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Posted by - 2024.04.19,Fri
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Posted by Ru Na - 2014.11.13,Thu
定例探鳥会とその前後に出会った鳥たち。

ルリビタキ♀   

カワセミはいつも大人気。

マユミの実とコゲラ。

久しぶりのミヤマホオジロ。

今年よく会うマミチャジナイ。

雨の中、合羽を着て帰りに立ち寄ったサギコロニーでは・・・・・。
この時期こんな時間には通常サギはいないのに、
珍しくゴイサギが木にとまっている。ゴイサギにしては大きくて色が濃いと、
近づいてみると・・・。



オオタカだった! 
コガモを狙って?これで木に隠れているつもりらしかった。
雨が次第に強くなる。コロニーの水辺ではカワウが一休み。

 

朝、探鳥会に急ぐ途中、河岸の草むらで気になる小鳥を見つけた。
遅刻常習犯がまた遅刻してしまう、などと思いつつ、
つい足を止め、しばし撮影。



ホオジロの仲間らしいが、見たことのない鳥。
白いアイリングのせいで、びっくりしたような顔をしている。



探鳥会の後、ベテランの方々に撮影したビデオを見てもらったが、
ビデオカメラの小さなモニターでは見づらい。
それでも図鑑と照らし合わせ、シラガホオジロかもしれない
ということになった。
改めて写真を会の掲示板に出したら、コホオアカでは?という返事が来た。
私も3種類の詳しい図鑑と照合してみて、なるほどと納得。
その後、ベテラン中のベテランによる、これはホオアカ、という判定。

シラガホオジロも、コホオアカも、ホオアカも
いずれも滅多に見られない鳥らしい。
私が図鑑をいくら見ても、どうもはっきり識別できない。
季節や年齢や♂♀の違いによって、同じ鳥でも羽の色などが変わるので、
ましてや日頃見ない鳥の識別は、何と難しいのだろう。









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Posted by Ru Na - 2014.11.10,Mon
11月9日、天気は下り坂。雨に向かうが予報では弱雨になっていたので、
合羽を持って自転車で定例探鳥会に出かけた。
先月は忙しくて行けなかったし、近頃サギコロニーを見に行くのは、
まだ渡らず残っているサギたちがコロニーに戻る日没頃。
久しぶりの朝の川は、雨の前に餌取りしようという鳥たちが、とても活発だった。

カワウは珍しく上流まで来て、群で活動していた。

   

2日前の日没後に渡ってきたばかりのカワアイサたち。

   

冬羽に換羽中の♂。長旅の疲れか、眠そうな目をしている。



こちらも最近戻って来たセグロカモメ。

 

サギコロニーの近くには、アオサギの幼鳥がいた。

 

森の対岸では、ホオジロに出会った。

 

河口の森はすっかり秋に染まって、繊細な色彩が絵心を誘う。

  

最近鳴き声は聞くのに、なかなか姿が見えなかったツグミにやっと出会えた。

         

森の植物は赤や黒の実をみのらせて、鳥たちにはご馳走満載の嬉しい季節。

    ヤマブドウ?
   アキグミの実を一つ食べてみたら甘かった。
   

 





Posted by Ru Na - 2014.09.23,Tue
この頃ずっと晴天続きで、夜昼の寒暖差が大きい。
20日の午前、中流域鳥調査はやはり青空の下。
出かけた時刻はまだ涼しかったものの、次第に暑くなった。
チーフをはじめ、主要メンバーが3人も来られなかった今回の
調査に、新たなメンバーが加わった。
暑さのせいか鳥は少ない。植物や昆虫なども丹念に見ながら
ゆっくり歩いた。

まぶしい日差しの川では、ダイサギやコサギが餌取り。
その白さが目にしみる。サギは本当に美しい。

 

 

ギボウシの実が赤くなっている。

  

ツリフネソウの花の色が鮮やかで、秋を感じさせた。

 

