カワアイサ♀が石の上で羽づくろいしていた。

  

  

この子にもまた会えた。

 

おそらく、工事のせいで下流域の隠れ場所が居づらくなったから、
ここまで上がって来たのだろうが、
早々と新聞に投稿されたり、カメラマンや見物人に取り囲まれて、
何だか可哀想である。




Posted by Ru Na - 2016.01.19,Tue
17日は城の庭園での探鳥会があった。
いつもは雪に埋もれているのに、まるで太平洋側のような天気。
市内のもう一つの野鳥の団体も探鳥会をしていて、
時々グループが合流するものだから、
互いに顔見知りと挨拶したり情報交換したり、と
和気藹々と何だか楽しい雰囲気だった。

         

年頭にはあまり鳥がいなかった庭園も、カラ類の混群がいたり、
小鳥たちが活発に動き回っていた。

「君はいつからコゲラ?」シジュウカラがまるでコゲラのように
松の幹にしがみついて虫を食べていた。

  

久々に合ったヒガラ。ビデオからの切り出し画像なので
画質の粗さは御容赦のほどを。

   

曲水の植え込みに出入りしていた小さなミソサザイ。
やはり動画からの切り出しです。

   

お正月には何故か会えなかったカワラヒワ。
この子たちがいると、やっといつもの庭園が戻ってきたよう。

  

実はここの密かなアイドルになっている、アオサギ。

  

カワアイサがこの池に来るのは珍しい。
水に潜って、草の様な物を嘴にくっつけてきた。

  

午後は会場を変えて野鳥の会の新年会があった。
その後、今護岸の工事計画が立てられようとしているサギコロニーと
その周囲の、現在の護岸の様子をチェックしに行った。
サギの塒は年末に解散したが、ダイサギが1羽、中州の木にとまっていた。

 

連続する河川工事のせいで、以前はこの川の方々にいたマガモが、
今はここにしか集まらないようになっている。
この日はずい分と数が多い上に、更に新たな群が飛来して、
120羽ほどになった。

 

マガモを見ていたら、一旦下流の方へ飛んだダイサギが戻って来た。

ダイサギも人懐っこくて、私が川沿いの遊歩道を自転車で走りながら
途中で出会ったダイサギに挨拶すると、まるで先導するように、
飛び立って私の進行方向の先にとまって、振り返って私が横に来るのを待ち、
また飛び立って少し先にとまる、を繰り返す子が時々いる。
この若そうなダイサギも、丁度そんな感じで、私を仲間と思ってか、
何となく一緒に近くに居たそうな様子をしていた。
暗くなってきたのでもう帰らなければならない。
私は何度も何度も振り返り、ダイサギはいつまでもこちらを見つめていた。

河川工事で、鳥たちの居場所がますます狭められようとしている。
地球は人間が作ったものではなく、山も川も森も野も人のためだけに
存在しているわけではない。
それを人間の占有物のように考え、人さえよければと思う愚かさ。
保護活動に携わる者さえ、何の意地か足の引っ張り合いをすることもある。
やむにやまれぬ想いで、この子たちを何とか守りたい、
出来る限りの事をしたい、というのが私の望みなのだが。


 





Posted by Ru Na - 2016.01.17,Sun
1月16日の中流域鳥調査。
朝は陽が出て、このまま天気はもつと思われたのだが・・・。
小雨が時々粉雪状になり、寒い。
雨が降ると、カメラが取り出せない。風景が灰色がかってくる。
しかしまた冬らしい寒さが戻って来たせいか、
山からなかなか降りて来なかった小鳥たちも、思ったより多く
川辺の緑地で活動していた。

朝日を浴びるカワアイサ。

 

久しぶりに会ったコゲラ。

  

シメもイカルも今年初めて。

  

  

後姿もなかなか美しいイカル。

 

カシラダカやカワラヒワの群もいた。
しかし何といっても本日の圧巻は、100羽ほどのアトリの群。





去年はこんな大きな群に会えなかったので、
ぱらぱらと木立から木立に飛び回る群を、みんなうっとり見ていた。

 

やはりダイサギがいないと、川辺はさまにならない。

 

帰り、最近2羽から4羽に増えたホオジロガモを見て、また悩む。

 

♀タイプばかりだが、3羽は確実に♀。
もう1羽は、♂の若鳥? それとも♀の若?