モズが方々で高鳴きしているが、姿がなかなか見えない。
ようやく対岸の梢に1羽発見。

 

彼岸花の赤が叢に急に現れ、ススキは穂を解きかけている。

 

 

崖の木の高みにとまるアオサギ。この前も同じ場所にいた。
お気に入りの場所らしい。そこから何が見えるのだろう。

 

カラムシの葉に、フクラスズメの幼虫。派手でポップな装い。

 

トケイソウの花には、蜂がもぐり込んでいた。

  

鳥が少ない、と思っていたら、最終地点でカワラヒワの
水浴びシーンがたっぷり見られた。メジロやシジュウカラ、
キセキレイやヒヨドリも加わって、にぎやかな入浴タイムだった。

 

行きに見かけたハシボソガラスの子に、帰りも出会った。
前々回に出会った、風切羽の一部が白いアルビノである。

 

この辺りでは結構人気者らしく、皆に可愛がられているせいか
あどけない顔で平気で側に寄ってくる。
よくパンなど貰っているらしいので、
試しに携帯食のグラノーラ・ビスケットを砕いてあげたら、
嬉しそうに、一度に上手に3つくわえ、別の場所に持って行き、
枯葉を被せて隠した。
そういう貯蔵場所を3箇所作った後、すぐさま順に
枯葉の下のビスケットを取り出して食べていた。

 

 

親に教えられたのか、本能なのか、まだこんなに幼いのに
食べ物の貯蔵の仕方を、ちゃんと学んで復習しているようだった。

 






Posted by Ru Na - 2014.09.15,Mon
14日は河口の森での定例探鳥会。3ヶ月ぶりに参加した。
日差しが強く、気温は上昇。
それでも光がつんと澄み、空気は青味を帯びている。

  
ひがな一日、川で餌取りをしているコサギが、朝の陽光に伸びをする。
強い光に、まるで白い羽が自ら発光しているみたい。

  

河口近くは低い地平が、空の青、水の青を、合わせ鏡にしている。

  

今日の探鳥会の参加者は37名。鳥見は初めてという短大生も数人、
皆はりきって説明した。

          

コゲラは人の近くでも平気で、幹を這う蔓をせわしなく上下して、
熱心に虫探し。

 

 

そろそろ渡っていなくなるコサメビタキにも出会った。

  

森の小道は影が濃く、地面にこぼれる光のメダイユが
かすかに揺れて、重なったり離れたり。

  

叢にはもう水引草が、赤い点を連ねていた。

 

 夢はいつも帰っていった / 山のふもとのさびしい村に
 水引草に風がたち / 草ひばりが歌いやまない昼下がりの林道に 
                          (立原道造)

解散後、梢で謎の小鳥を見つけた。何の幼鳥だろう。
顔はオオジュリンに似ているが。

 

 

ヒヨドリが小川の奥で水浴びをしていた。

   


 
 


Posted by Ru Na - 2014.07.20,Sun
7月19日、鳥調査には少し遅れてしまった。
暑さ続きのこの頃、出かけるのは大抵夕方なので、
久しぶりの午前の強い日差しが、じりじりと焼け付くよう。
緑地公園の芝に、ハシボソが口を開けたまま転がっていた。
いかにも暑そう。ちっとも動かないので、よもや、と思ったが、
帰りにはいなかったので、ただ休んでいただけなのだろう。

橋の上でメンバーに追いつき、イカルチドリを見る。
釣り人にいつもの場所を占領されて、工事現場の水溜りの側にいた。

  

暑いので鳥たちはどこかに潜り込んでいる。
遊歩道脇のクルミの木に、カブトムシがいた。

  

皆大喜びで足を止めると、同じ木に大スズメバチ、コガネムシ。

  

クワガタまでいた!



            
道の前方を、キジの子供が横切って行った。

  

合歓の花が光に透ける。

  

空には入道雲。     
アオサギがいる場所が、一番涼しそうだった。

  

解散後の帰り道、梢で鳴き続けるヒヨドリ。

 

何かくわえたまま、ずっと悲しげに鳴いている。
せっかく見つけた食べ物を、ヒナにあげたいのにヒナが迷子になっているのか。
5分ほど見ていたら、やっと飛んで行った。ヒナを見つけたのだろうか?

緑地公園に、ぴょんと跳んで来た見慣れぬ鳥。
よく見ると、部分白化のハシボソガラスだった。しかも幼鳥。

 

こんなに白いと目立ちすぎて、これから生きていくには大変だろう。
そんなこと意に介さぬ様子で、草をつついたり楽しげに遊んでいた。

 

近くにいた親鳥は、この子が可愛くってしかたがない様子だった。

 

 







Posted by Ru Na - 2014.06.23,Mon
6月21日は夏至の日。一年のうち最も昼が長く、この日を境にまた日が短くなってゆく。
古代から人類も(他の動植物はもっと敏感だろう。)、これを特別な事と捉えてきたようだ。
日本より緯度が高いヨーロッパは、この時期いつまでも明るく、
留学で6月末にフランスに渡った時、最初に驚いたのは

夜10時になってもまだ明るいパリの空だった。
イギリスの古代遺跡ストーンヘンジでは、夏至の夜に大勢の人が集まって
朝までドンちゃん騒ぎをするらしい。
コンサートや、怪しい草を売る屋台まで出る、と
以前イギリスの従妹が言っていたのを思い出しながら、
さて日本では、この日をとりたてて語る事もなく過ごしている。

その21日の中流域鳥調査。とても蒸し暑い日になった。
雪見橋下流の工事は大分進み、右岸から重機が消えた。



以前はゴイサギの採餌のメッカだった、消えた堰堤の跡地に、ゴイサギが1羽。

           


川沿いの緑地公園では、胡桃が実っていた。

 

ヤマボウシの白い花が景色をさらに明るくする。

 

カルガモが小さな流れで涼んでいた。

 

芝の上でうずくまっていたキジバト。どこか具合が悪いようである。

 

その後、飛んで近くの木に止まったので、飛ぶ事は出来るようだった。
調査コースの上流の方へ向かうと、対岸の高い崖の中ほどに
アオサギがとまっていた。

 

数が少なくなったイワツバメ。



ハルジオンの風に揺れる花邑が、暑さにへばり気味のメンバーに、
一服の涼を運んでくれた。

          

 

電線上で羽づくろいするセグロセキレイの幼鳥。





帰り、緑地公園の中を通る。
この黄色い花の名を、私はまだ知らない。
以前、ヒヨドリが種を運んできたのか、庭にひとつだけ
花咲いた事があったが、翌年には消えた。

 

梅雨の季節を清々しくするアジサイの色。

 

その風景を楽しんでいたら、草むらからキジの夫婦が走り出で、





すぐに遊歩道の向こうの叢に隠れた。


 



Posted by Ru Na - 2014.06.10,Tue
今月から夏季の定例探鳥会は朝6時集合である。
早朝のサギたちの様子も見たいし、早めに家を出た。
早目と言っても、とっくに日の出時刻を過ぎていたが、
曇り空のどんよりした暗さ。朝の涼しさが重宝で、散歩の人出も多い。
川沿いの遊歩道で、キジも1羽、セグロセキレイと共に散歩していた。

 

サギコロニーに寄って、サギたちの活発な姿を見、
この風景がすばらしいと話しかけてきた散歩のご夫婦に
いろいろ説明していたら遅くなってしまった。
途中の水田にはカルガモ。胸の色がマガモとの交雑種に見える。

 

探鳥会は五月の時に比べて鳥が少ない。
とりどりの植物を見て歩く。



           

まだ開かぬうちに虫に食べられたのか、穴が並ぶアートなクマザザの葉。

  