  






Posted by Ru Na - 2016.01.12,Tue
11日は野鳥の会による全国一斉のガンカモ調査。
荒れた天気を心配していたが、小雨は降るもの風も無く
カウントしやすい日になった。
それにしても、今季雪らしい雪は降らず気温も高めなので、
調子が狂うような心許無いような。冬の鳥も少ない。
河川工事のせいで、だいたい川の環境が良くない。
数は減ったものの、律儀に群れているコガモたち。

 

色んな水鳥を探さないといけないくらいだが、
それでもまだ、少数ながら冬のメンバーがいてくれる。
1羽だけのホシハジロ。

  

ホオジロガモも、やっと2羽。

 

冬鳥ではないけれど、カイツブリ。

  

コサギに会うとホッとする。

 

やはり冬の川の主役、カワアイサ。

 

  

セグロカモメが堰の上で完全にくつろぎモード。

 

小さな友人、カワガラスのカワちゃん。 

 

 

「カワ、これから水にもぐるの。見ててね。」





  


Posted by Ru Na - 2015.12.21,Mon
12月19日午前、中流域鳥調査で冬枯れの河岸を歩く。

        

近頃ようやく、カワガラスの姿がよく見られるようになった。

 

木がかなり伐採されてから、河岸の藪や木立に鳥の数は少ないが、
この日は方々でシメが出没。



ちょうど陽が当たって、和美人シメの羽の色がいっそうきれい。



ベニマシコもカシラダカも出たが、あっという間に叢に飛び込んで
しっかり見られなかった。
上流の方にいた、カワアイサ・レディース。

 

日が出たり陰ったり、雲間の空がとても青い。

        

調査コースの終点、甌穴のある岩は、先日からの雨で増水した川面の
下に隠れていた。

 

翠に澄んだ水と飛沫の、絶えず変化する表情。









色彩が減った冬景色の中で、ひと際目を惹くカラスウリ。

     

河口の森の工事計画の話を、ひとしきりしてから解散。
上流にいたカワアイサたちも下りて来ていた。
一見♀ばかり。♂のエクリプスが混じっているようだ。

 

実はお腹は淡いクリーム色。

 

             

             

緑地公園の芝の上で、何かいいもの見つけてゴキゲンなハシボソガラス。

    

 



Posted by Ru Na - 2015.12.20,Sun
河口の森の川の中州を塒にしているカワウたち。
秋から春にかけ、夕方の中州の木に70~80羽とまって、
「ブブブ・・・ブツブツ・・」と、まるで人が低い声で
おしゃべりしているみたいに鳴いている。
ひょうきんな顔で互いに何か話し合っているような様子は、
何だか呑気な感じで、表情豊か、短い尾をきゅっと持ち上げる
仕草などがとても可愛らしい。
何故かバードウォッチャーにはあまり注目されない鳥だが、
私には面白くて見飽きない鳥である。

早朝、遠征して元気に飛び回り、せわしなく水に降りたり潜ったり。
夕方戻って来ると、中州近くの水面で大行進することもある。

 

それから大きく飛びまわり、次々塒の木にとまるのだが、
先日見ていたら、1羽が枝まで飛んで来て着陸・・・のつもりが・・・
するっとそのまま下に滑って落ちた。水面近くの空中で体勢を立て直し、
大きく旋回して再び目指す枝へ。ところがまた足を滑らせ落下。
3度目の正直で、やっと枝にとまれた。
もしや足に何か問題でも・・・? と思ったが、
単にドジな子だったようだ。
カワウはどうやらヒレのある足で枝にとまるのが、実は苦手らしい。

無事木にとまったら、隣の仲間と何かやり取りしたり、
近くの枝を引っ張って遊んだりしている。

 

先日の探鳥会の前、口に大きくて平ったい白いものをくわえた1羽がいた。
何を食べているのだろう。

 

探鳥会の後、少し離れた場所に、この子がまだ口から白いものを出していた。
首を盛んに振ったり、げーげーと吐き出そうとしている。
ズームして見たら、大きなビニール袋だった。
上流の工事現場から流れて来たものかもしれない。
呑み込んだものが喉に引っ掛かり取れなくなっているようだった。
もう1羽が気遣わしげに側に居るのだが、どうすることも出来ない。

そのうち対岸の陸に上がって、首を思い切り左右に振ったり、

 

羽を広げてバタバタやってみるが、ビニールは引っ掛かったまま。

 

 

朝見たより、だいぶ口の外に出ているので、
ここまでは頑張って吐き出したようだ。

何とかしてやれないかしらと、対岸に行ってみようと思っていたら、
2羽はビニールを引っ掛けたまま、上流に飛び去った。

この2羽は、いつも一緒に行動しているのをよく見かける
同じ仲良しペアのような気がする。

 