海岸ではハマヒルガオが花開き、チガヤが白い穂を風になびかせていた。

           

 

ホオジロがきれいな歌を聞かせてくれた。

 


鳥合わせをしているすぐ側の木に、コゲラがいた。



こんな近くに、と皆が見ている前で、するりと幹の穴に入ってしまった。
人がよく行き来するこんな場所に巣を作っているらしい。
今回は鳥の種類は少なかったものの(24種)、森の方々でムクドリが
大群で騒いでいた。巣立った若鳥も多いようだった。

 


木立で騒いでいたムクドリのお目当ては、山桜のサクランボ。

   

解散してから、今年は巣が少ないと気になっていたアオサギを見に。
木々の間からアオサギが巣をいくつも架けている松が見えた。

 

良かった。ちゃんと子育てをしていた。
少し大きくなったヒナがいる巣もあった。



帰り路、水田に餌取りをするチュウサギの姿。

 

サギのいる田園の眺めはすばらしい。日本の原風景であり、
その水田が農薬漬けではなく健康な田という証拠である。
この風景を守っていきたい。

サギコロニーにまた寄り道。

雨の心配をしていたのに、ぎらつく太陽にじりじり焼かれて、
あまり長くは居られなかった。



チュウサギの元気なおチビさんたち。


 




Posted by Ru Na - 2014.05.21,Wed
鳥調査コースの終点、貝殻橋下では、アオサギと共にゴイサギが餌取りをしていた。

 

毎年ゴイサギがずらりと並らぶ光景が夏の風物詩だった下流の堰が

工事で壊されてから、ゴイサギの餌取り場所は少なくなった。

 


タニウツギの可憐な花。

  

解散してから、ニセアカシアの木に囲まれた土手の下の小径を歩いていたら、
道に大きな水溜りができていた。

  

見ると、浅い水の中に無数のオタマジャクシが・・・! 

 

こんな所に卵を産むなんて・・一体どうなるかしら、と先に進むと、
また小さな水溜り。

  

まさかと思ったが、ここにもオタマジャクシが泳いでいた!
晴天の強い日差し。2日後には雨という予報だがそれまでもつだろうか。
水を足してあげたいが、道具を何も持っていない。
アレルギー性皮膚炎の持病持ちの私は、素手で水に手を突っ込むことも出来ない。

     

気になるが、家で待っている用事も気になる。そのまま帰った。

二日後、雨の予報が一日延びて快晴になった。落ち着かない。
出かける用事のある方向とは逆で、時間もあまりないが、とりあえず
金魚用の使い古した網と容器を持って、自転車で件の小径に向かう。
小さな水溜りは完全に干上がっていた・・・・。
大きい方は木陰のせいか、地面の窪みが幾分深いせいか、水がそんなに減っていない。
しかし、それだっていつまで保つか分からない。

 

かれ等にも、こんな場所に卵を産んだかれ等の親にも、
この大変な状況を理解せよというのは、どだい無理な話かもしれないが、
オタマジャクシたちは幸せそうに、丸い大きな頭を小石に寄せて尻尾を振ったり、
暢気に泳いでいる。
かれ等の平安をしばし乱すが、まずゴム手袋をして、
プラスチックの深皿にペットボトルの水を入れ、網ですくったオタマジャクシを
そちらに移す。一遍に20-30匹くらい網に入る。
深皿が満杯になったら、折りたたみ式の筆洗バケツに移し、
それがいっぱいになったら、しばらく歩いて、川岸の草むらの中の
ちょうど淵のようになっている水場に空けに行って、そこでまた水を汲んでくる。
そんなことを40分くらい繰り返した。

 

ニセアカシアの白い花が風に揺れ、作業している間、コムクドリが飛び回ったり、
前方の木の枝で、モズが巣立ちビナに食事させている様子だった。
ズームして見たい、撮影したいっ!と思えど手は離せない。
タイムリミット。1000匹ほど川に移動させたが、
水溜りのオタマジャクシは
あまり減っていないように見えた。
それでも、水が蒸発して水溜りが小さくなっても、ジャクシ口密度が薄まったことで
生き延びられる子が増える可能性はある。
川に移した子たちのどれだけかは、ゴイサギのお食事になるだろうが、
全滅だけは免れるだろう。と、次のスケジュールに大急ぎで自転車でダッシュ。
翌日の夜になって、待望の雨が降った。





Posted by Ru Na - 2014.05.19,Mon
5月17日の中流域鳥調査は、雨あがりの大気が澄みわたり、
全てのものの輪郭がくっきり、を通り越すほど強い太陽光線に、
ほとんど風景が白っぽく見えるくらいだった。

   

河川工事は続いている。一体いつになったら終わるのか。



yukimi橋から下流を望む。両岸がコンクリートだけになった川景も、
空が映ると幾分美しく見える。

  

草のない護岸を行き来するイソシギ。

 

工事区間を過ぎると、花盛りのニセアカシアが甘い香りを放っていた。

  

コムクドリ、ムクドリが花に群れ、木陰には可愛いヒヨドリが。

 

光と影がちらちら揺れる梢で、モズも盛んに鳴いていた。

 

公園の駐車場の車の屋根に、セグロセキレイの幼鳥がとまっていた。
車の中でお昼を食べているらしいおじさんは、当然気付いていない。
双眼鏡やカメラを持った一行がそちらをのぞいているので、何事かと
思ったかもしれない。
強い日差しに焼けた鉄板の上で、幼鳥はずい分長くじっとしているので、
皆が心配していると、そのうち親鳥が飛んできて、
子の口に餌を入れてまた飛び去った。

 

高架下のイワツバメの巣は、去年からスズメにかなり占拠されているが、
それでも今年もここで営巣を続けるイワツバメが、田んぼの畦で、
巣材の泥を集めていた。

  

イワツバメの巣をちゃっかり自分のものにしたスズメが、
かわいいヒナに給餌している。

 

去年はスズメとイワツバメの巣がエリアを分けていたが、
今年は混じり合ってうまく共存しているように見えた。











Posted by Ru Na - 2014.05.14,Wed
探鳥会が解散した後、森をもう一回りした。
春の渡りのこの時期、珍しい鳥の情報も多く、探鳥メンバーの居残り組も結構いた。
日差しが強く、気温も上昇して初夏の陽気。
葉邑に落ちる陽がまぶしすぎる。

 

                 
探鳥会ではチラリとしか見られなかったシロハラホオジロ。
また会えるかなと、道端でお昼を食べている居残りメンバーと話していたら、
目の前の木に誰か止まったので、ビデオでズーム。
当のシロハラホオジロ君だった!
そのうち地面に降りて草の実をついばみ始めた。

 



 

頭の白い線が特徴。

 

こんな顔。

 

 

何人もに囲まれても、一向平気で食事を続ける森のアイドル。
ベテランの話によると、いつもこんなふうに人を怖がらないらしい。
そのうち親子連れの行楽客が通りかかったので、
さすがに飛んで行ってしまった。

小道を歩いていると、小川にかかる橋の上で、他県から来たらしい3人が
撮影機材を横に置いて、皮肉っぽく話している。
「さっきアオバトを大勢がずい分熱心に見ていたけれど、
ここじゃアオバトが珍しいんですかね。どこそこには普通にいるのだけれど。」
珍しい鳥じゃなければ関心がないのかな。
話している彼らの足元、橋の下では、シジュウカラの子が水浴びし、
親鳥がその子の口に餌を入れる素敵な光景が展開していたのに、
全然気付いていない様子だった。

さて帰ろうと下る林道の前方に、カワラヒワがパラパラ降りてきて
食事を始めるものだから、先に進めない。

 