 

去年の夏の朝、まだ幼鳥の2羽だけが中州の木に残っていた。
好奇心旺盛そうな1羽が、くわえた木の枝で色んな遊びを考案中。
「ほら、こんなふうにすると面白いでしょ。」「ふーん、そう?」
といった会話が聞こえてきそうな情景を見た。
野鳥の個体識別は難しいが、何故かこの2羽が成長したあの子たちの
ような気が私にはして、いっそう胸が痛んだ。

その後何とか無事にビニール袋を吐き出せていたらいいのだが。




Posted by Ru Na - 2015.12.17,Thu
知らないうちに大規模な工事計画が立てられていた河口の森。

 

右岸(写真手前)の堤防から150mの川幅を確保するため、森の川側を
削ろうという計画で、中州も除去の対象になっている。

かって右岸側は木が生い茂り、木々の間から川面が垣間見える素敵な場所だった。
川幅を広げた結果、右岸の木は無くなり、元の河岸の一部だった中州が残された。

 

この中州は今や水鳥たちの大切な拠り所で、色んな鳥の営巣も見られる。
それに、カワウの塒にもなっていて、夕方付近を散歩する人は、
その表情豊かな様子を楽しんでいる。

 

森は人工的に整備された公園だけれど、様々な植物が入り混じり、
川と河岸、草むらや木立、池と小川、それに海岸と、小さいながら
色んな地形や要素が、ここの生き物の種類の豊富さにつながっている。
野鳥や昆虫や亀やカニなど、それぞれにに棲みやすい場所があり、
バランスがとれた貴重な生態系を作り上げているのである。

探鳥会で見た晩秋の森の風景。



         



        



        

 

 

掘削予定範囲には、このササゴイの池と観察舎が含まれる。

 

          

秋の草刈後の池の眺め。日頃は葦などが生い茂り、
カワセミは常駐、移動中のオシドリがしばらく滞在したり、
ノスリやオオタカがやって来たり、クイナのような珍しい鳥が
出没して、バードウォッチャーを喜ばせもする。
この近くには、アオサギたちが営巣するクロマツの林もあり、
観察舎の側には、オオルリやキビタキがお気に入りの木もある。

掘削で無くなる予定の、河岸の遊歩道。右側はササゴイの池。

 

この道は雨が降った後など、足の踏み場も無いくらい
アカテガニやクロベンケイガニがぞろぞろ出てきて道を覆い、
そっと通ろうとすると、小さなハサミで一生懸命大きな人間を威嚇する。
左の河岸の藪は、アオジやウグイスの居場所。ベニマシコがいることもある。
オナガは群でここに降りて来て、道に落ちている木の実などをついばむ。
クロツグミやマミチャジナイが、とことこ走り、ムシクイ類がササゴイの池から
出てきたりもする。

 

春は花や若葉のいい香りがし、秋は落葉が降り敷く美しい小径である。
右手の森の縁は、ツグミやヒヨドリが集い、エナガの群が道をまたいで
河岸の藪にぱらぱら降りる。
河岸の木立にはルリビタキ、コルリ、ジョウビタキがとまったり
草にとまったオオジュリンが風に揺られていたり。
岸辺の草や木にオオバンやカンムリカイツブリが潜り込んでいたりする。

この場所を失ったら、一体かれらはどうすればいいのか?

  

この河岸をナワバリにしているモズ。
私が通ると、まるで挨拶するようによく出てきてくれる。






Posted by Ru Na - 2015.12.14,Mon
13日は久しぶりに河口の森での定例探鳥会に参加した。
薄陽射す朝の川には、もう数がだいぶ少なくなったコサギが1羽。

 

冬鳥カワアイサは少しづつ増えている。でもまだ♀の方が多い。

 

対岸から見た河口の森。
この森の川沿いの木を広範囲に伐採し、掘削で川幅を広げ、
コンクリートで岸を固めようという大規模な工事の計画が、
いつの間にか進められていた。

 

日本でも有数の探鳥地。アカテガニや多種の昆虫、植物。
渡り鳥の貴重な中継地のみならず、多様で豊富な自然の宝庫を、
“国土強靭化”の名の下、時代遅れの土建王国に逆戻りする政府の予算を、
これ幸いと県は、何のためらいもなく破壊しようとしている。
野鳥の会はこの工事に対して、自然の多様性への配慮の要望を
提出しているが、工事を強行しようという県の態度はあくまでも
頑なだと、直接折衝に行った会員が語っていた。