仕方がないので、近くにいた鳥見の男性とのんびり話しながら
カワラヒワの食事が終わるのを待っていたら、
虫捕りの子供たちが駆けて来て、カワラヒワは飛び去った。

さらに河岸の道でも、前方にマミチャジナイ。

 

  「これからごはんだから邪魔しないでね。」 

 

なかなか先に進めない嬉しい出会いが多い鳥見日和だった。







  
Posted by Ru Na - 2014.05.12,Mon
5月11日は森での定例探鳥会。
集合の前に一回りしたいと、いつもより早く家を出た。

巣ごもりのせいか、近頃めっきり姿をみなくなったカルガモが、
川のあちらこちらで朝日を浴びていた。
4羽並んでお食事中。

 

今度は3羽でぐるぐる回る。

 


快晴の日曜日。早朝から森に詰めているらしいバーダーが
相変わらずそこかしこに溢れている。珍しい鳥も増えているようだ。
この森は渡りの中継地になっていて、朝入った鳥が夕にはもう抜ける
ということもしばしばあるので、みんな鳥探しに必死である。
珍し系の鳥スポットから少し外れた林道に入ると、
アカハラちゃんがお出迎え。
先日から、同じツグミ科のマミチャジナイと仲良く採餌しているのに
よく出会った同じ子たちのようである。





まぶしいくらいの緑が茂った木々から、いろんな囀りが降ってくる。

     

キビタキ、ルリビタキ、サンコウチョウ、ムシクイ類・・・・。
ホオジロが美声を披露していた。

 

とある場所に差しかかった時、誰かがすぐ近くの梢にいるアオバトを見つけた。



桜の若葉とまったく同じ色をしている。
狭い林道にギャラリーはどんどん増えるが、アオバト君は意に介さない様子で、
熱心に桜桃の実を食べ続けていた。







 

アオバトの食事をゆっくり観察した後、コサメビタキにも出会った。

 

この日観察された鳥は、声のみで確認も含めて43種。
じっくり時間をかけて回り、リーダーの説明も丁寧で解かり易く、
愛鳥週間の充実した探鳥会だった。









Posted by Ru Na - 2014.04.29,Tue
大型連休の初めに城の庭園で行われる恒例の早朝探鳥会。
6時に集合し、新緑が柔らかな庭園を歩く。
今日は久しぶりの雨。といっても時々小雨が顔に当たる程度で、
ほとんど傘は必要なかった。

   

早朝の庭園はひと気も少なく、水気をたっぷり含んだ空気に
木々の淡い緑が滲み、苔が冴え冴えとしていた。

  

葉が空を覆い始めた木立に、美しい囀りが響き渡る。
夏鳥キビタキが春を謳歌しているのだ。



花見の頃に比べて、急に彩りが増えた庭園の随所に、
八重桜、菊桜がこぼれるように咲いていた。

  

                                                      

 

愛想良さすぎるキジバトのカップル。

 

 

                
 
 シジュウカラは庭園の至る所で、人をまったく気にせず活動していた。

 

カワラヒワは巣材集めに大忙し。くわえているのは、樹木に巻いてあったらしい
ビニール紐がばらばらになったもの。

   

セグロセキレイの愛くるしい幼鳥もいた。

 

散りゆく花と咲き初めた花たち。

 

              






 
 
 
Posted by Ru Na - 2014.04.21,Mon
4月19日は中流域鳥調査の日。快晴で光は強いが風はとても冷たい。
だいぶ水が引き草が茂りだした岸辺で、アオサギが機嫌良さそうにしている。

 

冬の水鳥コガモは、さすがに少なくなった。

   

工事区間の川沿いの道の脇に目を転ずれば、緑地公園には芽吹き始めた木々の
柔らかな緑。草むらの小さな花。春の色彩がどんどん増えていく。



              

芝の上にカワラヒワ。

 