冬の重要なメンバー、キンクロハジロ。まだ数は少ない。
ラッコポーズで羽づくろいする子が必ずいる。

 

森の行く末を案じる大勢が集まった。

  

落葉した木、疎らに黄葉を残す木、常緑樹。紅葉の赤がひと際映える。

     

森の方々であったシメさん。

  

この日はヒヨドリがとても多くて、群で飛び回っては、
あちらこちらで可愛い声で騒いでいた。
小川での水浴びも、水にちょっと浸かっては、ふわっと飛び上がるを
交代で延々と繰り返していた。

 

海岸に出ると、遠くのテトラポットの上でクロサギが
羽づくろいした後大きなあくび。

 












Posted by Ru Na - 2015.11.22,Sun
先週は日にちを間違えたお陰で、思わぬ拾いものをしたような
個人探鳥会になったが、今度は正真正銘の調査日。
似たようなどんより天気だが、川原の人出は先週より多く水鳥は少ない。
石の上で羽づくろいするセグロカモメが1羽、目立っていた。

  

コサギは熱心に餌取り。

  

落葉がだいぶ進んでいる。



                

教えてもらわなかったら、多分見過ごしていただろうイカルチドリ。

  

カワラヒワの群に、ホオジロ♂が混じっている。(左下)

 

ツグミは3羽に増えていた。

 

調査コースの終点まで行って、皆が来た道を戻り始めた時、
藪に飛び込んだ小鳥1羽。
「そこにいるのは、だあれ?」と声をかけると、
出てきてくれたのはジョウビタキ♂。先週会ったのと同じ子らしい。

 

 

 

ひとしきり話をして別れを告げると、いつまでもこちらを見ていた。

鳥合わせをして、今問題になっている河口の森の工事計画への対処を
話し合って解散した後、帰り道にイソヒヨ子さんに会った。
寒そうに民家の屋根の上でじっとしている。

 

            

  

  

 




Posted by Ru Na - 2015.11.15,Sun
14日、朝一番でパリで起こった同時テロのショッキングなニュース。
複数のテロの現場となったパリの東11区辺り、バスチーユ地区は
私もかって、しばらく滞在した事がある界隈で、様々な人種が共存し、
新しい文化を生み出している活気に満ちた所である。
詳しい情報がまだ入って来ない焦燥感と共に、今日は中流域鳥調査日だと
久々の方面に出かけていった。
夏から秋にかけ、サギコロニーの観察と監視、それに展覧会準備などが
加わって、1日に2度出かけるのは時間的にも体力的にも無理。
探鳥会や鳥調査は長く御無沙汰していた。

まだ雨が残る道すがら、調査日は来週だったと気付いたが、
せっかくだから久しぶりに中流域の様子も見たいと、
そのまま一人探鳥会をすることにした。

川べりの緑地公園の木々の色が、季節は既に晩秋と語る。

 

      

工事で味気ない様になった川でも、水鳥たちが活動している。
色白のアオサギ。幼鳥ではないがとても若そう。

 

ヒヨドリたちが元気に騒いでいる。以前は多かったキジバトは少数。

   

我が友ダイサギの側には、今やすっかり冬の常連になったこの子たち。

        



         

さらに進み、今季初めて会う冬の鳥たちが次々と現れた。
ジョウビタキ、ツグミ、シメ。

 

 

 

 

再び雨が降り出した。
舞う様に餌取りをするコサギの側にもう少し居たかったのだが、
別れを告げて帰路についた。

 






 


Posted by Ru Na - 2015.06.14,Sun
河口の森での定例探鳥会。夏季は集合が朝6時である。
本当ならもっと爽やかな筈の季節と時間帯。
今日も気温がぐんぐん上昇し、30℃超えの日になった。

行きに出会ったカルガモ親子。

 

田ではチュウサギたちが採餌。

  

すっかり緑が濃くなった森で、鳥の姿を見つけるのは難しい。
さらに気候のせいか鳥は少な目だった。

  

落下したマユミの実が遊歩道に沢山散らばって、靴の底でパチパチとはぜた。

    

海岸の風景。

  
  

    

森の中はキンギンボクの赤い実がいっぱい。

    

いかにも美味しそうな赤さだけれど、毒があるので要注意。

  

山桜の実など方々を群で食べ回っているムクドリも近寄らなかった。

ますます濃くなる光と影が織り成す造形。

  

  

解散後、今年は何故か見つからなかったアオサギの巣をやっと発見。
巣立ったヒナが2羽、枝の伝い歩きをしていた。









  


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