ヒヨドリが名残の桜を熱心につついていた。

 

白い雪柳と今が満開のしだれ桜の見事な対比。

  

2本のしだれ桜が薄紅色の大伽藍を作って、
その下に立つと、息が詰りそうなくらい花を連ねた枝が風に揺れて、
天蓋から降り注ぐ花の雨、雨。

 

工事区間を過ぎた所でカワセミに出会う。



更に上流の橋の下にキセキレイがいた。



工事区間より上流の、色んな植物が自生するこの地区も、
いつ手を付けられるか分からないが、
今、春たけなわのハコベやヒメオドリコソウが、爛漫に咲き乱れ、



            

ちいさな生命たちが、この輝く季節を満喫している。

  

草むらから1羽のキジが歩み出で、夏羽の絢爛な色彩を誇っていた。

  

  


 
  
  
  
Posted by Ru Na - 2014.04.14,Mon
4月13日の定例探鳥会。朝の空気はまだ冷たい。
河口近くにキンクロハジロやホシハジロなど、冬の水鳥が
宝石をちりばめたように碧の水面に広がっていた

  

ヨシガモの頭の緑色も日を受けて輝く。



何を食べているの?ビニールなど変なものを食べないでね。



すっかり夏羽のカンムリカイツブリ。

 

橋のたもとの側溝を、出たり入ったりしていたジョウビタキ♀。





例によって、あちらこちらで引っ掛かるものだから、
ササゴイの池でやっと皆に追いついた。
お馴染みのカワセミ。まだ若くてちょっとスリムすぎる。

 

この日のメインは、何と言ってもレンジャク。
ずいぶん長逗留している。この森がとても気に入ったらしい。
ヒレンジャクの群に混じるキレンジャクを、やっとはっきり見る事ができた。



尾の先が黄色いのがキレンジャク。



 

こちらはヒレンジャク。



群でキヅタの実を食べている中に、仲良しカップルがいて、
♂が♀に虫をプレゼントしていた。

さて帰ろうとしたら、前方の木の枝にキジバトのカップルが。

 

1羽が1羽に優しく羽づくろいしたり、とても仲睦まじそう。
私の目の前で二人(二鳥)の世界に浸りきっているものだから、
邪魔しそうで前に進もうにも進めない。困った・・・・。



忍び足で、そおっと、そおっと、かれらの側を何とか通り抜けた。
ハナダイコンも花ざかり。森の鳥たちも恋の花ざかりである。

     
 
 
 
 
 
 
 
Posted by Ru Na - 2014.03.15,Sat
朝薄っすらと積もった雪の上に、さらに舞い降りる雪片。
こんな予報ではなかったのに。中流域の鳥調査はまた雪降る寒い日となった。

    

堰堤を壊してなだらかな段差にする河川工事は大分進んでいる。

    

対岸の川底は終了したようだが、護岸だけになった岸辺には
自然の草木が皆無になった。
工事区間を過ぎると、この雪の中、ぽつぽつ鳥が増えてゆく。

寒くっても平気、としきりに水に潜るカワアイサ。

  

モズのお嬢さん、目がとても大きくなっている。何を見ているの?

  

しだいに空が晴れて、淡雪も消えていった。
鳥調査に始めて参加した会員も2人。いつもよりゆっくりペースで歩いた。

  

              椿の赤い花が彩りを添える。

           

先月に続きイカルの群。しばらくあまり見かけなかったカワラヒワも群でいた。

  

 

イソヒヨドリが橋のたもとでしばらく何か思案している様子だった。

 

ノスリはいつもの場所にいたが、いつもより白っぽい。

  

もしかしたらいつもの子ではなく、大陸から渡って来たばかりの
子かもしれないと、話し合った。

 

セグロセキレイもイカルチドリも、つがいで飛び回りながら囀っていた。
もう恋の季節モードに入っているらしい。
ハシボソガラスは巣作りを始めていた。

  








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